小説 - 天野頌子作品一覧

  • 晴明の娘 白狐姫、京の闇を祓う
    NEW
    4.0
    時は平安。 安倍晴明の元に生まれた待望の娘である煌子は、祖母譲りの狐耳と尻尾を持つ妖狐であった。家族の愛を一身に受け、好奇心旺盛でおてんばに育った煌子は、気付けば様々な騒動の渦中に。 男装して陰陽寮を見学したり、鞍馬の大天狗に求婚されたり、五節の舞姫に選出されたり。 騒動のかたわら式神を増やし、困難を乗り越え、やがて無比の美貌と妖力を持つ「白狐姫」として都にその名を知られるようになるが!?
  • 警視庁幽霊係
    4.0
    「あなたは亡くなられたんです」――“特殊捜査室”所属の柏木雅彦警部補はストレスで痛む胃を押さえながら告げた。大企業の前会長未亡人殺人事件の被害者、つまり“死者”に事情聴取をしているのだ。すると、彼女が犯人に心あたりがあると証言、緊張が走るが……。難航する捜査に自称「柏木の守護天使」結花も大活躍! 天野頌子デビュー作、待望の電子化!
  • おくりびとは名探偵~元祖まごころ葬儀社 事件ファイル~
    4.0
    渋井和馬は売れないミステリー作家。実家の葬儀社のアルバイトで食いつなぐ日々だ。そんなある日、葬儀場のトイレで「お母さんを殺してしまった」という何者かの独り言を聞いてしまう。その日は、地元きっての資産家で、ドケチで有名だった女性の通夜の予定だった。三人の息子の誰かによる殺人!? 和馬は、涙もろい僧侶の翠芳とともに真相解明に乗り出してゆく!
  • 四十九夜のキセキ
    3.5
    「同じ本だ」。吉祥寺の図書館で働く里帆は、ブックカフェで素敵な声の男性からささやかれる。偶然、二人は同じ翻訳小説を手にしていたのだ。だが親しくなり始めてすぐ、彼がとんでもないことを言いだす――「僕、もう死んでるんです」。自分は幽霊で、一緒に漫画を描いていた親友に憑依しているというのだが……。不思議で切なくて温かい、期限つきの恋の物語。
  • タマの猫又相談所 花の道は嵐の道
    3.7
    ──うちの理生ときたら、高校生になったというのに、泣き虫で弱虫でこまったもんだ。やれやれ、おれがなんとかしてやるか──。 流されるままに花道部に入部し、因縁ののライバル茶道部との激しい部室争奪戦に巻き込まれてしまった理生を、じつは妖怪・猫又の飼い猫タマが陰から賢くサポート。
  • よろず占い処 陰陽屋へようこそ
    3.7
    王子稲荷ふもとの平和な商店街に、ある日現れたあやしい店「陰陽屋」。ホストあがりの毒舌ニセ青年陰陽師と、トボけたキツネ耳の中学生男子のコンビが、恋うらないから人捜しまで、お悩み解決いたします! ささくれ心も癒やされるほのぼのミステリ。

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