キャット・マーティン作品一覧

  • 熱き心は迷宮を照らし
    4.0
    田舎で暮らす姉がひそかに子供を産み、恥辱を苦にして川で心中した──子爵令嬢コリーはその知らせを聞いて耳を疑った。姉が我が子を道連れにするはずがない。都合が悪くなった相手の男にきっと殺されたのだ。そう考えたコリーが子供の父親を捜しはじめると、一人の怪しい人物が浮かび上がってきた。姉の隣人の領主、トレメイン伯爵。女性を虜にすると評判なうえ、前妻も同じ川で溺れ死んだのだという。コリーは伯爵の遠い親戚になりすまして荘厳な城に潜り込むことにした。悪魔のように魅力的な彼に心奪われるとは思わずに……。
  • 淡い夢のほとりで【mirabooks版】
    4.0
    囚われの少女の声なきメッセージ――真実を知る女と過去に囚われた男の危険な愛が幕を開ける。全米人気作家が描くロマンティック・サスペンス! 男に連れ去られる幼い少女――オータムは幾度も見る奇妙な夢に悩まされていた。不幸な夢が現実になったことのある彼女は、関連がありそうな少女失踪事件を調べ始める。すると、彼女が働くビルのオーナーで敏腕実業家ベンの娘が6年前に行方不明になっていた。オフィスを訪ねたオータムに興味を示したベンだったが、娘が生きていると告げた彼女を金目当ての詐欺師と決めつけ、怒りをあらわにし……。 *本書は、MIRA文庫から既に配信されている作品のmirabooks版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 淡い夢のほとりで
    3.0
    小学校教師のオータムは繰り返し見る奇妙な夢に悩まされていた。金髪の少女が男に連れ去られ、山の中で暮らしている夢だ。記憶を頼りに新聞を調べると、それが6年前に失踪したモリーという少女で、有名な実業家ベン・マッケンジーの娘であることがわかった。かつて夢に見たとおりの事故で友を亡くしたオータムはベンのもとに押しかけ、一刻も早くモリーの捜索を再開すべきだと主張する。だが、娘は何年も前に死んだと思い込んでいるベンは、オータムを金目当ての詐欺師と決めつけて……。全米で話題のロマンティック・サスペンス!
  • 海風の追憶
    3.3
    絞首刑を宣告された父親の命を救うため、グレースは秘密組織に金を払った。このことが明らかになれば、グレース自身が罪人となる。彼女は身を隠そうと、大叔母の家を目指して船旅に出た。一週間が経った夜、大型の帆船が近づいてきた。そして、イーサン・シャープ船長と名乗る男がグレースを呼び出した。憎悪と嫌悪に満ちた表情。これほど冷たい青い目も、たくましく引きしまった美しい体も、グレースは今まで見たことがなかった。「残念だが、あなたに選択の余地はない」男はグレースを抱えあげ、自分の船へと連れ去った。

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  • 永遠の旋律【mirabooks版】
    -
    5年前、嘘がふたりを引き裂いた――。悪意ある嘘で社交界を追われた令嬢と心に傷を負った公爵……ねじれた恋の行方は。19世紀社交界、波瀾の恋絵巻! シェフィールド公爵ラファエルはある舞踏会で思いがけない再会を果たす。ダニエル――5年前、彼と婚約していながら他の男とベッドをともにし、英国社交界を追われた罪深い女。今なお身の潔白を主張するダニエルを一蹴したラファエルだったが、改めて探偵に調査させたところ、すべては仕組まれた嘘で彼女の言葉が真実だったとわかる。アメリカへ渡ったダニエルを、ラファエルは固い決意を胸に追いかけるが……。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永遠の旋律
    4.3
    ある舞踏会で、シェフィールド公爵ラファエル・ソーンダースは思いがけない再会を果たした。ダニエル・デュバル――5年前、ラファエルと婚約中の身でありながら他の男とベッドをともにし、社交界を締めだされた罪深き女性。怒りを再燃させるラファエルに対して、ダニエルは身の潔白を主張しつづけた。だが調査によって無実が証明されたのは、彼女が新たな婚約者の待つアメリカへと旅立ったあとだった。この思いに決着をつけなければ、一生後悔することになる……。ラファエルは揺るぎない決意を胸に、ダニエルを捜す旅に出た。
  • 清き心は愛をつらぬき
    -
    自立心旺盛な男爵家の令嬢リンゼイは新聞社で編集者として働いている。だがバイキングの末裔だという同僚ソルは、女は男に守られるものと信じる堅物で、二人はことあるごとに衝突していた。ある日リンゼイの弟が殺人の容疑をかけられ、彼女は調査のために舞踏会に潜入した。するとそこへ、見たこともないほどハンサムな男性が現れた。ソルだ! 戦士のように鍛えられた体は優美な夜会服に包まれ、顔には思いがけず気遣わしげな表情が浮かんでいる。そのときリンゼイは気づいた。考え方も住む世界も違う男に、惹かれている自分に。
  • 気高き心は海を越えて
    4.0
    サーカスを訪れた伯爵令嬢クリスタは、裸同然で見せ物にされている男性を見つける。鎖につながれ、長身のたくましい体を傷つけられた彼にクリスタは同情するが、彼はぶしつけに彼女を眺め回すと、すたれたはずの古ノルド語で欲望をあからさまに口にした。偶然にも学者の父からその言語を学んでいたクリスタが言い返したとたん、彼は助けを求めてきた。彼――リーフは航海中に遭難したバイキングで、言葉も通じず囚われているという。クリスタは父とともにすぐさまリーフを救い出す。やがて彼は驚くほど優雅な紳士に変身して……。
  • 花嫁の首飾り
    3.3
    遠い昔、ある貴族が贅を尽くした首飾りを婚約者の令嬢に贈った。愛しあう二人は結婚式を目前に非業の死を遂げ、花嫁の遺恨をまとった首飾りの伝説は数世紀にわたり人々を畏怖させた。それを手にした悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという。そして今トーリィは、その美しい秘宝を盗み出そうとしていた――誰よりも大切な妹を男爵の魔手から守るために。19世紀初頭の英国で花開く豪華絢爛なリージェンシー・ロマンス。

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  • 緑の瞳に炎は宿り
    -
    没落寸前の公爵家を救うための政略結婚。すべてうまくおさまるはずだった、あの日、真実の愛に出会うまでは……。19世紀イギリスを舞台に贈るドラマティック・ロマンス。 早くに両親を亡くし、貧乏暮らしをしていたリリーは、6年前、裕福な親戚に引き取られた。ある日、いとこの縁談のため相手方の公爵邸へ向かっていた彼女は、道中で追いはぎに襲われてしまう。リリーを救ったのは、地上に降りた天使のような端麗さと優しさを兼ね備えた公爵家長男のロイヤルだった。お互いの立場を知りながらも強く惹かれあうふたりだったが、彼にはリリーを選べない理由があり……。

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