上村一夫 - 完結作品一覧

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  • 愛蔵版 同棲時代 1
    完結
    -
    ―――もし愛が美しいものなら、それは男と女か犯す過ちの美しさに他ならない。今日子21歳、次郎23歳、巡る季節とともに移ろい行く愛の行方。歌に映画に一世を風靡した、上村一夫の代表作、単行本未収録の7話分を追加した愛蔵版シリーズ第一弾。収録作「今日子の次郎」ほか「性電車」「喧嘩しぐれ」「春海奇行」「水中花」「蝶々行進曲」「ああ球根」「青い鳥」「記念日」「モナ・リザの微笑」「落花抄」「陸橋」「白い時間」「葬式出演料」「小さな指輪」「緑の季節」「朝顔のこと」「ふしぎな女」「甘い夜」「流行性感賞」「詩人の肖像」「月見草情死行」「帰郷」「風立ちぬ」「海辺の日記」「鈴虫夫人」「花のノクターン」「酔いしれて」「夢について――」「花梨怨歌」「秋風愁雨」「風落ちて曇り立ちけり星月夜」「赤い秋」「冬の旅」「母と子の鎮魂歌」「奇妙な酒宴」「広場」「降誕祭の贈り物」ぼ全38話を収録。
  • 悪魔のようなあいつ上
    完結
    5.0
    可門良、27歳。元バンド・ボーイ。女を狂わせる妖しい魅力を持つ男…。元競輪選手で、足の不自由な街のゴロツキ、八村。元会社員でバーのマスターをしている野々村。三億円事件の追及に異常な執念を燃やす刑事の白戸。この三人が絡み合い、三億円強奪事件の時効までの日を数えながら、物語は展開して行く…。大型ピカレスク・ロマン!!収録作「春の雪」ほか「錆びた海」「狂い咲き」「4月馬鹿」「重荷」「反逆のブルース」「傷」「日蝕幻想」「男3人」「静かな日々」「乱れる」「もう一人の女」の全12話を収録。
  • 一葉裏日誌
    完結
    -
    全1巻330円 (税込)
    「たとえ地獄に堕ちようとも、一本の筆さえあれば、閻魔大王を楽しませるぐらいの小説を書く自信を私はもっている。」「御仏を喜ばせず、地獄の亡者どもが群がり読む小説こそを、私は書いてみたい。」女流作家・樋口一葉の日常を綴った表題作『一葉裏日誌』と『うたまる』を収録した上村一夫珠玉の一冊。
  • 凍鶴 (上)
    完結
    -
    全2巻330円 (税込)
    30円で「松乃家」に売られてきた十三歳のつる。“仕込っ子(芸者見習い)”として、朝は掃除、洗濯、使い走りに追われ、夜は姐さん芸者のあとを三味線を運んだり、泊まるときの着替えを届けたりしながら一人前の芸者をめざす。
  • 怨獄紅 上巻 1
    完結
    -
    肉欲奴隷少女の復讐の炎、呪殺の願かけに励む女の過去、我が子の首を刎ねた母の狂乱……目をそむけてはいけない。ここに描かれているのは人間の本性そのものなのだから。
  • 関東平野 (1)
    完結
    -
    全4巻330円 (税込)
    まっ青な海、どこまでも続く地平線、陽光にうねる豊かな稲穂…。昭和20年8月15日、敗戦の日、関東平野の片隅、千葉県匝瑳郡の田園地帯で少年・金太の青春がはじまった。上村一夫が、自らの半生をモデルに描く感動の自伝的戦後史。
  • 菊坂ホテル
    完結
    -
    全1巻330円 (税込)
    美人画で有名な画家・竹久夢二や文豪・谷崎潤一郎が滞在した菊坂ホテルを舞台に、そのホテルの娘である八重子(やえこ)の目を通して、時代を代表する文化人達の人間模様を描いた大正浪漫劇画。彦乃(ひこの)との恋を彼女の父親に引き裂かれた竹久夢二は、息子・不二彦(ふじひこ)を連れて菊坂ホテルに入居する。そしてある日、不二彦を可愛がるホテルの娘・八重子と出かけた夢二は、妖艶な美女・兼代(かねよ)と出会い……!?
  • 狂人関係1
    完結
    -
    浮世絵の巨人・葛飾北斎は、大きな屈託を胸に抱えていた。安藤広重ら新しい才能の登場に危機感を覚え、友人・滝沢馬琴の衰えに不安を感じ、焦燥に老いた身を灼かれながら画業に邁進し、引越しを繰り返す日々。その弟子・捨八は狩野派の絵師の倅でありながら枕絵師として頭角を現しつつあった。北斎の娘・お栄と、親思いの八百屋の娘・お七の二人はともに捨八に惚れているが……。北斎と捨八、ふたりの絵師の姿と江戸に生きる名も無き人々の人情を描いた時代ロマンの傑作。単行本未収録分を加え、完全リニューアル版(全3巻)第一弾!収録作「其ノ壱~参」ほか「其ノ四 寒椿」「其ノ五 お七 七草」「其ノ六」「其ノ七 花だより」「其ノ八 母(前篇)」「其ノ九 母(後篇)」「其ノ十 お栄のこと」「其ノ十一 まどろみ」「其ノ十二 鎌鼬(かまいたち)」「其ノ十三 雛人形夢反故裏(ひなにんぎょうゆめのほごうら)」「其ノ十四 屁熊」を含む全14話を収録。
  • サチコの幸 (1)
    完結
    -
    全5巻330円 (税込)
    「こんな日は必ず忙しくなるんです。淋しさに耐えかねた男さん達が、肌恋しさにワンサカとやって来るものなのです。」新宿二丁目、廓に強く咲き誇る女、サチコ。娼婦の世界に生きる女たちを描いた上村一夫珠玉の傑作。
  • サチコの幸【分冊版】 1
    完結
    -
    戦火のなか、幼少時に両親と死別したサチコは自身の不遇や人の裏切りにも負けず、東京、新宿2丁目の売春宿で様々な男たちの娼婦として強く生き抜いてきた。来る日も来る日も、事情も性癖も様々な客を相手にするのが必然のサチコだったが、彼らに対し、時には恋人、時には姉、時には母親のように優しく接していた、彼女なりの幸せを夢見ながら……。昭和が生んだ天才漫画家にして絵師、上村一夫。氏の描く叙情的な世界観によりサチコというキャラクターが生み落とされ、当時の若者に熱狂的に迎えられた。代表作である『同棲時代』、『修羅雪姫』とともに当作品も映像化!!
  • 鹿の園
    完結
    -
    東旺映画で十年の助監督時代を過ごした、村瀬高之。やっと自分の書いたシナリオが認められ、監督として映画を任される事になった。その時に出会った美少女・綾小路若葉。その美しさもさることながら、彼女が自殺した大女優・梓ふみ子(綾小路扶美)の娘だと知り、絶大なチャンスが自分に向いてきたと確信する村瀬だった。しかし引退していた大御所監督・牧口健造が、若葉を使って映画を撮りたいと復帰してくる。折角の幸運を横取りされそうになった村瀬は…。ドロドロとした映画界の深層を描く長編!収録作「PART・I」「PART・II」「PART・III」「PART・IV」「PART・V」「最終章」を収録。
  • しなの川 第1巻
    完結
    -
    可憐な少女が目覚めて知る、淫蕩な血の宿命――!裕福な商家の一人娘・高野雪絵は十代半ばにして恋を重ねる。初恋相手の奉公人・竜吉を捨て、教師・沖島と駆け落ちをした雪絵は、やがて母の犯した罪を知り、抗うことのできぬ宿命を悟る。情欲の炎に燃えさかり、花から花へと舞う蝶のごとく、男たちを切り捨ててゆく女を待ち受けるものとは………!?収録作「序章」ほか「かんざし おくれ毛 白い足袋」「黒髪 えりあし すすり泣き」「くちづけ 囁き 花の影」「別れの時 出会いの時」「春の嵐」「血は花よりも赤い」「愛の暴力」「愛する理由 花咲く理由」の全9話を収録。
  • 昭和一代女
    完結
    5.0
    反骨の評論家と柳橋の名妓の間に生まれた美少女・鷹野翔子は、愛する母を特高警察に虐め殺されるという痛ましい経験を胸に激動の昭和を強く生きてゆく。「あしたのジョー」「巨人の星」等の大ヒット作で知られる梶原一騎と、「同棲時代」「修羅雪姫」等の名作を送り出した上村一夫が生涯でただ一度だけタッグを組んだ伝説の作品!!
  • 同棲時代 (1)
    完結
    -
    売れないイラストレーターの次郎と、小さな広告会社に勤める今日子は、デザイン学校の同級生。初めてデートをした夜から3日後、同じ屋根の下で暮らし始めた。毎日をのほほんと暮らす二人は、仕事も家庭も性も曖昧にしていられるのは同棲しかないと思っている。次郎23歳、今日子21歳――。このままでいいのだろうか…。
  • やっちゃれトマト (1)
    完結
    -
    全3巻330円 (税込)
    大友智子、16歳。通称「トマト」。両親を交通事故で立て続けに奪われ孤児となり、その後、親戚に預けられるも虐待に耐えかねて家出。以後、男に春を売り自立生活をはじめる。そんなトマトの夢は南の島で暮らすこと。だから、お金が欲しい。だから、トマトは春を売る。
  • やっちゃれトマト【分冊版】 1
    完結
    -
    大友智子・通称「トマト」。そんなトマトは売春で生活をしている…。この生活が始まった理由は両親を事故で失いその後、親戚の家に預けられるが虐待により家出しこの生活が始まった。そんなトマトのある日、冴えない男の相手をして「お小遣いちょうだい」と言うと、男は「売春をしているんじゃないだろうな!?」と脅しとも受け取れる事を言ってきた。そんなやり取りをしていると…突如部屋に胸を刺されたと言う男が入ってきて「警察を呼んで」という言葉に冴えない男は自分がこの場にいると出世に響く事を恐れ、トマトに大金を渡し「後始末は頼む」と去って行った。すると、刺されたと言って倒れていた男はスッと立ち上がり…。
  • ゆーとぴあ~銀座ミッドナイトストーリー 1
    完結
    -
    箱根・芦ノ湖の遊覧船に、一組の深刻なカップルが居た――。その女は芸妓・金太郎こと一条遥、二十歳。銀座のクラブ・ゆーとぴあのママに「磨けば光る」と言われた彼女は春爛漫の箱根山を捨て、恋も捨て、お水の世界に飛び込む!!
  • 60センチの女 (1)
    完結
    -
    全6巻330円 (税込)
    漫画家を志す貧乏青年の新沼健二は、ある日、窓を隔ててわずか60センチの隣アパートに引っ越してきた魅力的な女性に心を奪われる。だが、その素性は謎だらけ…。しかも彼女の奇妙な行動に翻弄されっ放しの毎日。彼女の正体とはいったい…!?
  • 60センチの女【分冊版】 1
    完結
    -
    漫画家になるために故郷の岩手から単身東京に出てきた健二は、ボロアパートで原稿と格闘する日々を暮らしていた。出版社に出向いては編集長に追い返され、ふてくされていたある日、奇妙な女と出会う。アパートを探しているという女に場所を教える健二。部屋に戻り窓を開けると、目の前にさっきの女がいた。女は今日この部屋に引っ越してきたという。健二の住むアパートと女のいるアパートの部屋は、わずか60センチほどで向かい合っているのだ。妙に人懐っこいその女と隣人同士の生活が始まるが、その日から不思議なことが身の回りに起こりはじめ……。奇才・上村一夫が描く、人情ファンタジーの傑作!

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