小島正樹作品一覧

  • 武家屋敷の殺人
    4.1
    孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。唯一の手がかりは、20年前の殺人と蘇るミイラについて書かれた異様な日記のみ。友人・那珂の助けを借りてついに家を突き止めるが、そこは江戸時代から存続するいわく付きの武家屋敷だった。そして新たな殺人が……。謎とトリック2倍増しミステリ!
  • 怨み籠の密室
    3.4
    大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。しかし、父が死に際の言葉を聞いて、病死した母は殺されたのではないかと思い、謂名村を訪れる。だが、待ち受けていたのは首吊り死体だった――。完全密室の謎を解いた果てに見えてくるのは、悲哀に満ちた家族の物語。探偵・海老原浩一シリーズ最新作!
  • 呪い殺しの村
    3.5
    東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。一方、「奇跡」と同時刻に、東京で不可解な連続殺人が発生。警視庁捜査一課の鴻上心が捜査にあたる。被害者には不亡村との繋がりがあった。海老原は鴻上とともに、怨念渦巻く村の歴史と謎の解明に挑むのだが……。
  • 祟り火の一族
    3.6
    殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。包帯男に語り聞かせる怪談に興味をもった劇団員の明爽子は、刑事の浜中と探偵の海老原を巻き込んで、捜査に乗り出した。舞台となった廃鉱山では、連続殺人が起きていたと判明。解き明かされる真実から、火に祟られた一族の宿命が浮かび上がる。ミステリー界の奇才が放つ現代版『犬神家』!
  • 扼殺のロンド
    3.7
    女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は生じるはずのない高山病で死んでいた。鍵のかけられた工場内、しかも扉の開かない事故車で見つかった二つの遺体。その後も男女の親族は一人、また一人と「密室」で不可解な死を遂げていく――。読み手を圧倒する謎の連打と、想像を絶するトリックに瞠目必至の長編ミステリー。
  • 仮面の復讐者 浜中刑事の逆転
    3.7
    監視カメラの網をくぐりぬける見えない殺人者! 人情派のミスター刑事・浜中康平が悲しき復讐者の仮面を剥がす! 会社社長が渋川市の自宅で殺害された。その右手の近くにはスペードのエースが置かれていた。事件を担当する捜査一課二係の浜中康平は麻薬取締官から被害者が麻薬取引にかかわっている可能性があり、半年前から自宅をカメラで監視していたとの情報を得る。カメラの映像を見せてもらう浜中達だが、そこには犯人と思しき人物は映ってはいなかった。 謎解きではビクともしない復讐者の仮面が、浜中のまっすぐな言葉と我が身を顧みない行動に少しずつ剥がれる兆しを見せる各場面は、本作でもとくに注目すべき読みどころであり、ある意味名探偵をも超越した救済者としての浜中を描き出すために絶大な効果を発揮しているのだ。(解説より:宇田川拓也【ときわ書房本店 文芸書・文庫担当】)

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  • 硝子の探偵と消えた白バイ
    5.0
    警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?
  • 愚者の決断 浜中刑事の杞憂
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    殺した者が殺される!? 容疑者には二重のアリバイが!? しかも浜中は恋を告白!? 浜中の周辺も慌ただしいシリーズ第四弾! 桐生市内の織物工場の社長が一億円の現金を強奪された。 しかし、奪われた現金は山中の祠に隠されていたが、火災によって焼失してしまった。 疑わしき人物は捜査線上にあがるが決定的な証拠はなく、事件は未解決のまま推移する。 およそ二年後、重要参考人と目された人物が殺害され、事件は再び動き出すことになる。 百白荘のゲストハウス、キューブハウスから施工業者が転落して死亡した。転落事故として処理されたが、翌年本館で設計者の首吊り死体が発見される。 五年後、キューブハウスには多くの客が集まっていた。その中には二件の未解決事件を解明する依頼をうけた蜘蛛手がはいっていた。 タイトルにある「エンデンジャード」とは英語で「危機に瀕した」という形容詞であり、一般的には「絶滅危惧種(Endangered Species)」として見かける単語である。なんとも皮肉な表現だが、その意図をぜひ確認いただきたい。危機から脱するにはひとりひとりの力が必要なのだ。(解説より:蔓葉信博)

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  • 十三回忌
    3.5
    資産家夫人の法要ごとに起こる娘殺し。一人は生きながら串刺しに、一人は首を持ち去られ、一人は唇を切り取られた。怪現象に手をこまねく警察を嘲笑うかのように、十三回忌でまたもや事件が起きた――。怒濤の「まさか!?」がクセになる、「やり過ぎミステリ」で人気急騰の著者のデビュー作!
  • 忍者大戦 赤ノ巻
    -
    柳生との孤独な戦いに挑む忍びが駆使する特殊な術とは?(殺人刀) 下忍ゆえ舐めさせられた屈辱……愛する女のため抜け忍となった男の運命は?(忍喰い) 伊賀の里を焼き尽くした信長への復讐に燃える、美しきくノ一の恐るべき策謀。(月に告げる) ほか、本格推理作家6人が贈る全編書下ろしの作品集。『黒ノ巻』に続く、謎に彩られたスーパー忍者活劇第2弾!
  • 浜中刑事の迷走と幸運
    3.3
    1巻1,650円 (税込)
    駐在所勤務を夢見、妄想を爆発させるミスター刑事・浜中康平とクールな相棒・夏木大介のコンビが迷走!? 「僕の妄想癖、どんどん進んでいるみたいです。どうしましょう、先輩」 「いずれ駐在所勤務になれば、治まるだろうさ」 鉄柵で囲まれたフリースクールで教師が殺害された。鉄格子の嵌まった狭い居室で学園を賛美する生徒たちに犯行は不可能。凶器は学園のはるか外にある街路樹の上方にささっていた。 群馬県警捜査一課の浜中と夏木は、事件のウラに学園の闇があると考えて捜査を開始する。

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  • 浜中刑事の妄想と檄運
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    あまりにも優しく、親切でバカ正直。でも運だけの刑事じゃない! 村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。彼は寒村の駐在所での平和な日々を妄想し、手柄をたてることを望まない。そんな浜中は容疑者の境遇に同情をし、その言葉を信じるとき、事件の小さな綻びに遭遇し、苦悩しながら事件を解決していく。

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  • ブラッド・ブレイン1 闇探偵の降臨
    3.0
    ある母娘を脅かす「悪魔の声」。その正体と目的は?警視庁捜査一課の刑事・百成完から相談を受けた「闇の探偵」月澤凌士は、たちどころにその謎を解き明かす。だが、それは複雑怪奇な連鎖殺人の序章でしかなかった。完璧なアリバイを支えるトリックと、犯罪の恐るべき全貌を月澤は見破れるか? そして月澤自身に隠された最凶の秘密とは? 本格ミステリー界を揺さぶる強烈な名探偵登場! シリーズ第1弾!!
  • モノクローム・レクイエム
    5.0
    ネット上で奇妙な体験談を買い取る「怪譚社掲示板」という掲示板がある。深夜、に住む女子大生が隣家の窓に戦時中の防空頭巾姿の人が火中で苦しむ姿を見た…。奇妙な出来事の背後には犯罪が隠れている。その謎を警視庁の特別捜査対策室・が解明する(「火中の亡霊」)。ほか、警視庁の特別捜査対策室五係と、「怪譚社」が絡む不思議な事件。全五話の本格ミステリ連作短篇。
  • 誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走
    3.3
    1巻1,650円 (税込)
    誘拐犯の要求は警察に電話をしろ!? 奇妙な要求に従ったミスター刑事・浜中康平とクールな相棒・夏木大介は誘拐された女の子を救うべく捜査を開始する。 5歳の女の子が自宅から誘拐された。犯人の要求は警察を家に呼べというものだった。指示に従い被害者宅に訪れた群馬県警刑事の浜中と夏木のもとに第二の要求が届く。それは城址公園駐車場の桜の木の近くを掘れというものだった 犯人の意図は? 浜中たちは無事女の子を救出できるのか。

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