高村透 - 電撃文庫作品一覧

  • あの、一緒に戦争しませんか?
    4.0
    全国高校戦争学大会に参加している、埼玉政府首相の三田村涼花(高校一年生)は、河川敷に迫撃砲を設置している部員たちに演説をはじめた。「こ、今回の作戦の目的は、その……東京の勢力圏を荒川から隅田川まで押しやることです。小さな戦いですが……それでも、わたしたちにとっては、きっと……」 興味のなさそうな顔でそっぽを向いている仲間たちを見て、涼花はやけっぱちになった様子で、妙なことを口走った。「べ、べつにいいんです。話を聞いてもらえないのは慣れています。お弁当だって、トイレで食べています。わたし、友達いないから」 そして涼花は大きく息を吸い込み、瞳に眩い光を耀わせた。「皆さん、戦争をはじめましょう」
  • クロバンス戦記 ブラッディ・ビスカラ
    -
    革命勢力「黄金の地平」の一員である少年ビスカラは、クロバンス王国を変えるために、命を省みず戦っていた。憧れの指導者ラスカリナ、頼りになる同胞ベルナレット、部下のトルエノ、キネット・キトル……多くの少女たちとともに。のちの歴史家は言う。「ビスカラは英雄だ」と。しかし、若きビスカラの前に広がっているのは、普通の人間では耐えられないような血塗られた道だった……。人生ってやつは――、なまやさしいものじゃない。
  • 理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!
    3.3
    「すげー美少女とラブコメしたいっ!」。 きっかけは、そんなバカな願望だった。僕はノートに、他人には決して見せられないマジ妄想物語を書きつづっていた。すると突然、部屋の中に嵐が巻き起こり、気がつくと、空き地だったはずの隣に家が建っているのだった……。呆然としていると、その家の窓がガラリと開き、絶世の美少女がこちらをじっと見つめてきて……。そう、このとき僕は確信した。 物語には魔法がある──。 どうしようもないポンコツな美少女をめぐる、愉快な少年少女たちのスラップスティック・コメディ!

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