学術・語学 - 平凡社作品一覧

  • 四書五経入門
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『書経』は歴史を、『易経』は予言の論理を、『礼記』は君臣・親子・男女のあり方を、『詩経』は文の風雅を、『論語』は人の上に立つ者の生き方を教える。中国ばかりでなく、日本人の心にも浸透し、長く倫理の規範であった四書五経入門。
  • レーニン・セレクション
    -
    レーニンの思想を俯瞰すべく、主な著作物から重要な箇所を選び抜いたレーニン選集。2024年はレーニン没後100年。
  • 列仙伝・神仙伝
    -
    中国仙人伝の双璧。前1~4世紀頃に成立。時間を超えて永遠の若さと生命を保ちつつ無限の自由を求める仙人、人類の根源的夢想の体現者の自由でユニークな姿を活写する。解説=井波律子
  • 風水 中国人のトポス
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 身体と宇宙のアナロジカルな対比、そして大地を一つの巨大な生命体とみなす風水の思想――トポス(場所)という視点から、中国人の精緻な世界観の深奥に迫る。解説=吉川忠夫
  • 墨子よみがえる
    3.5
    今こそ、墨子の思想が日本、そして世界を救うと確信する著者が熱く語る“墨子のすすめ”。巻末に中村哲氏との対談を収録。
  • 30周年版 ジェンダーと歴史学
    -
    「ジェンダー」を歴史学の批判的方法概念として初めて提起し、女性史に光をあて歴史記述に革命的転回を起こした名著の改訂新版。
  • 楽しい日本の恐竜案内
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本で発見された恐竜化石を訪ね、日本各地を旅しよう!  巨大な恐竜の全身骨格が発見され話題の北海道むかわ町から、新種が数多くみつかっている福井県勝山市、関東唯一の恐竜の里・群馬県神流町まで、5地域17種類の恐竜とゆかりの場所を徹底詳解する初めての一冊。
  • 昭和史 戦後篇 1945-1989
    4.4
    授業形式の語り下ろしで「わかりやすい通史」として絶賛を博した「昭和史」シリーズ完結篇。焼け跡からの復興、講和条約、高度経済成長、そしてバブル崩壊の予兆を詳細にたどる。世界的な金融危機で先の見えない混沌のなか、現代日本のルーツを知り、世界の中の日本の役割、そして明日を考えるために。毎日出版文化賞特別賞受賞。講演録「昭和天皇・マッカーサー会談秘話」を増補。
  • 人格障害の時代
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。
  • 沖縄歴史物語
    4.0
    沖縄学の父と呼ばれた伊波普猷が、敗戦後米軍施政下に転落した沖縄にあって、その一千年の苦難の歴史を描きあげ絶筆となった標題作をはじめ、伊波独自の沖縄歴史論を集める。
  • 儒教 ルサンチマンの宗教
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。天子にならんとする妄想と挫折。その怨恨が、ルサンチマンの宗教・儒教を生んだ。従来のイメージを覆す、衝撃の儒教論。
  • 悪のいきもの図鑑
    4.3
    仕事をサボった奴にはお仕置き! 豪邸を建てたご近所さんに嫉妬し破壊。オスの贈り物を値踏みするメスも。人間くさい悪い行動の数々を、笑えるイラストで紹介。
  • アゲハチョウの世界
    4.0
    1巻2,992円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 足で葉を叩くドラミングで、チョウは味見し、産卵できる植物かを見分ける――アゲハチョウ研究の最新の成果による解説と美しい写真から、分子生物学や種の多様性の最先端に迫る。 アゲハチョウを入り口に、最先端の成果による解説と、昆虫写真の第一人者による約150種のアゲハチョウの美しい写真によって、分子生物学や「種の多様性」への理解を深めていく。
  • アジアン・コモンズ
    4.0
    1巻2,992円 (税込)
    設計・教育・研究に活躍する女性建築家の最新著作。ソウル、台北、シンガポールなど、アジア主要国首都の集合住宅を紹介・分析する。
  • アニマル・スタディーズ 29の基本概念
    4.0
    「生政治」「倫理」「絶滅」「痛み」「ヴィーガン」など29のキー概念から、脱人間中心主義的思想の現在と未来を展望する必読基本書
  • 阿弥衆
    4.0
    時宗に関わり深い、毛坊主、鉦打、鉢叩、陣僧、同朋衆……、~阿弥と名のり、歴史の多領域で多様な役割を果たした彼らは何者か。
  • 雨森芳洲の朝鮮語教科書
    -
    対馬藩儒・雨森芳洲は、何を求め、どんな配慮をもって、朝鮮語通訳官養成テキストを作ったか。本文を子細に読み、その真意をさぐる。
  • アラビアの医術
    3.0
    エジプト、ペルシアの医薬知識にギリシア、インドの医学が合流し開花したアラビア医学。歴代の名医の逸話や治療法を紹介しつつ中世アラビア社会と文化を描く。解説=三木亘
  • ありてなければ 「無常」の日本精神史
    -
    「世の中は夢か現か現とも夢とも知らずありてなければ」(古今和歌集)。いま、たしかに「ある」が、それは同時に、いつか「なくなる」、あるいはもともとは「なかった」ーー。夢と現のあわいに生きる我々は、そのみずからの「はかなさ」にどう向き合い、超えていくのか。万葉から現代まで日本思想史を形成してきた無数の言葉を渉猟し、そこに通底する「はかなさ」をたどる。平凡社刊『「はかなさ」と日本人』に大幅加筆。
  • アルチュセール ある連結の哲学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 哲学者は何をどこまで思考したのか。歴史の構造ではなく"状況の理論"をこそ追求しつづけた曲折の全域を探査し、歴史の特異点に向けて、"はじまり"のために空虚をこじ開け、理論と実践、哲学と政治の連結と差異を消尽点にまで追いつめ、マルクス主義の境まで越えてなお、"現時点"に理論的に介入する、その思考の振舞いをこそ手に入れる。第一人者による待望のアルチュセール論。
  • アワビと古代国家
    -
    『延喜式』を中心に古代資料を精読し、アワビの食べられ方と古代国家の祭儀との関係を探り、アワビの文化史をひもとく。
  • アンセルムス著作集・書簡集
    -
    動乱のヨーロッパ11世紀を生きたカンタベリー大司教アンセルムス。〈スコラ学の父〉の主要著作と書簡集、同時代の伝記を全新訳で
  • 医学生のための医学史(まとめ問題付き) 流れがわかる&大事なとこだけ
    -
    1巻1,018円 (税込)
    おさえるべきポイントはココ!医学史の重要点を多くの写真や図とともに解説。「難しい」が「楽しい」になる 長い医学の歴史、その中の“重要なポイントだけ”をまとめた本書は、180点以上の図版を掲載し、その解説を読むだけでも全体の流れをつかめるという便利さ。巻末のオリジナル問題を解けば、絶対におさえるべき知識の再確認もできる。さらに深く学びたい人のためにコラムもたっぷりと掲載。「興味はあるけど手が出せなかった」というもったいない人にも、「医学史って面白いの?」と疑っている人にもオススメの1冊。医学の歴史を知れば、人間の歴史が分かる。人間の歴史が分かれば、人間を理解できる。まさに“医学生のための”医学史。 【目次】 序文 医学史年表 A.古代・中世 1.先史時代 2.医神の時代 3.ヒポクラテス 4.ローマの医学—ガレノスの登場 5.アラビア医学 6.インドの医学『アーユルヴェーダ』 7.中国の医学 8.中世ヨーロッパの医学 B.近代 1.解剖学の復興 2.血液循環の発見 3.外科学の発展 4.科学的医学の胎動 C.19世紀 1.病理学と診断学の発達 2.細菌学と消毒法 3.麻酔の発明 4.薬物学の発達 D.20世紀 1.抗生物質の発見 2.画像診断の発展 3.DNAの発見 E.日本医学史 1.古代・中世の医学 2.西洋医学の伝来 3.江戸時代の医学 4.開国と明治維新 5.日本人医学者の活躍 F.トピックス 1.ワクチンと免疫学の歴史 2.神経学・脳外科学の歴史 3.精神医学の歴史 4.病院と看護の歴史 5.医用機器の歴史 まとめ問題 +α リスト ノーベル生理学・医学賞リスト 図版出典一覧 著者プロフィール 【著者】 百島祐貴 慶應義塾大学医学部卒業。同医学部放射線診断科専任講師を経て、慶應義塾大学病院予防医療センター副センター長。専門は神経放射線診断科学、MRI診断学だが、医学史、科学技術史にも深い関心がある。医学博士。主な著書に「画像診断コンパクトナビ」(医学教育出版社, 2015)、「ペニシリンはクシャミが生んだ大発見」(平凡社,2008)、翻訳書に「アトミックアクシデント」(医学教育出版社,2017)、「一目でわかるMRI超ベーシック」(メディカル・サイエンス・インターナショナル,2017)がある。
  • 生きづらいでしたか?
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 苦労のメカニズムや意味を仲間と共に考える「当事者研究」を通し、「ネガティブ思考クィーン」の細川貂々が生きづらさと向き合うコツを探るコミックエッセイ。「べてるの家」向谷地生良さんも登場。
  • 生きることの近世史
    3.0
    災害、飢饉、病気、犯罪、戦争――近代以前、日本列島に住む人々が直面してきた危険とその克服の努力を描き出す新たな歴史学の試み。
  • 生きる勇気
    3.5
    欧米を代表する神学者が、西欧哲学史の深い理解に支えられた独自の哲学的神学に基づき、現代人が抱える不安や苦悩、絶望を克服するための真の「勇気」を示す。解説=近藤勝彦
  • 異形の王権
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 婆娑羅の風を巻き起こしつつ、聖と賎のはざまに跳梁する「異類異形」、社会と人間の奥底にひそむ力をも最大限に動員しようとする後醍醐の王権、南北朝期=大転換のさなかに噴出する<異形>の意味と力を探る。
  • イザベラ・バードのハワイ紀行
    3.0
    『日本奥地紀行』で知られるバードの出世作。鬱蒼とした密林を進んで火山や渓谷を探検したり、人との出会いに心を和ませたり──150年前のハワイを生き生きと描く。
  • イスラームの善と悪
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 9・11から近年のアラブ革命までを契機として、世界におけるイスラームへの関心は高まり続けている。だが、テロや紛争のイメージが先行しがちな世界で、市井の人々の生活を垣間見る機会はほとんど無い。本書では、ムスリムである著者がクルアーンを読み解き、イスラームの知られざる日常世界を伝える。身近な事例から現代の倫理問題まで-日々の実践から、普遍的な善悪のテーマに迫る。
  • イタリアン・セオリーの現在
    -
    イタリア現代哲学の起原をフランス現代思想との連続性とイタリア固有の知的伝統(政治哲学)とに探り、その全体的な布置を描く。自身もイタリア現代思想の鬼才である著者による力作書き下ろし。
  • 異端 モンタノス派
    -
    アシア(アナトリア地方)で起こり、聖霊に憑かれた預言者による異言にしたがうモンタノス派はなぜ異端として排斥されたのか。
  • 一神教とは何か
    4.0
    唯一神を信じるキリスト教・ユダヤ教・イスラームが世界の政治・社会・経済に与える影響はきわめて重大かつ重要である。一神教に馴染み薄い日本の読者に向けた、最新・最良の解説書。
  • 今川氏親と伊勢宗瑞
    3.7
    「今川仮名目録」を制定した氏親(うじちか)と関東を席巻した宗瑞(そうずい)(北条早雲)。甥と叔父という関係とそれぞれの立場を切り口に、戦国大名はいかなる社会的背景のもと生まれるのかを解く。
  • 今西錦司 生物レベルでの思考
    4.0
    独特の生態学で知られ、日本の霊長類研究を切り拓いた知の巨人が自身の自然観、探検、宗教観までを綴る。
  • 宇喜多秀家
    5.0
    若くして豊臣政権の「五大老」に大抜擢された宇喜多秀家。その人物像の再評価を試み、中近世移行期の特徴を浮き彫りにする。
  • 英国キュー王立植物園
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 植物ファンを魅了し、世界の植物研究をリードする英国王立キュー植物園の初の公式ガイドブック。百花繚乱な植物の写真と、美しい植物画でキューの全貌に迫る。解説=荒俣宏
  • 英雄が語るトロイア戦争
    -
    ホメロスに賛辞をささげつつ、その語りに異を唱え、参戦した英雄プロテシラオスの霊の証言によってトロイア戦争の「実相」を語る。フィクション、ファンタジー渾然たる特異な西洋古典。本邦初訳!
  • 江戸水没
    -
    繰り返し大水害に遭う人工都市江戸で、どんな対策と復興策が採られたか。経済的利益と安全、縦割り行政、民意の黙殺など、今に通ずる問題満載のそのありようをたどる。
  • 江戸の格付事情
    -
    1巻980円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【ランキング好きは国民性!】 格付と序列の江戸時代 泰平の世が到来した江戸時代は、新たな生活システム「格付」が浸透していった。令和時代を生きる我々からすると、窮屈な印象を抱きがちだが、秩序を守るためには必要な制度だった。大名よりも身分が高い旗本、領地は多いが身分の低い大大名など、武士の人事にも触れる。現代の名刺代わりとなる「○○守」「△△介」など、武士には様々な格付があった。また、江戸時代後半に大流行した「見立番付」。神社仏閣、グルメ、遊び場、温泉、あるいは仕事に火事と、ありとあらゆるもののランキング。日本人のランキング好きは江戸の昔も今と変わらない。二百有余年の平和が続いた徳川の世に存在した様々な「序列」や「制度」。将軍・大名・侍から町人・遊女まで、江戸を生きる人々を支えたシステム「格付」の基礎知識! 〈本書の内容〉 ■第一章 江戸の格付事情【将軍・大名篇】 〈一〉武士の種類/〈二〉官位とは/〈三〉官職名/〈四〉大名の種類/〈五〉大名の領地/〈六〉大名の序列/〈七〉大名の詰所/〈八〉大名の服装/〈九〉大名屋敷/〈十〉参勤交代/〈十一〉登城風景/〈十二〉江戸城の正月/〈十三〉大老になれる家/〈十四〉徳川家一門衆/〈十五〉御三家vs.御三卿/〈十六〉姫の嫁ぎ先 コラム マウンティングが反映された出世双六 ■第二章 江戸の格付事情【幕臣・陪臣篇】 〈一〉将軍直属の家臣/〈二〉幕臣の給与/〈三〉幕府の役職/〈四〉江戸の警察/〈五〉家来(供)の人数/〈六〉屋敷のスペース/〈七〉大奥のヒエラルキー/〈八〉大名の家来衆/〈九〉武家女性の呼称/〈十〉金で武士を買う コラム 象は果たして官位をもらったのか ■第三章 江戸の格付事情【職業篇】 〈一〉公家/〈二〉医師/〈三〉学者/〈四〉絵師/〈五〉役者/〈六〉力士/〈七〉商家/〈八〉儲かる商売/〈九〉遊女/〈十〉職人/〈十一〉盲人/〈十二〉町人/〈十三〉女性の名前/〈十四〉火消/〈十五〉火事/〈十六〉農地 コラム 江戸の家賃 ■第四章 江戸の格付事情【見立番付篇】 〈一〉見立番付の流行/〈二〉江戸の五つ星/〈三〉菓子屋/〈四〉死後の世界/〈五〉大食い大会の流行/〈六〉人気おかず/〈七〉宿泊施設/〈八〉駕籠と乗物/〈九〉牢屋/〈十〉江戸の名湯/〈十一〉寺社仏閣 コラム 意外や意外な番付 〈プロフィール〉 安藤優一郎(あんどう・ゆういちろう) 歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』『江戸の給与明細』(監修)をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『徳川家康「関東国替え」の真実』(有隣堂)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。最近刊は『大名廃業』(彩図社)。

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  • 江戸の給与明細
    3.5
    1巻980円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です。 【武士と庶民のお金大百科】 いつの世も他人の収入や給料は気になるものだが、江戸時代に生きた人々の収入・給料はどれほどのものだったのか。 上は将軍から下は名もない町人・農民まで、その格差は非常に大きかった。 身分や職業でもまったくちがっていたが、それまでの時代とは異なり、江戸時代に入ると、収入・給料を推定できる文献が数多く残されている。 場合によっては、その明細までわかる場合さえある。 本書は、そんな江戸の給与明細について五つの切り口から迫るものである。 江戸の人々の懐事情をよりよく知ってもらうために、米や土地などの値段を手がかりに、先人たちの給料を現代のお金に換算した。 金1両を12万円と設定したが、江戸時代の物価と現在の物価と比較する場合、何をもって指標とするかでまったくちがう数字が出てしまう問題がある。 さらには、当時は金貨・銀貨・銭貨という三つの貨幣が同時に流通していた複雑な社会であり、正確には推定できない。あくまでも大まかな目安である。 現在の円に換算された金額を知ることで、時代劇を見たり、時代小説を読んだりする際、江戸のお金事情が身近に感じられるだろう。 〈本書の内容〉 ■第一章 江戸時代人のお金事情 ■第二章 有名人の給与明細 ■第三章 武家の財テク ■第四章 才能ある商人 ■第五章 庶民の商才 〈監修者プロフィール〉 安藤 優一郎(あんどう・ゆういちろう) 歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。

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  • 江戸の罪と罰
    -
    「下手人」は死刑の一種――なじみのようで意外に知らない近世の刑法、刑罰を、第一人者が体系的に概説し、かつエピソード満載で解説した名著。時代小説ファンも必読。解説=佐藤雅美
  • 江戸の読書会
    5.0
    近世、全国の私塾、藩校で広がった読書会=会読、その対等で自由なディベートの経験と精神が、明治維新を、近代国家を成り立たせる政治的公共性を準備した。思想史の傑作!
  • 江戸の古本屋
    -
    1巻3,344円 (税込)
    近世に始まった本屋は、新刊本の版元であるばかりでなく、むしろ古本の取り扱いを経営基盤とした。多様な史料から、仲間組織、商習慣など本を商う実態とその本質をとらえる。
  • 江戸の目明し
    3.0
    時代劇・小説でつねに活躍する目明し。しかしその実態は、悪を捜査し制裁する正義の味方とは相当かけ離れたものだった。犯罪者が目明しになるという驚きの事実を克明に解き明かす。
  • 江戸落語で知る四季のご馳走
    -
    日々を楽しく暮らすことを信条とした江戸っ子たち。落語のあらすじをベースに、彼らが好んだ四季のご馳走を、さまざまなうんちくを織り交ぜながら紹介する至極のエッセイ。
  • 撰銭とビタ一文の戦国史
    4.6
    通貨、とりわけ「銭」に注目し、信長~家康期の貨幣統合過程の足跡を辿り、中世と近世の転換点を探る。カネという社会通念を軸にしてはじめて見えてくる戦国・江戸期の実態に迫る。
  • 王国と楽園
    -
    『創世記』にはない「原罪」が組み立てられた過程を神学・哲学の言説から辿り、その呪縛からの解放と「幸福」な「生」を問い直す。
  • 大江戸趣味風流名物くらべ
    -
    維新から明治初めまでの東京名物(店、庭園、人等々)の番付札を昭和に現場検証。小沢昭一曰く「手間ひまかけた名本の味」。オリンピックを前に沸く令和の東京にお江戸は如何。
  • オオカミは大神 狼像をめぐる旅
    3.2
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ニホンオオカミに対する関心が高まる昨今、各地に残る狼像を追ったフォト・ルポルタージュ。 オオカミに対する関心が高まる昨今、狼信仰の影響を色濃く遺す狼像を求めて、関東はもとより東北、関西など各地を訪ねて写真と文章で表現した渾身のフォト・ルポルタージュ。 各地に遍在する狼像の存在に関心を抱いた「旅する写真家」が、実際に現地を訪ね、徐々に日本人とオオカミ=大神との関わりの深さに目覚めていく体験を、読者は追体験できるだろう。 軽妙な文章と、情緒あふれる多様な狼像の写真でめぐる、失われたニホンオオカミの記憶を掘り起こすユニークな旅の記録となっており、読者が狼像を訪ねるガイドブックとしても役立つ。 1958年、山形県生まれ。写真家。メコン川流域の少数民族、棚田、犬像など、独自の視点で旅を続け、作品を発表し続ける「旅する写真家」。おもな著書に『メコン河』(NTT出版 1995年)、『メコンを流れる』(NTT出版 1996年)、『日本の棚田 百選』(小学館 2002年)、『アジアの棚田 日本の棚田』(平凡社 2004年)、『棚田を歩けば』(福音館書店 2007年)、『全国の犬像をめぐる 全国の忠犬物語45話』(青弓社 2017年)、『犬像をたずね歩く』(青弓社 2018年)などがある。
  • 大森荘蔵セレクション
    3.0
    戦後日本を代表する哲学者のエッセンス。ものも過去もじかに立ち現れている! 問いと思考の変遷を鮮明に示す論考を、衣鉢を継ぐ4人がセレクト・編集する。大森哲学を知る最良の入門書。解説は4人の共同討議。
  • 織田信長
    4.0
    「時代の変革者」という従来の織田信長像を見直し、当時の社会秩序を重視して天下人へと昇り詰めた「同時代人」信長の姿を明らかにしつつ、中世から近世への移行期の様相にせまる。
  • オペラで楽しむヨーロッパ史
    3.5
    フランス革命からジャンヌ・ダルクまで、オペラを知れば歴史がわかる! モーツァルト、ヴェルディ、ワーグナー、チャイコフスキー、プッチーニなど、有名作曲家多数登場。
  • 親子で楽しむ! 中学受験算数
    -
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「算数を好きになってもらいたい!」と願うすべての親へ!中学受験で出題された珠玉の良問に触れることで算数の面白さを味わおう!
  • オランダの共生教育
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オランダの教育に通底しているのは〈共生社会〉をいかにして作り上げるかという思想である。〈個〉を尊重しながら人と人の〈繋がり〉を追求する様々な授業の試みを生き生きとした文章で紹介する。
  • オランダの個別教育はなぜ成功したのか
    4.2
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一人ひとりの個性を尊重する授業。教育の理想を追求したオランダのイエナプラン教育を詳細に報告する。
  • オーロラの日本史
    -
    藤原定家『明月記』をはじめ、六国史から公家の日記、近世の随筆や記録まで、古典籍に残された日本のオーロラ観測記録を掘り起こし、歴史時代の太陽・地球間の出来事を解明する。
  • 改訂版 アイヌの物語世界
    5.0
    アイヌ=「人間」とカムイ=「人間にない力を持つものすべて」が織りなすさまざまな物語──『ゴールデンカムイ』の監修者がひもとく、豊かなアイヌの世界観と口承文芸の魅力。
  • 改訂版 白川静博士の漢字の世界へ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漢字教育に白川文字学を取り入れ全国学力テスト上位の福井県。県内全小学校で使用されている教育漢字1026字の解説本の最新版!
  • 変えよう!日本の学校システム
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不登校、学級崩壊、受験競争-欧米で生じないのはなぜか?『教育基本法』第十条に隠された未来へのカギ。お役所的学校システム脱却の道を探る。
  • 科学技術の軍事利用
    4.0
    科学技術の発展と軍事研究の表裏一体の歴史を振り返り、AI兵器やゲノム編集、人体実験など喫緊の倫理的課題を第一人者と考える。
  • 科学コミュニケーション
    4.0
    科学の専門家と一般の人をつなぐ-そんな試みが、いま世界中で行われている。だが、なぜ科学と向き合う必要があるのだろうか。そもそも、どうして科学はわかりにくいのか。"人間"と"科学"を改めて見つめ直すなかで、科学と、科学とともに歩むことの意味を考える。
  • 火器の誕生とヨーロッパの戦争
    -
    14世紀に誕生した火器はいかに戦争の主役となったか。兵士の生活や国家財政など様々な背景を織り交ぜ辿る技術・戦術、軍組織の歴史
  • 鎌倉武士の実像
    -
    武家社会を生み、鎌倉幕府を支えた東国武士団の形成と組織構造を、文献と現地の精査を通して解明し、関東平野を疾駆する武士達の実像に迫った中世史研究の先駆的著作。解説=大隅和雄
  • カラー版 東京で見つける江戸
    3.8
    江戸城、東大赤門、明治神宮、後楽園…。明治維新、大震災、空襲で江戸時代の建物の多くが失われた東京にも江戸遺産は残っている!
  • カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む
    -
    20世紀世界文学を代表する傑作を精緻に読み、イタリア南部の寒村に流刑された医師=画家の具体的な経験から、ファシズム、南部問題などイタリア現代史の根本にある問題を解き明かす。
  • 漢字の体系
    -
    1巻7,040円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第一部では「天象・氏族・祭祀」など65のテーマ別に約700字、第二部では「安」から「婁」まで形態素ごとに約1800字をグルーピングし解説。漢字の繫がりが見える全く新しい字書!
  • 感染症と民衆
    3.0
    明治期の日本で大流行し、数十万人の死者を出したコレラ。医師や巡査が襲われるなどの暴動、神仏や民俗行事にすがる「コレラ祭」など、民衆史の観点からその歴史を振り返る。
  • 学識ある無知について
    -
    ブルーノ、パスカル、ライプニッツ、ヘーゲルらの思考を準備したルネサンス普遍人の主著。形而上学、神学、自然学の知を総動員して展開される神論、宇宙論、キリスト論。解説=八巻和彦
  • 画像解剖コンパクトナビ
    -
    1巻2,546円 (税込)
    正常像がわかる×画像が読める、画像診断へのファーストステップ。 エックス線、CT、MRIなど放射線画像の解剖を全身・各断面で掲載。正常画像の理解に最適な1冊です。『画像診断コンパクトナビ』とあわせて使える画像診断学の入門書です。 医学生はもちろん、医師になってからも長く使えます。 【目次】 1.頭部 2.頸部 3.胸部 4.腹部 5.骨盤腔 6.脊椎 7.上肢 8.下肢 【著者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター副センター長.医学博士,放射線科専門医,PET核医学認定医.代表的な著書「画像診断コンパクトナビ」(医学教育出版社, 2015),「ペニシリンはクシャミが生んだ大発見」(平凡社, 2008),「画像診断のトリビア」(中外医学社, 2011),翻訳書「アトミックアクシデント」(医学教育出版社, 2017),「一目でわかるMRI超ベーシック」(メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2017).
  • 画像診断コンパクトナビ 第4版
    -
    1巻2,546円 (税込)
    医学生、研修医、診療放射線科学生ならコレ! みんなが持っている画像診断の本。 画像診断学だけではなく、放射線治療学・放射線基礎医学を含む全領域を網羅! 卒試や国試、ポリクリ、さらに卒後臨床研修にも対応できる、医学生・研修医必携の書に仕上がりました。充実した内容、見やすい構成、てごろなサイズ感で画像検索にも役立つ、放射線医学、画像診断に関わる人にとって、まさに「ベストな1冊」です。 【目次】 Ⅰ 画像解剖学 Ⅱ 検査法と読影の基本 Ⅲ 頭部   頸部   肺・縦隔   心・大血管   消化管   肝・胆・膵   泌尿器・生殖器   脊椎・脊髄   骨関節・軟部 Ⅳ 核医学 Ⅴ 放射線基礎医学・放射線腫瘍学 【著者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター副センター長.医学博士,放射線科専門医,PET核医学認定医.代表的な著書「画像診断コンパクトナビ」(医学教育出版社, 2015),「ペニシリンはクシャミが生んだ大発見」(平凡社, 2008),「画像診断のトリビア」(中外医学社, 2011),翻訳書「アトミックアクシデント」(医学教育出版社, 2017),「一目でわかるMRI超ベーシック」(メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2017).
  • 合掌のカタチ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 願うとは。鎮めるとは。慰めるとは。そして、祈るとは。コトバや問いがうつろに漂う現在、稀代の宗教者が投じる一石。
  • ガラシャ
    -
    明智光秀の娘で、細川忠興の妻、ガラシャ。関ケ原合戦直前に命を落とした生涯と死後に広まったイメージを史実から客観的に検証する。
  • 教育現場は困ってる
    3.8
    いま、学校の授業が実用化とディズニーランド化に向かっている。だが、きちんと知識を吸収し、深い学習を促さなければ、AI時代には生き残れない! 学校教育のあり方に警鐘を鳴らす。
  • 共感の共同体
    -
    日本でも話題となっている感情史研究。その最前線を走る研究者らによる、「共感」をテーマとした研究実践の第一歩となる論集。
  • 教皇フランシスコ
    -
    南半球アルゼンチンから初めて選ばれた教皇フランシスコ。南北問題、カトリックの現代史、バチカンに山積する諸問題のどんな状況が彼を生み、教皇は何をしようとしているのか。
  • 共産主義者宣言
    4.0
    「妖怪がヨーロッパに出没する。共産主義という妖怪が」──妖怪は再び召喚されるのか? その真髄にあらためて分け入るために〈今〉の日本語で読む。付論・柄谷行人「なぜ『共産主義者宣言』か」。
  • 京都 近現代建築ものがたり
    4.0
    京都は古建築だけでなく近現代建築の宝庫! 辰野金吾、ヴォーリズ、安藤忠雄……。現存する建築の見どころから日本建築史を概観。
  • 協働する探究のデザイン
    4.0
    1巻2,574円 (税込)
    小・中・高で始まった「総合的な学習(探究)の時間」の目指す「主体的・対話的な深い学び」を現場で行うための理論と実践の書。
  • 教養としての日本の城
    4.0
    姫路城、江戸城、熊本城……なぜ日本の城は豊かな発展を遂げ、消えたのか。16の城を世界史の中で読み解き、新たな視座でとらえ直す
  • 近現代日本思想史  「知」の巨人100人の200冊
    -
    哲学・政治学・経済学・民俗学・物理学など幅広い分野の思想家の特徴と主著を紹介、日本の近現代思想全体を一望できる必携入門書。
  • 近世金沢の銀座商人
    -
    幕府管轄下だけではなく金沢藩にも銀座があった。銀座役に就き、やがて咎めを受けることになる商家が近世初頭からどのように成長・変貌したか、豊富な史料でその実像を生き生きと描く。
  • ギャンブル依存
    5.0
    ギャンブル依存によって人生の危機に陥った人々のルポを中心に、日本がギャンブル大国になった背景と共に様々な社会問題を考える。
  • 銀座カフェー興亡史
    -
    1巻2,112円 (税込)
    銀座とカフェーのめくるめく物語。 銀座史研究の第一人者による、銀座のカフェー(喫茶店)の詳細な歴史と、多彩な文化人たちの臨場感あふれる、エピソードの数々――。
  • 国衆
    3.6
    戦国時代を知るうえで、戦国大名と同様にその動向が注目される「国衆」とはなにか。「国衆」提唱者が豊富な事例を基に詳細に解説。
  • クマタカ生態図鑑
    -
    1巻7,920円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 野鳥写真家である著者が25年の歳月をかけて撮影と生態調査を続けてきた成果が結実。日本固有の貴重種で、大型猛禽類「クマタカ」の生態を豊富なビジュアルで徹底的に解説する。
  • 熊野と神楽
    -
    中世以降、個性的な展開をとげた熊野信仰を、湯立、縁起の伝播、神楽の生成を軸に、花祭や彦山との対比、修験の役割にも目を配りつつ分析、聖地熊野の根源を探りあてる。
  • 雲の伯爵
    -
    1巻2,816円 (税込)
    旧福山藩主の嫡男に生まれ幼少期から発明に没頭、富士山麓に「雲気流研究所」を設立した阿部正直。映像と気象学草創期に生きた科学少年のアヴァンギャルドな人生と驚異の撮影観察記録。
  • クワイン
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「外的世界についてのわれわれの言明は、個々独立にではなく、一つの集まりとしてのみ、感覚的経験の審判を受けるのだ」とすれば科学も、一つ一つ蓄積された真理の体系ではなく、神話と同様の(効率よい)信念体系にすぎない-。現代論理学から出発し、言語の理解と使用についてあざやかに踏査するクワインの思考を、手をとって案内する必読書。
  • 訓民正音
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世宗によるハングル創製の布告「訓民正音」の原文、訓読、現代語訳などに「崔万里等諺文反対上疏文」「東国正韻序」を加えた決定版。
  • グラムシ・セレクション
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二十一世紀への転換のもと、世界各地で、新しい読解を通して語られているグラムシ。青年期から『獄中ノート』までの論稿と手紙を、一度ばらばらに解体し、その歴史観、未来観、政治観、文化観、主体観にもとづいて再構成したオリジナル・アンソロジー。
  • 消された水汚染
    4.5
    「永遠の化学物質」有機フッ素化合物によって東京の地下水が汚染されていた。健康被害は、汚染源は。その真相に迫る執念の調査報道。
  • 決定版 パリ五月革命 私論
    -
    政府給費留学生として現場に居合わせた著者による迫真のドキュマン。革命から50年、同じ光景を目にしていた西川祐子によるもう一つの私論を付した決定版。
  • 建築の明日へ
    -
    日本の建築界は構成員の高齢化や建築物の飽和で成長の限界を迎えている。新技術と人材活用で建築の新たな未来を目指す具体的提言。
  • 憲法 近代知の復権へ
    -
    1巻1,650円 (税込)
    比較憲法学の第一人者が、国民国家批判に抗して、憲法構造がなおもつべき意味を擁護、近代知の復権を唱えた諸篇が、いま改憲論かまびすしいなか、決定的なアクチュアリティをもって迫る。
  • 幻影の明治
    3.5
    時代の底辺で変革期を生き抜いた人びとの挫折と夢の物語から、現代を逆照射する日本の転換点を描き出す。『逝きし世の面影』の著者による、明治150年の今年必読の評論集。
  • 現代イタリアの思想をよむ
    -
    いま最も注目を集めているイタリア現代思想。クローチェからグラムシ、ギンズブルグ、アガンベン、ネグリまで、個々の思想家の深い読解のうちにその脈絡と可能性をとらえる。旧版を大増補。
  • 現代語訳 榎本武揚 シベリア日記
    3.0
    五稜郭の戦いの敗者榎本が、ロシア公使の任を終えてシベリア回りで帰国。明治の気骨が見た北の大地の風景、産業、民俗等の記録を、原文の品格を失わない現代語訳と懇切な注で読む。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 現代語訳 流行性感冒
    -
    コロナ禍で注目された百年前のパンデミックの貴重な記録『流行性感冒』を明解な現代語に訳して、現在と未来の読者に送る完全版。
  • 言論抑圧 矢内原事件の構図
    -
    1巻550円 (税込)
    言論はどのように封じ込められてしまうのか? 1937年、東京帝国大学教授の矢内原忠雄は、論文「国家の理想」が引き金となり、職を辞した。日中戦争勃発直後に起きたこの矢内原事件は、言論や思想が弾圧された時代の一コマとして名高い。本書は、出版界の状況や大学の内部抗争、政治の圧力といった複雑な構図をマイクロヒストリーの手法で読み解き、その実態を抉り出す。そこからは愛国心や学問の自由など、現代に通じる思想的な課題が浮かび上がる。 【目次】 序章 矢内原事件とマイクロヒストリー 第一章 言論人としての矢内原忠雄 1 戦前・戦中の活動と生活 2 政府批判とその真意 第二章 出版界と言論抑圧 1 舞台となった総合雑誌 2 政府当局の介入 3 非難キャンペーンと蓑田胸喜 4 周辺への捜査 第三章 東京帝国大学経済学部をめぐる抗争 1 揺れる経済学部 2 教授会前後の駆け引き 3 東京帝大総長の日記 第四章 辞職の日 1 情勢急転 2 大学の自治と政治の圧力 第五章 事件の波紋 1 知識人やメディアの受け止め方 2 矢内原事件が意味したもの 終章 矢内原事件に見る思想的諸問題 1 ふたつの愛国心 2 学問の自由と大学の自治 3 言論抑圧をどう捉えるか あとがき 復刊にあたってのあとがき 主要参考文献 矢内原事件関連年表 【著者】 将基面貴巳 1967年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。シェフィールド大学大学院歴史学博士課程修了(Ph.D.) 。研究領域は政治思想史。現在はオタゴ大学人文学部歴史学教授。英国王立歴史学会フェロー。『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会2013年)で第35回サントリー学芸賞受賞。著作に『政治診断学への招待』(講談社選書メチエ2006年)、『反「暴君」の思想史』(平凡社新書2002年)がある。最新刊は『日本国民のための愛国の教科書』(百万年書房)、『愛国の構造』(岩波書店)。
  • 心の病気ってなんだろう?
    4.1
    子供も大人も精神の不調を抱える現代、自分とは違う「棲まい方」をしている他人の世界を知ることで、自身の「棲まい方」や生きづらさを相対的にとらえ、共生を目指す入門書。

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