BL小説 - 鶴子 - ラルーナ作品一覧

  • 警視庁十三階にて
    完結
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    公務員上級試験をトップで通り、鳴り物入りで警視庁に入った後、超エリートとして順調に昇進。二十九歳にして警視の肩書を得た綾瀬尚登。沈着冷静、時に冷酷非道。ついたあだ名が「アンドロイド」――そんな綾瀬が失態を犯し二階級降格となって異動した先は、警視庁公安部外事課。いわゆるスパイ狩りの部署である。さっそくロシア人スパイの追尾に駆り出されることになった綾瀬は、日本人離れした美貌と体躯を持つ上司、瑞木警視正の度肝を抜く捜査に振り回されるはめに…。端整な顔立ちに似合わぬ伝法な物言いや傲岸不遜な態度。瑞木によってプライドを粉々され、否応なしにコンプレックスを引きずり出され…。とまどい反発しつつも、次第に瑞木という「危険な迷宮」に嵌まっていく綾瀬。そんな折、ロシア人スパイが内閣調査室の職員と接触を始め、追尾は新たな展開を迎えるが…。
  • CEOがわけあり骨董店で魅たものは
    完結
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    情報システム企業の社長兼CEOを務める藤堂爵士はバツイチ、三十四歳。ある日、高校時代からの腐れ縁の友人、大槻の頼みで横浜の小さな骨董屋・虧盈堂を訪れることに…。要は、海外転勤となった大槻とその店の若きオーナー、桜井悠との関係清算の後始末である。藤堂から切り出された大槻との別れ話に静かに涙をこぼす悠は、浮世離れした店の佇まいそのままに儚く美しく、藤堂はなぜか強く心惹かれてしまう。やがて、悠の様子を見るという名目で多忙な仕事の合間を縫っては店を訪ね、たわいない会話を交わし、ふたりだけのささやかな酒宴を愉しみ…藤堂は次第に悠への想いを募らせていく。だが悠は、どうしても藤堂の気持ちに応えられない過去のある秘密をかかえていて…。胸に響くリリカルロマンス。

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