甲羅まる - ラルーナ作品一覧

  • 俺が女装していた件についてのアレコレ
    完結
    -
    安藤真琴は蓮見台高校二年生。地味顔の男子高生だったが、大好きな兄・誠司の「妹も欲しかった」の一言で女装に目覚め、今では『蓮高のミスDK』の異名を取るほどの人気者。そんな真琴に、たったひとりだけ嫌悪の目を向ける人物が――怜悧な美貌をもつ『氷の風紀委員長』、三年生の卯城いつかだ。毎朝、校門前で睨み合うふたり。真面目ないつかにしてみれば、真琴の女装は許せないものに違いない。そんなある日のこと、電車の中で痴漢に遭っているいつかを真琴が助けるという出来事が…。だが、その日の真琴は女装姿でなかったため、いつかには真琴が誰かわからない。とっさに「山田太郎」と名乗った真琴に、いつかは「お礼がしたい」と急接近。氷の風紀委員長の意外な素顔に胸をときめかせながらも、自分が本当はいつかに嫌われている<女装男子>であることに複雑な想いをいだく真琴だったが…。
  • 細胞レベルで愛してやるよ
    完結
    5.0
    何気なく参加したオープンキャンパス――K大学応用生物学部。幹細胞を心筋細胞に分化させるための試薬の開発を行う研究室で大学院生の志賀賢人と出会い、仁科翔の人生は一変した。シャーレの中で拍動する細胞。怜悧な容貌の志賀、そしてその研究への姿勢。この人と一緒に研究がしたい!…すっかり魅了されK大学への受験を決めた仁科。それから四年。苦労の末、念願の研究室に入ることが叶った仁科は、30前の若さで准教授となった志賀のたった一人の助手として、容赦ない指導を受けることに…。昼も夜も休日すらもない培養実験と研究の日々。そんなある日のこと。志賀が突然言い出した一つの『実験』。それは「男は、自分よりもはるかに男らしく尊敬できる存在を見つけたとき恋愛感情を抱くようになる」というデータの検証だった。被検体となった仁科。志賀は「抱かれたくなったらいつでも言えよ」と宣言するが…。
  • ぜんぶシテあげる
    完結
    3.5
    大学生の森脇翔太は几帳面で綺麗好きの性格を買われ、海外出張中の知人の高級マンションに留守番兼メンテナンス係として住んでいた。ある日、ベランダに上からポタポタと雫が…。上の階の住人がびしょ濡れの毛布を手摺りに干したらしい。それがきっかけで知り合った上の住人は、高宮秋英という気鋭のファンタジー作家。だが、ぬいぐるみのクマのような体型の高宮は対人恐怖症でほぼ引きこもり状態、編集者の石塚に頼りっぱなしのダメ人間だ。見かねた翔太は、高宮の部屋の片づけや食事の世話を手伝うことに。目標は、半年後の高宮のサイン会までに体重を半分に落とすこと――そうして翔太と高宮の二人三脚ダイエット生活が始まった。次第に頼りなげな印象が薄れ、イケメン作家へと変貌を遂げていく高宮に、いつしか恋心を抱いていた翔太の想いは複雑で…。そんな折、部屋の持ち主の帰国が決まり、翔太は引っ越さねばならなくなり…。

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