BL小説 - 黒埜ねじ - ラルーナ作品一覧

  • 刑事に甘やかしの邪恋
    完結
    4.3
    県警の暴力団対策課の刑事になって三年。三宅大輔は先輩刑事の西島から、大滝組の若頭補佐・岩下周平と繋ぎを取り、動向をさぐってきてくれと頼まれた。大輔には田辺という情報源がいる。田辺は岩下の下についているインテリヤクザで、主婦層相手の株式詐欺をシノギにしているイケメンだ。そして二人は少し前から、二ヶ月に一度ほどの関係を続けていた。大輔には、すでに冷え切っている仲とはいえ妻がいるにもかかわらず…。そんな大輔から岩下の情報を求められた田辺は、交換条件として西伊豆への一泊温泉旅行を提案する。男二人でしっぽり不倫露天風呂!?――とはいえ、大輔に断れるはずもなく…。存外に旅行を楽しんで、あげく田辺にいいように弄ばれてしまう自分に後悔と羞恥の念をいだく大輔だったが……。 経済ヤクザ×刑事シリーズ第一弾!
  • 刑事に一途なメランコリック
    完結
    4.9
    県警の組織犯罪対策課いわゆるマル暴の刑事、三宅大輔は、情報源である大滝組のインテリヤクザ、田辺恂二と長年にわたって肉体関係を続けてきた。三年前に妻とも離婚。すっかりふたりの仲は成熟し、いまでは非番の夜は田辺のマンションに泊まるまでになっている。だが、追う者と追われる者――こんな危険な関係がいつまでも続けられるわけがない。そんな折、組対では大滝組周辺の新たな薬物ルートを探る捜査が始まった。以前からふたりの関係に気づいていて大輔の退職を危惧する上司の西島は、彼と別れて欲しいと田辺に直談判するという荒業に。一方の田辺も、大輔との今後を見据えるためにヤクザからの足抜けを模索していた。ふたりでずっといたいのなら、『ふたりのためのひとつの答え』が必要だ。ヤクザと刑事。最悪な出会いから始まったふたりの関係が、いよいよ『答え』に向けて動き始める…。
  • 刑事にキケンな横恋慕
    4.8
    暴力団担当、通称『組対』の刑事、三宅大輔とその情報提供者である大滝組構成員、田辺恂二――田辺から情報をもらい、その見返りを大輔が身体で払うという関係がズルズル続き、いつのまにか情が芽生えてしまった二人。そんなある日、粘着質でどこか不気味な薬物担当の刑事、天野から田辺との手繋ぎ写真をネタに「やらせろ」と脅された大輔。二人の仲が知られたら…自分は職を失うだけで済む。だが田辺は…。もし兄貴分である岩下にバレたら、ヤクザをやめるだけでは済まないだろう。田辺を守るためにも天野の要求を呑むしかないのか…? ところが、それからまもなく、その天野が汚職の嫌疑で追われる身となり、さらに天野に売られた大輔が『変態パーティー』の生贄として拉致されるという予想外の出来事が…。経済ヤクザ×刑事シリーズ第二部スタート!
  • 刑事に決め手のプロポーズ
    完結
    4.8
    組対の若手刑事の弱みを握れと兄貴分から命じられ強姦したことから始まった、大滝組のインテリヤクザ・田辺恂二とマル暴デカ・三宅大輔の関係。情報源のヤクザと刑事…という利害関係はいつしか崩れ、いまでは恋人同士となったふたりだが…。自分のせいで大輔が傷つくことを懸念した田辺は大滝組を脱退し、組長のひとり息子でありながらカタギの投資家・悠護のもとへ行くことを決めた。一方、そのことをまだ知らない大輔は、逆に田辺を守ろうと自分が警察を辞めることを考えていた。最終結論を出すために田辺と旅に出た大輔。行く先は別れた嫁・倫子のところだった。四年前、クスリに溺れ破滅寸前だった倫子も再婚し、一児の母となっている。その暮らしぶりを確認してけじめをつけたい…そう考えた大輔だったが…。大輔と田辺――ふたりが下した決断とは果たして…? シリーズ第二部終了!
  • 刑事に口説きの純愛
    完結
    4.7
    暴力団対策課、通称『組対』に所属する刑事・三宅大輔。大滝組の若頭補佐・岩下周平の情報をとるために、その舎弟である構成員・田辺と二ヶ月に一度の関係を続けていつの間にか三年が経った。刑事とヤクザ、利害関係が絡んだ男同士――甘い感情が生まれるはずがないと思っていても、会えば必ず約束事のように『嫁と別れろ』『自分だけのものになれ』と迫り、ねちっこく自分を抱く田辺に、大輔の胸の奥で疼くこの感情は……!?  そんな折、「岩下結婚」の噂が飛び込んできた。真相を探るべく田辺と会い、いつものように濃密にして空しい行為に耽った大輔は、事後、田辺の口から、自分の妻・倫子がクスリの売人と浮気しており、のっぴきならない状況に陥っていることを知らされ……。 経済ヤクザ×刑事シリーズ待望の第二弾!
  • 刑事に冷めない熱情
    完結
    4.8
    『組対』の刑事・三宅大輔が嫁と離婚してから二年が経った。その間も、情報収集の名目で大滝組の構成員・田辺とは月に一、二度の逢瀬を重ね、それなりに二人の仲は継続中。デカと、捜査対象である詐欺師の組員。田辺との関係はドツボなのか泥沼なのか…。そんな折、先輩刑事から「有休をとれ」と某テーマパークのチケットを押しつけられた大輔は、田辺と初めて『デート』することに…。だが、なんとそこで大滝組の若頭補佐・岩下とその嫁・佐和紀、そして舎弟一行と偶然にも鉢合わせしてしまう。大輔は、佐和紀と田辺の何気ないやりとりから二人の過去を邪推。やるせない己の恋心に気づくとともに田辺を次第に遠ざけるようになり……。経済ヤクザ×刑事シリーズ三部作完結編!
  • 刑事に悩める恋の色
    完結
    4.9
    県警の組織犯罪対策課、通称マル暴の刑事、三宅大輔とその情報源のインテリヤクザ、田辺恂二。田辺の兄貴分である大滝組若頭補佐・岩下周平の情報と引き換えに始まった肉体関係はすでに七年近く続いていた。そんなある日、大輔は、岩下の『男嫁』佐和紀と交わした約束を果たすため、田辺を伴って数年ぶりにひとり暮らしの母のもとを訪れる。二人で母親に挨拶に行け――それが佐和紀の出した条件。だが「恋人宣言」などできるはずもなく、田辺を友人として紹介する大輔で…。その夜、実家近くの老舗ホテルに泊まった二人。酔いつぶれた大輔が眠ったあと、田辺はひとり彼の実家へと赴き、離婚の原因は自分が大輔に横恋慕したからだと母親に告げる。――刑事とヤクザ…いつの間にか恋愛感情が生まれ、ケジメをつけないといけないものになりつつある関係の、その行き着く先は…?
  • しじまの藍~犬とパティシエと修復家~
    完結
    -
    陶磁器の修復家として確かな腕を誇る弱冠26歳の青年、織原颯生。いにしえの美術品を修復し甦らせるという渋い仕事のわりに、天衣無縫で思い込んだら一途な面も…。ある日、颯生のもとに代官山のお洒落なカフェのオーナーパティシエ・司崎がやってきた。長身痩躯で端整な顔立ちの司崎に思わずときめく颯生の胸。そんな司崎が修復を依頼してきたのは一枚の思い出の皿だった。フランスでの修業時代に大切な友人と互いに焼いた皿を交換したというその逸話に、未だ癒えていない司崎の心の傷を感じ取った颯生は足繁く彼の店を訪れるようになった。皿だけでなく砕けてしまった司崎の心もこの手で直すことができたら…。スイーツ好きの愛犬オーディンも巻き込んで、恋心の赴くまま颯生のひたむきなアプローチが続くが…。パティシエと修復家。年の差ありの職人同士…甘くて苦い恋♪
  • 虎神の愛玩人形
    完結
    -
    全1巻638円 (税込)
    百五十年以上続く名家・昂神(コウガミ)家の次期当主に指名された次男の朋成。 双子の弟・宥経に密かに思いを寄せていた朋成だったが、 精通を迎えた晩以降、時折白銀の大きな獣に変じてしまうようになって……。 それは昂神家初代当主が起こした悲劇にまつわる神の呪いだった。 万策尽きたそんな朋成のもと、見目麗しい青年の姿をとった虎神が訪れた。 朋成は二度と一族に呪いが降りかからぬよう、虎神と契りの儀式を行うことを約束してしまい……。
  • 虎と竜 外伝
    完結
    3.0
    表向きはウィスタリア・コーポレーションの社長、真の姿は関東藤森組組長である藤森虎徹に命を捧げ、片腕としてずっと仕えてきた男――結城隼人。スキンヘッドの巨躯、レイバンのサングラスがトレードマークの強面。そんな結城が、このところ何故か心乱されている相手がいる。それは二年前に組長補佐となった新條竜也に仕える若衆頭・御幸泰三だ。小柄ですばっしこくて機転が利く、笑顔が屈託ない若造。結城同様、自分の兄貴分である新條に命を賭けている、そんな泰三に思いもよらぬ劣情を覚え、結城は戸惑うばかりだったが…。ある日、新條が暴漢に襲われ側付きの泰三が怪我を負うという事件が。側近の恋心に気づいていた藤森の指示で、結城は入院中の泰三に付き添うことになり…。「劣情は鮮やかに、恋は秘めやかに」他、藤森と新條、12歳と17歳…十余年前の鮮烈な出会いを描く「夏の想い出」など、血腥い世界に生きる男たちの不器用で切ない恋模様。<虎と竜>シリーズ番外3編を収録。
  • 僕の行方
    完結
    4.3
    ここはどこなんだろう――克己は、気づくと見知らぬ商店街を何かから逃げるように必死に歩いていた。自分は無事希望の大学に合格し、卒業を待つばかりの高校三年生のはず。だが交番に保護された克己が知ったのは驚くべき事実――八ヶ月もの間、自分が行方不明になっていたということ。失われた八ヶ月間の記憶。肌に散った無数のキスマークと身体の奥に残る甘い疼き。そして毎晩見る夢――ユキと名を呼びながら何かを探し求めて泣く自分。やがて克己は、日雇いで土木関係の仕事をしている蘇我という男と一緒に暮らしていたことを突きとめる。蘇我の甥・ユキとして暮らしていた自分…克己とは正反対の我が儘で甘えっ子で…でも街の人々に、そして蘇我に深く愛されて…。思い出したい、ユキであった自分を、幸福な時を。「身体に聞いてほしい」――克己は蘇我のもとを訪れ懇願するが…。本編の他、後日談の「明日の寄り道」も収録。

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