ファンタジー(国内) - 完結作品一覧

  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火
    完結
    4.1
    人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。
  • 結城友奈は勇者である 勇者史外典 上
    完結
    -
    『結城友奈は勇者である』シリーズノベル。結城友奈の世代から300年前の初代勇者の時代。過酷な運命のなかで生き抜いた初代勇者とそれを支えた巫女たちの物語。
  • 座敷童子の代理人
    完結
    3.6
    作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴(おがたしき)が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘(まよいがそう)」。座敷童子がいると噂の旅館に起死回生のネタ探しに来たはずが、なぜか「座敷童子の代理人」として旅館に集まる妖怪たちのお悩み解決をすることに!? そこで偶然出会ったおしゃまな妖怪少年の力で妖怪が見えるようになった司貴は、陽気な河童や捻くれ妖狐が持ち込むおかしな事件を経て、妖怪たちと心を通わせていく。 だが、そんな司貴を導く不思議な少年にも、何やら隠しごとがあるようで……。 くすっと笑えてちょっぴり泣ける、平成あやかし譚。
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶1
    完結
    4.7
    六つの輝晶は、叶わなかった六人の夢。王に謁見した夢売りの掌の上、翠輝晶はその花片を開き、語り始める。ささやかな幸せを願いながらも死影に憑かれてしまったアイナの、宮殿を追われた王子アライスとの出会いから始まる壮大な夢を。そして蒼輝晶は望むものすべてを手に入れてきた男の唯一の夢を……『煌夜祭』『叡智の図書館と十の謎』の多崎礼が贈る極上のファンタジー! 【全三巻】 C★NOVELS『夢の上』より改題
  • 旺華国後宮の薬師
    完結
    3.6
    『不苦の良薬』――苦くない、誰でも飲みやすい良薬こそ至高。 後宮の官女・英鈴は、そう志して女だてらに薬師を目指している。 ある日、後宮で薬茶を売り始めると、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出される。 すると、「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」と、皇帝専属のお薬係に任命された。 処方を気に入られた喜びも束の間、妃に昇格すると言われてしまい……? 「私が目指しているのは、妃ではなく薬師です!」 皇帝のお気に入りが「おいしい処方」を掲げて活躍する、中華おくすり物語!
  • 江戸の花魁と入れ替わったので、花街の頂点を目指してみる
    完結
    4.0
    ○◎●第5回カクヨムコンテスト大賞受賞作●◎○  歴史好きなキャバ嬢として活躍していた杏奈(あんな)は、ある日目覚めると花魁・山吹(やまぶき)に成り代わっていた!  現代に戻れないと覚悟した杏奈は、知恵と気っ風の良さで江戸の憧れである花魁の頂点になることを決心する。  しかし直後に、人気を競う花魁に、客から贈られた大切な着物を汚される事件が起こる。その馴染み客は数刻後には来楼予定。汚された着物を着れば機嫌を損ね、言い訳すれば格を落とす。”山吹”の危機に、杏奈は古典から学んだ教養と接客の機転で応じ……?  山吹花魁の伝説、ここに開幕!  書き下ろしショートエピソード「紅椿花魁昔語り」収録。
  • 大台ヶ原の妖怪一本足たたら伝説
    完結
    -
    大台ヶ原といえば、妖怪の噺が話題となる。編集室既刊本「大台ヶ原開山行者の生涯」の読者から有名な大台の妖怪について書いてくれという要望を多く頂き、この度ようやく完成出版の運びとなったのが本書です。皆様よくご存じの如く、日本百名山の大台山は明治の初めまで妖怪の棲む山として人々におそれられていました。このお山は気象変動が極端に激しく、厳冬・降雨世界第二位など、まさに魔の山に等しいものでした。遭難なども多く、人間をよせつけない魔力を備えていたのです。そんな中明治初頭一人の若き行者が単身入山し、「決して恐ろしい処ではなく、自然と一体になれる楽園」であることを証明しました。この様子は前出「開山行者の生涯」でみることができます。その後、人々の注目を集め年間(11月~4月除く)多くの登山者で賑わっています。 希に見る特異な気象条件を背負ってきた大台の変遷!そこに多くの怪談話が生まれたのです。 本書では、それらの中で特に有名な噺を古書や言い伝えを基に選りだしました。また、妖怪噺のみならず山特有の自然環境についても可能な限り網羅しました。なかでも、絶滅した日本オオカミ談などは貴重な言い伝えとなっております。自然の楽園大台の今をお楽しみください。
  • 『鬼滅の刃』に学ぶ絶望から立ち上がるための27の言葉
    完結
    -
    【大ヒット漫画『鬼滅の刃』を、「生き方の教科書」に!】 88歳・最高齢ファンの名誉教授が、 『鬼滅の刃』の名言をテキストにして 落ちこぼれ編集者を覚醒させる実録対話ストーリー! 数々の著名人が傾倒する「実践哲学」を軸に、『鬼滅の刃』を新解釈! 炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助らの名言に秘められた 現代人が心に刻むべき大切なメッセージとは? 【本書であなたの人生も覚醒する!】 人生がうまくいかないと思い悩んでいるとき、 乗り越えられない壁にぶつかり心が折れそうなとき、 失敗や挫折から立ち上がれないとき、 本書は、『鬼滅の刃』の言葉をめぐる旅をしながら、 あなたにシンプルな解決策を与えてくれます。 そして、漫画を読むだけでは気づかなかった 『鬼滅の刃』の新たなる魅力を発見するでしょう。 【類書を圧倒する魅力が満載!】 ・『鬼滅の刃』の言葉が、一生忘れられないあなたの「座右の銘」になる! ・大谷翔平、松下幸之助などの著名人が傾倒した、「中村天風の実践哲学」も学べる! ・『鬼滅の刃』を知らなくても、「一人の青年の成長物語」として楽しめる! ・類書を圧倒する「鬼滅愛」! ファンなら思わず「笑みがこぼれる話題」も満載! 【下記の話題が気になる方は要チェック!】 ・煉獄さんが、弁当を食べて「うまい!」「うまい!」と大声で連発する哲学的理由 ・鬼はネアンデルタール人に似ているから滅亡した ・なぜ、野生児の伊之助に「利他の心」が芽生えたのか? ・獪岳は現代のビジネスパーソンそのもの ・『鬼滅の刃』は、ブラック企業VSホワイト企業の物語 ・善逸の常軌を逸した結婚願望について考察する ・生殺与奪の権を握られる前に逃げろ! ・村田さんの存在に意味が生まれて鬼滅は真の名作になった! <目次> SESSION1 仕事や勉強から「逃げない」ための言葉 SESSION2 家族や仲間と「絆を築く」ための言葉 SESSION3 失敗や挫折から「立ち上がる」ための言葉 SESSION4 「小さな幸せ」を見つけるための言葉 SESSION5 忘れられない面白さ!『鬼滅の刃』迷言集 激論番外編 鬼から学ぶ!人生の道を踏み外さない極意~彼らは、本当の「加害者」なのか?~ ※「禰」は「ネ+爾」、「煉」は「火+東」
  • 境界戦記
    完結
    -
    2010年代に制作・公開のファンタジー作品集Ⅱ『境界戦記』[小説 : imayui kentaro|イラスト : ダミツ|2012-2016制作,2018-2019“カクヨム”“小説家になろう”連載公開] *あらすじ : 機械が滅び、詩と音楽が魔法だった時代の戦いの物語。その年の聖騎士に選ばれ、境界と呼ばれる場所へ赴くミシン。黒い甲冑の女騎士ヒュリカら境界の軍と共にその奥地“外縁”を目指す。異質な存在・聖騎士として、自身がどういう役割を果たすべきなのか。境界の戦いとは。外縁の向こうにあるものとは?
  • 縄文時代の恋とオーパーツの謎 上巻
    完結
    -
    左手の小指に赤い感覚器官(赤いと)と背中に蜻蛉(カゲロウ)のような羽(羽衣)で運命の相手を探す。 ………………………… 縄文時代の王朝は一万年も続き狩猟民族でもあるが人類の始祖でもあった。その種族は五種族で、黒髪、白髪、赤髪、金髪、坊主(髪なし)だった。直系だけに背中に蜻蛉の羽(羽衣)と左手の小指に赤い感覚器官(赤い糸)を持つだけはなく十三歳になると旅にでる。勿論のことだが、運命の相手を探す旅であり。初期の時代では一人旅だったが、完全な福祉制度だったことで、医療、食糧、法律、説法などを全ての民に公平に分配していた。だが、年月が過ぎると国が大きくなり。人も増えて民は方々に散ったのだ。そのために狩猟生活の制度が始まった・・・縄文時代の末期のことである。・・・文字が使われ神代文字といわれ、歌も読まれ、特別な神代文字の効果も、未来ではオ-パ-ツと言われた物も、縄文時代の発祥の理由も、恋愛も全てが、始祖の地に答えがあった。そして・・・主人公たちは結ばれるのだろうか、それも始祖の地に・・・。
  • 翼の帰る処 (上)
    完結
    4.4
    「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、左遷された赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され、休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる――。ことき先生のカラー口絵&挿絵入り!
  • 新装版 桃花源奇譚1 開封暗夜陣
    完結
    4.3
    不老不死の伝説が眠る郷・桃花源。その謎を解く鍵は、旅芸人の少女・宝春にあった。不死の力を求める者たちに狙われた宝春は、生き別れの母を探す貴公子・戴星、天命を与えられた秀才・希仁に救われる。三人の出会いは、国を揺るがす壮大な冒険の始まりだった。中華歴史ファンタジー、ここに開幕!(全四巻)
  • ドラゴンランス レイストリン戦記1 魂の剣〈上〉
    完結
    4.0
    世界数千万部の傑作ファンタジー巨編「ドラゴンランス(戦記)」の待望の前日譚を初邦訳! 陽気で人望ある屈強な双子の兄キャラモンとは対照的に、頭脳明晰だが虚弱で〈陰険男〉と呼ばれた弟レイストリン。 気のふれた母の性質と悲しみを強く受け継いだその子が、史上最強の魔術師へと歩み出す、その生い立ちを描く! 「本書はレイストリンの前半生の実話である。(中略)今回の出版にあたっては、〈上位魔法の塔〉の〈大審問〉――かくも破壊的な運命を決する影響をもたらすことになった〈大審問〉――が最も重要なテーマの一つだった。レイストリンの〈大審問〉の本はほかにもあるが、真実の記録が書かれたのはこれが最初である。」(クリンの歴史家アスティヌス) 【主人公】レイストリン・マジェーレ:双子の弟で、種族は人間。兄が男前で頑健なのに比べ、幼い頃から体が弱く、内省的で、弱い者いじめにあう。それゆえ兄に守られ、兄を頼らざるをえないが、同時に自分の弱さを呪い、兄への複雑な感情を抱く。仲間から信頼されず、好かれもせず、陰険で冷たい人間と思われがちだが、その虚弱さゆえに、心の底では弱き者への思いやりを育てている。そんな彼が自分の存在意義を感じられ、救いを感じられるもの――それこそが「魔法」の研究だった。 ※本書は、電子書籍で刊行中の下記『【合本版】ドラゴンランス 全25巻』には含まれていない、新規邦訳作品になります。 ●『【合本版】ドラゴンランス 全25巻』とは? 原著者注釈付きドラゴンランス(戦記)・原著者注釈付き伝説~魂の戦争・秘史までの全巻セット(外伝ネアラ2巻を含む。後発の「レイストリン戦記」は除く)。
  • 中嶋雷太小編集 第二集「現代幽霊譚」
    完結
    -
    中嶋雷太小編集第一集「人間と死」に続く第二集です。今回は現代社会での幽霊たちの物語三編。「コンビニ幽霊」、「ミライちゃんがいたあの日々」と「守護霊松子の後始末」の三編で構成しています。私たちが喪失した身近な「死」との文化を見つめ直す、心温まる幽霊譚です。
  • 光る骨の剣
    完結
    -
    2010年代に制作・公開のファンタジー作品集Ⅰ『光る骨の剣』[小説 : imayui kentaro|イラスト : ダミツ|2011-2018制作,2016-2018“カクヨム”“小説家になろう”連載公開] *あらすじ : 人知れぬ探索の旅を一人で続けてきたミコシエ。しかしいつしかその目的の物も忘れ、聖騎士の道からも外れてしまった。そんな中、戦死したこの世界の勇者の未亡人や、新しく勇者に選ばれた若者ら一行に出会い、旅を共にすることになっていく。世界中の期待を受け、世界を救うべく魔王軍と戦う勇者。一方で世界など関係なく誰にも知られない探索を行ってきた聖騎士であった自身。この戦いと旅の果てに、ミコシエは何を見るのか。
  • 宝石の手紙I
    値引きあり
    -
    届けろ、全てをかけて。 郵便局に勤めているレアンは戦禍に巻き込まれて死んだだずだった。だが、目が覚めると別の世界にいた。 剣と魔法、銃と兵器、そして全ての力を増幅させる宝石の涙。 彼は戦争を止められる力を持つ唯一の少女ジェマをミーナの樹まで届けるよう頼まれる。 レアンは異世界で戦争を止めるための戦争に巻き込まれていくーー。

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  • 魔法使いの娘
    完結
    -
    魔法が使えない魔女として生まれた、ある娘の物語。 チーム夏之日 著者 一之瀬楓 編集 日野光里 デザイン 彩夏 〈NovelJam2021Online参加作品〉
  • レクイカ
    完結
    -
    2010年代に制作・公開のファンタジー作品集Ⅲ『レクイカ』[小説 : imayui kentaro|イラスト : ダミツ|2013-2020制作,2019-2020“カクヨム”“小説家になろう”連載公開] *あらすじ : 世界各地で降り始めた【線の雨】が、世界を滅ぼす…… 騎士を辞め放浪の旅をしていたミートは、雨を逃れ故郷へと戻る。そこでかつての同窓の女騎士レクイカと再会する。故郷も既に雨によって消されていく渦中にあった。 雨の中に佇む巨大な怪物達。雨の後には、家も木々も人も、白い影しか残らない。怪物はその影を喰らう。 救助隊を指揮していたレクイカは、生き残った数十の民を守りながら、雨のない土地を目指す。ミートも隊に加わり、レクイカ麾下の女騎士達に罵られたり蹴られたり時には協力しあったりしながら、迫る世界の滅びからの逃避行に身を投じる。

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