選書・双書作品一覧

  • 光文社新書 目録&解説《2001・10~2023・9》
    無料あり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 光文社新書、2023年最新版の目録&解説。紙版で刊行中の作品を内容紹介とあわせてご案内。さらに、書名、人名、ジャンル別ごとに一覧で掲載しています。ぜひ、お気に入りの一冊を見つけてください!
  • かんき出版創立40周年記念 書籍ベスト100
    無料あり
    5.0
    2017年4月30日をもちまして、かんき出版は創立40周年を迎えました。 本書は、2012年~2017年1月までの5年間で 最も売れた100冊を紹介するブックガイドです。 ビジネスパーソンの仕事に役立つ本を中心に、 生活に役立つ実用書や学習参考書など、 幅広いジャンルの書籍がならびました。 全てかんき出版のウェブサイト経由から ネット書店や電子書店で購入できるリンク付きです。 書店でさぼてんマークのかんき出版の本を見かけたら このブックガイドを参考に、是非お手に取ってみてください。 手に取った1冊が、少しでもあなたの人生の、仕事の、 「学ぶ。みがく。変わる。」のお役に立ちましたら幸いです。

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  • 2019 新書大賞 完全版<電子版 特典付き>
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 CONTENTS ●新書通111人が厳選した年間ベスト20 ●大賞受賞者インタビュー『日本軍兵士』吉田裕 ●2位『文系と理系はなぜ分かれたのか』、3位『陰謀の日本中世史』ほか、ベスト20レビュー ●【編集者座談会】 「あの話題作が誕生した舞台裏、明かします」  岩波新書 編集長 永沼浩一 幻冬舎新書 編集人 志儀保博  中公新書 編集長 田中正敏 ●【対談】 「新書は最強のフォーマット!」  鹿島茂×成毛眞 ●大竹文雄、出口治明、橋爪大三郎、三浦瑠麗ら 「目利き54人が選ぶ 2018年 私のオススメ新書」〈完全版〉 ※54人の目利きが選んだ新書5冊を掲載するこのコーナーについては、電子版だけの特典として、本誌では掲載できなかった4位、5位のコメントまで完全収録しています。 (敬称略)
  • 年間最高の1冊はコレだ! 2018 新書大賞
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者などに2016年12月~2017年11月発行の新書から「読んで面白かった、内容が優れていると感じた、おすすめしたいと思った」5点を挙げていただき、決定した「2018新書大賞」。この特集では、ベスト20発表および内容紹介、大賞を受賞した『バッタを倒しにアフリカへ』著者の前野ウルド浩太郎氏インタビュー、目利き31人が選ぶオススメ新書、永江朗氏・渡邊十絲子氏による「私が選んだこの5冊」、新書編集者座談会などを掲載しています。
  • 新書大賞2020
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ「新書大賞」。 今回で第13回を数え、第1回では福岡伸一著 『生物と無生物のあいだ』、第2回では堤未果著『ルポ 貧困大国アメリカ』、第3回では内田樹著『日本辺境論』を大賞に選出し、常に話題を提供してきた。 今回の「新書大賞2020」では、2018年12月~2019年11月に刊行された1500点以上の新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など新書に造詣の深い方々99人に投票していただいた。 (中央公論2020年3月号「新書大賞2020」の電子化) (目次より) ●新書通99人が厳選した 年間ベスト20 ●大賞受賞者に聞く 『独ソ戦』大木 毅 ●2位『ケーキの切れない非行少年たち』、3位『教育格差』ほか、ベスト20レビュー ●全ランキング作(2008~19年)の「ベスト3」は? 出口治明が総覧! 新書の12年 ●カリスマ書店員、著名ブロガーに聞く やっぱり新書は面白い! ●宇野重規、楠木 建、竹内 洋、渡邊十絲子…… 目利き45人が選ぶ2019年私のオススメ新書
  • 週刊文春が迫る、BEAMSの世界。
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    原色美女図鑑 宇垣美里 渋野日向子 ラッキーウェアで微笑む。 のん ビームスコラボ焼酎のラベル画をデザイン 「ビームス宇宙服」登場!宇宙飛行士・野口聡一さん 設楽社長&橋本マナミ“ファッショナブル不倫”をスクープ撮!? パルプ・フィクション 原田龍二/川谷絵音/新垣隆 石破茂「スーツとは、作業着である」 ビームス人秘録 ・長嶋茂雄さん大好きビームス社長?3への異常な愛情 ・渋野日向子ゴルフウェアのこだわりは「えりの裏」 ・高倉健のすべてを知る男「伝説のOB」に会いに行く ・蒼井優幸せの裏に謎の恋体操あり!? ・「どんなときも」?槇原敬之?ビームス担当者に深夜のコール ・「ユニフォームをカッコよく」古田敦也の直訴で“おしゃれ燕”に ・村上春樹の一言から始まったサコッシュ作りの舞台裏 ・「男はつらいよ」寅さんスタイルは今なぜウケるのか? ・スクープ!加計学園グループ校の制服がビームスだった ・DeNA?石川雄洋1000本安打で仲間に配ったあるもの ・親子二代で着てます本木雅弘とビームスの深い関係 ・ビームス社長室で発見!?横尾忠則が手がけた謎の肖像画 ・あのCMに出演片岡鶴太郎の作務衣もビームスだった ・区長を直撃!渋谷区役所のTシャツがなぜかビームス ・片岡義男執筆?ビームスが作っていた幻の文芸誌 ・YOKO FUCHIGAMIが暴露「ビームスは屋台から始まった」!? 阿川佐和子のこの人に会いたい 設楽洋 エッセイ 小林信彦/坪内祐三/橘玲/中野翠/洞口依子/万城目学/亀和田武/福岡伸一 書き下ろし短編小説 真藤順丈 ※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や掲載されないページがあります。プレゼントにも応募できません。
  • 質問する力
    4.1
    質問することから全てが始まる! 国のいいなりに自分の人生を過ごすのか。それとも自分で理論だてて考えて充実した人生を送るのか。 盛田昭夫氏など政財界有名人のエピソードを交えながら、1985年以降の世界情勢の変化、年金、郵政民営化、日本の教育など諸問題を鋭い視点でとらえ「質問する力」こそが人生やビジネスにとって最大の武器になると説く。
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    3.9
    誰もが「助けて」と言える社会を構築するための提言の書、電子版刊行。 コロナ禍で進む弱者切り捨てに異議申し立て! 孤独死した39歳の男性が、便箋に残した最後の言葉は「たすけて」だった──。社会から孤立する三十代、なぜ彼らは「助けて」と声が上げないのか? 派遣切り、ホームレス、孤独死……過酷な現実に直面しつつも、「自己責任」という呪縛にとらわれ続ける就職氷河期世代。その孤独な実態を掘り下げて取材し、幅広い共感を呼んだ話題作が、電子化された。 同世代の作家・平野啓一郎の提言と、NPO「北九州ホームレス機構」代表・奥田知志の活動も収録。誰もが「助けて」と言える社会を構築するために、いま求められるものとは何か。 コロナ禍で弱者切り捨てが懸念される現在、改めて注目されるべき一冊。 【目次より】 第1章 「助けて」と言えなかった──孤独死した三十九歳の男性 第2章 ホームレス化する三十代──炊き出しに集まる若者たち 第3章 「何が悪いって、自分が悪い」──三十二歳の“イケメン”ホームレス 第4章 ネットで広がった共感の声──「他人事ではない」「明日は我が身」 第5章 手遅れになる前に──NPO代表・奥田知志さんの闘い 第6章 大小三十代の危機──平野啓一郎 第7章 「助けて」と言った後に──3・11後の伴走型支援
  • 君と一緒に生きよう
    3.8
    犬が好き――でも愛だけでは守れない。 捨て犬。野良犬。迷い犬。この世は不幸な犬で一杯! どこかの一頭が飼い主にめぐり会えたかと思えば、どこかでまた五十頭が捨てられて、救われる犬は、ほんのひと握り。毎日こんなたくさんの犬が殺されている社会って、何なのだろう? 人と犬の出会いは、時に幸福をよび起こし、時に悲劇をひき起こす。 はかない命を救うために奔走する人々を通じて、現実をつぶさに見つめ、命の声に耳を傾けた傑作ノンフィクション。 絵本作家・スギヤマカナヨさんのイラストコラムも必見です。 ※この電子書籍は2009年3月に毎日新聞社より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。
  • 清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実
    4.0
    PL学園時代の清原和博が甲子園で放った通算13本塁打は、今後破られることがないであろう不滅の記録だろう。この13本は、ただの記録として残っているわけではない。甲子園の怪物に出会い、打たれた球児たちは、あの瞬間の“記憶”とともに、その後の歳月を歩んできた――。 2016年6月、清原和博は覚せい剤取締り法違反で有罪が確定した。甲子園歴史館からは清原和博の痕跡が消え、踏み入れてはいけない領域に手を染めてしまったヒーローの名前は世間の表舞台から消えていった。そんな中、甲子園で13本塁打を浴びたライバル全員が、30年以上の時を経て、あえて今、静かに口を開いた。これは、18歳の清原と49歳(2016年当時)の清原への、打たれた者たちからの“30年越しの告白”である。13本のホームランが生んだ真実が、ここに蘇る。 ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間
    4.4
    「ふざけんな、ふざけんな、みんないい思いをしやがって」 藤井フィーバーに沸く将棋界で、突然、羽生世代の有名棋士の休場が発表されました。 様々な憶測が流れましたが、その人、先崎九段は「うつ病」と闘っていたのです。 孤独の苦しみ、将棋が指せなくなるという恐怖、そして復帰への焦り……。 体験した者でなければなかなか理解されにくいこの病について、エッセイの名手でもある先崎さんが、発症から回復までを細やかに、淡々と綴ります。 心揺さぶられること、必至! 解説:佐藤優 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 負け犬はなぜ早死になのか
    -
    1巻693円 (税込)
    アメリカ、イギリス、台湾、そして日本の国民動態統計を見ると、日本の女性の未婚者の死亡率が際立って高いとわかり、その理由について考察する。 また、社会的な格差が大問題になっているが、精神的な健全性についても分析する。高い地位につき、裕福な暮らしをしていれば満足するではなく、他人と比べて自分の優位さや豊かさが感るかどうかで満足の深さが決まる、という。 豊かさと貧しさについて核心を突き、恐ろしいまでに赤裸々にしていくことで、心を強くする生き方がどういうものかと説く。著者渾身の啓蒙書――。
  • 特攻 最後の証言
    4.7
    人間爆弾「桜花」、人間魚雷「回天」、陸軍水上艇「マルレ」、海軍特攻艇「震洋」、水中特攻「伏龍」、零戦、艦攻、襲撃機……。いずれも異なる兵器で彼らが目指したのは「自死」だった。昭和戦中史の一大悲劇として語られる「特攻」に志願し、生き延びた人たちに戦後生まれの若者がインタビューを試みる。果たして特攻に強制はあったのか、命を賭してまで守りたかったものは何か。いずれの証言も深く胸をうつ。戦争を知らない読者のために詳細な注と、写真・図版を収録。特攻を知る上で不可欠の一冊。
  • 癒す力の科学
    -
    1巻715円 (税込)
    皆さんが心とからだの関係について疑問に思っていることについて、できるだけやさしく説明しようとしたものです。 そして人はどうして病気になるのか、またどうしたら病気にならないようにすることができるのか、また病気になっても、どうしたら治ることができるのか。あるいは治らなくても、病の進行を遅らすことができるのかを説いたものです。(「はしがき」より)
  • 昭和十七年の夏 幻の甲子園 戦時下の球児たち
    3.0
    正史から抹殺された甲子園大会の「謎」に迫る!  昭和十七年夏の甲子園大会は、朝日新聞主催から文部省主催に変更。さらに、戦意高揚のため特異な戦時ルールが適用され、「選手」としてではなく「選士」として出場することを余儀なくされた。そして、大会後は「兵士」として戦場へ向かった──。球児たちの引き裂かされた青春の虚実を描くノンフィクション大作。 解説・岡崎満義 【目次より】 序章 開幕迄 第1章 満州のハーモニカ 第2章 とある予科練生の憂鬱 第3章 応召した監督 第4章 台湾から来たチーム 第5章 少年航空兵に憧れた主将 第6章 幻のホームラン 第7章 海軍航空隊の現実 第8章 戦時下の大記録 第9章 シベリア抑留 第10章 撃沈 第11章 真の最多得点記録 第12章 焼け落ちた優勝旗 第13章 一通の戦死公報 第14章 キノコ雲の下 第15章 最後の熱戦 第16章 それぞれの青春と戦争
  • 堤清二 罪と業最後の「告白」
    3.6
    第47回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞作。月刊「文藝春秋」の連載『堤清二の「肉声」』に大幅に加筆したもので、セゾングループの総帥だった堤清二氏が死の一年前、父・康次郎氏そして弟の義明氏との関係をじっくり振り返った一族の物語です。 清二氏が、著者の児玉さんに10時間以上も語った堤家の物語は、愛憎と確執に満ちた肉親相食む世界でした。 康次郎氏は西武グループの礎を築いた実業家であると同時に、強引な手法で「ピストル堤」の異名をとり、異常な好色でも知られていました。清二氏ら七人の兄弟姉妹の母親だけで四人、そのうち二人とは入籍をしませんでした。関係を持った女性はお手伝いから看護士まで相手選ばず、清二氏の母・操さんの姉妹とも関係を持ちそれを操さんも承知していたといいます。その異常な環境で、清二氏・義明氏兄弟は静かな“狂気”を身の内に育まざるをえませんでした。 フォーブス誌の世界長者番付で世界一位に輝いた義明氏と、セゾン文化で一世を風靡した清二氏は、一転して凋落し、軌を一にするように堤家も衰退の一途を辿ります。 西武王国について書かれた本は数多くありますが、清二氏が初めて明かした一族の内幕は、堤家崩壊の歴史であると同時に、悲しい愛と怨念の物語であり、どうしようもない定めに向き合わなければならなかった堤家の人々の壮大な物語です。 ※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 敗れざる者たち
    4.2
    勝負の世界に青春を賭け、燃え尽きていった者たちのロマンを描く、 スポーツノンフィクションの名作が、待望の新装版に! 燃え尽きたいと望み続けついに叶わなかったボクサー、 栄光の背番号3によって消えた三塁手、夭折した長距離ランナーの「思い」、 良血馬達との決戦に臨むサラブレッ ド― “勝負の世界に何かを賭け、 喪っていった者たち”をテーマに書き継がれた6篇。 著者の原点ともいうべきスポーツ・ノンフィクシ ョンの金字塔! 沢木耕太郎が、徒弟修業中の自分にひとつの可能な道筋が見えてきた、と語る、自身の出発点ともいえる記念碑的作品。 解説・北野新太
  • 奇跡のチーム ラグビー日本代表、南アフリカに勝つ
    4.5
    2019年、ラグビーW杯日本開催に必読の一冊。 世界が震えたあの勝利は、こうして生まれた! 2015年ラグビーワールドカップ。エディー・ジョーンズ率いる日本代表は、強豪南アフリカを相手に劇的な逆転勝ちを収め、世界を震撼させた。エディー・ジャパンはなぜ日本ラグビーの歴史を変えることができたのか? 選手・関係者40人近くへの徹底取材を通して、その秘密を解き明かした傑作ノンフィクション。 解説・畠山健介 ※この電子書籍は、2016年3月に文藝春秋から刊行された『エディー・ウォーズ』を改題し、新章を加筆した文庫を底本としています。
  • パラサイト式血液型診断
    -
    1巻792円 (税込)
    A型、B型、O型、AB型――。一世を風靡したABO式血液型による占いは、いつの間にか下火になった。人間を4つの型に分けて分析するなんて乱暴すぎる、といった当然の批判が噴き出すようになったあたりからだろう。 本書は、血液型について真正面から科学的にとらえたものである。 血液型は、生活習慣病をはじめとして、さまざまな病気と関連があることがわかってきた。これを免疫学の視点から解き明かしていく。もっとも硬派な血液型本!
  • 甦るロシア帝国
    4.3
    帝国を解体させたイデオロギーがわかる! 若き外交官として崩壊前夜のソ連に着任し、抱いた恐れ――ロシアはいずれ甦り、怪物のような帝国になる。その現状を大幅増補!
  • 選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子
    4.5
    その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と 医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。 函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。 裁判の過程で見えてきたのは、そもそも 現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は 認められていないことだった。 ダウン症の子と共に生きる家族、 ダウン症でありながら大学に行った女性、 家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。 多くの当事者の声に耳を傾けながら 選ぶことの是非を考える。 プロローグ 誰を殺すべきか? その女性は出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子は ダウン症だったという。函館で医師を提訴した彼女に私は会わなければならない。 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 文春将棋 読む将棋2021(文春ムック)
    4.0
    すべての棋士にはドラマがある。 盤上で魂を削りあっている棋士のストイックな佇まいを描きたい、 技術はわからなくても、その筋書きのないドラマを伝えたい。 そんな思いから生まれた、将棋の魅力が詰まった すべての将棋ファンに送る1冊! 一章  「藤井聡太と若き才能」 棋士18人が証言する「藤井聡太、進化の過程」 「教授」勝又清和七段の<王位戦と藤井聡太>回想録 佐々木大地五段 将棋は生きる希望だった 西山朋佳女流三冠 三段リーグの藤井聡太戦 斎藤慎太郎八段 名人挑戦への道「4強に五分以上で」 広瀬章人八段 対局で感じた藤井聡太二冠の進化と成長 野原未蘭女流1級 秘伝の将棋「英春流」 東大将棋部と藤井聡太ほか 二章 羽生世代と見果てぬ夢 藤井猛と行方尚史、二人は戦友 さよなら、八王子将棋クラブ 深浦康市九段 諦めない「粘りの棋士」 桐山清澄九段 73歳現役最高齢棋士「幕を閉じた順位戦」 豊川孝弘七段 こうしてできたオヤジギャグ 山崎隆之八段 初のA級へ「齢40にして強くなる」など
  • 「自分メディア」はこう作る!
    4.0
    会社を辞めて、自由に生きていく! 自分の価値を高めて「自由」を手に入れる5つの戦略とは――「個人」の時代の必読書! フォロワー35万人突破! 無名の会社員がトップブロガーに登り詰めた、戦略的ブログ運営記 ちきりん×pha 特別対談も収録!
  • 川上弘美書評集 大好きな本
    3.8
    いい本があるよ、みんなもよかったら読んでね! 純文学からマンガ、へんなエッセイまで、川上弘美が「ほんとうにいい」と思った144冊。あなたを心よろしき読書へ誘うガイドブック
  • インパール
    4.2
    1~3巻815~1,400円 (税込)
    太平洋戦争で最も無謀だったといわれるインパール作戦。昭和19年3月、ビルマから英軍の拠点があったインド北東部・インパールの攻略を目指した日本軍は、この作戦で歴史的敗北を喫した。「インパールの悲劇」は“日本の東条”とビルマの“小東条”牟田口廉也の握手から始まった――史実に基づいた考証と冷静な筆致と気迫で、涙と憤りなしでは読めない、第一級の戦記文学を復刊!「何しろわしは、支那事変の導火線になったあの盧溝橋の一発当時、連隊長をしていたんでね。支那事変最初の指揮官だったわしには、大東亜戦争の最後の指揮官でなければならん責任がある。やるよ、今度のインパールは五十日で陥してみせる」功名心に気負いたつ軍司令官・牟田口中将の下、いたずらに死んでいった人間の無念。敗戦後は部下に責任転嫁し、事実の歪曲を押し通した軍人を許すまじ!本書はその実相を書き、牟田口廉也批判の口火を切った『イムパール』に、著者自ら大幅な改訂を加えた文庫決定版。 【目次】 戦いの日の回想―序にかえて― インド征服の夢 先手後手 インパール見ゆ 狂奔 雨季 ビシェンプール攻撃 壊滅 死の道 肉体の限界 時期作戦準備中 戦記の中の真実―あとがきにかえて― 〈インパール作戦〉地図・部隊編成表
  • 「田島道治日記」を読む 昭和天皇と美智子妃 その危機に
    3.0
    天皇退位か、謝罪か――戦後皇室最大の危機を読み解く 初代宮内庁長官・田島道治は敗戦からまもない昭和23年、その職に就きます。東京裁判の判決を間近に控え、天皇退位問題に揺れる占領下の皇室。その戦後皇室の「危機の時代」を、田島の日記をもとに描くのが本書です。 占領下の天皇退位問題、「謝罪詔勅」の真相、マッカーサー解任の衝撃、宰相・吉田茂との連携……。そして皇太子妃選びから美智子妃の苦悩まで、昭和史の新たな地平が見えてきます。
  • 悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞
    4.3
    1巻815円 (税込)
    安倍首相の「腹心の友」がつかみ取った52年ぶりの獣医学部新設。そのレールを誰が敷いたのか? 浮かび上がる米留学以来の“義兄弟”関係、夫人たちのサークル、教育にはびこる政・財・官の利権構造──「政治とカネ」問題で当代一の著者が徹底取材で核心を説き明かした。2018年大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 解説・石井妙子 【目次より】 第1章 第二の加計学園 第2章 悪友サークル 第3章 加計の野望 第4章 海外戦略の手助け 第5章 政治とビジネス「商魂」 第6章 国家戦略特区というレール 第7章 下村文科大臣の献金疑惑 第8章 前川の乱「疑惑の核心」 第9章 内閣府VS文科省 第10章 延期された学部の設置認可 終章 政権延命の末 ※この電子書籍は2017年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ
    4.1
    政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか 世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである。 始末の悪いことに、このゴミは参考にされたり引用されることで、新たなゴミを生み出している。 では、なぜこのようなゴミが作られるのか。 それは、この国では社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないからだ。 いい加減なデータが大手を振ってまかり通る日本―デタラメ社会を脱却するために、我々は今こそゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。
  • 炎上 1974年富士・史上最大のレース事故
    4.3
    日本レース界最大のタブーに挑む!マシン4台が爆発炎上、レーシングドライバー2名が事故死した未曽有の大事故。その真相を、生き残ったレーサーたちが赤裸々に証言。長年、封印されてきた真実が明らかになる! 1974年、富士スピードウェイで4台のマシンが爆発炎上、レーサー2名が焼死、観客6名が重軽傷を負うレース史上最大の事故があった。悲劇の舞台は、「富士グランチャンピオン・シリーズ」第2戦。スタート直後に先頭付近の2台のマシンが接触、1台がコースアウトして後続集団に激突して起きた多重クラッシュだった。 しかし事件はその後、意外な展開を見せる。静岡県警が事故原因をつくったレーサー1人を業務上過失致死の疑いで書類送検したのだ。接触事故は、果たして故意だったのか、過失だったのか? 長年、日本レース界最大のタブーとされてきた大事故の真相を、ノンフィクション作家の中部博が関係者への丹念な取材で解き明かしてく。 「魔の30度バンク」への先陣争い、喧嘩まがいのドライビング、ワークスチーム間の仁義なき争い、そしてレーシングドライバーという人生……。モータースポーツの光と影を描き切った、渾身のドキュメント巨編!
  • 悩みの9割は読書が解決してくれる(KKロングセラーズ)
    -
    年代別におすすめする本を谷沢永一流に解説。本との出会いは「自分」の身の上にだけ起こる事件ともいえる。十五歳、二十歳、三十歳、四十歳、五十歳、六十歳、七十歳別に、谷沢永一がおすすめの書籍を紹介。いつ、なにを、読むかで人生が変わる全世代向け年代別+読書ガイド=105冊
  • 世界の美しさをひとつでも多く見つけたい
    4.5
    世界がひっくり返るほどの感動をしたからこそ、なんとしてでも人にそれを伝えたい――。その一心だけを胸に日本を飛び出し、スラム、事件現場、被災地など国内外様々な場所へ赴き、ひたすら現地で生きる人びとと交わり、その記録を生業にした、いま最注目のルポルタージュ作家が初めて綴った、感動的かつ革新的な人生訓。いかなる惨状の中でも必ず希望を見出し生き抜く人間の生命力から、これからの日本に必要なことを問う。
  • 昭和とわたし 澤地久枝のこころ旅
    4.0
    「本書はわが人生のアンソロジーです」。二・二六事件、太平洋戦争、沖縄密約……昭和に翻弄された女性たちに寄り添って、時代の声を刻み続けた約50年にわたる仕事を一冊に凝縮。 女性ノンフィクション作家の草分けとして知られる著者。昭和の戦争や重大事件を扱った重厚な作品から、着物について書かれたエッセイ、友人との交遊など描いた軽妙な作品まで、その魅力を余すことなく収録した「澤地久枝入門」に最適の一冊! 【目次】 序  その仕事を貫くもの I わたしの満州  戦前から戦中を過ごして II 棄民となった日々  敗戦から引揚げ III 異郷日本の戦後 わが青春は苦く切なく IV もの書きになってから 出会ったひと・考えたこと V 心の海にある記憶   静かに半生をふりかえる VI 向田邦子さん  生き続ける思い出
  • フェイクウェブ
    4.0
    メール一本で数十億円の被害! ネット空間にひそむ「フェイク」が、あなたの生活をおびやかす。 インターネットの登場で世界は大きく変わり、豊かになった。いまや社会のインフラになり、個人の日常生活から、ビジネス、政治、文化といった様ざまな局面において、インターネットのない状況は考えられない。しかし、ネット空間が「安心安全」かといえば、残念ながらその逆だ。リアル社会よりも巧妙で、狡猾な罠が、数多く仕掛けられている。 企業のCFO(最高財務責任者)を狙う「ビジネスメール詐欺」。 個人を狙い、個人情報や金銭に結びつく情報を詐取する「フィッシング攻撃」。 振り込め詐欺につながる偽メール。 人間の欲望につけ込む偽「出会い系」。 いまや魔窟と化した仮想通貨の世界。 世論を左右するフェイクニュース。 いまや誰もが「フェイク」の被害者になりうる時代なのだ。前作『闇(ダーク)ウェブ』で、インターネットの闇世界をいち早く指摘して話題となったサイバーセキュリティのプロ集団が、ネット空間にはびこる「フェイク」の実態に迫り、その上で、この情報社会を生き抜くための心得を伝授する。
  • 無敵の読解力
    3.9
    「本物の知性をなめるなよ。」 現代を分析するときに必要とされるのは「読解力」である。そこで役に立つのは古典をはじめとする書物だ。万巻の書を読み卓抜の読解力を有する二人が、仕事論、米中対立、オリンピック、リーダー論、日本人論を縦横無尽に斬る。その無敵の斬れ具合を玩味すること以上の知的な興奮はない。 第一章 人新世から見た仕事論 第二章 米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か 第三章 オリンピックはなぜやめられなかったのか 第四章 愛読書から見るリーダー論 第五章 日本人論の名著を再読する
  • 極夜行
    4.2
    ノンフィクション界のトップランナーによる最高傑作。 ヤフーニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞、W受賞! 探検家にとっていまや、世界中どこを探しても“未知の空間”を見つけることは難しい。様々な未知の空間を追い求めて旅をしてきた角幡唯介は、この数年冬になると北極に出かけていた。そこには、極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間があるからだ。極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)。彼は、そこに行って、太陽を見ない数カ月を過ごした時、自分が何を思い、どのように変化するのかを知りたかった。その行為はまだ誰も成し遂げていない“未知”の探検といってよかった。 シオラパルクという世界最北の小さな村に暮らす人々と交流し、力を貸してもらい、氷が張るとひとりで数十キロの橇を引いて探検に出た。相棒となる犬を一匹連れて。この文明の時代に、GPSを持たないと決めた探検家は、六分儀という天測により自分の位置を計る道具を用いたため、その実験や犬と自分の食料をあらかじめ数カ所に運んでおくデポ作業など、一年ずつ準備を積み上げていく必要があった。暗闇の中、ブリザードと戦い、食料が不足し、迷子になり……、アクシデントは続いた。果たして4カ月後、極夜が明けた時、彼はひとり太陽を目にして何を感じたのか。足かけ4年にわたるプロジェクトはどういう結末を迎えたのか。 ※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 新・AV時代 全裸監督後の世界
    5.0
    ドラマ「全裸監督」の土壌はここにある! 90年代のAV業界に革命を起こしたSODの高橋がなりなど、社会の良識から逸脱し破天荒な試みをする人々を濃密に描き出した傑作。
  • 半グレと芸能人
    3.2
    市川海老蔵、宮迫博之、田村亮……。 なぜ芸能人は半グレ=反社会的勢力と接点を持ってしまうのか? 『週刊文春』の特派記者として15年のキャリアを積んだ筆者が、あまり報じられることのない取材の裏側を明かしつつ、芸能人と半グレたちの“夜の生息域”に迫る! ・関東連合を芸能人や起業家らと結びつけた“黒幕”の正体 ・市川海老蔵事件の取材で厄介だった関東連合の情報操作 ・芸能人、スポーツ選手、政治家が集った「西麻布迎賓館」の実態 ・金塊強奪犯は、なぜ芸能人と写真を撮れたのか? 第1章 関東連合を六本木に連れてきた男 第2章 折口雅博が築いた西麻布の“城” 第3章 市川海老蔵事件と関東連合崩壊の予兆 第4章 六本木フラワー襲撃事件 第5章 西麻布迎賓館事件 第6章 半グレ最新事情と金塊強奪犯
  • パンデミックの文明論
    3.6
    新型コロナについての議論で意気投合した二人が緊急対談。 古代ローマ帝国から現代日本まで、歴史を縦軸に、洋の東西を横軸に目からウロコの文明論が繰り広げられる。世界各国のコロナ対策を見れば、国民性がハッキリ見える。 ・「空気」という戒律が、日本でコロナを生きづらくさせた ・イタリアで大流行してしまったのは、ハンカチで洟をかむから? ・古代ローマ帝国の弱体化もパンデミックから始まった ・「自粛警察」は不倫カップルのことも許せない ・オランダ人の50%はトイレに行っても手を洗わない ・「浮気遺伝子」と感染拡大地域のビミョーな関係 ・疫病が拡大すると「マイノリティ」排除が起きやすい
  • ユニクロ潜入一年
    3.9
    離婚して名前まで変えて挑んだ潜入ルポの傑作! 柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。 Amazon、ヤマト、佐川急便……数々の過酷な潜入取材をしてきた著者が次に選んだのは、 自分の本を名誉毀損で訴えたユニクロだった。 「(批判する人には)うちの会社で働いてもらってどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」 柳井社長の言葉は自分への挑戦状だ。 合法的に名前を変え、潜入した現場で見たものは。 解説・鎌田慧 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • コロナ後の世界
    3.6
    新型コロナウイルスが国境を越えて感染を拡大させる中、現代最高峰の知性6人に緊急インタビューを行い、世界と日本の行く末について問うた。 このパンデミックは人類の歴史にどんな影響を及ぼすのか? これから我々はどんな未来に立ち向かうのか? 世界史的・文明論的な観点から、冷静かつ大胆に2020年代を予測する。 [主な内容] ・ジャレド・ダイアモンド「21世紀は中国の時代にはならない」 (カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授。著書『銃・病原菌・鉄』) ・マックス・テグマーク「AIで人類はもっとレジリエントになれる」 (マサチューセッツ工科大学教授。著書『LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ』) ・リンダ・グラットン「ロックダウンが日本人の新しい働き方を生んだ」 (ロンドン・ビジネススクール教授。著書『ライフシフト 100年時代の人生戦略』) ・スティーブン・ピンカー「人間の認知バイアスが感染症対策を遅らせてしまった」 (ハーバード大学心理学教授。著書『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』) ・スコット・ギャロウェイ「パンデミックでGAFAはますます強大になっていく」 (ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』) ・ポール・クルーグマン「経済は人工的な昏睡状態。景気回復はスウッシュ型になる」 (ノーベル経済学賞受賞者。著書『格差はつくられた 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』)
  • 女と男 なぜわかりあえないのか
    4.1
    1巻880円 (税込)
    ベストセラー『言ってはいけいない』の著者が、男女のタブーに斬りこむ! 「週刊文春」の人気連載「臆病者のための楽しい人生100年計画」を新書化。 「女と男」は人類の最大の関心事ともいえる。この永遠のテーマが最新のサイエンスによって解明されつつある。野心的なタブーの挑戦のなかから、意外かつ誰でも楽しんで読める最前線の研究を紹介。果たして女と男の戦略のちがいとは……。 【本書の内容より】 ●「美女はいじわる」は本当だった!? ●男は52秒にいちど性的なことを考える ●女は純愛、男は乱婚? ●女の8割は「感情的な浮気」に傷つく ●男のテストステロン・レベルは女の100倍 ●女は合理的にリスクをとる ●父親の10人に1人は知らずに他人の子を育てている ●女は身体が感じても脳は感じない ●男は「競争する性」、女は「選択する性」
  • 県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実
    3.6
    暴力団は壊滅できる! 警察官人生を通じ暴力団対策とりわけ凶暴として知られた工藤會対策に従事した刑事が明かす、暴力団との戦いのこれまでとこれから。 福岡県警と工藤會との戦いを通して、暴力団と日本社会がどう向き合うべきかが見えてくるのではないか。きれい事で飾った「ヤクザ」ではなく真の暴力団の姿を、そして暴力団壊滅のために何が必要なのか、多くの市民に知ってほしい。(「はじめに」より抜粋) 【目次より】 第一部 工藤會VS福岡県警 一 取締りあるのみ、の時代 二 工藤會壊滅を目指して 三 市民と共闘の時代へ 四 工藤會頂上作戦 第二部 暴力団VS市民 一 暴力団は今も脅威か 二 市民が暴力団に狙われたら? 三 令和の暴力団との戦い 四 ヤクザと刑事
  • オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側
    3.7
    新型コロナウイルスの流行で、迷走に迷走を重ねた挙句、東京オリンピックの延期が決定した。国際オリンピック委員会(IOC)がぎりぎりまで延期を口にしなかったのは、秋になるとアメリカでアメリカン・フットボールやバスケットといった人気スポーツが始まるので、テレビ局の放送日程がとれないからだという。 オリンピックは世界中の国が集まって行う「スポーツの祭典」「平和の祭典」であり、そのため開催国では巨額の税金を注ぎ込む。それがアメリカのテレビ局の都合で左右されていいのか。 本書は、オリンピックが「スポーツの祭典」から、単なる巨大なスポーツ興行へと変わってしまった軌跡を丹念に追う。とくにテレビの放送権料という金の卵を産む鶏の存在が、IOCをいかに変えたのかを検証する。 では、開催国の日本は一方的な被害者なのか。そんなことはない。 オリンピックを錦の御旗に、あらゆる強引な手法が駆使された結果、東京都心で最後に残った閑静な地域、神宮外苑は再開発されることになった。その巨大な利権に群がったのは誰か。再開発地域にあった都営アパートは取り壊され、長年住んできた住民たちは移転させられた。「国策に協力する」という名目で……。 このような東京五輪の暗黒面が新聞で報じられることはない。なぜなら、新聞もオリンピックのスポンサーなのだから。 世界中がオリンピックが巻き起こす札束の嵐に巻き込まれている。しかし、忘れてはいけない。そのカネはすべて我々の税金なのだ。一年延期で胸をなでおろしている場合ではない。延期の場合、中止よりもさらに巨額の公費が投入されるのだ。
  • 総会屋とバブル
    -
    かつて「総会屋」と呼ばれる男たちがいた――。 彼らは闇社会の住人でありながら、上場企業の株主総会に株主として出席し、経営陣を震え上がらせた。壇上の経営陣にイチャモンまがいの質問を突きつけて締め上げる「野党総会屋」がいれば、怒号のようなヤジをとばして彼らの質問を妨げる「与党総会屋」もいた。企業側が、彼らに利益供与をすることと引き換えに、株主総会の円滑な進行を望むことは自然な流れでもあった。 21世紀となった現在では信じられないが、名だたる超一流企業が株式市場のハイエナたちに喰い付かれていた。キリンビール、伊勢丹、イトーヨーカドー、味の素……。 「企業をまわって集金すれば、月に3000万円。最盛期は年収が3億円をゆうに超えていた」と、日本最大の総会屋「論談同友会」の元幹部は言う。 バブル経済に踊っていた金融業界にいたっては、総会屋に喰らい尽くされていたと言ってよい。ガリバーの野村證券は総会屋を優遇し、損失補填を行っていた。第一勧業銀行は歴代トップが大物総会屋との関係を続け、違法に融資された額は300億円にものぼるという常軌を逸した沙汰だった。 なぜ一流企業の経営陣は、闇社会の“呪縛”に絡み取られてしまったのか? 論談同友会の元幹部らの証言をもとにバブルの裏面史を描き出す。
  • 農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦
    4.5
    いま、日本の農業の常識が覆る。先端技術と最新マネジメントで、希少かつ高品質なオンリーワン商品を生み出し、世界を席巻――。これぞ日本の未来の成長産業だ! 衰退産業の代名詞とされてきた日本の農業。しかし、この常識は覆りつつある。独自のアイディアと先端技術で稀少かつ高品質の商品、サービスを生み出す変革者たち。時代を先取る彼らの生き方、働き方──。明日のビジネスのヒントがここに! 【仕事も人も面白い! 常識を覆すイノベーターたち】 ●元エリート会計士が作る「究極のピーナッツバター」 ●東大卒「畑に入らないマネージャー」500のカイゼン ●京都の自動化レタス工場が世界を席巻する日 ●毎年完売する100グラム1万円の茶葉の秘密 ●世界の一流シェフを魅了する「ハーブ農園」 ●女性「未利用資源オタク」が切り開く新エコシステム ●アマゾンより早い野菜流通革命 ほか ■堀江貴文氏推奨 「農業×テクノロジー、異質なものの掛け算からイノベーションは始まる」 ■楠木健(一橋大学大学院教授)絶讃 「地に足がついた、素晴しい仕事論だ」 ■NewsPicksでも第反響!
  • 私の大往生
    -
    孤独死、ポックリ、七転八倒? 世を達観した14人が語った、理想の最期。人生100年時代だからこそ考えたい、あなたはどう死ぬのか? どう死にたいのか? 「大往生」を広辞苑で引くと、「安らかに死ぬこと。少しの苦しみもない往生」とある。そんな理想的な死のかたちとはどういうものか、人生の達人14人に尋ねた。死への恐怖、印象に残った死に方、人生への思い──人生のしまい方を考える糧になる一冊。 中村仁一 理想は「孤独死」と「野垂れ死に」 渡邉恒雄 主筆室でポックリ死んでいて、秘書が発見 外山滋比古 寿司をのどに詰まらせて死ぬ 佐藤愛子 覚悟を決めて七転八倒 やなせたかし みんなを笑わせながら、面白く死にたい 内海桂子 突然倒れて「あら」っいうのがいいね 出口治明 織田信長の死に方には、痺れました 大林宣彦 余命半年の宣告を受けて 柳田邦男 人生の最終章を生きるための「十の心得」 酒井雄哉、小野田寛郎、金子兜太、橋田壽賀子、高田明
  • フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち
    4.0
    株式市場で、巨大な詐欺が行われていた!? 何故か株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう。その陰には巨大詐欺と投資家を出し抜く超高速取引業者の姿があった。 ※この電子書籍は2014年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 水害列島
    4.0
    豪雨、台風、地震洪水、大水害への備えと最善の避難策とは!? 土木・災害の専門家による警告の書。 日本は世界有数の自然災害多発地であり、巨大災害が発生すれば、その及ぼす被害は、わが国の存立発展に致命的な影響を及ぼしかねません。ゼロメートル地帯が広範囲に広がる東京・大阪・名古屋は危険です。とくに危ないのが首都東京なのです。 首都東京における「地震洪水」は、ゼロメートル地帯を大規模に擁する首都圏に甚大な被害をもたらします。この地域の安全と国民の生活の安寧を確保できなければ、日本という国の存立そのものを失うことにも繋がってしまいます。 【目次】 第1章 なぜ大水害は起こるのか 第2章 西日本豪雨の教訓 第3章 防災という罠 第4章 ゼロメートル地帯江戸川区のハザードマップ作り 第5章 マニュアルの充実は防災力を脆弱にする 第6章 首都直下型地震により発生する「地震洪水」 第7章 大水害にどう立ち向かえばいいのか? 第8章 見えない津波防波堤を実現した女川町 第9章 たゆまず続けられてきたゼロメートル地帯の「命山」建設 第10章 先人の知恵に学ぶ
  • さらば! サラリーマン 脱サラ40人の成功例
    4.0
    人生は一度きり。定年までいまの会社にしがみついたままでいいのか。ノルマに追われ、上司と部下の人間関係に悩み、リストラに怯えるくらいなら、自分の好きなことをしたほうがいいのではないか――。サラリーマンなら誰もが一度は抱く脱サラの夢を実現した「起業の先人」たちが語るビフォーアフターの物語。 (目次より) 第1章 起業の夢を実現する 第2章 故郷で第二の人生を 第3章 職人として生きる 第4章 趣味を活かす 第5章 人の役に立ちたい
  • 性と欲望の中国
    4.0
    驚きの現地ルポ! 爆買いから「爆セックス」へ。14億人民の爛熟と頽廃 かつて中華人民共和国は「セックス不毛地帯」であった。共産党は売春を撲滅。性愛そのものが「ブルジョア的」とされ、恋愛小説さえ発禁だった。男女共用ニーハオトイレもあたりまえ。女性でも平気で道に痰を吐き、脇毛も剃らずに晒していた。 ところが今、高度経済成長とともに、セックス文化が爆発的に花開いている。 微信(WeChat)などSNSを利用した売春や不倫が横行し、エロ系オタク文化やAV発のサブカルチャーも大流行。AIやロボット開発に携わる若き理工系の頭脳が、精巧なラブドール(ダッチワイフ)開発にしのぎを削る。日本に押し寄せる中国人観光客向けに、ソープランド巡りなどを目的とした「日本買春ツアー」さえ売り出されている。 百花繚乱の中国の性事情には、「いびつな人口動態」「拝金主義」、そして「権力闘争」が影を落としている。一人っ子政策によって男女比が均衡せず、「結婚できない男性」が3000万人を超える。そのため、一部の性産業にとって中国市場は「ブルーオーシャン」なのだ。また、工業地帯の周辺には、性産業で手っ取り早くカネを稼ごうと若い女性達が大量に流入し、風俗産業が乱立する「性都」がいくつも生まれた。 一方で、いきなり当局の手入れが入って壊滅したり、有力者の不貞行為が突然暴露されて失脚することも多い。これらの背景には中国共産党内部の権力闘争が密接に絡んでいる。LGBTへの迫害や生きづらさ、共産党による監視の不気味さなど、深いテーマにも鋭く斬り込む。まさに「性事」から「政治」を読み解いた作品である。
  • 上皇后陛下美智子さま 心のかけ橋
    -
    少女時代からご成婚60年まで、皇室取材25年の映像プロデューサーが綴る珠玉のエピソード。皇后という「使命」をひたすらに生き、人々に橋をかける奇跡のお歩み。ベテラン宮内記者も驚いた、秘話が満載の一冊。 「光に包まれたひと」「祈りのひと」……上皇后陛下美智子さまに関する取材をライフワークとし、数々の特別番組を手がけた筆者が綴る、感動の秘話! 「カモシカ少女」時代、恩師マザー・ブリットの教え、そして皇太子としてのご決意に御心をうたれてご成婚へ。“VOCATION──天職・使命”に導かれるように、“祈りの皇后”として、“文化の護り人”として、皇室と国民に献身され、人々の心に橋をかけてこられた美智子さま。知られざるその「御心の軌跡」を辿る。
  • 大谷翔平 野球翔年 I日本編2013‐2018
    4.3
    二刀流でメジャーMVPの原点はここに 日本でプレーした5年間を本人の肉声とともに辿る。プロでは「不可能」「非常識」と言われた二刀流を大谷はなぜ実現できたのか? ※この電子書籍は2018年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 秋篠宮家と小室家
    -
    なぜ眞子さまは小室圭さんを諦めなかったのか。皇室史上「類例を見ない結婚」は何をもたらすのか。令和の宮中重大事件の全舞台裏。
  • 戦前昭和の猟奇事件
    3.0
    大正から昭和に入るころ、犯罪は現代と比べてひとつひとつが強烈な存在感を放っていました。新聞や雑誌が競い合って報道し、読者もこぞって読み漁る――。 本書では、その発端ともいえる、「鬼熊事件」(一九二六年)を皮切りにして、合わせて9つの事件とその報道の顛末を紹介します。 ◎鬼熊事件 激動の昭和に入る直前。千葉の農村で七人を死傷し、四十日間もの間逃走した事件があった。犯人の鬼熊は、一躍メディアのスターに。 ◎岩の坂もらい子殺し(1930年) 東京板橋の貧しい人々の町で、赤ちゃんを育てられない親から「養育金」を貰い、殺していた事件。記者と警察の思惑が絡み合い「大事件」報道化。 ◎天国に結ぶ恋(1932年) 華族家の大学生と旧家の令嬢の心中事件が、女性の遺体盗難という猟奇的展開と相まって話題に。「二人の恋は清かった」と空前のブームになった。 ◎翠川秋子の心中(1935年)。 日本初の女性アナウンサー翠川秋子。夫に先立たれながらも、働いて子どもを成人まで見届けた女性が選んだのは、家出と十数歳下の男性との入水自殺。彼女を追う記者たちの「働く女性への偏見」が炸裂。 ◎日大生保険金殺人(1935年)。 実父の院長とその妻、娘が共謀して、放蕩息子の日大生を殺害。狙いは、彼にかけられた現在の一億円相当の生命保険金。当時はめずらしかった「保険金殺人」だった。当時の警視庁刑事部長も「前代未聞の犯罪」と唸る。 ほか◎阿部定事件(1936年)◎津山三十人殺し(1938年)◎チフス菌饅頭事件(1939年)◎父島人肉食事件(1945年)など有名事件を紹介。
  • メディアの闇 「安倍官邸 VS.NHK」森友取材全真相
    3.3
    なぜ放送されないんだ! エース記者はなぜNHKをやめたのか。 官邸からの圧力、巨大組織内で上層部から歪められる報道── スクープの裏側を「忖度なし」に書き尽くす。 社会に衝撃を与えた『安部官邸vs.NHK  森友事件をスクープした私が辞めた理由』を改題し、大幅加筆。 「文庫化にあたって 『この本には虚偽がある』は虚偽である」をはじめ、単行本刊行後の怒濤の展開も描いた決定版。 著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。 次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。 NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。 記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。 この話には続きがある。 「この単行本が出来上がろうかというタイミングで赤木雅子さんに初めて会えた。 その後、劇的な展開を見せて、週刊文春での赤木俊夫さんの遺書全文公開、国と佐川氏の提訴に至った。 森友国有地値引きも公文書改ざんも何一つ古びていないし終わってもいない」(「文庫化にあたって『この本には虚偽がある』は虚偽である」より) 今、メディア不信は最高潮に達している。 権力に牙を抜かれ、批判能力を失う一方で、現場の最前線には、真実を伝えるために日夜格闘する記者たちがいる。 すべてはここから始まった――。 メディア、公正な報道が危機に瀕する現代、必読の書。 解説:田村秀男(産経新聞特別編集委員) ※この電子書籍は2018年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた
    4.3
    人類最後の秘境は食卓だった!? カエルの子宮、猿の脳みそ、ゴリラ肉……。未知なる珍食を求めて、世界を東へ西へ。 子供の頃は、好き嫌いが多かったという著者は、大学の探検部の遠征でアフリカ・コンゴへ行ったのをきっかけに、 「食ビッグバン」を起こし、一気に珍食のトリコに! 世界中を訪れた探検家・高野秀行さんが綴った抱腹絶倒エッセイ! 解説・サラーム海上 ※この電子書籍は2018年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒
    5.0
    エジプト史は盗掘と略奪の歴史だった! 5000年前からナイルの秘宝は盗まれ続けてきた。 ローマ人の略奪、ハワード・カーターの世紀の発見、地元の泥棒一族、ナポレオン、大道芸人、現代のISの破壊行為まで……、 時に大発見にも繋がる盗掘は、悪なのか? エジプトの文化財は一体誰のものか? 盗掘と略奪を知ることで、人を惹きつけてやまないエジプトの魅力が見えてくる。 新聞社の元カイロ特派員が、お宝を盗みまくった者たちの歴史に迫る。
  • 死刑賛成弁護士
    4.3
    突然、殺された家族は二度と戻ってこない――命は大事、だから死刑! 被害者を見捨ててきた日本の刑事司法。死刑廃止国で横行する警察の現場射殺。 「弁護士はみな死刑反対」と考えるのは大間違い! 被害者遺族の悲観と刑事裁判の理不尽さを知悉する弁護士らが、一般的な感覚から乖離する死刑反対派の欺瞞、死刑廃止国が行っている現場射殺の実態など、知られざる事実をここに“告発”する。
  • 反日種族主義と日本人
    4.0
    40万部超のベストセラーとなった『反日種族主義』の日本人のための公式副読本。 韓国で出版された『反日種族主義』の日本での翻訳出版を執筆者たちに薦めた産経新聞編集委員の久保田るり子氏による書き下ろし。『反日種族主義』執筆者6人へのインタビューも収録。 文在寅政権は韓国の歴代政権の中でも最も「反日」を前面に押し出している。韓国で「反日」がここまで大きくなった背景には、戦後日本の新聞や政治家、左派文化人による言動がある。日韓を離間させようとする北朝鮮や朝鮮総連の思惑を後押ししてきた戦後日本の左派勢力の責任を問う一冊。 慰安婦問題や徴用工問題で日本の左派勢力がどんな役割を果たしてきたのか、日本人として知っておかなければならない事実を提示する。
  • ヘンリー王子とメーガン妃 英国王室 家族の真実
    -
    人気No.1王子とバツイチ女優はなぜ王室を“離脱”したのか? エリザベス女王は王室を守るために2人を切り捨てた。 母・ダイアナ元妃を亡くしたヘンリー王子は、10代で薬物と飲酒におぼれて騒ぎを 引き起こす“王室一の問題児”だった。そんな王子が、「年上、バツイチ、黒人系」の アメリカ人女優のメーガン妃を伴侶に選び、「王室離脱」にまで至ったのは、なぜだったのか? そこには、やはりダイアナ元妃の影響が少なからず見て取れるのだ。 王子の軌跡を振り返ると、メーガン妃と出会う前後から≪変化≫の兆しがあった――。 ・メンタルヘルスの問題から治療を受けていたことを告白 ・傷病兵たちのために「インビクタス・ゲーム」を開催 ・ダイアナ元妃の影響でHIV/エイズ撲滅運動に注力 そして、自らも女優業から社会慈善活動にシフトするメーガン妃と知り合った。 メーガン妃は言った。「ヘンリー王子となら、世界を変えられる」 その一方で、2人の放埒なふるまいは、英国大衆から反感を買うことになった。 ・3億6000万円超の公費をかけて新居を改装 ・メーガン妃の衣装代は年間7000万円以上とダントツ1位 ・プライベートジェットに乗ってセレブたちと妊娠パーティー 相談もなく突然「主要王族からの引退」を宣言した2人に対して、 エリザベス女王は王室を守るために、冷徹な決断を下したのだった――。 日本テレビロンドン支局長が見た、ロイヤルファミリーの素顔。
  • 地経学とは何か
    4.3
    地政学+経済=地経学。 世界のルールと秩序をめぐる新たな主戦場がここにある! 「地政学」は地理的条件、歴史、民族、宗教、資源、人口などをベースに、 国際情勢を分析する。だが、もはや地政学では手遅れなのだ。 地政学的課題を解決するために、経済を武器として使うこと――。 それこそが「地経学」である! 米中の貿易をはじめ、ジオエコノミクスの闘いは、すでに始まっている。 両国の覇権争いは、かつての米ソ冷戦と何が違うのか? 朝鮮半島、尖閣諸島、ロシア、EU、イラン……。 日本を取り巻く脅威に、「地経学」でどう立ち向かうべきなのか? 新しいグローバルマップが、ここにある。 ・ビッグデータで人民を管理する中国の「デジタルレーニン主義」 ・米NSAが仕掛けたファーウェイへの侵入計画 ・気候変動の「勝ち組」は北欧諸国、「負け組」はサウジアラビア ・日本が原油を依存するホルムズ海峡という「チョークポイント」 ・CO2、海底ケーブル、レアアースという新たな戦場 ・トランプ政権で強まる「韓国は戦略的に不要」論 ・2022年、日本は経済規模でASEANに抜かれる
  • 韓国を支配する「空気」の研究
    4.0
    信念に固執し反論に目を向けない「確証偏向症」が蔓延している! 「日本が好き2割」「日本が嫌い2割」「どちらでもない6割」……それなのになぜ反日は止まらないのか? 慰安婦や徴用工をめぐる問題でゴールポストを動かし続ける隣国。文化や観光での交流は盛んなのに、何度も繰り返される「反日」の動き。長く日韓関係を取材してきた朝日新聞前ソウル支局長が、様々な角度から韓国の「空気」を読み解く。 【本書の内容】 第1章 好きだけれど好きと言えない日本 第2章 「ヘル朝鮮」若者たちの格差社会 第3章 ツテとコネが支配する情実社会 第4章 発展する女性社会の光と影 第5章 歴代指導者と韓国文化 第6章 分断国家の宿命
  • インドが変える世界地図 モディの衝撃
    4.1
    「米中印 3Gの時代」がもう10年後に迫っている! 2022年には中国を抜き、世界最大の人口を有する大国となる「アジアの巨象」インド。2028年までには、経済規模で日本とドイツを追い抜き、世界3位の経済大国になるといわれている。 この劇的な成長を牽引するのは、2019年5月の総選挙で圧勝し、二期目のインド首相を務めることになったナレンドラ・モディ。インド北西部グジャラート州の貧しい村に生まれ、駅でチャイ(インド式ミルクティー)を売る手伝いをしていた男が、ヒンドゥー教徒を中心とする政党、インド人民党の中で権力を手にしてゆく。敬虔なヒンドゥー教徒でありながら、グジャラート州首相のときから外国資本を積極的に受け入れ、自ら敏腕な「セールスマン」として巨大な市場の可能性を世界にアピールしてきた。 国内でも、13億人のビッグデータを集めてAI国家戦略を推進し、アジアで初めて衛星を火星の周回軌道に載せるなど、強いカリスマ性でインドを率いている。一方で、突如、高額紙幣を使用禁止にしたり、1億個のトイレを作ると宣言したりと、インパクトのあるリーダーシップが常に話題に。安倍首相とも良好な関係を築き、日本とインドの間には原子力協定が結ばれ、「新幹線」の輸出が見込まれている。 アジアの中で今後、日本が3Gの一角をなすインドと付き合ってゆくにはどうすればいいのか。NHK元ニューデリー支局長が最新の情報と共に綴る。この一冊で、インドの今が全てがわかる!
  • 中国の閨房術
    -
    1巻980円 (税込)
    中国四千年の知恵が欲望がぎっしり詰まった中国性愛術を丹念にひもといていく。 皇帝の性愛術、宦官の成り立ちと跋扈、纏足がどのように寵愛をうけてきたのか、そして媚薬の数々についても大量の図版とともに解説する。その中で著者は、「房中術は気の生理学だ。体の中には目に見えない生命エネルギーである気が流れている」と、気と性との関係にも言及している。
  • 進化とはなんだろうか
    4.5
    私たちの住む地球には,なぜこんなにも多種多様な生き物がいるのか? それらはどういうプロセスを経て今日のような形になったのか? 適応化,遺伝子の組み替えの謎,淘汰のメカニズムや,オス・メスの性差の意味,配偶をめぐる競争などについて,豊富な具体例とエピソードを紹介しつつ,「進化」のメカニズムの謎を解く.

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  • 電子書籍2020 本の在り方は変化する
    -
    なぜ電子書籍は愛されないのか? ——それは便利な代替品に過ぎないからだ。 WWW(World Wide Web)の出現で多くの情報がリンクし合うようになったなか、なぜ本だけが姿を変えないのか。私たちは、出版についてある種の特別な枠にはめて考えてきたのかもしれない。出版は、テキストを印刷した紙を束ねて綴じた「書籍」だと。それを便利に読む方法が「電子書籍」だと——。 冊子というパッケージの塀を越えて、本と本とが情報を通して結びつく。一冊の閉じられた世界から、WWWの繋がりの世界へ。電子書籍は、紙の本の代替品ではない、「あたらしい本」になる。 電子書籍の過去・現在、そして出版の未来を示す、画期的提言。全出版人必読。
  • 韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか
    4.4
    近年、韓国発のエンターテインメントの世界的な活躍のニュースは毎日のように目に入ってきます。7人組ボーイズグループBTSの国連でのスピーチやパフォーマンス、Netflixドラマ『イカゲーム』や『愛の不時着』の世界的ヒット。髪型やファッションをK-POPアーティストに寄せることも今では珍しくありません。その韓国エンタメ産業の躍進は、実は韓国社会の変化と大きく結びついています。 ◎1980年代の民主化運動による「表現の自由」の拡大 ◎1997年アジア通貨危機、IMFショックによる韓国産業界の変化(輸出強化とIT化)。そして2010年以降顕著になった世界のデジタル社会化。こうした社会の変化が韓国のエンタメ産業にどのような影響を及ぼしたのか、本書前半ではBTSをプロデュースしたパン・シヒョク氏や、韓国エンタメ産業界の巨人・CJグループのイ・ミギョン氏など立役者たちのプロフィールを交えつつ具体的に描かれます。一方、本書の後半では韓国エンタメ界に残る負の面に目を向けます。韓流スターの性接待や、オーディション番組における不正操作。相次ぐ女性スターの自死。こうした問題もまた、韓国社会の変化のなかで、取り上げられ方が変化してきました。とりわけフェミニズムの広がりによる女性の権利意識の高まりは大きなポイントになっています。その他兵役や韓流スターたちと政治との関りなど、韓国のエンタメ界と韓国社会との密接なつながりへの理解が本書によって深まります。 また最終章では日本のエンタメコンテンツが韓国でどのように受容されているかがレポートされます。厳しい現状から、いま日本に求められているものは何かが見えてきます。
  • 文春ムック 月刊文藝春秋 特別編集 21世紀の「支那論」
    -
    辛亥革命で中国が激動のさなかにあった100年前、東洋史学者の内藤湖南は『支那論』で、歴史的素養に裏打ちされた冷静な現状分析を提示し、当時の日本人に中国認識の指針を与えた。過大評価も過小評価もなく、湖南の慧眼は中国の本質を見抜いていたのだ。 そしていま、急速に台頭する中国が再び我々の前にいる。今後、中国はどうなるのか。 湖南の洞察を手がかりに、21世紀の「支那論」をここに問いたい。 目次 ●習近平体制、独裁ゆえの脆さ ・習近平中国に毅然と対峙せよ 櫻井よしこ ・幻想の大国を恐れるな エマニュエル・トッド ・「新冷戦」米海洋同盟VS中国 勝者の条件 エドワード・ルトワック ・習近平はヒトラーよりスターリンだ 中西輝政 ●ウイグル・チベット・香港・台湾 VS中国 ・ウイグル「強制不妊手術」の残虐 エイドリアン・ゼンツ ・香港は習近平に屈しない 安田峰俊 ・習近平の「台湾併合」極秘シナリオ 峯村健司 ・日米豪印「クアッド」で台湾を守れ 細谷雄一×梶原みずほ×山下裕貴 ●21世紀最悪の監視国家 ・「習近平思想」を必修化する中国 福島香織 ・狙われた「LINE」と「個人情報」 峯村健司 ・宇宙を支配する「量子科学衛星」の脅威 青木節子 ・武漢ウイルス「人工説」を追え! 近藤奈香  ほか
  • 2011年の棚橋弘至と中邑真輔
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    プロレスを救った二人の天才の軌跡 総合格闘技の台頭で、アントニオ猪木が主導した路線は頓挫した。プロレス界を救うべく立ち上がった二人の天才が歩んだイバラの道。 ※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 史上最悪のウイルス 上 そいつは、中国奥地から世界に広がる
    4.0
    2003年・重症急性呼吸器症候群(SARS)の集団発生をリアルに追っていくノンストップ・ノンフィクション。 経済活況にわく中国華南。そこは広東人の胃袋を満たす野生動物の宝庫でもあった。動物たちとの濃厚接触がもたらす謎の伝染病。高熱にからせき、呼吸が乱れ、血中酸素濃度が低下、やがて意識が混濁し、死へ至る。患者が運びこまれた病院が次々と集団感染に陥る。 舞台は広東から香港、そして世界へ。各地のラボによる病原体ハントの熾烈な争い。中国の隠蔽体質と闘うジャーナリストや内部告発者たち……。感染拡大を止めることはできるのか!
  • 1984年のUWF
    5.0
    1巻1,001円 (税込)
    単行本刊行時に賞賛と非難の十字砲火を浴びた「UWF本の発火点」。 「プロレスから格闘技へ」の過渡期を描く傑作ノンフィクション! 1984年、UWF誕生。新日本プロレスへの復讐のために誕生した団体は 元タイガーマスク・佐山聡の大胆な構想のもとプロレスから逸脱していく。 若者はUWFを真剣勝負のプロレスとみなして熱狂した。 しかし――。 プロレスから総合格闘技への過渡期に痛烈な一閃を浴びせ、 大反響を呼んだ迫真のノンフィクション、渾身の文庫化。 文庫特典「クリス・ドールマンとの一問一答」収録。 ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと
    4.2
    1巻1,001円 (税込)
    立花隆を要約するのは非常に困難である。まさに万夫不当にして前人未踏の仕事の山だからだ。時の最高権力者を退陣に追い込んだ74年の「田中角栄研究ーその金脈と人脈」は氏の業績の筆頭として常に語られるが、ほぼ同時進行していた『日本共産党の研究』で左翼陣営に与えた激震はそれ以上のものがある。 『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。 立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。
  • 特攻 最後のインタビュー
    4.5
    特攻、これだけは伝えたい。 生還した11人からのメッセージ。 多くの“神話”と“誤解”を生んだ特攻。 その真実を知る最後の語り部たちが重い口を開いた。 四式重爆撃機「飛龍」、 百式重爆撃機「呑龍」、 四式連絡艇/四式肉迫攻撃艇「マルレ」、 九七式艦上攻撃機、 九七式戦闘機、 人間機雷「伏龍」、 零式艦上戦闘機、 一式陸上攻撃機、 四式戦闘機「疾風」、 九三式中間練習機。 心ならずも生き残った11人の元特攻隊員のロングインタビュー。 平和を知るために私たちの祖父、そして父たちの熱き想いに耳を傾けよ。 写真・図版多数。
  • 風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった
    4.5
    アフリカの最貧国・マラウイを食糧危機が襲い、ウィリアム少年は食べていくために中学校を退学せざるをえなくなる。。 しかし、知的好奇心にあふれた彼はNPOがつくった図書館に通い、そこで風力発電について書かれた一冊の本と出会います。 電気があれば暗闇と空腹から解放される――ウィリアム少年は発電の仕組みを独学し、廃品を集めて作った風車で発電に成功、そこから大きなチャンスをつかみます。 池上彰さんも「学ぶということが、これほどまでに人生を豊かにしてくれるとは」「私たち日本人が忘れていたことを、この本は教えてくれます」と解説で太鼓判を押す、感動の実話。
  • あなたへの絵手紙
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見過ごしてしまいがちな小さな草花の命を見つめ、耳には聞こえないその声を聴く。 可憐な草花の姿に想いを寄せて綴る言葉が、命の深い意味を伝える一冊です。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 文春将棋 読む将棋2022(文春ムック)
    5.0
    すべての棋士にはドラマがある――。 大好評だった文春将棋ムックの第2弾、観る将ファンに向けた「読む将棋」の決定版です。 登場する棋士/女流棋士は総勢24人以上! 巻頭16ページのルポ「藤井時代か、藤井世代か」は、藤井聡太竜王のライバル候補である4名の若手棋士に徹底取材しました。 その他、書き下ろしの読み物や人気棋士のインタビュー、座談会、コラム、コミックが詰まった全144ページ。フルカラーの冊子です。 【読み物】 [若人たちの群像ルポ]藤井時代か、藤井世代か 大橋貴洸/伊藤匠/服部慎一郎/高田明浩(野澤亘伸) [棋士がよみとく]藤井聡太・豊島将之 真夏の十二番勝負(勝又清和) [父親二人が振りかえる]伝説の「親将ブログ」(宮田聖子) [川島滉生さんに聞く]「あの写真」の少年はいま(宮田聖子) 【Interviews】 佐藤天彦九段 自分らしさを盤上で表現したいと思い、振り飛車を指したんですよ 八代弥七段 まずは自分の同世代の中で突き抜けていきたい 飯島栄治八段 40代に入ってからキャリアハイって凄くないですか? 加藤桃子清麗 里見香奈さんと奨励会試験で対峙した日のこと 中川大輔八段 師匠が、「最新形をマスターしたい」と僕のアパートにきた 近藤正和七段 絶望の中で生まれた新戦法“ゴキゲン中飛車"誕生秘話 澤田真吾七段 プロ入り後も三重県を拠点にしている理由とは 読売×朝日×東京 「将棋記者」のおしごと 石井健太郎六段×青嶋未来六段×黒田尭之五段 オールラウンダー座談会 【Comics】 山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々 出張版(さくらはな。) 盤記者! 番外編(松本渚) イトシンTVの舞台裏(嫁P) 【Columns】 努力と才能はどちらが大事ですか?(上田初美) 棋士はロックなんか聴かない?(遠山雄亮) [棋士・女流棋士が綴る]将棋会館の思い出(武富礼衣/山口恵梨子/糸谷哲郎/中村太地/上村亘/高野秀行) 数字で読む将棋1~2(君島俊介、相崎修司)
  • 文春ムック 渋沢栄一 道徳的であることが最も経済的である
    -
    1巻1,100円 (税込)
    2024年から発行される一万円札の「顔」となる日本資本主義の父・渋沢栄一。NHK大河ドラマ「青天を衝く」の主人公でもある渋沢栄一とはどんな人物だったのか。十九年間かけて評伝『渋沢栄一 上下巻』(文春文庫)をまとめた鹿島茂さんが渋沢の偉大さを解き明かす。 はじめに  渋沢栄一の「偉さ」を探索する旅 第一章 日本の資本主義を興した男の足跡 日本の資本主義はどこからきたのか 渋沢栄一とサン・シモン主義 渋沢栄一はいかにして日本に資本主義を根付かせたのか 適材適所を徹底し、資本主義を育む 企業経営と再建の手腕 第二章 親族が語る知られざる素顔 渋沢家百年のオヤジの背中  ×渋沢雅英  現当主が語った渋沢家四代とっておきのエピソード 正しい道理の「富」でなければ企業の永続はない  ×鮫島純子 エッセイスト 渋沢栄一に学ぶ経世済民の心得  ×渋澤健  「ヘッジファンドやってて、ご先祖さまに悪いかナと……」 第三章 華麗なる人脈 明治・大正・昭和 経済人の群像 M&Aとイノベーションに満ちた時代の寵児たち  ×坪内祐三 評論家、エッセイスト 明治・大正経済人の華麗なる旦那芸ネットワーク  ×山口昌男 文化人類学者 明治から昭和のすごい経営者  ×楠木建  日本を変えた二十人に学ぶ大成功の秘訣  ×佐々木常夫   第四章 現代に受け継がれる経営哲学 “経営農民”渋沢栄一の「たった一人の株式会社革命」  ×福原義春 “ブランド化”こそが「企業永続」のカギである  ×塚越寛
  • 開かれ
    4.5
    「これぞアガンベン最良の一冊」というべき主著ならざる名著。人間と動物が交錯する未決定な例外状態の閾を縦横無尽に描き出す、生政治の超克と人類学機械の停止へ向けた壮大な系譜学。
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ 上
    4.0
    画家、科学者、軍事顧問、舞台演出家など多彩な顔を持ち、光学、幾何学、解剖学などを独自に研究。様々な分野に革命的インパクトをもたらし、普遍の価値を持つ名画を遺した――。ルネサンスを代表する”万能人”レオナルド・ダ・ヴィンチは、なぜ不世出の天才たり得たか。稀代の伝記作家が、全自筆ノートを基にその秘密に迫る。 人類初の「創造者(イノベーター)」は何者だったのか? 『スティーブ・ジョブズ』著者が7200枚の自筆ノートを読み解いた決定版評伝! なぜレオナルド・ダ・ヴィンチを描くのか。それは私が伝記作家として一貫して追い求めてきたテーマを、彼ほど体現する人物はいないからだ。芸術と科学、人文学と技術といった異なる領域を結び付ける能力こそが、イノベーション、イマジネーション、そして非凡なひらめきのカギとなる。(本文より) ※この電子書籍は2019年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 後悔の経済学 世界を変えた苦い友情
    3.3
    「人間の直感はなぜ間違うか?」。その命題を突き詰めてあらゆる学問の常識を覆したのは、2人の天才心理学者だった。 生い立ちも性格も全く違うカーネマンとトヴェルスキーの共同研究は、やがて経済学の分野にも革命を齎(もたら)すのだが……。 『マネー・ボール』で著者が見落としていた先に隠されていた、感動のヒューマン・ドラマ。解説・阿部重夫 「ぼくらは友だちだ。きみがどう思っていようと」 不合理な人間モデルを前提とした行動経済学を生み、世界を永遠に変えた、2人の天才科学者の友情と別れ 世界的ベストセラー『ファスト&スロー』著者にして、 ノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマン。 華やかに見える彼の人生には、決して欠かすことのできない共同研究者がいた。 彼の名はエイモス・トヴェルスキー。 カーネマンはこの悲運の天才を愛し、そして激しく嫉妬した――。 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本『かくて行動経済学は生まれり』を改題した文庫版を底本としています。
  • 阿川佐和子のこの棋士に会いたい(文春ムック)
    3.9
    「週刊文春」大好評連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」の30年近い歴史のなかから、 棋士が登場する11の対談を収録。 羽生善治、渡辺明、谷川浩司、森内俊之、佐藤康光、佐藤天彦、先崎学、杉本昌隆、瀬川晶司、そして米長邦雄……。 将棋の天才たちの本音に迫る抱腹絶倒、珠玉のトーク。 〈空前の将棋ブームである。 発端となったのは、なんといっても藤井聡太氏の出現であろう。 この天才棋士が生まれる背景と、その歴史を築き、 彼を育んできた偉大なる先輩たちの思いと功績を これほど綴った本は、この一冊をおいて他にはないと思われる。たぶんね。〉 (阿川佐和子「はじめに」より) 【目次】 杉本昌隆 「彼が小学二年生のときからタイトルを取ることは 確信していたので全然驚かない」 先崎学 「将棋の世界を継続させることの大事さを 後輩に伝えたくて飲みに連れて行くんです」 佐藤康光 「まだ藤井聡太さんの本当の強さは引き出されていない気がします。 今後、タイトル戦に出ると……」 佐藤天彦 「将棋は、何十手先まで読む力より、 少し先の局面がいい形になるか見極められる力が重要」 羽生善治 「投了って非常に難しいんですよ。 他の人だったらまだ続けるというケースもあるし」 森内俊之 「羽生さんに名人を獲られたら楽になって、 半年後に竜王と王将を獲ったんです」 米長邦雄 「女房が言ったんです。『あなたは勝てません。 若い愛人もいない男が勝てると思いますか』」 瀬川晶司 「取材が増え続けたので、マスコミも みんな僕の応援団と思うようにしました」 谷川浩司 「羽生さんが別の世界の人に 見えたこともあります」 渡辺明 「小さい頃からの目標を達成して、 喜びで頭が真っ白になってしまった」 渡辺明&伊奈めぐみ 「マンガのエピソードって実話なの」(渡辺) 「若干、盛ってるけど、普段からメモはしてるよ」(伊奈)
  • 子どもが作る弁当の日 「めんどくさい」は幸せへの近道
    5.0
    西日本の小・中学校を中心に広がる「弁当の日」に迫る。 子どもが親の手を借りず、自分で作った弁当をもって学校に行く「弁当の日」。 この取り組みで変わる子どもと親の姿を記録する。 <目次> はじめに 母の罪悪感 第一章 「かわいそうな子」はそのままでいいの? 第二章 親が子どもに残せるもの 第三章 失敗するのもまた楽しい 第四章 「めんどくさい」には意味がある 第五章 子どもが変わった、大人も変わった 第六章 巣立つ君たちへ 第七章 アレンジは自由自在 第八章 百年後の子どもたちへ おわりに 罪悪感は幸せのスパイス
  • 日本VS韓国 対立がなくならない本当の理由
    4.3
    なぜ日韓関係はこれほど悪化したのか? 池上彰が「反日のなぜ?」を分かりやすく解説。 フジテレビ人気番組「池上彰スペシャル!」の完全書籍化。 『反日種族主義』編著者の李栄薫・元ソウル大教授との対談もノーカットで収録。 ◎いったいなぜ? ・文在寅政権発足から約3年半、日韓関係は戦後最悪に。 ・2019年夏以降、日本製品の不買運動が激化し、多くの韓国民が参加。 ・解決済みのはずの「徴用工問題」で韓国の最高裁が日本企業に賠償を命じる判決を下し、 敗訴した日本企業の資産が差し押さえられ、いつ現金化されるか分からない事態に。 ・慰安婦問題の解決に向けて日韓が合意して設立した慰安婦財団(和解・癒やし財団)も、 文政権が日本の同意を得ないまま解散させた。 なぜこうした事態に陥ったのか、現地取材を通じて池上彰が分かりやすく解説。 日本企業の資産がいつ現金化されてもおかしくない今、 知っておきたい基本情報をコンパクトに伝える。 (目次) はじめに――日韓対立はいつまで続くのか 第1章 なぜ日本に厳しく、北朝鮮に甘いのか 第2章 反日の象徴「不買運動」その後 第3章 意外と知らない!? 徴用工問題 第4章 若者世代に変化の兆し 第5章 「反日種族主義」と嘘の歴史教育 第6章 日本と韓国がわかり合うために
  • 新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」
    4.0
    人類にとって、戦後最大の脅威となっている新型コロナウイルス。 私たちはいかに、未知の感染症と向き合えばいいのか? 著者の河岡義裕氏は東大医科学研究所ウイルス感染分野教授、同感染症国際研究センター長、ウイスコンシン大学獣医学部教授を兼任。 世界で初めて新型インフルエンザの人工合成に成功し、エボラウイルスのワクチンも開発中の、ウイルス学の世界的権威である。 その河岡教授が、新型コロナウイルスの最新情報、有効な対策と無意味な対策、終息までの見通し、ウイルスの正体について、 分かりやすく解説する。 新型コロナウイルスを理解する決定版!
  • 月刊文藝春秋特別編集 コロナと日本人 私たちはどう生きるか(文春ムック)
    3.0
    佐藤優×片山杜秀 コロナで変わる世界史 ■コロナ不況から暮らしを守る 玉木雄一郎 補正予算200兆円のまやかし 対策はもっと大きく、早く、簡素に! 神谷秀樹 トランプバブル崩壊 株、債券、土地はこうなる 荻原博子 アフターコロナの「生活防衛術」 小柳津篤 働き方は変わる もう元には戻らない ■激変する世界と中国の闇 黒田勝弘 韓国・文在寅政権を救った挙国一致の“コロナ自慢” アイ・フェン 中国政府に口封じされた 武漢・中国人女性医師の手記 中野剛志 グローバリゼーションが終わりを迎える 峯村健司 米中コロナ戦争 CIAと武漢病毒研究所の暗闘 山中伸弥×橋下徹 緊急事態を超えて ウイルスvs.日本人 磯田道史 「感染症の日本史」~答えは歴史の中にある 続・感染症の日本史 第二波は襲来する 養老孟司 人生は本来 不要不急 ■私とコロナの日々 阿川佐和子/福岡伸一/野村萬斎/ブラックマヨネーズ吉田敬/宮本亞門/落合陽一/古谷経衡/尾木直樹/林伸次/古市憲寿 ■暴かれた日本の不都合な真実 橘玲 「狡猾なウイルス」に試されている 赤坂太郎 ポスト安倍で官邸分裂 コロナ禍は人災だ 保阪正康 自粛警察とファシズム 能町みね子 無駄な原稿を書かせてほしい 中村淳彦 誰も助けてくれない「貧困女子」の地獄 後藤逸郎 東京オリンピックはもう無理だ 石橋正道 ベテラン開業医も困惑「コロナ感染記」 女子部JAPAN 「コロナ婚」へ急ぐ女子たちの本 三浦瑠麗 コロナ給付金10万円 使い途でわかった日本人の新しい絆
  • 知の巨人が選んだ世界の名著200
    5.0
    現代の「知の怪物」、作家・佐藤優が世界の名作「古典」200冊を紹介する、読書ガイドの決定版です。古典には時代の評価と、教養の真髄が詰まっており、いつ誰が読んでも間違いのない推薦図書といえます。佐藤氏がジャンルごとにセレクトした200冊の古典を紹介。概略、書かれた時代背景、名作といわれる理由など、1作品1分でわかる名作古典ガイドです。 ※本書は2020年9月に刊行した『一生モノの教養が身につく世界の古典 必読の名作・傑作200冊』を改題し新書化したものです。
  • 新書100冊~視野を広げる読書~
    3.7
    今、何を読めばよいのか? 日増しにあふれる情報の海で、真に頼れるメディアは何なのか? 多彩な領域の専門家が、各分野の核心をコンパクトにまとめる「新書」もその一つ。本書では、近年に刊行された5000冊の新書から100冊を厳選。学問の最先端から、きょうのニュースの背景まで。現代のエッセンスを1冊に凝縮。素朴で身近な100の「問い」から、新たな視界が開けてくる。この1冊で、「知」の足場を築く。
  • NumberPLUS 完全保存版 松坂大輔 Daisuke Matsuzaka 1998-2021 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
    4.0
    完全保存版 松坂大輔 1998-2021 [巻頭スペシャル] イチロー、松坂大輔を語る。 ■伝説の誕生 甲子園1998■ [独占インタビュー] “怪物”の原点 [ノーヒットノーランの真相] 奇跡の決勝は“あの一球”から [PL学園vs.横浜] 死闘を呼び込んだ怪物攻略大作戦 [ベストゲームを語る] 火を噴くボールを投げていた [認め合う同級生エース] 松坂大輔×和田毅「武蔵と小次郎の如く」 [スペシャル対談] 桑田真澄×松坂大輔「絶対エースが見た風景」 ■怪物の衝撃 西武ライオンズ1999-2006■ [ナンバー初インタビュー] 恐るべき18歳 [密着レポート] 怪物の幸福と憂鬱 [第18回ナンバーMVP受賞インタビュー] 一番になりたい、絶対に [ロングインタビュー] “先発完投”が揺れている [プロ4年目の試練を語る] 22歳の決意 ■メジャー挑戦2007-2014■ [伝説への助走] 揺るぎなき自信 [レッドソックス現地密着] 大いなる第一歩 [初対決の真実] イチローvs.松坂大輔「4打数無安打の意味」 [ノンフィクション 復活までの365日] 還るべき場所へ ■日の丸を背負って オリンピック&WBC■ [特別対談] 松坂大輔×上原浩治「負けたら日本に帰ってきません」 [アテネ五輪 果たせなかった誓い] たかが1点、されど1点 [WBC2006 MVPインタビュー] すべては計画通りだった [WBC2009 2大会連続MVP] 内容よりも勝つために ■日本球界復帰と決断 2015-2021■ [独占告白] 再生のときを信じて [引退インタビュー] ボロボロになるまで投げられた。僕は幸せものです [剛腕の歩みを辿る] 松坂大輔 怪物年表1980-2021
  • 公爵家の娘 岩倉靖子とある時代
    4.0
    昭和8年、一斉検挙・起訴された「赤化華族」のなかに岩倉具視の曾孫がいた――。出自と時代に翻弄された少女の哀しい運命を追う。 ※この電子書籍は1991年7月にリブロポートより刊行された単行本、および2000年10月に中央公論新社より刊行された文庫本を底本とした文春文庫版です。
  • 世界を変えた14の密約
    4.3
    私たちの過去、現在、そして未来はすべて企業が決めていた! イギリスを代表するジャーナリストが世界のタブーを徹底追及。英BBCが番組化し大反響! 日本では単行本刊行当時、「林先生の初耳学」(TBS系)で紹介され、話題になった書の文庫化。 【現金の消滅】 1998年、スタンフォード大学。のちのペイパル創業者達が出会い、始まった。 【熾烈な格差】 2009年、中間層消滅を予言した銀行家。富裕層OR貧困層ビジネスへと舵が切られた。 【ダイエット基準】 ダイエット関連業界の儲けのために、BMIを27から25に引き下げ、肥満人口を増やす。 【買い替え強制の罠】 1932年、電球の寿命が6カ月に決められる。アップル製品のバッテリー問題も。 【フェイクニュースの氾濫】 1981年、マードックとサッチャーが取引。有名メディアが買い取られる。 ほかにも、【投機リスク】【租税回避のカラクリ】【薬漬け】【改革されない働き方】【新自由主義の誕生】【企業の政府支配】【AIに酷使される未来】【知性の取引】【21世紀のインフラ】にまつわる密約など。 解説・佐藤優  ※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • がんマラソンのトップランナー 伴走ぶっとび瀬古ファミリー!
    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    25歳で血液がんの一種「ホジキンリンパ腫」を発症し、33歳までの8年間に治療、入院、たびたびの再発などジェットコースターのような治療生活を送っている青年がいます。あのマラソンの瀬古利彦氏の長男昴さんです。 その治療はまことに過酷なものでした。抗がん剤投与、再発、骨髄移植、オプジーボ投与、脳への転移、放射線照射……頭痛や吐き気、呼吸障害など半端ない苦痛にさいなまれ、なかなか出口の見えない治療生活の中、時には心が挫けそうになりながらも、昴さんはある言葉を胸に、明るく前を向き続けています。 それは、2020年の実業団対抗ニューイヤー駅伝を入院中の病室のテレビで観ていた時のことでした。問診に訪れた医師がテレビを観ながら「昴くんはトップランナーですからね!」と言ったのです。昴さんは、トップの選手を後ろの選手が追いかけている映像を観ながら頭の中で何かが繋がり、ぶわっと涙が出てきたそうです。 「ああ、僕はトップランナーなのか。今味わっている辛さも、副作用も、いい作用も、もしこれから僕と同じ状況になる人たちがたくさんいるとしたら、先例としてその人たちが生きて行くための手助けになるのか。これが自分が病を頂いている意味なのか。誰かのためになっているのか」と。これが今の昴さんの治療へのモチベーションであり、本書のタイトルの由来です。 本書は過酷な現実を明るく、時には笑いを誘う筆致で描き出しています。昴さんは言います。「『人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇だ』というチャップリンの言葉のように、経験を客観的にみることでユーモアに変えられる。それをやってみたいと思っています。ユーモアに変えられたなら、その経験を『本当に乗り越えた』と言えるのではないか」。この言葉の通り本書は、祖母・両親・兄弟ら家族とのユーモラスな交流を交えつつ書かれた、笑いとひたむきさにあふれた「人生の応援歌」です。
  • 47都道府県の底力がわかる事典
    4.0
    「地方消滅」の危機が叫ばれて久しいが、政府が打ち出す「地方創生」の施策は成功しているとは言えない。 一方で、もともと持っている力を活かして成果を上げている地域もある。そこに暮らす人々の知恵と工夫と努力と挑戦が 地域を再生させているのだ。日本の地方には底力がある! 47都道府県「地域再生の物語」を網羅! 秋田県 秋田市――商店街スゴロクで街を知る、人を知る 山形県 寒河江市・山辺町――世界が欲しがる山形ニット 埼玉県 熊谷市など――猛暑が生んだ奇跡の米 福井県 大野市――水道を引かないまちの誇り 岐阜県 長良川鉄道――捨てられた路線を黒字列車が走る 大阪府 堺市など――ニュータウンにレモンを植えよう 兵庫県 豊岡市――在宅看取り率ナンバーワンの秘密 福岡県 北九州市――死の海から「環境」のまちへ 宮崎県 西米良村――年間二万人が来る限界集落 ほか
  • 日本にとって最大の危機とは? “情熱の外交官” 岡本行夫 最後の講演録
    5.0
    追悼特別出版 国際人たる日本の若者へのメッセージ 海外をめざすビジネスパーソン、そして若者たちへ。 新型コロナウイルスにより急逝した名物外交官が、日米、日中、日朝関係などを、豊富な知識と深い洞察をもって語る。 序文・安藤優子
  • インフルエンザ21世紀
    4.3
    今こそ読むべきパンデミック対策の啓蒙書、電子書籍として待望の復刊! 薬学博士にしてベストセラー『パラサイト・イヴ』の作家が、ウイルス学者、医療関係者、数理統計学者、ジャーナリストなど30名を超えるスペシャリストに話を聞いた。 防疫の最前線を紹介しつつ、ウイルスの正体、変異のメカニズムから、危機管理のあり方、我々の意識の持ち方まで広範囲に取材して、ウイルスと人類の謎に迫る。ウイルスと人間社会の明日を見据えた著者渾身の一冊。 「ここに、パンデミックに立ち向かう人たちがいる。今日から、あなたもそのひとりである」 瀬名秀明 【目次より】 第1章 二一世紀のパンデミック 第2章 糖鎖ウイルス学の挑戦 第3章 ディジーズ・コントロール 第4章 時間と空間と呪縛を超える 第5章 想像力と勇気
  • ネオサピエンス 回避型人類の登場
    4.1
    人類は今、新たな進化の段階に突入している。 産業革命は社会を変えたが、IT革命は人間の心を変えようとしているのだ。 共に働き、共に生活していた「家族」が、都市化や産業化、核家族化を経て崩壊しようとしていた時、IT革命が起きた。 IT革命は社会システムを大きく変えたが、もっとも重要な変化は、人間の脳神経回路を組み替え、愛着システムを変容させたことだ。 通常なら数万年、数十万年のスケールで起きる生物学的な変化が、数十年の間に進行している。 27年ほど前、医療少年院で一人の回避型愛着を示す若者に出会った。 今や、そうした人々は普通の家庭や社会にあふれている。 急激に増えつつある「回避型人類」の特徴は ・単独生活が基本 ・セックスをしない ・子育てに関心がない ・集団への嫌悪と恐怖 ・人より物、物より情報を好む ・ルールと統制を重視する ・キレると何をするかわからない ・蔓延する依存症と刺激中毒 ・突然襲ってくる自殺衝動 ・死を悲しまない そんな「回避型人類」の数が、共感型の旧人類を上回るとき、一体何が起きるのか。 最前線の臨床医が最先端の進化論と出会って辿り着いた、驚愕の未来レポート。
  • 円谷幸吉 命の手紙
    3.7
    「父上様、母上様……」で始まる有名な遺書を残し、命を絶った円谷幸吉。 膨大な数の手紙、関係者の証言を元に、自殺の真相を追う。 オリンピックの重圧、婚約者との破談、最期の日々に付き添った謎の女……。膨大な数の書簡、親族・関係者への取材から、日本中に衝撃を与えた自殺の真相に迫る──。著者渾身のルポルタージュ。 【目次】 はじめに 見えない力に導かれ 第1章 師弟愛 第2章 夢のあとさき 第3章 独裁者 第4章 転落 第5章 最期の九日間 第6章 謎の女 おわりに 君原と神立が手を携えて
  • 論語のおさらい(おとなの楽習シリーズ)
    -
    1巻1,320円 (税込)
    なんで中学生の時に、ちゃんと学ばなかったんだろう…。 中学レベルをさらりと「おさらい」しませんか? 国語や倫理の時間に少しだけ『論語』の言葉について習った人は少なくないでしょう。 「子曰く、学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」 このフレーズは有名ですが、なんだか難しくて何を言いたいのか分からない、学習が楽しいなんてありえない! と思った人も多いかも知れません。 でもこうした言葉の背景には、どうすれば人は、つねに人のことを考えて、寄り添って生きていくことができるのか、という孔子の深い深い思索があったのです。 おとなになって、社会で生きていくことの難しさが身に染みたうえで改めて『論語』を学んでみたら、きっと今でも私たちを教え導いてくれる大切な教えがそこにあることに気付くはずです。 楽しく、明るく、元気に『論語』のおさらいを始めましょう!
  • 真夜中の陽だまり ルポ・夜間保育園
    4.3
    夜、親のいない子どもたちの多くは、待機児童にさえなれない型破りな保育を続ける夜間保育園に密着ルポ。 博多の繁華街・中州の程近くに、その保育園はあった。 モダンな建築、モンテッソーリ教育や地元産の食材をつかったこだわりの給食など、意識の高い保護者をひきつける要素を備える一方で、飲食業や風俗など夜に働く親たちを積極的に支える夜間保育園という貌もあった。 親が休日の日にも子どもを預かる/深夜働くために朝登園できない親子を自宅まで迎えに行く/週末には理事長が自宅で子どもを預かる……その型破りな保育に、2年間にわたり密着取材。同時に、夜間保育園がなかなか増えない理由、ベビーホテルの抱える問題などにも切り込んだ。夜に働く親たち、夜に親のいない子どもたちを支えたい――そんな人々を思いを活写したルポルタージュ。 (目次) 序章 1章 中洲の夜間保育園 2章 真夜中の親子 3章 ベビーホテル 4章 見えない子どもたち 5章 防波堤 6章 陽だまり 著者プロフィール 三宅玲子(みやけ・れいこ) 1967年熊本生まれ。ノンフィクションライター。 オンラインメディアや週刊誌で「ひとと世の中」を取材。 2009年より5年ほど北京へ。 2011年より日本人と中国人のゆるやかなプラットフォーム Billion Beats を運営。
  • カスハラ モンスター化する「お客様」たち
    4.0
    NHKの人気報道情報番組「クローズアップ現代+」で2回放映し、 大反響を呼んだ「カスハラ」の実例と分析、処方箋を待望の書籍化! 従業員のささいなミスでキレる、暴言を吐く、終わらないクレーム、 威嚇・脅迫、金品や土下座の要求、いきなり実名をさらしてネットにあげる―― モンスター化する「お客様」が増えている。 パワハラ、セクハラと並び、今や世界的な現象になっているカスタマー・ハラスメント(顧客からの悪質なクレームや迷惑行為)。 かつては反社会的勢力のやり方と言われたような刑法スレスレの悪質クレームを、今やごく普通の一般市民が行う。 どこでどんなことが起きているのか。なぜ、起きるのか。どうすれば良いのか。 放送し切れなかった情報までまとめて、徹底取材! 事例1 大手スーパーの衣料品売り場で働く加藤さん(仮名 56歳男性) 事例2 スーパーに勤める鈴木さん(仮名 女性) 事例3 西日本にあるグループホームで働く山本さん(仮名 男性) 事例4 コンビニ店主・川上さん(仮名 50代男性) 事例5 写真スタジオで働く大野さん(仮名) 事例6 元タクシードライバーの佐藤さん(仮名 男性) 事例7 元クレーマー・堀さん(仮名 50歳男性) 事例8 「お客様は神様ではありません」 居酒屋副社長の挑戦 事例9 約款を厳しく変えた タクシーのkmグループ 事例10 業界を挙げて対策を練った 日本菓子BB協会
  • 真面目にマリファナの話をしよう
    3.9
    なぜアメリカは解禁に踏み切ったのか? バブル前夜のマリファナ・ビジネスの最前線を追う。 2014年、全米で初めてコロラド州で嗜好目的のマリファナ使用が合法化された。 これを潮目に業界は急成長。 マリファナ観光から栽培学校まで誕生、 関連株は「ビットコイン並」に急騰し、 シリコンバレーの超エリートやセレブが続々参入するなど マリファナ・ビジネスは4兆円の巨大市場「グリーン・ラッシュ」となった。 連邦政府が“悪”とこだわり、 長い間非合法ドラッグとして扱われてきたマリファナが なぜ世界市場を席巻するほどのムーブメント化したのか? 合法化にいたるまでのアメリカの歴史と解禁後のいまを追うと ガン、エイズ、緑内障などの医療使用解禁派の存在や、 政治家の思惑、リーマン・ショックによる行政の財政難も見てきた――。 日本人の知らないアメリカのマリファナ事情を解き明かす 前代未聞のノンフィクション。 第一章 マリファナ・ロードマップ 第二章 なぜアメリカはマリファナを解禁するのか 第三章 もしも自分が患者だったら

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