哲学・宗教・心理 - 宗教・キリスト教作品一覧

  • ビッグクエスチョンズ 哲学 Philosophy
    3.0
    『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、一流の専門家が回答するシリーズです。 「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、最新の知見を身につけることができます。 古今東西・老若男女、誰もが関心を持たずにはいられない、最も身近で最も難解な学問。それが哲学です。 難解で役に立たない試みだと批判されたかと思えば、素晴らしく魅力的で知的好奇心を深く満足させるものだとして特別視されたりする。 この哲学において問われる様々な問いは、過去数千年に渡って様々な哲学者たちが取り組んできたものであり、現代の私たちにとって最も手に負えないものの一つであると同時に、 最もダイレクトに私たちの人生に関わるものでもあります。 『ビッグクエスチョンズ 哲学』は、そういった哲学における最も基本的な問題のうちの いくつかについて考える、とてもコンパクトなガイドブックです。 本書のなかで問われている問いと、それに対して提示されている答えは、いずれも現代において最新の知見を反映したものとなっています。 したがって読者は、本書を読み進めることによって現時点における最新の哲学の状況を概観することができます。 本書で問われている問いには次のようなものがあります。 「精神とは何か?」 「私たちは自由なのか?」 「空間を埋めているものとは?」 「なぜ何もないのではなく何かがあるのか?」 「死は恐ろしいものなのか?」 「美とは何か?」 著者のサイモン・ブラックバーンは、これらの問いが何を意味しているのかをまず明らかにしたうえで、哲学者たちがそれらの問いに対してどのように答えを出そうとしてきたかについて説明しながら、読者を知的探求の旅に導いていきます。 しかしブラックバーンは、旅の行き着く先に問いの「解決」を用意することはありません。 なぜなら哲学においては自然科学や数学とは異なり、完璧に解決された問いなどそもそも存在しないからです。現代の新しい世代の哲学者たちが試みていることも同様で、問いそのものを解決しようとすることではなく、問いについての新たな理解を得ることです。
  • 道は開ける 文庫版
    4.3
    300万部を超える公式版から主要部分を集約した文庫エッセンシャル版 『人を動かす』と並ぶカーネギーの二大名著。人が生きていく上で誰もが直面する「悩み」の原因を客観的に自己分析し、心の持ちようや習慣を改め、心身の疲れを取り除く等の方法で具体的かつ実践的に解き明かす。苦悩するすべての人を心の闇から救いだし、行動と自己変革への勇気を与え、新しい人生を切り開くための座右の書。1944年の初版刊行以来、改訂が施されてきた現行の公式版である『新装版 道は開ける』から本編28章を収載した。
  • 悪の力
    3.5
    川崎市中一男子生徒殺害事件、群馬大病院事件、名古屋大女子学生の殺人・傷害・放火事件、酒鬼薔薇聖斗、ルフトハンザ系航空機墜落……。周囲では日々、「悪の力」が増大しているように映る。そして、ひとたび「悪」を見出したとき、人々は心の奥底からどす黒い感情が湧き出すのを感じるだろう――“こいつだけは許せない”、と。しかし、そうした憎悪のエネルギーは、実のところ「誰かと繋がりたい」という叫び声でもある。現代人を苦しめる「悪」はどこから生まれるのか。私たちはそれとどう向き合えばいいのか。100万部のベストセラー『悩む力』の著者が、人類普遍の難問に挑む。『教団X』の中村文則氏推薦!【目次】プロローグ/第一章 悪意に満ちた世界/第二章 悪とは何か/第三章 なぜ悪は栄えるのか/第四章 愛は悪の前に無力か/エピローグ/後書
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教
    4.0
    「ユダヤ教、キリスト教、イスラームの神は同じ」「戒律を重んじるユダヤ教とイスラームのコミュニティは驚くほど似ている」「千年以上にわたって中東ではユダヤ教、キリスト教がイスラームのルールに則って共存してきた」。なのに、どうして近現代史において衝突が絶えないのか?本書は、日本ではなじみが薄い一神教の基礎知識を思想家内田樹とイスラーム学者中田考がイスラームを主軸に解説。そして、イスラームと国民国家、アメリカ式のグローバリズムの間にある問題を浮き彫りにし、今後の展望を探る。【目次】序 レヴィナシアン・ウチダ、ムスリム中田先生に出会う 内田 樹/第一章 イスラームとは何か?/第二章 一神教の風土/第三章 世俗主義が生んだ怪物/第四章 混迷の中東世界をどう読むか/第五章 カワユイ(^◇^)カリフ道/補遺 中東情勢を理解するための現代史 中田 考/跋 未だ想像もできないものへの憧憬 中田 考
  • 一神教と人間
    -
    バビロン捕囚の苦難の中、世界に唯一の神を仮構したユダヤ教徒、律法主義を批判しながら福音書の権威に頼ったキリスト教徒、礼拝方向をエルサレムの方角からメッカの方角へと変更し、当初は益もあるとしていた酒の全面禁止へと転じたイスラーム教徒。中東発祥の同根の一神教でありながら、むしろ違いが強調され、広汎な共通点があまり注目されることのなかったユダヤ教、キリスト教、イスラーム。  崇拝の対象は唯一の神でなければならないにもかかわらず、なぜマリアは崇敬されるのか。なぜイスラームはその過激性が強調されるのか。  信仰の裏に潜む優れて人間的な情念を、聖典の成立からその解釈へと至る過程を比較することによって浮き彫りにした一神教の政治学。 目次 本書の目的 第一部 イスラームは特別なのか 第一章 イスラームはテロの温床なのか 第二章 イスラームは民主主義と相容れないのか 第三章 環境適応への営為として 第二部 人間行動としての一神教 第四章 一神教とはなにか 第五章 ユダヤ・キリスト教聖書からクルアーンへ 第六章 啓示内容の変化と状況対応 第七章 最後の一神教の行方 あとがき 主要参考文献 索引 注 立花亨(たちばな とおる) 拓殖大学政経学部教授・学部長。財団法人中東経済研究所研究主幹、財団法人日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事等を経て現職。専門は微視政治学、比較宗教社会学。
  • カルロ・レーヴィ『キリストはエボリで止まってしまった』を読む
    -
    20世紀世界文学を代表する傑作を精緻に読み、イタリア南部の寒村に流刑された医師=画家の具体的な経験から、ファシズム、南部問題などイタリア現代史の根本にある問題を解き明かす。
  • カーネギー話し方入門 文庫版
    3.8
    長年に渡り大好評の公式版から主要部分を集約した文庫エッセンシャル版 歴史的ベストセラー『人を動かす』『道は開ける』の著者として知られるカーネギーの輝かしいキャリアは、話し方教室の講師をつとめたことからはじまる。長年にわたる経験を土台に、カーネギーは深い人間洞察に根ざした独自のスピーチ術を編み出し、授業や講演の現場で磨いていった。話す前の心構えから、テーマの選び方、準備、始め方、終わり方まで、人の心をつかみ、自信を持って人前で話すためのノウハウを懇切に手ほどきする。1926年の初版刊行以来、改訂が施されてきた現行の公式版である『新装版 カーネギー話し方入門』から本編12章を収載した。
  • 教養としての聖書
    3.7
    ビジネスパーソン必携! 宗教は基礎教養のひとつだが、実際に「聖書」を読み進めたことのある人はどれくらいいるだろうか。本書では、旧約聖書より創世記、出エジプト記、申命記、新約聖書よりマルコ福音書、ローマ人への手紙、ヨハネ黙示録をピックアップし、宗教社会学の大家がダイジェスト形式で解説。スラスラ読み進めることができる、画期的かつ最強の「聖書」ガイドになっている。これを読めば、聖書の中身が7割方わかる!
  • 公開霊言 ルターの語る「新しき宗教改革のビジョン」
    -
    キリスト教史を変えた「宗教改革」から500年 天上界のルターは、 現代をどう考えているのか? 宗教間の衝突、民族紛争、 そしてカトリックについて…… 根深く対立する国際社会を救う 宗教のあるべき姿を語る。 なぜプロテスタント教会を組織したのか宗教改革の歴史的背景と真意を検証 「神なき自由」は本当に自由といえるのか ルターの考える自由の本質とは 現代に求められる宗教改革の理想とは キリスト教、イスラム教、無神論国家の改革を
  • 神学・政治論(上)
    5.0
    スピノザは本書で聖書のすべてを絶対的真理とする神学者たちを批判し、哲学と神学を分離し、思想・言論・表現の自由を確立しようとする。スピノザの政治哲学の独創性と今日的意義を、画期的に読みやすい訳文と豊富な訳注、詳細な解説で読み解く。『エチカ』と並ぶ主著、70年ぶりの待望の新訳!
  • 常識として知っておきたい 世界の三大宗教
    3.4
    いかに誕生し、どう広まったのか? どんな教えなのか? ……三大宗教それぞれの重要ポイントが、みるみるわかる本。

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  • 聖書が語る 生きる勇気のことば
    -
    生活に疲れたとき、人を非難したいと思ったとき、挫折感を味わったとき、怒りの気持ちを感じたとき――。一生を祈りに捧げた著者が、自身の体験と聖書の美しい言葉をふまえて語る”生きる本当の目的”。
  • 増補版 良心の興亡-近代イギリス道徳哲学研究
    -
    良心や道徳について、ふだんの生活で強く意識されることはあまり多くはないかもしれません。正しいと思われる行為をする場合にも、良心や道徳に基づいてというよりも、「それが義務だから」という理由が勝っていることのほうが日常的でしょう。あるいは振り返ってみると、さまざまな場面で、良心や道徳、義務とは無関係に、損得勘定や経済の問題に左右されて判断をおこなっていることも少なくないのかもしれません。 ただ一方で、私たちは、「良心が痛む」「良心に照らして」と語り、どう行為するのがいちばんよいのかと迷い、考えることがあります。日常の中でその気配があまり感じられなくなってしまったこれらについて、その本質や由来を考えていくのは簡単ではありませんが、かつて、この問題が真剣に議論された時代がありました。17世紀イギリス――、ホッブズ、ヒューム、アダム・スミス、J・S・ミル、ダーウィンなどの思想家たちは良心についての議論を発展させ、継承していきます。本書ではその流れを一望します。 そもそも、良心や道徳がたんなる義務感だとするならば、ある規則に与えられた規則に従い、定められた義務を守るだけの人のことを道徳的だと私たちは考えるでしょうか。おそらくこの問いに、イエスと答える人は少ないのではないかと思います。しかし、義務感でないとするならば、良心や道徳とはいったい何なのでしょうか。本書では、良心の議論に必ずつきまとう「自己愛」「利己心」について論じる補論を加え、問題の本質に迫ります。
  • ビッグクエスチョンズ 倫理 Ethics
    4.0
    『ビッグクエスチョンズ』は、人類の歴史を通して、 探究心旺盛な人々を悩ませてきた科学や哲学の大疑問に対し、 一流の専門家が回答するシリーズです。 「親しみやすく簡潔に」という編集方針により、その分野を概観しつつ、 最新の知見を身につけることができます。 倫理(ethics)が扱うような正しいことと間違っていること(right or wrong)に関する問題は 人々や企業の行動の規範として近年ますますその重要性を増しており、 倫理について私たち一人一人がどのように考えるかは、 いまや避けては通れない問題であると言えます。 世界19カ国で刊行されたロングセラー『100の思考実験:あなたはどこまで考えられるか』 (紀伊國屋書店、2012)で知られる哲学者のジュリアン・バジーニは、 現代において倫理が抱える問題を、20のシンプルな問いにまとめています。 バジーニは、それらの問いに対してどのように答え得るかを最初に検討した上で、 それらの問いが私たちにとってどのような意味を持つのか、そしてそれらが 私たちの人生における選択にどのように影響しているのかについて、 様々な知見の紹介を交えつつ、平易な言葉遣いで考察していきます。 本書で問われている問いには次のようなものがあります。 「テロは正当化できるのか?」 「弱者の救済は必要なことか?」 「セックスは道徳的なことか?」 「どうして差別してはいけないのか?」 「自由市場は公正(フェア)か?」 「責任を持つとはどういうことか?」 「正しい戦争はあるか?」 本書は徹底的に読みやすさを重視し、専門的な記述は可能な限り避けて作られています。 したがって読者は、本書の説明を理解するために難解な専門用語を あらかじめ知っておく必要はありません。 必要なのは、「当たり前だ」と思っている自らの価値観を一度疑ってみること。 するとそこに多種多様な考えるべき問題が姿を現し、世界は謎に満ちた存在として あなたの前に立ち現れてくるでしょう。 そのとき、正しいことと間違っていること(right or wrong)を巡る目眩く探求の旅は、すでに始まっているのです。
  • マザー・テレサ 愛の贈り物 世界の母が遺してくれた大切な教えと言葉
    -
    本書は伝記ではありません。マザー・テレサに救われた日本人たちの真実の物語です。貧しい人たちに尽くしたことで知られるマザー・テレサ。彼女はなぜ、世界中から愛されるのでしょうか。それは、インドの人々だけではなく、世界中の寂しく傷ついた心を救ってきたからかもしれません。本書では、100回以上のインド訪問を通してマザー・テレサと出会い、帰天の日にも立ち会った経験を持つ著者が、彼女の大切な教えと言葉を紹介します。学校や家庭から見捨てられ、「自分なんて生まれてこなければよかった」と嘆く子どもたちを癒したマザーの温かい言葉、視力を失くし塞ぎ込んでいた女性を包んだ彼女の真心、子どもたちを救うために警察官を辞め、マザーと出会い、ボランティアに生きた男性の決意……。日本人たちの実話を交えつつ明かされる、生前のマザーが本当に伝えたかったメッセージに、思わず涙がこぼれる一冊です。マザー・テレサ列聖を記念して文庫化。

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  • モルモン教霊査
    5.0
    教祖ジョセフ・スミスは死後、どうなっているのか。経典「モルモン書」に隠された霊的背景を知る。モルモン教から見えてくるアメリカの歴史的問題点とは?
  • モーセと一神教
    4.5
    フロイトはその最晩年、自身の民族文化の淵源たるユダヤ教に感じてきた居心地の悪さに対峙する。それは、〈エス論者〉として自らが構築してきた精神分析理論を揺るがしかねない試みであり、「生命と歴史」という巨大な謎と正面から格闘することでもあった。「もはや失うものがない者に固有の大胆さでもって、……これまで差し控えておいた結末部を付け加えることにする」――ファシズムの嵐が吹き荒れる第二次世界大戦直前のヨーロッパで、万感の思いを込めて書き上げられた、巨人の恐るべき遺書。

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