ノンフィクション・ドキュメンタリー作品一覧

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  • ある行旅死亡人の物語
    4.2
    はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ――。 「名もなき人」の半生を追った、記者たちの執念のルポルタージュ。ウェブ配信後たちまち1200万PVを獲得した話題の記事がついに書籍化! 2020年4月。兵庫県尼崎市のとあるアパートで、女性が孤独死した。現金3400万円、星形マークのペンダント、数十枚の写真、珍しい姓を刻んだ印鑑鑑......。記者二人が、残されたわずかな手がかりをもとに、身元調査に乗り出す。舞台は尼崎から広島へ。たどり着いた地で記者たちが見つけた「千津子さん」の真実とは? 「行旅死亡人」が本当の名前と半生を取り戻すまでを描いた圧倒的ノンフィクション。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 美しく枯れる。
    NEW
    -
    「50代を生きるって、とても大変で、難しい。 それでもオレは、美しく枯れていきたい」 前作『粋な男たち』から約5年半余りのときを経て、 著者・玉袋筋太郎を取り巻く環境は激変した。 2020年、オフィス北野から独立しフリーに。 兄弟弟子である「たけし軍団」から離れ、 「浅草キッド」の相棒である水道橋博士、 師匠であるビートたけしとの距離も遠のいた。 初孫という新しい命に喜びを感じながらも、 母親は認知症を患い施設に入った。 長年連れ添った妻は、ある朝、家から出て行った……。 仕事の人間関係、夫婦仲、家族構成にも変化が訪れる、 波乱万丈な50代――。 「時代遅れ」な昭和の粋芸人が語り尽くした、 悩めるすべての大人たちに捧ぐ、人生後半戦の歩き方。 ●目次 はじめに――50代を迎えて、オレの人生は激変した 第1章 人間関係って大変だよな 第2章 「発酵」した50代の仕事観 第3章 夫婦ってなんだか難しい 第4章 新しい命と消えゆく命とともに 第5章 「人生」のこと、考えてみよっか おわりに――美しく枯れるために
  • 旦那さんはアスペルガー
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人の発達障害に悩む家族へ 壊れかけた妻がみつけた再生のヒント 「妻とも丁寧語で話す」「お金を無計画に使う」「話し合おうとしても黙ってしまう」……。 優しくていい人なんだけど、どこかずれてる困った夫、アキラさん。 ツナさんの違和感は年々大きくなってきましたが、とうとうアキラさんに大問題発覚! 実は夫、アキラさんはアスペルガー症候群と気づかないまま、大人になってしまっていたのです。
  • 歴史劇画 大宰相 第一巻 吉田茂の闘争
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 敗戦、GHQによる日本占領が始まった……。幣原喜重郎内閣打倒後、総理と目されていた鳩山一郎は公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任。以後、脈々と続く「吉田学校」の始まりだった。党人派と吉田派の仁義なき闘いの幕が切って落とされた。戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた、傑作戦後日本史全10巻! 講談社文庫版解説:手嶋龍一「現代日本によみがえる吉田茂」 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ドーパミン中毒(新潮新書)
    4.0
    人は「推し」に夢中になると昼夜を忘れ、やがて「沼」にハマってしまう。その鍵を握るのが「脳内快楽物質」ドーパミンだ。恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、酒、ギャンブル、薬物……快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の渦中で、現代人が陥る依存の対象は数限りなくある。スタンフォード大学医学部教授で、かつて自身も依存症を経験した第一人者が教える脱出法と、心豊かに生きるための防衛術。
  • 開業医の正体 患者、看護師、お金のすべて
    4.0
    クリニックはどうやってどう作るの? お金をどう工面しているの? 収入は? どんな生活をしているの? 患者と患者家族に思うことは? 上から目線の大学病院にイライラするときとは? 看護師さんに何を求めているの? 診察しながら何を考えているの? ワケあって開業医になりましたが、開業医って大変です。開業医のリアルと本音を包み隠さず明かします。開業医の正体がわかれば、良い医者を見つける手掛かりになるはずです。
  • 熔ける 再び そして会社も失った
    3.8
    カジノで106億8000万円を失い、会長辞任、獄中へ。 そして懲役4年の刑期満了後に、再びカジノへ。リベンジの舞台は韓国ソウルの「WALKERHILL」 3000万円が9億円にまで増えるマジックモーメント(奇跡の時間)を迎える。 果たして、負けを取り戻す夢物語か、破滅への一里塚か。 ギャンブラー井川意高によるバカラ放蕩記。 しかしその裏ではギャンブルよりも血がたぎる、現会長佐光一派による井川家排除のクーデターが実行されていた。 「大王製紙から井川家を排除し、自らの地位を盤石とするために、佐光は300億円も無駄金を上乗せして会社に損害を与えた。「他人のカネ300億円で買った社長の座」は、さぞかし温く心地良いことであろう。これこそ特別責任ではないか。しかも、私の金額の3倍である。有罪とすれば懲役12年だ。」(本文より) 大王製紙を舞台にした血みどろ裏切りノンフィクション!
  • 聴く監督
    NEW
    5.0
    WBC 2023では投手コーチとして世界一。 ロッテでは指揮官としてチームをAクラスへ。 ダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希らと共闘した 球界きっての名伯楽が実践する「傾聴法」とは? 対話重視、教えないコーチング等の理論にさらなる磨きをかけチームと向き合う。 本心を引き出す武器は「平常心」 【目次】 はじめに 第1章 世界一の投手コーチ 第2章 理想の監督像とその準備 第3章 聴く監督 第4章 根拠のある起用 第5章 土壇場で奇跡を起こす力 第6章 さらなる高みを目指して おわりに
  • 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ
    4.4
    ナルバエス、ドネア、河野公平、田口良一……井上尚弥との一戦に己の人生を賭けて挑んだ男たちは、「モンスター」の拳に何を見たか? 「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる。歯が立たなくなるぞ」 2013年4月、井上尚弥のプロ3戦目の相手を務めた佐野友樹はそう叫んだ。 それからわずか1年半、世界王座を計27度防衛し続けてきたアルゼンチンの英雄オマール・ナルバエスは、プロアマ通じて150戦目で初めてダウンを喫し2ラウンドで敗れた。「井上と私の間に大きな差を感じたんだよ……」。 2016年、井上戦を決意した元世界王者・河野公平の妻は「井上君だけはやめて!」と夫に懇願した。 WBSS決勝でフルラウンドの死闘の末に敗れたドネアは「次は勝てる」と言って臨んだ3年後の再戦で、2ラウンドKOされて散った。 バンタム級で史上初となる4団体統一を果たし、スーパーバンタム級初戦となったスティーブン・フルトン戦で2団体のベルトを獲得。進化し続ける「モンスター」の歩みを、拳を交えたボクサーたちが自らの人生を振り返りながら語る。強く、儚く、真っ直ぐな男たちが織りなす圧巻のスポーツノンフィクション。 【本書の内容】 プロローグ 第一章 「怪物」前夜(佐野友樹) 第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一) 第三章 世界への挑戦(アドリアン・エルナンデス) 第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス) 第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之) 第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス) 第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ) 第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平) 第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー) 第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア) 第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア) エピローグ 【著者略歴】 森合正範(もりあい・まさのり) 1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っている。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。
  • 福島第一原発事故の「真実」 検証編
    -
    東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに文庫化。ドキュメント編は、事故発生の経過を緊張感溢れる迫真の筆致で描く 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である
  • 絶歌
    3.7
    1997年6月28日。 僕は、僕ではなくなった。 酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。 「少年A」――それが、僕の代名詞となった。  僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。 それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、 不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。
  • 合本 イーロン・マスク
    -
    【この電子書籍は、2023年9月に配信を開始した『イーロン・マスク 上』『イーロン・マスク 下』をひとつのコンテンツにまとめた合本です。】 Twitter買収、ウクライナ通信遮断の裏側……イーロン・マスク初の公式伝記。世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』の伝記作家だからこそ描けた傑作。「私は、苦しみが原点なのです」。 各界著名人による推薦コメントも続々! 「世界一ぶっ飛んだ男。それがイーロン・マスクです」(三木谷浩史氏) 「生まれつき共感力を持たない男ゆえの過剰な成果を紐解く本」(ひろゆき氏) 「崩壊も破滅も恐れない。この男ほど分析の厄介な天才はいなかっただろう」(ヤマザキマリ氏) 「イーロン・マスクがいなかったら、私はもっと怠け者だっただろう。彼を除いて私を焦らせる人物はいない」(堀江貴文氏) 「マスク氏の英断によって核戦争が防がれたのだ」(佐藤優氏)
  • 知ってはいけない 合本版
    5.0
    第二次大戦のあと、日本と同じくアメリカとの軍事同盟のもとで主権を失っていたドイツやイタリア、台湾、フィリピン、タイ、パキスタン、多くの中南米諸国、そしていま、ついに韓国までもがそのくびきから脱し、正常な主権国家への道を歩み始めているにもかかわらず、日本の「戦後」だけがいつまでも続く理由とは? 10万部を突破したベストセラー『知ってはいけない』の著者が、「戦後日本の"最後の謎"」に挑む!※この電子書籍は、2017年8月に講談社現代新書として刊行されました『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』、2018年11月に講談社現代新書として刊行されました『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた 』を合本とし、電子書籍化したものです。この電子書籍とは別に『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』、『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』もそれぞれ電子書籍で配信中です。
  • 正義の行方
    NEW
    -
    文化庁芸術祭賞大賞、ギャラクシー賞選奨を受賞、映画化も決定した映像ドキュメンタリーの名作を書籍化。芥川の名作『藪の中』のような、圧倒的な読書体験。 1992年2月21日、小雪の舞う福岡県甘木市の山中で、二人の女児の遺体が発見された。 現場に駆け付けた警察官が確認したところ、遺体の服は乱れ、頭部には強い力で殴打されたことを示す傷が残っていた。 二人は、約18キロ離れた飯塚市内の小学校に通う一年生で、前日朝、連れ立って登校している最中、何者かが二人を誘拐し、その日のうちに殺害、遺棄したものと見られた。 同じ小学校では、この3年3ヵ月前にも同じ1年生の女児が失踪しており、未解決のまま時が流れていた。 福岡県警は威信を懸けてこの「飯塚事件」の捜査にあたることになる。わずかな目撃証言や遺留物などをたどったが、決定的な手がかりはなく、捜査は難航する。そこで警察が頼ったのが、DNA型鑑定だった。遺体から採取した血液などをもとに、犯人のDNA型を鑑定。さらに、遺体に付着していた微細な繊維片を鑑定することによって、発生から2年7ヵ月後、失踪現場近くに住む久間三千年が逮捕された。 「東の足利、西の飯塚」という言葉がある。栃木県足利市で4歳の女児が誘拐され、殺害された足利事件は、DNA型鑑定の結果、幼稚園バスの運転手だった菅家利和さんが逮捕・起訴され、無期懲役判決が確定したが、発生から18年後にDNA型の再鑑定が決まり、再審・無罪への道を開いた。 その2年後に起きた飯塚事件でも、DNA型鑑定の信頼性が、問題となった。 DNA型、繊維片に加え、目撃証言、久間の車に残された血痕など、警察幹部が「弱い証拠」と言う証拠の積み重ねによって久間は起訴され、本人否認のまま地裁、高裁で死刑判決がくだり、最高裁で確定した。 しかも、久間は死刑判決確定からわずか2年後、再審請求の準備中に死刑執行されてしまう。 本人は最後の最後まで否認したままだった。 久間は、本当に犯人だったのか。 DNA型鑑定は信用できるのか。 なぜこれほどの短期間で、死刑が執行されたのか。 事件捜査にあたった福岡県警の捜査一課長をはじめ、刑事、久間の未亡人、弁護士、さらにこの事件を取材した西日本新聞幹部に分厚い取材を行い、それぞれの「正義」に迫る。 「ジャーナリストとして学んだことがあるとすれば、どこかひとつの正義に寄りかかるんじゃなくて、常に色んな人の正義を相対化して、という視点で記事を書くという考えに至ったんです」(西日本新聞・宮崎昌治氏) いったい何が真実なのか。 誰の「正義」を信じればいいのか――。
  • 言ってはいけない―残酷すぎる真実―
    値引きあり
    4.0
    この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない――だが、それらは絵空事だ。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外でなく、美人とブスの「美貌格差」は約三六〇〇万円だ。子育てや教育はほぼ徒労に終わる。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。
  • この恋の結末は私が決める
    4.0
    “若いうちに知っておいたほうがいいこと” いまTikTokで話題になっている恋愛のコツ・真理がついに書籍化 「記念日にあけたワインのコルクですらやがて香らなくなっていきます」 「恋愛が本当に楽しくなるのは3年目以降」 「見た目と本当の中身は大体真逆」 「愛されたいなら、愛されるだけの生き方を」 「恋愛で失敗しない人なんて多分いないので1つひとつの好きに対して臆病にならず正直に生きてください」 好きな人をどうしても諦められない、思わせぶりな言動に期待してしまう、恋人を好きではなくなったかも… もう悩みにふりまわされなくなる、明日からの過ごし方が変わる恋愛読本。 恋の結末をハッピーエンドに変えたいあなたにおすすめする一冊です。 恋人へのプレゼントにもぜひ。
  • 勝敗の構造 第二次大戦を決した用兵思想の激突
    5.0
    野中郁次郎(一橋大学名誉教授 『失敗の本質』共著者)賛嘆す。 『独ソ戦』(岩波新書)で「新書大賞2020」を受けた 著者による、あらたな第二次世界大戦史。 ******** 戦場を制するのは鉄でも血でもない――知性である 著者は「用兵思想」という概念のメスを振るい 第二次世界大戦の諸戦闘の本質を的確に洞察している 読者は新鮮な驚きを禁じ得ないであろう 野中郁次郎(一橋大学名誉教授 『失敗の本質』共著者) ******** 第二次世界大戦が終結して以来およそ八十年、 戦後すぐに形成され、世界的に横行していた「伝説」や「神話」は、 長足の進歩をとげた歴史研究によって打ち砕かれ、あらたな像が描かれつつある。 本書は、そうした成果を取り入れ、主としてヨーロッパ戦線の戦闘を題材として、 ともすれば旧来のイメージにとらわれがちだった日本での認識を刷新せんと試みた。 戦略・作戦・戦術から成る「戦争の諸階層」、「指揮文化」、 「戦闘有効性」――用兵思想の概念を用いた議論は、 エル・アラメイン会戦やクルスクの戦い、アルデンヌ攻勢などの大戦闘を 縦横無尽に解析し、戦乱が身近に感じられるようになった現代日本において、 軍事の要諦を知るための必携書である。
  • ホスト!立ちんぼ!トー横! オーバードーズな人たち ~慶應女子大生が歌舞伎町で暮らした700日間~
    -
    約1年半続いた『FRIDAY』本誌の人気連載『令和4年、歌舞伎町は今……』を書籍化。トー横キッズや風俗嬢、ホストなど現役女子大生ライターの佐々木チワワが取材してきた生の声を中心に、歌舞伎町で起きた事件やリアルな日常、一見理解できない歌舞伎町独特の文化を解いていく。
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版
    3.9
    大王製紙社長の長男として、幼少時代は1200坪の屋敷で過ごし、東大法学部に現役合格。27歳で赤字子会社を立て直し、42歳で本社社長就任。順調な経営、華麗なる交遊……すべてを手にしていたはずの男はなぜ“カネの沼”にハマり込んだのか? 創業家三代目転落の記。そして、刑期を終えたいま、何を思うのか――。出所後の独白を加え文庫化!
  • バカと無知―人間、この不都合な生きもの―(新潮新書)
    値引きあり
    3.7
    正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だが、希望がないわけではない。一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。
  • 教養としてのイギリス貴族入門(新潮新書)
    -
    世界で唯一の貴族院が存続する国、イギリス。隣国から流れる革命の風、戦争による後継者不足、法外な相続税による財産減少――幾度もの危機に瀕しながらなお、大英帝国を支え続ける貴族たちのたくましさはどこから生まれたのか。「持てる者」の知られざる困難と苦悩を辿りながら、千年を超えて受け継がれるノブレス・オブリージュの本質に迫る。イギリス研究の第一人者が明かす、驚くべき生存戦略。
  • 人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~
    -
    黒人はいかなる論理で「劣った人種」とされてきたのか。政治・経済・文化的な利己主義から、またときに「性」が誘導し、「宗教」や「科学」が追従することで、その差別の正当化を行ってきたアメリカ社会。著名な学者・哲学者の理論から、政治家の言動、そして一般大衆や黒人自身までを対象として複雑に絡み合うその「人種差別思想」の歴史を描く、アメリカ人種差別問題の決定版!
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
    4.0
    清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?
  • 詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体
    -
    日本社会に跋扈する二匹の“怪物” 近年の政治報道で連日のように見聞きする「そのご批判は当たらない」 「○○の意図はなかった」「コメントを差し控えさせていただく」といった政治家の言葉。 これらは「詭弁」と言われ、相手をあざむくことを目的に使われる議論の詐術である。 詭弁は、「ウソ」と同じく人間社会の理性や良識を食い散らかして壊してしまう怪物であり、 政治の世界のみならず、言論界や我々一般社会をも静かに蝕んでいる。 本書は、近年の政治における詭弁をさまざまな角度から分析・検証し、 “感染”しないための免疫をつけるもの。 大手メディアが権力との戦いを放棄し、大量のウソと詭弁が溢れる時代にあって、必読の1冊である。
  • 【フルカラー・固定レイアウト版】福島第一原発事故の「真実」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 貴重な写真と図版をフルカラーで完全収録。書籍と同じレイアウトのFIX版。 東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに刊行。736ページの完全保存版 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である。 *本書には、デバイスの画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストやレイアウトが流動的に表示されるリフロー版もございます。
  • カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」
    4.0
    【どこにでもある「インドカレー店」からみる移民社会】 いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。 そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか? どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか? 「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。 おいしさの中の真実に迫るノンフィクション。 【目次】 はじめに 「ナン、おかわりどうですか?」 第一章   ネパール人はなぜ日本でカレー屋を開くのか 第二章   「インネパ」の原型をつくったインド人たち 第三章   インドカレー店が急増したワケ 第四章   日本を制覇するカレー移民 第五章   稼げる店のヒミツ 第六章   カレービジネスのダークサイド 第七章   搾取されるネパール人コック 第八章   カレー屋の妻と子供たち 第九章   カレー移民の里、バグルンを旅する おわりに  カレー移民はどこへ行くのか
  • 死体は語る
    3.9
    偽装殺人、他殺を装った自殺、猟奇的殺人と見誤る奇妙な死体……。どんなに誤魔化そうとしても、もの言わぬ死体は、背後に潜む人間の憎しみや苦悩を雄弁に語りだす。法医学は死体と語り合い、死をとおして人間の生き方を考える学問である。浅沼稲次郎刺殺事件、日航機羽田沖墜落事故、三河島駅列車事故等の現場に立会い、変死体を扱って三十余年の元監察医が綴る、ミステリアスな事件の数々とそれにまつわる人間ドラマ。映像化もされた法医学入門の大ベストセラー。
  • 捕食者――全米を震撼させた、待ち伏せする連続殺人鬼
    4.0
    ――はじまりは、極寒のアラスカの地。 コーヒースタンドでアルバイトをしていた高校生サマンサ・コーニグが姿を消したのは二〇一二年二月二日のことだった。警察は最初、彼女が家出したものと考えた。だが、防犯ビデオの映像には、背の高い男が彼女を店内から誘拐する姿がはっきりと映っていた……。 ――彼は獲物をおびき寄せ、むさぼり喰う。 全米各地に隠された謎の“殺人キット”、犯された数々の誘拐・強盗・暴行殺人、そして独房に残された12個の頭蓋骨の絵。2012年に逮捕され、唐突に獄中死した今世紀最大のシリアルキラーの実態を明らかにする、戦慄のノンフィクション! 「ページをめくる手が止まらない、圧倒的ミステリー」(「ニューヨーク・ポスト」紙) 「FBIを困惑させた、現代の怪物」(「ワシントン・タイムズ」紙)
  • 92歳、広岡達朗の正体
    NEW
    4.0
    嫌われた“球界の最長老”が遺したかったものとは――。  現役時代は読売ジャイアンツで活躍、監督としてはヤクルトスワローズ、西武ライオンズをそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗。実に70年もの間プロ野球を内外から見続け、そして戦い続けてきた“球界の生き字引”の眼力は92歳になっても衰えず、今もなお球界を唯一無二の野球観で批評し続けている。  現役時代は“野球の神様”と呼ばれた川上哲治とも衝突した。 監督時代は選手を厳しく律する姿勢から“嫌われ者”と揶揄されたこともあった。 92歳を迎えた今、忖度なしで球界を批評する姿勢が“老害”と呼ばれることもある。だが、彼の辛口な発言は今なお多くの野球好きの耳目を引き、メディアで大いに人気を集める。92歳の発言がこれほどまでに注目を集めることは他のジャンルでは類を見ない。  大木のように何者にも屈しない一本気の性格は、どこで、どのように形成されたのか。今なお彼を突き動かすものは何か。我々野球ファンを惹きつける源泉は何か。そして、広岡が現在の球界に遺す言葉とは……。その球歴をつぶさに追うとともに、彼とともに球界を生きたレジェンドたちの証言から広岡達朗という男の正体に迫る。 【証言者】 王貞治/黒江透修/水谷実雄/井上弘昭/大矢明彦/松岡弘/井原慎一朗/水谷新太郎/田淵幸一/江夏豊/石毛宏典/秋山幸二/辻発彦/工藤公康/渡辺久信
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
    4.2
    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • ローマ皇帝伝 上
    続巻入荷
    4.0
    カエサル(シーザー)からドミティアヌス帝まで,帝政ローマに君臨した元首十二人の伝記集.著者(七〇頃―一三〇頃)は皇帝付きの秘書官.公文書のみならず,同時代の世評・諷刺・落書の類まで細大もらさず渉猟し,ふんだんに散りばめられた逸話は皇帝の知られざる個人生活にまで及ぶ.本邦初の完訳版.

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  • 日本一周中に彼女が余命宣告されました。 ~すい臓がんステージ4 カップルYouTuber愛の闘病記~
    NEW
    -
    発売前から大反響話題沸騰! 登録者数20万人以上&総再生数3,700万超(2024年2月時点)のYouTuber サニージャーニー初の書籍。 「がん発覚」「4カ月から2年の命」「誹謗中傷」「詐病疑惑」「結婚」「治療費」「海外旅行」「手術」「回復の理由」「これから」すべて赤裸々に記す闘いと涙の日々。 「私、今死んでも幸せだな」覚悟を決めていた妻を「この人たちのために生き続けないとだめだ!」に変えた夫の献身愛――。 旅するカップルYouTuberだった2人が、みずきのすい臓がん発覚により生活は一変! しかもステージ4で「余命4カ月から2年」という宣告まで受けてしまう。さらにはネットでは彼らへの疑念やバッシングという別の戦いまで。 みずきの主治医のコメントや診断書、セカンドオピニオンを担当した押川勝太郎氏(宮崎善仁会病院・腫瘍内科医)の証言も収録。
  • 福島第一原発事故の「真実」 ドキュメント編
    4.8
    東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに文庫化。ドキュメント編は、事故発生の経過を緊張感溢れる迫真の筆致で描く 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である
  • 大人の居酒屋旅(新潮新書)
    3.0
    「呑んだ、食べた、うまかった!」と仲間で騒いだ若い頃の居酒屋巡りももちろん結構。しかし、歳を重ねた身には一人旅こそ快適。あるのは誰気兼ねなく好きに過ごせる時間だけ。口開けまで、と気になった美術館を巡り、名所の碑文・銘文をじっくり眺め、常連ばかりの喫茶店で一休み。そうして土地をより深く知ったのち、これと決めた名店でやる一杯の美味さよ――孤高の居酒屋評論家がたどり着いた居酒屋旅がここに。
  • 人間の未来 AIの未来
    4.1
    10年後、100年後の世界と日本の未来を、ノーベル賞学者と国民栄誉賞棋士、最高の知性を持つ二人がとことん語り合う!iPS細胞、将棋界とAIといった二人の専門分野に加えて、「ひらめき」「勘」の正体、世界で通用する人材をつくるにはどうするか、人間は不老不死になれるかといった、人類の普遍的なテーマについても熱く討論する。
  • 外道クライマー(集英社インターナショナル)
    4.1
    【電子版は口絵写真を1点ずつ大きく収録】夢枕獏氏「近年の山岳ノンフィクションでこれほど面白く読んだものはない」。角幡唯介氏「『那智の滝で逮捕』のニュースを聞き、妙な嫉妬心と敗北感を覚えた」。従来の冒険ノンフィクションと一線を画した「冒険界のポスト・モダン」。その書き手が宮城公博だ。アルパインクライミングの世界では、日本で十指に入るという実力者であり、数ある登山ジャンルの中で「最も野蛮で原始的な登山」と呼ばれる沢登りにこだわる「外道」クライマー。「人類初」の場所を求めて生死ぎりぎりの境界に身を置きながら、その筆致は時にユーモラスで読者を惹きつけて止まない。世界遺産・那智の滝を登攀しようとして逮捕されたのをきっかけに、日本や台湾、タイの前人未踏の渓谷に挑んでいく。地理上の空白地帯だった称名廊下、日本を代表するアルパインクライマー佐藤裕介と共に冬期初登攀を成し遂げた落差日本一の称名の滝、怪物のような渓谷に挑んだ台湾のチャーカンシー……。そして「誰もやったことのない登山」をめざして行った46日間のタイのジャングル行は、道に迷い、激流に溺れかけ、飢えに耐え、大蛇と格闘する凄まじい旅だった。
  • 授業による救い  南葛飾高校で起こったこと
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「子どもが救われることは、世界が救われることだ」。林竹二の授業を受けた生徒たち、教師たちの、その見事な変革の事実。

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  • M-1はじめました。
    4.3
    \崖っぷちから始まった起死回生の漫才復興プロジェクト/ M-1グランプリをつくった元吉本社員がその裏側をすべて語る! 今世紀のお笑いブームの陰には、 忘れ去られていた漫才を立て直そうと奮闘した 1人の吉本社員の泥臭いドラマがあった――。 毎日会社に行くのがつまらなかったぼくは、 「ミスター吉本」の異名を取る常務からあるプロジェクトを言い渡された―― その名も「漫才プロジェクト」。 M-1につながる一歩がここから始まった。 【プロローグより】 ぼくはわくわくしていた。いよいよ始まるのだ。 この数か月、この日のために走り回ってきた。 これから漫才がどうなるか、今日の結果によってすべてが決まる。 (中略) 廊下には1000枚の1万円札が大きな透明パネルの中に入れられて展示してあった。 1000万円分の1万円札だ。並べてみると1000万円は意外に少なかった。 たったこれだけか、と思った。 けれどもこの1000万円のために、みなしゃかりきに奔走してきたのだ。 そしてこの1000万円をかけて10組の漫才師が今からしのぎを削るのだ。 間もなく生放送が始まる。 ★全員が「アゲインスト」な状況を打破する、 あらゆるビジネスパーソンに響くストーリー! 一人も味方がいない状態で任命された、やらされ仕事。 それを淡々とこなしていくうちに、仲間が増え、自分も必死になり、 やがてライフワークへと昇華した。 どんな仕事も、輝きを放つ可能性を秘めている! ★M-1グランプリの誕生秘話からイノベーションの真髄を学べる! ガチンコ勝負による人と人との生々しいぶつかり合いが、 人々の胸を打つ特大コンテンツとなった。 新しいものは「人の必死さ」から生まれる! ★中川家、島田紳助、松本人志ほか著名芸人のエピソードが満載!
  • 日航123便墜落 遺物は真相を語る
    4.7
    あの事故の背景には、何が隠されているのか? 御巣鷹山の尾根に残された遺物の科学的な分析結果から「テストミサイル誤射説」を徹底検証。事件の真相に迫る告発のノンフィクション。
  • イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ
    NEW
    -
    ◎内容紹介 パレスチナ・ガザ地区を支配するハマスが、突如イスラエルに5000発のロケット砲を放った。イスラエル軍も徹底した報復攻撃で応酬し、多数の死傷者が出ている。「病院」まで標的にするイスラエルの内在的論理は何か。インテリジェンスの大家二人は、ネタニヤフ首相と情報機関に生じた溝の深さを読み解き、ガザの地から上がった戦火は、核戦争のリスクを孕みながら推移していると警告する。この戦いに背後にいる米、露、中の本音を見抜け!日本は独自外交の道を探るべきだ。
  • いつか別れる。でもそれは今日ではない
    4.1
    Twitterフォロワー数13万人超(2017年4月時点)、恋愛や人間関係、人生観をするどく考察する人気ツイート、書籍化。 寂しさを感じたり、自信を持ちにくいときに読むとすっきりします。
  • バカの壁
    値引きあり
    3.8
    あの大ベストセラーがついに電子化! 「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。その「バカの壁」とは何か……? いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世の中が見えてくる!
  • いのちの選別はどうして起こるのか──ER緊急救命室から見たアメリカ
    -
    《 シカゴ大学の緊急救命医が告発する[人種差別×医療格差 ]の実態 》 「差別と貧困」が医療ケアに爪を立てる日常に挑み続けた、あるシカゴER医師の葛藤と前進、そして憤懣と挑戦に満ちた熱きドキュメント。 --------- 〈 格差が分断する、医療という名の戦場 〉 通院するカネがなくて病状を悪化させた者、銃撃事件に巻き込まれた者、麻薬中毒者……。 救命救急室に担ぎ込まれるのは、社会構造と医療保険制度から取りこぼされた貧困層の黒人ばかり。 ──アメリカ型資本主義の価値観は医療システムの中に勝者と敗者を生み続け、“敗者のいのち” は常に軽んじられてしまう。 社会で正義がおこなわれないかぎり、医療もまた、正当に人を救えるものにはなりえない。 これは、私たち日本人にとっても対岸の火事ではない。 --------- 〈序文寄稿〉タナハシ・コーツ(2016年タイム誌『世界で最も影響力のある100人』選出) 「本書は、パンデミックさなかのERの1年を描いているのみならず、複雑な医療システム全体、そしてそれを捻じ曲げる分配の不平等について果敢に検証する。思い出してほしいのは、新型コロナウイルスの流行が始まったばかりの頃、ウイルスには〝肌の色は無関係〞と言われていたことだ。たぶん、本物の危機にあっては、人間誰もが共有する弱さを克服するため、誰もが立場を超えて力を合わせることになる、そう信じたかったのだろう。 しかし、それから3年が経過した今、黒人とラテン系の人々はこのパンデミックのあいだに平均寿命が3年も短くなった。これは白人の3倍に当たる。あの時点で予想してしかるべきだったのだ。そして今こそ、利口になるべきだ」 --------- 〈訳者〉宮﨑真紀(「訳者あとがき」より) 「全編を通して、ドラマ『ER』さながら救急医療現場に緊張感と切迫感がみなぎり、黒人コミュニティを少しでも癒そうとする著者の情熱と不平等への怒りが満ちあふれていて、読む者を圧倒する。そして、格差構造の根深さをあらためて思い知らされる。いや、日本でも、貧困層の無保険問題、地方と都市部の医療格差など、医療環境に確かに深い溝が存在していることを忘れてはならないだろう」 --------- 【目次】 ■序文……タナハシ・コーツ  ■1………2020年2月  ■2………2020年3月 ■3………ジャネットへの手紙 ■4………2019年11月(パンデミックの前) ■5………ニコールへの手紙 ■6………2020年5月 ■7………ロバートへの手紙 ■8………2020年7月4日 ■9………ダニアへの手紙 ■10………2020年8月 ■11………リチャードへの手紙 ■12………2020年9月 ■13………フェイヴァースさんへの手紙 ■14………2020年11月 ■15………母への手紙 ■謝辞 ■訳者あとがき
  • 気がつけば40年間無職だった。 もしくは潔癖ひきこもり女子の極私的物語
    -
    気がつけば○○シリーズ第3弾の主人公は、 生まれてからこれまで一度も働いたことがない無職女性! 「私は40年間、一度も働いたことがない。」 中年無職女性が解き放った衝撃的な一文。 潔癖が過ぎるがゆえに自分の部屋に入ることができない、強迫性障害を患う女性の艱難辛苦、ほとばしる生き様を凝縮! いじめ、不登校、潔癖症、父からの虐待……。 父「学校に行くと言え!」 母「死にたい? 一緒に死のうか?」 私「最終的に父を殺さなければいけない」 この家族、何が起きるか予測不能!!!!!!! 「神戸連続児童殺傷事件」の犯人と同じ14歳、地下鉄の駅でパニック→柱に頭を打ちつける、悪魔に憑かれた映画『エクソシスト』のリーガンのように暴れる、初体験はスリランカ人、父が自己破産して家との強制別離、平山夢明の『独白するユニバーサル横メルカトル』との出会い、障害年金の受け取り方、30歳年上の男性と援助交際?、仲良しの姉にも精神障害が、気になる我が家の家計簿公開、脳梗塞で倒れる父……etc. 次々に起きる事件や、飛び出す名言&迷言に、ページをめくる手が止まらない! 自分の部屋に入るためのルール その手順が潔癖&厳格すぎて自分の部屋に戻れない! ってどゆこと!? 暴力や言葉の暴力で否定され続けた10代、若さを生かすことなく無為に生を貪った20代、そんな日々を経ながら様々な精神疾患が発症した彼女は、30代に入ると、突如、「学校に行きたい」と考え始める。親子ほどに年の離れた同級生たちと過ごす初めての楽しいスクールライフ。仲間とのふれあい、文化祭や作文コンクールへの出場、遅れてきた青春は彼女の精神にどんな効果をもたらすのか――!? 「友だちがいないので友だちになってください」 「気がつけば29年間、処女だった。」 「やはり、30代就労経験なし、は大きなハンデなのだ」 「お前は苦労をしていないから若く見られるんだ」 「あのとき、本気で殴ってはいなかった」 貧困や介護が引き起こす親族間殺人だけでなく、インターネット社会化によって〝家族のカタチ〟が崩壊しつつある昨今、核家族すらままならない現代において、家族の在り方とはなんなのか? を提起する、祈りのノンフィクション! 無職で生き続けてきた後悔は拭いさることはできないが、とはいえ、本書が出版されることで、晴れて人生初の〝給料〟を手にすることになる作者・難波ふみ。 これにて40年間無職は打ち止めか!? 現代社会に〝生きづらさ〟を感じる全ての人に捧ぐ!
  • 突撃!~新宿109 詐欺・悪徳マルチ撲滅活動日記~
    NEW
    -
    令和のダークヒーロー、見参! いま詐欺師から「宇宙で一番嫌われている男」! YouTubeチャンネル登録者数、約80万人、 「新宿109」KENZO、初の著書! これ詐欺だから! 絶対やるなよ!――その叫び声とともに悪徳マルチ商法のセミナーをぶち壊す……いま詐欺師がもっとも恐れているのが、大人気YouTuber「新宿109」のKENZOである。 悪徳マルチ集団「マーケットピーク」への突撃動画など、数々の大バズリ動画を生み出してきたKENZOは、なぜ詐欺師を追うのか? 児童養護施設で育った幼少期、マルチにハマった過去、YouTubeとの出会い、死を覚悟した拉致・監禁事件、そして悪徳マルチ組織との闘い……。 「肉を切らせて骨を断つ」の精神で詐欺撲滅のために巨大な詐欺集団に闘いを挑む令和のダークヒーロー「新宿109」KENZO、初の著書!
  • アダルトメディア年鑑2024 AIと規制に揺れる性の大変動レポート
    -
    性 (エロ) の「現在」がこの一冊でわかる! 人間の性が根底から変わりつつある中で、アダルドメディアは、ITやAIの進歩によって驚くべきレベルに達している。しかし合法、グレーゾーン、違法さまざまで、全体像を把握するものは誰一人としていない。それならばと立ち上がったアダルトメディア総研の面々が、漫画、ゲーム・アニメ、AV、女性向け、小説、音声、AI、アダルト規制などの観点から、性の大変動をレポートする -------------------------------- ・同人AV市場は、もはや通常のAV市場を上回る規模に ・写真集もイラスト集もAIが市場を占拠。 ・「電子オリジナル同人」こそ、あらゆるエロの中心地。 ・アダルトVR 2人のメタバース(フルCG)女優デビューの衝撃! ・「女性向け」を探って初めて見える「男性向けの本質」 ・FANZAの3割は女性ユーザー! ・海外は無修正だが「少年ジャンプ」レベルでも18禁に。 ・海外アダルトコミック「HENTAI」は世界の共通語! ・パトロンサイトは現代の闇市か? ・ありとあらゆるジャンルで、インディーズと商業という境目が崩壊! (本書より) -------------------------------- 【目次】 目次 巻頭言 今、我々はアダルトメディアの大変動期に立ち会っている! 第1章 漫画 第2章 ゲーム・アニメ 第3章 実写動画 中間言 「女性向け」を探って初めて見える「男性向けの本質」 第4章 小説 第5章 音声 第6章 AI 第7章 アダルト規制 第8章 その他の印刷物 第9章 その他のアダルト 巻末言 AIと規制の時代
  • 中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」
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    2019年12月、アフガニスタンで起きた人道NGO「ペシャワール会」の中村哲医師の殺害事件。朝日新聞記者や現地助手は、その実行犯を特定。犯行グループの素性や人脈を徹底的に調べ上げ浮かび上がった背後には、国際テロ組織や諜報機関の存在があった。3年半にわたる追跡取材の記録。
  • 【特別描きおろし付き】美人画報ベスト 電子限定合本版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子限定】あの大ヒット美容イラストエッセイ『美人画報』が、新表紙+描きおろし2編を加え、再編集&合本のベスト版として新装刊。400ページ超の大ボリューム決定版です! なぜ人はダイエットをするのか? 締め切りが近づくと食欲が増すのはなぜ? 今年の夏もいろんな買い物をした。美しい人の美しい所作の話などなど……安野モヨコが綴った、美容とファッションと美しさについてのイラストエッセイ51編が、令和に復活! 化粧品やサロンの情報は、なつかしさを感じるほど当時のままではありますが、キレイになろうとして失敗する、でもくじけない(こりない?)というこの情熱は変わらない! 初めて読む人もきっと楽しめる1冊です。 描きおろしでは、安野モヨコの最近の美容事情、そして仕事にまでなった着物についての2編を掲載。 連載当時からン十年を経て、人はそんなに変わらないということがわかります! 目次より一部抜粋 特別描きおろし 美人画報 令和版1 ・ついに50歳に……思えば遠くまで来たものです。なってわかる、似合うもの似合わなくなったもの 特別描きおろし 美人画報 令和版2 ・着物はついに、趣味をこえて自分のブランドをスタート。着姿にみる理想と現実……。 ・「手のひらから……ああ……なんかポワ~」 やせる気功実況中継  ・「おはよーニッポン」美しい女は美しい日本語から生まれる ・冬の完璧ボディ計画。彼と別れてキレーになる!? その極意は「逆境で爪を研げ!」 ・バンドエイドが突然開眼! シヴァリスへ。下着歴13年記マンガ家編 ・美しい足指。美しいかかと。フットケアは美しい。それは男女の仲促進にコーケンするかも!? ・パーティーと着物とマダムの関係。 今年こそは!「着物道入門宣言」 ・女の至福は指先に彩られる宝石。そう、ネイルのことよ! 他、全51編収録 本書は、文庫版『美人画報』(2004年)、文庫版『美人画報ハイパー』(2006年)、文庫版『美人画報ワンダー』(2006年)の電子書籍版を抜粋・再構成し、新たに描き下ろしを加えたものになります。それぞれの初出は以下の通りです。また、本書に掲載された化粧品・お店の情報などは単行本刊行当時のもので、現在は変更になっている場合があります。 『美人画報』:「VOCE」連載『美人画報』(1998年5月号ー2000年2月号)を加筆訂正し、1999年12月小社より刊行。 『美人画報ハイパー』:「VOCE」連載『美人画報』(1999年12月号―2001年8月号)を加筆訂正 し、2001年9月小社より刊行。 『美人画報ワンダー』:VOCE」連載『美人画報』(2001年9月号ー2003年8月号)を加筆訂正し、2003年11月小社より刊行 *******************************
  • 藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 勝率1%からの逆転は、なぜ起きたのか――? 将棋史に残る名勝負「王座戦」(第71期)を通して、 天才・藤井の強さ、思考に迫る。 ・結果よりも内容や充実感を求める姿勢 ・いったん諦めた上で、勝ち筋を探る ・定跡にとらわれない ・継続して研鑽を積む、ライバルの存在 ・「異次元」ともいうべき計算能力 ・逆転を成功させるコツとは ・リフレッシュ法もゲーム 王座戦主催である日本経済新聞社編だからこその豊富な写真、資料も必見! 「・・・計算力の高さは「天賦の才」といえるかもしれませんが、結果よりも内容や充実感を求める姿勢を貫いている点も強さの一因ではないでしょうか。 23年10月30日に日経本社でトークショーとともに催した自戦解説会では、五番勝負の中から「会心の譜」を選んで解説してください、とお願いしました。 すると、藤井王座は、シリーズで唯一敗局となった第1局を選んだのです。 対局に勝ったとしても、構想のミスや納得のいかない手があれば、藤井王座は悔やみ、反省して、次の対局に生かそうとしています。 勝っても、内容的に納得できなければ、心の底から悔しがる姿を見て、 『だから、藤井さんは勝つんだな、強くなるんだな』と痛感しました。 本書のもう一人の主人公は、永瀬九段です。  “藤井聡太が勝ち続ける理由”の一つとして、永瀬九段を研究パートナーとして選んだこと、 そして、2人で継続して研鑽を積んできたことを挙げないわけにはいきません。」 (「歴史的で運命的なシリーズを振り返る――『はじめに』に代えて」 一部抜粋)
  • 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る
    3.9
    墜落現場の特定と救助はなぜ遅れたのか。目撃された戦闘機の追尾と赤い物体。仲間を失った元客室乗務員が執念で解き明かす渾身のノンフィクション。事故ではなく事件なのか?
  • 裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち
    4.3
    それは、「かわいそう」でも、「たくましい」でもない。この本に登場する女性たちは、それぞれの人生のなかの、わずかな、どうしようもない選択肢のなかから、必死で最善を選んでいる。それは私たち他人にとっては、不利な道を自分で選んでいるようにしか見えないかもしれない。 上間陽子は診断しない。ただ話を聞く。今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。この街の、この国の夜は、こんなに暗い。 ――岸政彦(社会学者) 沖縄の女性たちが暴力を受け、そこから逃げて、自分の居場所をつくりあげていくまでの記録。
  • 信じ切る力 生き方で運をコントロールする50の心がけ
    4.3
    大谷翔平の二刀流も、 WBCの世界一奪還も、 「信じ切る力」がなければ実現しなかった。 信じること、信じられることによって、 毎日が変わり、生き方が変わる。 その結果、人は大きく成長していく。 運とは、日々の行動の積み重ねで、 コントロールするもの。 神様に信じてもらえる自分になるしかない。 ダメな自分に向き合い、 相手にただ尽くし、 日常のルーティンで 「信じ切る力」を磨き続けた栗山英樹の、 真摯で“実践的”な人生論。 野球を知らない人にも、 中学生にも、ビジネスパーソンにも、 すべての人に読んでほしい1冊です。 【目次】 第1章  信じ切るということ 第2章 ダメな自分をどう信じるか 第3章 すべてのことに、意味がある 第4章 「信じ切る力」を育てる日常のルーティン 第5章 相手を、信じ切る 第6章 神様に生き様を認めてもらう 【プロフィール】 栗山英樹 Hideki Kuriyama 1961年生まれ。東京都出身。創価高校、東京学芸大学を経て、1984年にドラフト外で内野手としてヤクルトスワローズに入団。1989年にはゴールデン・グラブ賞を獲得するなど活躍したが、1990年に怪我や病気が重なり引退。引退後はスポーツキャスター、野球解説者に転身した。2011年11月、北海道日本ハムファイターズの監督に就任。翌年、監督1年目でパ・リーグ制覇。2016年には2度目のリーグ制覇、そして日本一に導いた。2021年までファイターズの監督を10年務めた後、2022年から日本代表監督に就任。2023年3月のWBCでは、決勝で米国を破り世界一に輝いた。2024年から、ファイターズ最高責任者であるチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務める。
  • サップ西成自伝 奪還 「大阪最強の半グレ」と呼ばれた男
    NEW
    -
    大阪の「西成」で生まれ育った私は貧困による飢えに苦しむ。古い世代の大阪市民なら「当たり前」の話だが、西成は力が序列を決定する弱肉強食の世界だった。生き抜くために私は暴力を覚えていく。高校進学など考えられない状況の中で、恩師と柔道と出会う。柔道の才能が私に進学の道を開いてくれた。ところが私は、そこから2度も逃げ出してしまう。 こうして私は所在もなく、ケンカに明け暮れる放埒の日々を送る。そんな私が地下格闘技に流れ着いたのは、自然な流れだったのかもしれない。その時、私に与えられたリングネームが「サップ西成」である。 元アスリートとして街のケンカ屋相手に当たり前のように勝利を重ねる私だったが、ある時、大阪に新たな地下格団体ができる話を耳にする。その団体は「やんちゃ」な選手が集まる地下格でありながら、プロの登竜門を目指すという。 そのコンセプトに強い共感を覚えた私は、自ら志願して、その大会に飛び込んだ。ド派手なプロモーションと選手ファーストの融合によって、大会は瞬く間に成長した。網膜剥離で選手を離れた私は運営会社の社長に就任する。 1つの大会の出場選手が約50~60人、会場のキャパは約2000人──まさに「日本一」の地下格大会だ。ところが間尺に合わない巨大さがアダになっていく。繁華街で大会の関係者を名乗る犯罪が横行していったからだ。 当時、世の中では関東連合に象徴される「半グレ」が社会問題となっていたことで、大会は関西最大の「半グレ」と認識されてしまう。 もはや大会を開催することも難しくなり、消滅に追い込まれる。 その時、関西に進出してきたのが前田日明氏率いる地下格大会「THE OUTSIDER」だ。過去の遺恨も手伝って、窮した私は「THE OUTSIDER」会場に乱入し、前田氏を襲撃した。 逮捕、長期勾留を経て私が選んだのは「関西最強の半グレ」と呼ばれるようになった「サップ西成」との別離だ。飲食店経営者として格闘技とは無縁の長い沈黙の時間を過ごす。 そんな私に突然訪れたのが、SNSが生み出した「現代の地下格」、「Breaking Down」への出場である。人気コンテンツへの露出によって、SNSでは「サップ西成」の過去が都市伝説を伴って拡大し、独り歩きしていった。 このままでは私は過去に潰されてしまう。そこで沈黙を破ってすべてを明らかにすることにした―― (「はじめに」より)
  • オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略
    -
    超人気軍事研究家が、ロシアによる北方領土を含めたオホーツク海における軍事戦略を述べる。この地で進む原子力潜水艦配備の脅威を明らかにし、終わりの見えないウクライナ戦争との関連を指摘し、日本の安全保障政策はどうあるべきか提言する。
  • 母という呪縛 娘という牢獄
    4.4
    深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、 「モンスターを倒した。これで一安心だ。」 と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。 2018年3月10日、土曜日の昼下がり。 滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。 滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。 周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。 髙崎妙子、58歳。 遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかりと二人暮らしだった。 さらに異様なことも判明した。 娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。 結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。 6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。 一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。 母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。 公判を取材しつづけた女性記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。 獄中であかりは、長年別居していた父の手厚いサポートを受け、多くの「母」や同囚との対話を重ねた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。 一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。 気鋭の女性記者が、殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。
  • 東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか
    4.1
    この本に登場する女性は、あなたの娘や妻かもしれない! 東洋経済オンライン2億PV突破の人気連載、待望の書籍化! 風俗で学費を稼ぐ女子大生、明日が見えないシングル派遣社員、子供たちの未来を奪うシングルマザー……、 貧困に喘ぐ彼女たちの心の叫びを「個人の物語」として丹念に聞き集めたノンフィクション。 いま日本で拡大しているアンダークラスの現状が克明に伝わってくる。
  • モサド・ファイル2 イスラエル最強の女スパイたち
    4.0
    世界最強と謳われるスパイ・エージェント、イスラエル諜報特務庁「モサド」。そのモサドに属する女性諜報員の知られざる実態と活躍を描く。アイヒマン捕獲、イラン核所有の解明と弾道ロケット開発の阻止――彼女たちは歴史的ミッションにどう立ち向かったのか。
  • カリスマCEOから落ち武者になった男 カルロス・ゴーン事件の真相
    5.0
    合併、再編が相次ぐ大手自動車メーカー戦国時代――フォーチュン500の巨大グローバル企業2社を世界で初めて同時に率いた型破りな天才経営者。 彼はなぜ一夜にして、権力と栄光をすべて失ったのか? カルロス・ゴーン事件とは、一体なんだったのか? 日産、ルノーの現・元幹部ら100名以上の関係者、逃亡後のゴーン本人への取材に加え、1000ページ超の未公開法律文書、監査報告書、取締役会議事録、メールや社内文書を徹底検証。ウォール・ストリート・ジャーナル東京/パリ支局の記者2人による、緊迫のノンフィクション! 組織マネジメント、企業統治(ガバナンス)、 いきすぎたグローバリズム、CEOの巨額報酬―― 本書はビジネス界が直面する課題の格好の参考例であり、 ベストセラー小説顔負けの最高にスリリングな物語である。 レバノン人の少年ホスンは、明晰な頭脳と燃える野心を武器にパリに渡り、 超エリート難関校に進学した。やがて「ゴーン」と呼ばれるようになった彼は、 卒業後、タイヤメーカーの工場長からフランスを代表する自動車メーカーの重役へと、 瞬く間に出世の階段を駆けのぼった。 合併、統合、再編――グローバル化の波とともに訪れた大手自動車メーカー戦国時代、 日仏の「企業連合(アライアンス)」を率いるため遠い異国、日本へやってきたゴーンは、 倒産間際だった日産を奇跡の V 字回復に導き、スター経営者として時代の寵児となる。 数年後、彼はフォーチュン500 企業 2 社を同時に経営する世界初の CEO として、 キャリアの絶頂に昇りつめた。 金も名誉も権力も、すべてを手にしたと信じていた。 あの日、部下に裏切られたと知るまで、そして箱の中に隠れて、 生まれ故郷へと逃げ落ちるまでは……。
  • 神社は警告する─古代から伝わる津波のメッセージ
    NEW
    -
    東日本大震災の津波の被害状況を調査したとき、不思議なことに気づかされます。  津波が到達した「浸水線」をたどっていくと、なぜか神社が現れるのです。一度や二度ではありません。神社のすぐ前まで波がひたひたと押し寄せた、そういう場所がやたらに多い。また、撮影された津波の映像も神社の境内からのものが少なくない。いったいこれは偶然なのでしょうか……。  たとえば福島県の沿岸部、新地町から相馬市、南相馬市までの神社84社をすべて訪れ、地図に落としてみると、多くの神社がきれいに浸水線の上に並ぶではありませんか。高すぎもせず、また津波に呑みこまれることもないギリギリの場所に、まるで津波を止めたかのように神社は建っていたのです。むろん被災した神社もあります。しかし、そこを訪れると、瓦礫のなかに石碑が残っており、神社が近世に移転してきたという来歴が記されていました。  われわれの先祖たちは、古来、地震、津波、台風など自然災害と向き合って生きてきました。そして、その教訓を、神社、地名などさまざまな形で伝えようとしてくれた。本書ではそうした数々の時を超えたメッセージに耳を傾け、明日への指針をさぐります。
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―
    4.4
    5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか? なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか? 執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す――。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。
  • 空と風と時と 小田和正の世界
    4.2
    あの頃の時代へ連れてゆく、76年の音楽人生の記録 1970年のデビュー以来、伝説の10日間日本武道館公演などで知られるバンド「オフコース」として約20年間活躍し、その後、ソロとなり、数多くのヒット曲や心に沁みる楽曲を作り、歌ってきた小田和正さん。 2023年8月、史上最年長アリーナツアーの記録を更新。76歳となった今でも、ライブに駆けつけるファンは年間30万人を超え、広いアリーナを縦横無尽に駆け抜けながら3時間近くのライブを精力的に展開しています。 そんな小田さんの人生について、詳しく語られたことはありませんでした。 本書では、著者が約20年をかけ、小田さんの幼少期からの音楽人生を、本人を中心に取材。学校の帰り道、同級生だった鈴木康博さんとビートルズの歌をハモる楽しさを知り、音楽の道へ。13人しか観客が来なかったコンサートなど、二人のオフコースの下積み。五人のオフコースとなり、スーパーバンドに成長していく中での鈴木さんの脱退、そして四人のオフコースになるも解散……。当時のレコード業界やレコーディング風景、「さよなら」「眠れぬ夜」「YES-YES-YES」「ラブ・ストーリーは突然に」など数々の名曲の誕生秘話も明かされます。 著者は元オフコースのメンバーである鈴木康博さん、清水仁さん、大間ジローさん、松尾一彦さんにも取材。盟友・吉田拓郎さんから見る「人間・小田和正の魅力」や、初期のファンクラブ会員だった作家の川上弘美さんが見た2人のオフコース時代も読みどころの一つです。 ストイックなまでに、自分の理想とする音楽を追求してきたアーティストの一大叙事詩ともいえる記録です。
  • 未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集
    4.3
    アメリカには下記のような、「市民探偵」が多くいる。 ・40年逃げ続けた「黄金州の殺人鬼」を追い詰めた作家 ・娘を殺したギャングをSNSの偽アカウントで騙して捕らえた母親 ・身元不明遺体の頭蓋骨から似顔絵を描き、何百枚もの写真から見つけた会計士 ・仕事から帰宅し、家事を終えると夜な夜なコンピュータの前に座り捜査をする手芸店店員 ・猫をいじめる動画をネットに上げた犯人を、その動画の背景から割り出そうとするアナリスト 実際に起きたいくつもの事件とそれを解決した市民探偵たちへの取材から あまり知られることのない彼らの正義と執念を描いた一冊。 連続殺人鬼に遭遇した人の証言など、手に汗握るスリリングな面も。 Netflix『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』『なぜ殺したの?』、映画『ザ・スレッド』など映像化された事件も掲載。 <目次> 1 なぜ彼女を殺したの? 2 世界初のサイバー探偵 3 私の初めての「事件解決」 4 Web探偵 5 マザー・ロード 6 捉えられた黄金州の殺人鬼 7 フォーエバー・ヤング 8 すべては殺人からはじまった 9 『猫いじめに断固NO!:虐待動画の犯人を追え』 10 ルカ・マグノッタの仮面を剝ぐ 11 バイオインフォマティクス(生物情報学)のロード氏はまさに神 12 探偵がしくじるとき
  • くらべて、けみして 校閲部の九重さん
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 普段ほめられることはなく、陽の当たることのない縁の下の力持ち――それが校閲。ひとつの言葉、ひとつの表現にこだわる日本語のプロとして本作りに欠かせない校閲者たちは、個性豊かな文芸作品とどう向き合っているのか? 文芸版元だからこそ知り得た作家とのエピソードや秘蔵の校閲あるあるを楽しめる校閲者の日常物語! ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 文庫版 地獄の楽しみ方
    4.1
    「あなたの世界」は言葉ひとつで変わってしまいます。    SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。  言葉の罠にはまらないため、語彙を増やして使いこなすわざを身につけましょう。  小説家・京極夏彦が指南する、地獄のようなこの世を楽しく生きていくための「言葉」徹底講座。
  • 一気にわかる!池上彰の世界情勢2024
    4.3
    パレスチナ紛争勃発で、アメリカのウクライナ支援停滞を狙うロシア。 世界が混沌の度合いを深める今こそ、予兆を厳正に見極める目が重要になる。 世界各地を取材し、やさしく明快なニュース解説で定評のあるジャーナリストが、国際情勢を「世界一分かりやすく」解説。
  • 冤罪疑惑「恵庭OL殺人事件」の謎を解く
    -
    恵庭OL殺人事件とは、平成12年、北海道恵庭市で、OLの焼死体が発見されたことにより発覚した、殺人事件である。 冤罪が疑われる謎多き事件、屈指のミステリー事件として、インターネット上でも大きく議論された事件である。 警察は、恋人を被害者に奪われた状況にあった、被害者の職場の同僚女性に疑いをかけ、自白を迫ったが、彼女は、一貫して無実を主張した。 検察官は、刑事裁判で、彼女が、自分の車内で、被害者を絞殺したと主張したが、彼女は、小柄な女性で、被害者よりも体格や体力が下回る。 裁判所は、彼女が、被害者を殺害することは「不可能であるとはいえない」と判断したが、はたして彼女は犯人なのか? 第1部「事実」では、本件事件の主要な事実が、整理して記載されている。読者も、推理小説のように考えることができ、楽しめることができる。 第2部「検討~犯人は被告人か」では、プロの法律家である著者が、裁判所の判断を踏まえつつ、本件事件の謎を解くべく研究・検討した内容が記載されている。 目次 第1部 事実 第1章 事件関係者・関係先 第2章 事件当時(1) 第3章 事件前 第4章 事件当時(2) 第5章 事件後 第2部 検討~犯人は被告人か 第1章 犯人の行動 第2章 被告人が犯人であることを推認させる間接事実 第3章 被告人が犯人であるとしたら、被告人は、どのように考えて、どのように行動したと考えられるか 第4章 被告人が犯人であるとした場合のその他の問題点 第5章 被告人が犯人ではないとした場合の問題点 第6章 結論
  • 確執と信念 スジを通した男たち
    4.2
    門田博光、江夏豊 田尾安志 谷沢健一 広岡達朗 etc. 嫌われ、衝突し、裏切られ……それでも己を貫いたレジェンドが明かす“プロ野球界の裏側" 華々しく見えるプロ野球界においても、好成績を残したからといって必ずしもフロントやコーチ、監督になれるわけではない。サラリーマン社会と同様、擦り寄り、迎合することが球団に残る一番の近道と言われ続けている。だが、かつては理不尽な物事に対して己を貫き、正々堂々と立ち向かう選手たちがいた。 己の正義を貫くことで、疎んじられもした。監督と衝突し、チームを追われたこともあった。メディアとの対立で虚像を語られることもあった……。けれど、自分を貫いた男の元に、最後には必ず人が集まってくる。そんな、矜持を持ち続けてサムライのような生き方をしたプロ野球選手たちを徹底取材。生きづらい世の中だからこそ胸に刻むべき「漢の生き様」を深掘りする。 【収録内容】 1章 門田博光 奇才と孤独 ~稀代の豪打者が抱える“19番"への恩讐~ 2章 田尾安志 衝突とプライド ~天才打者が選んだ「新設球団 初代監督」の道~ 3章 広岡達朗 反骨と改革 ~プロ野球界に68年身を置く男の矜持~ 4章 谷沢健一 派閥と人徳 ~“ヤザワ"と中日ドラゴンズ~ 5章 江夏豊 義理と器量 ~裏切られ続けた史上最高左腕~
  • 羽生結弦 孤高の原動力 AERA特別編集
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こんな羽生結弦、見たことない 競技者を超えて “絶対王者”の新境地 全112ページ、孤高の表現者と蜷川実花による唯一無双の写真集 ■蜷川実花の完全撮り下ろし! 6シーン64カットを収録 真っ赤な衣装、通称“赤マグマ”に身を包み、鬼気迫る表情を見せたかと思えば、美しい藤棚の前で儚げにたたずむ……。6つのシチュエーションから切り取った、これまでに見たことのない羽生さんをお届けします。 日本を代表する表現者同士が生み出した貴重な写真の数々は一枚たりとも見逃せません。2023年8月7日発売「AERA8月14-21日合併」で大きな話題を呼んだ「赤バラ」、「青傘」の未公開ショットもお楽しみに。 ■羽生結弦 独占インタビューを完全収録 昨夏、プロフィギュアスケーターとして新たにスタートを切るや、数々のチャレンジを重ね、史上初の東京ドーム単独公演を実現。11月には自身初となる単独ツアーを控えるなど、フィギュアスケートに新たな歴史を刻み続けている羽生さん。自ら道を切り拓いてきた1年を振り返りながら、そこで得た収穫やスケートへの思い、見えてきた可能性まで、語りつくしたインタビューを余すところなく収録しました。聞き手には、スポーツライターの松原孝臣さんを迎えています。 ■プロ転向1年 アイスショー全記録 プロ転向後、初の単独アイスショー「プロローグ」から、3万5千人を観客動員した東京ドーム公演「GIFT」、ゆかりの深いスケーターやゲストを迎えて行った「notte stellata」と、プロスケーターとして3つの公演を完徹。そして出演した「スターズ・オン・アイス」、毎年恒例の「ファンタジー・オン・アイス」の5公演について、写真とともに記録します。 ■羽生結弦に聞く 100問100答 撮影の合間を縫って、羽生さんに100の質問をお聞きしました。「好きな駄菓子」「行ってみたい場所」「子どもの頃好きだった遊具」「持っているなかで一番大きなプーさんのサイズ」などカジュアルな質問から、「スケートをしていてよかったと思う瞬間」「10年後は何をしている?」など100問に回答。どの答えからも、羽生さんのまっすぐな人柄が伝わってきます。 ■撮影ドキュメント263分 蜷川実花が撮り下ろした263分を13のオフショットとともに、誌上でお届けします。メイクルームに入る前に、「先にあいさつを」とスタッフのもとを訪ねるシーンやフィッティングの様子、撮影時のやりとりまで記録しました。唯一無二の写真が生まれた裏側をご覧ください。 ■羽生結弦の伴走者たち 選手時代から羽生さんの表現を支えてきた3人のクリエーターのインタビューも収録。プログラムの音を支える音響デザイナー・矢野桂一さん、楽曲制作を担い、プライベートでも親交の深いピアニスト・清塚信也さん、そして細部までこだわり尽くされているコスチュームの衣装デザイナー・伊藤聡美さんに、クリエイティブを通して見えた羽生さんの素顔をお聞きしました。 【CONTENTS】 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session1 ・巻頭コラム「ただ一人到達し得た孤高の世界」 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session2 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session3 ・独占インタビュー「スケートの心地よさ 表現できる幸せをなくさないようにしたい」 (聞き手:松原孝臣) ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session4 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session5 ・100問100答 PART1 ・氷上を鮮やかに彩るコスチュームデザインの世界 ・羽生結弦の伴走者たち(伊藤聡美、清塚信也、矢野桂一) ・Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 GIFT公演後一問一答 ・プロ転向1年の軌跡 アイスショー全記録「氷上に置いてきた夢をつかみとるために」 ・100問100答 PART2 ・DOCUMENT 263min 羽生結弦×蜷川実花フォトセッション舞台裏 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session6 ・蜷川実花 セッションを終えて「すべてを超越する『羽生結弦』という表現」 ・extra On AERA Covers 2018-2023
  • GIFTED
    値引きあり
    4.3
    天才と呼ばれ、 喝采を浴び続けた男の光と影 10人きょうだいという特別な環境に生まれた。 母親の病が発覚し、プロになろうと奮起した。 プロになっても度重なるケガに悩まされた。 1人になると自然と涙があふれ出ることもあった。 それでも、小野伸二は笑顔でボールを蹴っていた。 44歳、小野伸二が決断をした。 プロサッカー選手からの引退を発表した。 小野伸二と言えば、「天才」と表現されることが多い。 繊細なボールタッチに、華麗なトラップ、受け手に優しいスルーパス。 「楽しむ」ことをテーマに、彼はプロサッカー人生を全うしたが、 度重なるケガにも苦しんだ選手生活でもあった。 知られざる小野伸二を余すところなく書ききった初の自著となる。 小学校低学年のときに、友だちのサッカーの練習についていった。 そこでサッカー少年団に入るという決断をするのだが、月謝が2000円だった。 小野少年はそこで逡巡した。「親に言ったら、ダメっていうだろうな」。 10人兄弟という家庭環境のなかで育った小野は、 生活には苦労はなかったが習い事をする余裕はなかった。 しかし、「入ってしまえ!」と入団申込書を自筆で書いて持っていった。 小野は言う。 「僕の拙い字を見た当時の小野コーチという同姓の方が自宅に来てくれて、 この子にサッカーをやらせてあげてください。月謝やかかるお金は わたしが負担をします、と言ってくれたんです」 幼少のころから、様々な人に支えられて、 日本を代表するサッカー選手になった。 天賦(GIFTED)の才能が本当にあるのか、それは僕にはわからない。 人と違う視野、人と違うキック、人と違うトラップ。 それが努力の賜物か、僕だからできたのか? 僕自身は持って生まれたものだと思ったことはない。 もし、何かを与えられるものがあったとしたら、 それはやっぱり「人」なんだと思う。 出会いを与えられ、そこにチャンスが生まれ、今の僕がある。 そのことだけは決して忘れないでいようと思う。 そして、みんなに伝えたい。 ありがとう!と。
  • BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相
    4.5
    ◆「ショッキングな結末を迎えるサスペンス。ページをめくる手がとまらない。――セラノス事件の内幕は、信じられないほど、ひどい」ビル・ゲイツ◆ 「エンロン」以降、最大の企業不正が行われた血液検査ベンチャー「セラノス」事件。ジョージ・シュルツ、ヘンリー・キッシンジャーなど百戦錬磨の大物たちはなぜ若きCEO、エリザベス・ホームズに騙されたのか!? 「指先からとる1滴の血液で、あらゆる病気を調べることができる!」革新的な血液検査の技術を発明したとして、アメリカのメディアから『第二のスティーブ・ジョブズ』ともてはやされたエリザベス・ホームズ。だが、彼女が率いたバイオベンチャー「セラノス」の内幕は、過剰な野心、傲慢さ、虚言、パワハラが渦巻いていた。現代社会の様々な側面が凝縮したシリコンバレー発巨大詐欺事件の全容を、敏腕記者が地道な取材で証言を積み重ねながら、暴いていく。
  • 私は、走ろうと決めた。 ― 「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦
    4.3
    救いたい人たちがいる たとえ世界が目を背けても ルワンダの悪夢 は隣国コンゴで続いていた……。 第二次大戦以降もっとも多い540万人の死者を出し、 今なお暴力の嵐が吹き荒れるアフリカ大陸の奥地 。 そこには虐げられた無数の女性たちがいる。 蔓延する性暴力、偏見と孤立、絶望的な貧困、民兵の脅威……。 繰り返される悲劇を止めるべくたった一人で立ち上がった著者が、紛争地で見た真実とは。 想像を絶する運命に抗い、強く生きようとする女性たちの 哀しくも美しい姿を描いた心ゆさぶるノンフィクション。
  • 書くことについて ~ON WRITING~
    4.1
    作家自身が「秘密」を語る。待望の新訳刊行。 「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)  ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。  2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。 (底本 2013年7月発行作品)
  • 地球行商人 味の素グリーンベレー
    4.3
    米陸軍特殊部隊と同じ異名をとるチームは、いかにして世界の食品市場を攻略してきたのか。立ちはだかる、国家の動乱と異文化の壁!
  • セメントマッチ――東京デンジャラス・ボーイ(1)
    5.0
    「プロレスはショーである」と知らされた柔道金メダリストは!? 業界の内幕満載!! ――オリンピック柔道金メダリストの井上大樹(いのうえひろき)は、日本プロレス界最大のメジャー団体AWAに入門する。「プロレスはショーである」ことを知らされ、疑問と困惑の念を抱えたままアメリカ武者修行に発つが、思いもよらぬ事件に遭遇する。そして井上には、AWA社長にしてトップスターの犬神真道(いぬかみしんどう)と血塗られた壮絶な因縁があった――。レスラー、マッチメイカー、レフェリー、プロモーター……人間模様とともに内幕を知る者だけが書ける初の新感覚プロレス小説!!
  • 日本の黒い霧(上)
    4.7
    戦争に敗れ、アメリカ軍の占領下、日本国内では奇怪な事件が連発した。国鉄総裁が轢死体で発見された「下山事件」、民間飛行機「もく星」号の墜落後の隠蔽工作、昭電・造船汚職の二大疑獄事件、現職警部が札幌路上で射殺された「白鳥事件」、衝撃では「ゾルゲ事件」に劣らない「ラストヴォロフ事件」……こうした事件の捜査は、占領軍と日本側の権力筋の強権によって妨害された。多くの資料と小説家ならではの考察で真相解明しようとした金字塔的ノンフィクション。
  • 小林秀雄の謎を解く―『考へるヒント』の精神史―(新潮選書)
    3.0
    気楽な随筆に見えた雑誌連載『考へるヒント』は、実は徳川思想史探究の跳躍板だった。モーツァルトやベルクソンを論じていた批評家が、伊藤仁斎や荻生徂徠らに傾倒したのはなぜか。その過程で突き当たった「歴史の穴」とは。ベストセラーを読み直し、人間の知の根源をも探る試みであったことを明らかにする、超刺激的論考。
  • 【さり】ではなく【さいり】です。【電子特典付き】
    4.4
    伊藤沙莉、初のフォトエッセイ。 9歳でデビュー。コンプレックスを乗り越えて、いま思うこと。 子役時代からのコンプレックスや、生い立ち、家族のこと、地元のこと、 そしてこれから始まる「女優第2章」について……。 本人書き下ろしのエッセイに加えて、写真もすべて撮り下ろし。 1年の歳月をかけて推敲を重ねて綴った原稿には、 これまで誰にも見せたことがない伊藤沙莉がいます。 子役時代からの全出演作品を一挙公開するフィルモグラフィーも収録。 18年間の膨大な作品群の中から自ら選んだエポックメイキング作品への本人解説も掲載。 <私が私であるのも私になったのも 私の人生に関わってくださった人たちや 見てきたもの、聞いたこと、 そんな色んなのがあってこそだなと。 なので、 そんな色んなのをチョロっとお時間頂いて チラッと盗み見て頂けたら幸いです。 私事ですが、こんなんできました。 感謝を込めて。(本書「はじめに」より)> ◆エッセイテーマ ある女の子の物語/ポンコツ人生/我が母/兄/姉/ 私を作った伊藤家の食卓/うちの伯母の話/声/仲間はずれ/繰り返し観る/スタート etc. ◆フォトテーマ 思い出の稲毛海岸/はじめての乗馬/はじめての陶芸/伊藤家の食卓を再現~はじめての料理撮影/幼なじみの親友とガールズトーク etc. ■電子書籍特典として、本編未収録のアザーカットを1点収録!
  • 朝鮮雑記――日本人が見た1894年の李氏朝鮮
    4.0
    イザベラ・バード『朝鮮紀行』の4年前に出版されながら、長らく黙殺されていた“幻の書”が、待望の現代語訳で、120年ぶりの復刊! 村落、市街、商売、差別、喧嘩、冠婚葬祭、性風俗、日本人居留地……日本人が記録した、日清戦争前夜の朝鮮半島の姿。 本書の記述からは、風俗や社会だけでなく、日本と朝鮮、東アジアとの関係をうかがうことができる。韓国との歴史関係を知るための必読史料である。
  • ラジオと戦争 放送人たちの「報国」
    4.5
    1925 年に登場し、瞬く間に時代の寵児となったラジオ。そのラジオ放送に携わった人々は、ラジオの成長と軌を一にするかのように拡大した「戦争」をどう捉え、どう報じたのか、あるいは報じなかったのか。また、どう自らを鼓舞し、あるいは納得させてきたのか。そして敗戦後はどう変わり、あるいは変わらなかったのか――。 上記をテーマに、NHK放送文化研究所の月刊誌「放送研究と調査」は、2017 年8 月号~21 年12 月号で、5 年にわたり「戦争とラジオ」を掲載した。その連載を単行本化したものが本書である。筆者の大森淳郎はNHKのドキュメンタリー番組のディレクターとして、戦争中のラジオについても長年取材を続けたのち、2016年~22年12月まで同研究所の特任研究員を務めた。 本書では、記者・ディレクター・アナウンサー…といった「放送人」たちが遺した証言と記録、NHKにある稀少な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追う。 ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかをも照射したノンフィクション。
  • ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒
    4.5
    60人超の証言者が語る、沢田研二ノンフィクションの決定版 1970年代。音楽、ファッションが革新を遂げ、ポップスが花開く。その中心には必ず、彼がいた。 バンドメンバー、マネージャー、プロデューサー、共に「沢田研二」を創り上げた69人の証言で織りなす、圧巻のノンフィクション。 「週刊文春」人気連載、単行本化。
  • ハイパーハードボイルドグルメリポート
    4.7
    テレビ東京で不定期放送されるカルト的な人気番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」。“ほかじゃありえない”内容が話題の同番組を企画・取材・演出までほぼ一人で手がけたプロデューサー・上出遼平氏の初著書。番組内に収まりきらない世界の現実を「人が食う」姿を通じて描く。
  • 知ってはいけない 隠された日本支配の構造
    4.1
    日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する
  • 黒子のリーダー論 丸山茂雄 私の履歴書
    値引きあり
    -
    「丸山さんの下でプレイステーションの仕事をしたとき、 丸山さんのためだったら本当に頑張れるぞって心から思いました。 (中略)人間としてすごくリスペクトできるし、大好きだからなんです」 ――ソニー元社長・平井一夫氏 「丸さんは僕にとって、もちろん最高のプロデューサー。 丸さんがプロデュースした人はたくさんいるじゃないですか。 それがみんなすごい」 ――プレイステーション開発者 久夛良木健氏 小室哲哉、佐野元春、シャネルズ、ドリームズ・カム・トゥルー…… ロックを日本に根付かせたレーベル、EPIC・ソニーの立役者。 そして、プレイステーション実現のキーパーソン。 エンタメ業界でさまざまな「革命」を裏で支えた黒子が語る! 平井一夫氏、久夛良木健氏との対談を収録。 「私は大勢の個性あふれる人たちの隣で働く機会に恵まれた。 私自身に特別な才はなく、運以外の何物でもない。 彼らが浴びるスポットライトの光が少し私にも漏れてきて、 図らずも『ちょっと目立つ黒子』になったのだ」 (本文より) 【本書の主な内容】 ・革命児の世話役 ・マネジメントの原点はラグビー部の監督 ・「おっかない人」に学ぶ ・給料と肩書でやる気を引き出す ・お見合いは「プレゼン」 ・すいているからロックをやった ・シャネルズに学んだ「売り出し方」 ・「ゆがんだ感じの人」を採用 ・「Do it(ドゥー・イット)」会議 ・6人の創業者 ・小室哲哉を貸し出す ・若手社員の一言で退任を決意 ・計算違いで沖縄から撤退 ・不得意な役割を演じてはいけない ・面白い人生
  • 東北モノローグ
    -
    東日本大震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はいったいなにを残したのか。東北のひとびとがいま語ること、その地でこだまする声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。
  • ハレム―女官と宦官たちの世界―(新潮選書)
    値引きあり
    3.3
    性愛と淫蕩のイメージで語られてきたイスラム世界の後宮・ハレム。奴隷として連れてこられた女官たちは、いかにして愛妾、夫人、母后へと昇りつめたのか。ハレムを支配する黒人宦官と、内廷を管理する白人宦官は、どのように権力を手にしたのか。600年にわたりオスマン帝国を支えたハイスペックな官僚組織の実態を描く。
  • 奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか
    3.8
    政権と世論に翻弄され、闘った「専門家」たちは何に敗れたのか? 小学館ノンフィクション賞大賞受賞の気鋭ライターの弩級ノンフィクション 尾身茂、押谷仁、西浦茂──感染症専門家たちは、コロナ渦3年間、国家の命運を託された。だが彼らは政権に翻弄され、世論に翻弄され、やがては身を引いた。日本にとって、コロナとは何だったのか? 長期取材を経た筆者が、専門家たちの苦闘の本質を描く。なぜ、彼らは消されたのか? 衝撃のドキュメント。
  • 安倍晋三 回顧録
    4.4
    2022年7月8日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘……。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。 オバマ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルら各国要人との秘話も載録。 あまりに機微に触れる――として一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。
  • すくえた命 太宰府主婦暴行死事件
    5.0
    あの時、警察が動いていれば、 死なずに済んだのに――。 2019年10月。福岡県・太宰府市で平凡な主婦の凄惨な遺体が見つかった。 大事な家族を惨たらしい形で失った遺族の悔恨、慟哭。 洗脳し暴行の限りを尽くした犯人の非道、残虐。 落ち度を否定し続ける佐賀県警の無謬主義、厚顔。 ローカル局若手記者の逡巡、苦悩。 報道特別番組「すくえた命~太宰府主婦暴行死事件~」(2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞受賞)取材班リーダーによる、渾身のノンフィクション。 無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ? 「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」――遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは――?
  • おいしい話なんてこの世にはない どん底を見たベテラン芸人がいまさら気づいた56のこと
    NEW
    -
    「愛情」と「責任感」をこじらせた男、TKO木本武宏が招いた約7億円の投資トラブル。 絶望の淵に救いの糸を垂らしてくれたのは、心が離れていた相方・木下隆行だった――。 お金、仕事、人間関係……悩みを抱えるすべての人へ。一緒に這い上がれる希望の書。 【目次】 はじめに 第1章 身の程を知る、自分を知る 第2章 不安とどう向き合うか 第3章 成功体験の落とし穴 第4章 世の中とどうやってつき合うか 第5章 生き地獄からどうやって生還するか おわりに
  • 沖縄の街で暮らして教わったたくさんのことがら
    3.5
    不条理に覆われた南の島での生活は、ときに明るく、ときにせつない。なぜ沖縄を選んだのか。どんな暮らしが待っていたのか。いまも押しつけられている「分断」。それを前提としながら「沖縄」を消費する私たち。「内地」と沖縄との二拠点生活を綴る。
  • 西行―歌と旅と人生―(新潮選書)
    5.0
    「願はくは花の下にて春死なむ」――どうすれば西行のように清々しく生きられるのか。出家の背景、秀歌の創作秘話、漂泊の旅の意味、桜への熱愛、無常を乗り越えた「道」の思想、定家との意外な関係、芭蕉への影響……偉才の知られざる素顔に迫る。西行一筋60年、西行歌集研究の第一人者がその魅力を語り尽くす決定版。
  • 特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録
    4.2
    「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。 孤立死や自殺が増え続ける、この時代。その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。 「特殊清掃」 今はいろいろなところで使われている言葉だが、もとは私の会社がつくった造語。そして、当社は、この特殊清掃の先駆企業である。 仕事の内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染汚損を処理するというもの。 凄惨な現場に遭遇することや過酷な作業を強いられることも多く、陽の目をみることが少ない汚仕事である。 「特掃隊長」 この呼称は、本書のもとになったブログの運営管理を担っている管理人(同僚)が命名したもの。 会社組織上の肩書でも、実社会でのニックネームでもなく、あくまで、ブログ上での呼称。 そんな特掃隊長は、自分が喜んでいるほど善い人間ではないだろうけれど、自分が悲しんでいるほど悪い人間でもないかもしれない。また、自分がうぬぼれているほど賢くはないだろうけれど、人が思っているほどバカではないかもしれない。 内向的、悲観的、神経質、臆病、怠け癖、泣虫、ネクラなどなど、その性格に多くの問題を抱えるくたびれた中年男である。 私は、今まで、幾人もの死を体感し、幾人もの生を垣間見てきた。 目に見えるものを片付けるなかで、目に見えないものをたくさん目の当たりにしてきた。 すべての儚さを思い知らされつつも、死痕を消して生跡を刻み、死を生に転化させてきた。 命とは、生とは、死とは何であるか、それを探求したがる本性に心を揺さぶられてきた。 そして、自問自答を繰り返しながら、浅慮も省みず、それらを本にして出版することにしてみた。 読み手の一人ひとりが、ここから何を読み取るか、何を受け取るか、そして、自分の価値観にどう響かせ、生き方にどう反映させていくのか、私にはわからない。 そもそも、そんな何かが本書にあるのかどうかもわからない。 ただ、せっかく手に取ってもらったのだから、読んだ後、その心に少しでもよいものが残れば幸いである。
  • 母親になって後悔してる
    3.8
    もし時間を巻き戻せたら、あなたは再び母になることを選びますか? この質問に「ノー」と答えた23人の女性にインタビューし、女性が母親になることで経験する多様な感情を明らかにする。女性は母親になるべきであり、母親は幸せなものであるという社会常識の中で見過ごされてきた切実な想いに丁寧に寄り添った画期的な書。
  • 頭上運搬を追って~失われゆく身体技法~
    NEW
    -
    世の中の発達とともに失われていった身体技法は、疫学研究者である著者の興味をひいてやまない。ある身体技法ができる、ということはどういうことか。なぜできるようになるのか、なぜできなくなるのか。本書では今はこの国でほとんど失われてしまった身体技法「頭上運搬」の記憶を追う。沖縄や伊豆諸島をはじめ日本各地や海外にその痕跡を訪ねつつ、話題は着物や伝統衣装、お産のほか、生活と労働を支えていた身体技法へと広がる。
  • 異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実(集英社インターナショナル)
    5.0
    日本プロスポーツ界に確固たる地位を築くJリーグが、実は長年、人気低迷と資金繰りにあえいできたことはあまり知られていない。この再建を託されたのがリクルート出身という異端の経歴をもつ5代目チェアマン、村井満だ。ビジネスの現場で培った経験をもとに抜本的な改革に取り組むが、スキャンダルや災害、さらには新型コロナ禍が追い打ちをかけ、リーグの存続さえ危ぶまれる。この危機をいかにして乗り越え、再建を果たしたのか? Jリーグ村井体制の激動の8年間を描き出す。
  • 下山事件 最後の証言 完全版
    4.1
    「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版、待望の電子化!
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~
    4.1
    デジタル先行配信! 百田尚樹独占インタビュー5時間半! 百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か―― 5時間半にわたる独占インタビューで 本人が初めて語った「百田尚樹現象」の本質とは? 見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら、 百田現象に影響を及ぼした関係者の実名証言も多数収録。 当事者の言葉から2010年代の日本を象徴する社会現象の謎に迫る。 電子書籍にて先行配信。 * * * ブレイディみかこ氏(ライター・コラムニスト)、絶賛! 「目を閉じていても現象は消え去らない。 壁を超えてみるまでそこにあるものは見えない。 書かれなければならない作品が、 読まれなければならない時に出て来た」 * * * 百田尚樹は、2010年代の日本を象徴する社会現象とも呼べる存在だ。 彼の言葉には多くの批判が集まる一方、数々のベストセラーを生み出してもきた。 賛否両論を巻き起こしながら、彼が日本中の注目を集めるのはなぜか? 百田本人のインタビューに加え、見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら関係者の証言をもとに、 百田の「放送作家」「小説家」「右派論客」としての3つの顔に迫る。
  • 栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24
    4.9
    慎太郎、あんたの人生は、奇跡だったよ!! 阪神タイガース18年ぶり優勝の年、28歳で生涯を終えた元選手がいた。 母の目線で描く、もうひとつの「奇跡のバックホーム」――感動のノンフィクションストーリー。 阪神タイガースが18年ぶりに優勝に輝いた今年、横田慎太郎選手が7月18日に28歳で亡くなった。 2019年、脳腫瘍の後遺症で視界がぼやけるなか引退試合で見せたプレーは「奇跡のバックホーム」と呼ばれ、多くの人に感動をもたらした。 引退後、再発・転移と入院を繰り返しながらも「生きたい」と願った横田選手。 3度にわたる闘病を支えたのは、病室でともに寝泊まりしながら看病を続けた母・横田まなみさんをはじめとする家族だった。 本書は映画『20歳のソウル』の脚本を務めた中井由梨子氏が、まなみさんと対話を繰り返し、 まなみさんに成り代わって横田選手とのかけがえのない日々を描いた、感動のノンフィクションストーリーである。 もうひとつの「奇跡のバックホーム」がここにある。 『18時のプレイボールの前に黙禱が捧げられました。 慎太郎が大好きな球団の皆さんと、そして4万人を超える観客の皆さんが、 慎太郎のために頭を垂れてくださいました。 「黙禱」 しんと静まり返ったスタジアムに風の音だけが響いています。 慎太郎、これが本物の甲子園の風だね。 慎太郎、今この瞬間、甲子園はあなただけのものだよ。 慎太郎、今、どこにいる?』 ――本文より 【目次】 プロローグ 甲子園の空 第一章 夢のグラウンド 第二章 奇跡のバックホーム 第三章 最後の港で エピローグ ホームランボール
  • いのちのハードル 「1リットルの涙」母の手記
    4.4
    「生まれてきてよかった、生きていてよかったと一度でいいからこの子に感じさせてあげたい」難病という重い障害を背負いながらも懸命に生きる娘、亜也。母の私はいったい何ができるのだろうか……。ついに娘の命が尽きようとする時、亜也の夢を叶えるため天国へ嫁がせる結婚式を行うことを決意する。母と娘の絆、生きる意味を問う、感動の手記。
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―
    3.7
    遺伝とはくじ引きのようなもの――だが、生まれつきの違いを最先端の遺伝統計学で武器に換えれば、人生は変えられる。〈遺伝と学歴〉〈双子〉の研究をしてきた気鋭の米研究者が、科学と社会をビッグデータでつなぎ「新しい平等」を指向する、全米で話題の書。サイエンス翻訳の名手、青木薫さんも絶賛する、時代を変える一冊だ。

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