【感想・ネタバレ】みがわりのレビュー

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通常価格 1,683円 (税込)
3.5
8件

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月07日

結構分厚いのに、夢中でペロリと読んでしまった。
主人公の律のポジティブさにしょっぱなから魅了されて、チャールストンが得意なってなんだよ!こんなヒロインみたことねーよ!と思いながら、それがとっても嬉しい。
最後にきて、最初に感じた「こんなヒロインみたことねーよ!」の理由が分かり、そーやったかーと思った...続きを読む

読み終わってなんとなく判然としなくて、この物語で青山さんが伝えたかったことってなんなんだろうなって考えてみた。

百合ちゃんが律を必要としたのは、百合ちゃんにも梗子さんにもなれる視点が必要だったからだと思う。
人の人生はよく物語に例えられるけど、誰の物語として語るかで、その人物像は全然見え方が変わるんだ。
だから、百合ちゃんのことも梗子のことも描こうとする視点をもてる人が必要だったんだろう。

それから百合ちゃんと梗子にとっては、物語はこれからの人生が描かれているものでもあった。
最後、紗羅は未来が描かれないと生きていけない檻のようなものから母を救い出そうとするけど、でも彼女はある母の姿を見てそれをやめる(ように感じた)。
なんでかなと思った。
その前で彼女が駅で言ってたことにとても共感したし、そうだそうだ!お母さん連れ出してやれ!と思ったから。
それはやっぱり、自分の物語は自分で書くしかないんだよってことなんじゃないかなって、今は思う。
物語中、あんなに律に書いて書いてと頼んだ梗子が、自分で筆をとっていたこと。
そこにすごく意味があるんだと思う。
やっぱり自分の物語を書けるのは、自分の人生に意味を与えられるのは自分でしかないんじゃないか。
紗羅は母にだってそれができるって、たぶん気づいたんだと思う。
汚くてもきちんとできてなくても、それでも自分で描く人生に一番価値があるんじゃないか。
なんか、そんなことを伝えたくて書かれた物語なのかなと思った。

にしても、私は物語中の律が愛しい。
ほんとにかわいいヒロイン。

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Posted by ブクログ 2021年01月04日

年始一発目の読書。これはかなり面白かった。なんだろ、何度も何度も物語の中で迷子になる、ふわふわと漂いながら着地点を探してる感じ。そう、わけわからないの。なのに最後のオチであーって思わず唸った。創作なのか、史実なのか、伝記ってその狭間を行き来するんだろうな、そして、それが本当にあった話かなんて、読者に...続きを読むは関係なく、登場人物以外、書かれてることが事実になるんだろうなーと。怖いね。こういうのわたしは好きだけど嫌いな人も多いだろな

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Posted by ブクログ 2020年12月19日

おもしろい。
新人作家の悲喜劇を読んでいたはずが
探偵小説になり
ホラーになり
最後は
すっかり騙されていたことに脱力する。
殺人とか誘拐とか強盗とか
バイオレスなどなくても
読む人をはっと驚かせることはできるんだなー。

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Posted by ブクログ 2020年11月21日

面白いけど、これは賛否両論あるだろうな。小説家デビューしたもののほとんど本を出せていない新人作家の律。ある日「熱烈なファンである」という女性に出会い、妙なお願い事をされる。著者の青山さんが芥川賞作家というのは後で知ったけど、納得。ちょっと捻った文体で書かれる律の存在が秀逸。好奇心旺盛だが気まぐれ、向...続きを読むこうみずで後先考えない「アホちゃうか」と思ってしまう言動。だが素っ頓狂で妙に憎めない魅力がある。ラストはこういうのもアリかなとは思うけど、そんなには好きでない。でも時々ふふっと笑える文章が面白くてイッキ読み。

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Posted by ブクログ 2021年02月11日

本当はこうだったという人生,こうだったかもしれない人生,を書くということでどんどん膨らむ妄想と現実と思いきややっぱりこうきたかという顛末.

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

新人賞をとって作家デビューしたものの、その後は絵本を一冊上梓しただけで本を出せないでいる主人公。
彼女に近づいてきたのはある裕福な若奥様。
「あなたは死んだ姉にそっくりなんです」
主人公は若奥様に姉の伝記の執筆を依頼される。
取材する中で藪の中のあれこれが立ちあらわれ、主人公は幻惑されていく。

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Posted by ブクログ 2021年01月05日

構想としては面白かったけど、肝心の内容がいまいち。
姉妹の関係性やお互いの心をもっと丁寧に書けていたら面白かったと思うのに残念。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年11月21日

意外過ぎる結末に私の思考が追い付けませんでした。監禁あたりまでは引き込まれていたのですが、なにせラストが…。芥川賞作家さんの世界観というものは凡人が処理できる思考回路の遥か斜め上をいくもんだと痛感しました。のちに私がこの小説を思い出すとしたら『お抱え作家』『海の幸スパゲッティ』のキーワード二択かと。...続きを読むほかの方の感想も是非拝見してみたいです。

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