【感想・ネタバレ】ティンカー・ベル殺しのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月05日

一回目読み終わった時は熊怖〜とかインパクトがある印象だったけど、もう一度読んでみるとちゃんとタイガーリリーがちゃんと「ピーター」って言ってる!とか色々気付けて面白かった。
マブ女王といいハートの女王といい、このシリーズはボスが本領発揮した時が一番グロくて良い...

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Posted by ブクログ 2020年10月13日

 今回のビルが迷い込んだのは「ネヴァーランド」。 
 いわゆるピーター・パンの世界であるネヴァーランドと、ネヴァーランドの住人のアルヴァタールが住む「地球」の2箇所で起こる惨劇。
 過去作は、不思議の国やホフマン宇宙などの「お話の世界」で起きた殺人事件を、トカゲのビルがお話の世界を、大学生の井森が地...続きを読む球を捜査することで犯人を突き止めようとする。お話の国で凄惨な殺人事件が起こっても地球では理不尽な事故で死ぬことが多く、井森が自発的に事件を捜査しようとして殺されることはあったものの、基本的には大学生としての日常を送っていられることが多かった。
 しかし、今回はネヴァーランドの閉鎖性が反映されているのか、同窓会のために集まった旅館が大雪が閉鎖されてしまい、地球でもクローズド・サークルが発生したため地球でも緊張感が生まれている。死に方はフグにあたったり高所から落ちたりと、理不尽な事故が多いため、捜査はあくまでネヴァーランドで起きたティンカーベル殺しだけだが。
 また、今回のティンカーベル殺しの犯人は、最初の方から描写されている。ピーターが殺していると、神視点で描かれているのだ。
 しかし、もちろんビルはその場面を見ていないし、ウェンディから探偵役に指定されたピーター・パンはネヴァーランドでは絶大な権力(というより戦闘力)を持っている上殺した相手はすぐ忘れてしまう。
 ワトソン役のトカゲのビルは当てにならないながら、なんとか海賊たちや赤膚族の証言を集めていく(その過程でピーター・パンは幾人も人を殺していくが)のだが、彼らの証言はピーター・パンのアリバイを証明するものばかり。と、一筋縄では行かない。
 
 本作の肝はピーター・パンは双子を認識できないという原作のエッセンスを生かした叙述トリック。読んでいる間の違和感が、真実を知ったらすっと解消される。
 
 グロ描写は最後にまとめてあるが、辛いなら読み飛ばせるくらいの量ではある。
 ピーター・パンがどんどん人を殺していくが、描写自体はあっさりめ。

 ピーター・パンのアルヴァタールである日田半太郎は地球でも陽気で考えなしの若者のように描写されているのだが、そんな彼の腕の下に幾多ものリストカット跡があるとわかった瞬間、世界が一変する。
 陽気で悩みの無いように見えた彼が、実は簡単に人を殺すピーター・パンの所業に悩み苦しみ、自分を傷つけ、それでも救われず、だからこそ何も考えないかのように遊び暮らしてきた。それでもピーター・パンの行いは止められない。日田半太郎はピーター・パンではないから。それまで何度も言われてきた、夢の中の(ネヴァーランドの)人物の行った罪を地球の人物に被せるのは意味がないし、夢の中の人物と、地球の人物は別人である。
 ネヴァーランドのピーター・パンの行いに苦しむ日田半太郎は、地球の人物の行いに苦しむウェンディと対比されるような構造になっている。
 ウエンディが地球のアルヴァタールの行いに苦しむ描写は少ないが、日田半太郎のように内心ではどうにかしてやめさせたいと思っていたからこそ、ティンカーベル殺しの犯人を突き止めろとピーター・パンに命じたのかもしれない。
 また、ネヴァーランドの人物の性格や行いが地球のアルヴァタールにも影響を与えるとするなら、ウェンディが永遠の少年ピーター・パンに惹かれたからこそ、ウェンディのアルヴァターレも少年に惹かれた可能性があると思い、その救えなさもいいと思った。

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

「アリス殺し」「クララ殺し」「ドロシー殺し」に続くこの本、前の三冊も楽しみながらも煙に巻かれるといったイメージだったけれど、こちらも。子ども向けのお話しと違いピーター・パンは途轍もないシリアルキラーでしかも記憶障害?
ある程度、あっちとこっちのアーヴァタールが関連性は理解できたけれど原作、「ケンジン...続きを読むトン公園のピーターパン」から、並行して「アリス殺し」からすべて読み直そうかとちょっと思いがよぎる。
まだまだこの路線でシリーズが続きそうな気配。ワクワクなんだか、寒気がするんだかわからない。

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Posted by ブクログ 2021年12月29日

グロいけれど、全体的に悲しいお話でしたね。

ピーター・パンの終わりが無いため日田君は一生生き地獄で、ウェンディも優しい女の子なのにアーヴァタールのやらかしのせいで悪夢に魘され、生死の世界で迷子達も彷徨い続け…。
先生…只では済まないだろうとは思っていたけど、凄惨過ぎて怖かったです。

やっぱり井森...続きを読む君と栗栖川さんの会話が好きです。
今度こそ、彼には彼女を救って欲しいな。

ハマった後に先生の訃報を知った事が悔やまれます…。
小林先生、素晴らしい作品をありがとうございました!

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Posted by ブクログ 2021年01月06日

大好きなシリーズ!
今回はピーターパンがモチーフ。

ビルと井森のコンビ(?)が好きなので、もうちょっと協力体制?的なものが見たかった。

ピーターパンは意外性のない人物でガッカリ。
富久のラストは悲惨だけど、ざまーとも思った。

第1作目の亜理がでてきて、びっくり。
中年の男は、刑事だったっけ?!...続きを読む

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Posted by ブクログ 2020年07月12日

叙述トリックにやられた!
何度もページを遡りながら読んだ。
双子という単語と「ピーター」という人名が固定観念として頭にあったので見事に騙されてしまった。

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Posted by ブクログ 2021年08月16日

このシリーズの面白いところって決して理解できないような難しい設定ではないけど解けないところ。
本格ミステリーは細かすぎて途中から「無理」ってなっちゃうものもあるけどこのシリーズは単純すぎ(ビルがアホすぎて)逆に難しい。今回はピーターもアホだったからなお大変。それにしても今作もグロかった。

もう続き...続きを読むが読めないのは悲しいけど、このままでも不自然な終わりではない。わたしの中ではこれで完結と納得できる。
読み終わったからまたアリス殺しループしてしまいそう。

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Posted by ブクログ 2020年09月10日

ピーターパンはよく知らないが永遠の子どもだけあって始末が悪い。ただ、常識人じゃないぶんビルとの会話にイライラさせられることがないので読む方も多少楽だったかも。名前が似ていてもアーヴァタールとは限らないのはお約束なので、その答え合わせを楽しみに読む。富久の顛末が恐ろしかった。迂闊に死ねない。さて、ビル...続きを読むが次に行く世界はどこかな。

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