【感想・ネタバレ】ティンカー・ベル殺しのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月05日

一回目読み終わった時は熊怖〜とかインパクトがある印象だったけど、もう一度読んでみるとちゃんとタイガーリリーがちゃんと「ピーター」って言ってる!とか色々気付けて面白かった。
マブ女王といいハートの女王といい、このシリーズはボスが本領発揮した時が一番グロくて良い...

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Posted by ブクログ 2020年12月30日

メルヘン殺し
今回はピーター・パンの世界。
後半色々明らかになって嫌悪感を覚える中、ある人物への制裁が容赦なくてこのシリーズらしかった。
この人があの人で……とか用心してたのにもう色々気持ち良く騙された。
凄く面白かった。

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Posted by ブクログ 2020年10月31日

クララ…が合わずに離れていたけど、今回のは面白かった。グロさと非道な世界観、嫌いじゃない。
動機やアリバイなどの推理も面白いが、結局誰が誰のアバターかってところが1番面白い謎。
最後はある意味勧善懲悪で良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年10月13日

 今回のビルが迷い込んだのは「ネヴァーランド」。 
 いわゆるピーター・パンの世界であるネヴァーランドと、ネヴァーランドの住人のアルヴァタールが住む「地球」の2箇所で起こる惨劇。
 過去作は、不思議の国やホフマン宇宙などの「お話の世界」で起きた殺人事件を、トカゲのビルがお話の世界を、大学生の井森が地...続きを読む球を捜査することで犯人を突き止めようとする。お話の国で凄惨な殺人事件が起こっても地球では理不尽な事故で死ぬことが多く、井森が自発的に事件を捜査しようとして殺されることはあったものの、基本的には大学生としての日常を送っていられることが多かった。
 しかし、今回はネヴァーランドの閉鎖性が反映されているのか、同窓会のために集まった旅館が大雪が閉鎖されてしまい、地球でもクローズド・サークルが発生したため地球でも緊張感が生まれている。死に方はフグにあたったり高所から落ちたりと、理不尽な事故が多いため、捜査はあくまでネヴァーランドで起きたティンカーベル殺しだけだが。
 また、今回のティンカーベル殺しの犯人は、最初の方から描写されている。ピーターが殺していると、神視点で描かれているのだ。
 しかし、もちろんビルはその場面を見ていないし、ウェンディから探偵役に指定されたピーター・パンはネヴァーランドでは絶大な権力(というより戦闘力)を持っている上殺した相手はすぐ忘れてしまう。
 ワトソン役のトカゲのビルは当てにならないながら、なんとか海賊たちや赤膚族の証言を集めていく(その過程でピーター・パンは幾人も人を殺していくが)のだが、彼らの証言はピーター・パンのアリバイを証明するものばかり。と、一筋縄では行かない。
 
 本作の肝はピーター・パンは双子を認識できないという原作のエッセンスを生かした叙述トリック。読んでいる間の違和感が、真実を知ったらすっと解消される。
 
 グロ描写は最後にまとめてあるが、辛いなら読み飛ばせるくらいの量ではある。
 ピーター・パンがどんどん人を殺していくが、描写自体はあっさりめ。

 ピーター・パンのアルヴァタールである日田半太郎は地球でも陽気で考えなしの若者のように描写されているのだが、そんな彼の腕の下に幾多ものリストカット跡があるとわかった瞬間、世界が一変する。
 陽気で悩みの無いように見えた彼が、実は簡単に人を殺すピーター・パンの所業に悩み苦しみ、自分を傷つけ、それでも救われず、だからこそ何も考えないかのように遊び暮らしてきた。それでもピーター・パンの行いは止められない。日田半太郎はピーター・パンではないから。それまで何度も言われてきた、夢の中の(ネヴァーランドの)人物の行った罪を地球の人物に被せるのは意味がないし、夢の中の人物と、地球の人物は別人である。
 ネヴァーランドのピーター・パンの行いに苦しむ日田半太郎は、地球の人物の行いに苦しむウェンディと対比されるような構造になっている。
 ウエンディが地球のアルヴァタールの行いに苦しむ描写は少ないが、日田半太郎のように内心ではどうにかしてやめさせたいと思っていたからこそ、ティンカーベル殺しの犯人を突き止めろとピーター・パンに命じたのかもしれない。
 また、ネヴァーランドの人物の性格や行いが地球のアルヴァタールにも影響を与えるとするなら、ウェンディが永遠の少年ピーター・パンに惹かれたからこそ、ウェンディのアルヴァターレも少年に惹かれた可能性があると思い、その救えなさもいいと思った。

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Posted by ブクログ 2020年09月28日

小林泰三氏の童話殺しシリーズの4作目。今回も蜥蜴のビルに癒されました(笑)
今回はピーターパン。私の中ではディズニー映画&スピルバーグ映画「フック」のイメージで読み始めたら……まぁ驚いた(笑)

とりあえず、バッサバサと人が死ぬ。虫けらみたいにサクサクと死にます。このシリーズってこんなにたくさん死ぬ...続きを読むもんだっけ?(笑)

ピーターヤベェやつだなーと思いつつ、でも意外とコレが本質なのかな?と思っていたら、巻末の説明で納得。コレが本来のピーターパンなんだわ。夢と冒険の物語じゃないわけだ。夢と冒険がない原作の方、読んでみたいなぁ。

このシリーズならではの入れ替えトリックは、今回もまぁまぁキレキレ。
向こうの世界がなんちゅーか破茶滅茶やから、なかなか誰が誰かこんがらがったけど、後半は普通に驚いた。そっか、そういえば性別年齢関係なかったね。
てか、ラスト!え?アリス殺しに繋がるわけ?コレはシリーズ再読フラグ?(笑)

気になるやーん!!

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Posted by ブクログ 2020年08月27日

今度の題材はピーター・パン。とはいえ、童話として知っているあの物語を思い浮かべると、邪悪さへの変貌には度肝を抜かれます。でも巻末の原典についての注釈文を読むと、さほどかけ離れたものでもないのですね。意外。
今回の物語の焦点となる事件はタイトル通りティンカー・ベル殺しについてなのですが。……殺人鬼ピー...続きを読むター・パン、あまりに殺しすぎ! 無邪気に無造作にさくさく殺していきます。そしてそれに呼応して地球サイドでも起こる不審死の連続。シリーズ中もっとも危険な物語。この状況でよくぞ生き延びましたね、蜥蜴のビルは(笑)。
今までの作品でいろいろとやられているので、素直に読まずにいろいろ勘ぐってみましたが。それでも全部は見抜けませんでした。やっぱりやられた。そして犯人ではないけれど最低最悪だったあの人物に降りかかった報いがあまりに凄絶……そうか、そういう状況に陥ってしまうというのは思いもよらなかったなあ。恐ろしすぎる。

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

「アリス殺し」「クララ殺し」「ドロシー殺し」に続くこの本、前の三冊も楽しみながらも煙に巻かれるといったイメージだったけれど、こちらも。子ども向けのお話しと違いピーター・パンは途轍もないシリアルキラーでしかも記憶障害?
ある程度、あっちとこっちのアーヴァタールが関連性は理解できたけれど原作、「ケンジン...続きを読むトン公園のピーターパン」から、並行して「アリス殺し」からすべて読み直そうかとちょっと思いがよぎる。
まだまだこの路線でシリーズが続きそうな気配。ワクワクなんだか、寒気がするんだかわからない。

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Posted by ブクログ 2020年07月03日

裏切らない面白さ。
「アリス殺し」「クララ殺し」「ドロシィ殺し」大好きな3作の続編です。
誰が誰のアーヴァータールかを推理しながら用心深く読み進めました。
が、そこかぁ!思わずとツッコミをいれてしまいました。
人を殺す事を何とも思わない純粋無垢なピーター。
強力な独裁者である彼に、従わない訳には行か...続きを読むない迷子達。
ピーターに思いを寄せるウエンディとティンカーベルとタイガーリリィ。
ピーターにかなわない海賊達。
残虐な行為をした「報い」は、いつものようにさらに残虐な手口で返ってきます。
描写のグロテスク感も、ミステリ感も満載で、とても好きなシリーズです。

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Posted by ブクログ 2022年04月16日

トカゲのビルが今回流れ着いた先はピーター・パンのネヴァーランド。登場時食べられそうなのはお約束。今回の被害者はティンカー・ベル。犯人探しの過程で探偵役のピーターパンが息をするように暴力を振るい、敵も味方も殺害するので現実世界での井森参加の同窓会でも死体がどんどん転がる。ピーター・パンのこの性格原作準...続きを読む拠なのに驚き。ディズニー仕事し過ぎだろう。誰が誰のアーヴァタールなのか?がこのシリーズの肝なので注意はしていたんだけどこう繋げるか、とにやり。設定に慣れたはずなのに違和感流し読みしてしまった。ラストに井森が自分の境遇を打破するきっかけを匂わせているけどどんな展開だったのだろう。「ドロシィ殺し」での予想通り作者逝去で展開は闇の中。悲しい。

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Posted by ブクログ 2021年12月29日

グロいけれど、全体的に悲しいお話でしたね。

ピーター・パンの終わりが無いため日田君は一生生き地獄で、ウェンディも優しい女の子なのにアーヴァタールのやらかしのせいで悪夢に魘され、生死の世界で迷子達も彷徨い続け…。
先生…只では済まないだろうとは思っていたけど、凄惨過ぎて怖かったです。

やっぱり井森...続きを読む君と栗栖川さんの会話が好きです。
今度こそ、彼には彼女を救って欲しいな。

ハマった後に先生の訃報を知った事が悔やまれます…。
小林先生、素晴らしい作品をありがとうございました!

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Posted by ブクログ 2021年11月24日

普通に面白かった!
けどピーターパンとかティンカーベルの元々の話を私は知らないので誰?って人もいたけど、小説としては読めたし楽しめてよかった!
先生時のループに入ったのめっちゃ可哀想
ずーっと食べられるところとかめっちゃキモイなーと思った、
犯人がピーターパンだと思ってたけど最後めっちゃびっくりした...続きを読む
しっかり騙された
このシリーズややこしいし多少イライラしちゃうところもあるけどなんかそこがいいなーって4作読んだらやっぱり思った

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Posted by ブクログ 2021年09月04日

蜥蜴のビルにイライラさせられたのは遠い昔。今は可愛くって仕方ない。寧ろ、ピーターパンより賢いのでは?!
今回は奇妙奇天烈な会話は少なめで、ビルが割とマジメで大人しめ。グロさも鳴りを潜め、ムカムカ具合もそこそこだけど、安心して読めるものも悪くない。
しかし、ピーター…ね。引っ掛かりは覚えてたけど、今回...続きを読むもやられた。

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Posted by ブクログ 2021年07月24日

今作も面白かったです。トカゲのビルのとぼけた会話がかわいらしい。童話の登場人物だからこその考え方も面白い。
このシリーズがもう読めないの悲しい…

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Posted by ブクログ 2021年03月05日

アリス殺しから読んでいますが、どれもお伽話が土台になっていて面白いです^^
今回はネバーランドということで、人形や妖精がでてきてよかったです!人を殺すことをなんとも思っていないピーター、彼はティンカーベルを殺したのか?二つの世界がつながる最後の部分は作者の真骨頂でした^^

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Posted by ブクログ 2021年01月06日

大好きなシリーズ!
今回はピーターパンがモチーフ。

ビルと井森のコンビ(?)が好きなので、もうちょっと協力体制?的なものが見たかった。

ピーターパンは意外性のない人物でガッカリ。
富久のラストは悲惨だけど、ざまーとも思った。

第1作目の亜理がでてきて、びっくり。
中年の男は、刑事だったっけ?!...続きを読む

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Posted by ブクログ 2020年11月13日

このシリーズの醍醐味は「誰が誰のアーヴァタールなのか」と、夢世界のビルと登場人物との噛み合わない受け答え。今回はネヴァーランドで起きたティンカーベル殺人事件。基本的に地球での名前は犯人には当てはまらない鉄則…
ピーターパンの話、実はあんまり詳しく知らなかったけど、最後の解説見たら元祖ってちょっと悲し...続きを読むげな物語なんだな、と思った。

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Posted by ブクログ 2020年10月27日

最初から事件解決してないか??と思った。しかし逆にこれをどうやって物語として収束させるのかなぁという興味で読むことにしていくうちに、ちゃんと物語になっていてびっくり!!というかミステリーの罠にハマりまくりでした!世界観も全作品と被るところもなく、ネバーランドのオリジナリティに溢れていて、飽きなかった...続きを読むです。

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購入済み

くせになる

のん 2020年10月17日

とかげのビルとピーターパンの会話の感じがくせになってクスッと笑えます。トリックには全く気づきませんでしたし、誰が誰のアーヴァタールかもわかりませんでした。良い意味で予想を裏切ってくれました!

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Posted by ブクログ 2020年07月12日

叙述トリックにやられた!
何度もページを遡りながら読んだ。
双子という単語と「ピーター」という人名が固定観念として頭にあったので見事に騙されてしまった。

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Posted by ブクログ 2021年08月16日

このシリーズの面白いところって決して理解できないような難しい設定ではないけど解けないところ。
本格ミステリーは細かすぎて途中から「無理」ってなっちゃうものもあるけどこのシリーズは単純すぎ(ビルがアホすぎて)逆に難しい。今回はピーターもアホだったからなお大変。それにしても今作もグロかった。

もう続き...続きを読むが読めないのは悲しいけど、このままでも不自然な終わりではない。わたしの中ではこれで完結と納得できる。
読み終わったからまたアリス殺しループしてしまいそう。

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Posted by ブクログ 2020年11月13日

シリーズ4作目。
ミステリ。グロ。理不尽。
ピーター・パンの世界。ネヴァー・ランド。
相変わらずややこしい。そこも良い。

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Posted by ブクログ 2020年09月28日

現代の地球に生きる人間の、アバター(作中ではアーヴァタール)がおとぎの世界に存在し、そちらの世界で死ぬと、地球でも死んでしまうという設定を引き継ぎ、今作はネバーランドが舞台になっている。
いつもの噛み合わない会話(なにしろ主人公は話せるけれども、蜥蜴なので…)、ピーターの鬼畜っぷり、先生の無限ループ...続きを読む入りを楽しく見届けました。

巻末に出典の解説があるのだが、ディズニーアニメでしかピーターパンを履修していなかったので勉強になった。

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Posted by ブクログ 2020年09月10日

ピーターパンはよく知らないが永遠の子どもだけあって始末が悪い。ただ、常識人じゃないぶんビルとの会話にイライラさせられることがないので読む方も多少楽だったかも。名前が似ていてもアーヴァタールとは限らないのはお約束なので、その答え合わせを楽しみに読む。富久の顛末が恐ろしかった。迂闊に死ねない。さて、ビル...続きを読むが次に行く世界はどこかな。

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Posted by ブクログ 2020年09月06日

邪な感情を制御することの難しさと苦しさを痛感する作品。ネヴァーランドは人間が必死に隠している本性を写し出した世界なのかもしれない。

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