【感想・ネタバレ】十字架のカルテのレビュー

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十字架のカルテ

ちーたろう 2020年05月20日

恥ずかしながら本を最後まで読んだのは初めてかもしれない。情景が浮かび同じ空間にいるかのように引き込まれました。他の作品も楽しみです。

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久々の読書だったが。

れ。 2020年04月15日

久々に本を読んだが、とても読みやすくてよかった。テーマもわかりやすい+興味をそそるもので、頭に入ってきやすい内容だった。

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Posted by ブクログ 2020年04月12日

この著者の作品はいつも素晴らしい。
今回は精神鑑定医。
炙り出し方がリアル、最後にどんでん返し、ラストにはいつも感服させられる。
このストーリーが思いつくのも魔力か、自ら医師ならではの緻密さ。⭕️

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Posted by ブクログ 2020年04月06日

前々から文体は好きだったが、本作は文句なく内容も素晴らしい。最後の20頁ぐらいは本当にぞわっとした。人間の闇の深さをここまで書いていることに脱帽。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月30日

 本作に似たタイトルを持つ『祈りのカルテ』を思い出す。研修医の諏訪野が、色々な科を回りながら、患者の心に迫る作品集だった。彼は精神科も回ったが、本作は精神科のみに特化した作品である。んー、何だか読む前からしんどそうだが…。

 本作は、治療ではなく精神鑑定を描いているのが興味深い。現実のニュースでも...続きを読むよく聞くだろう。犯人に刑事責任を問えるかどうかを調べる、あの精神鑑定である。精神鑑定のベテラン影山の助手に就いた弓削凛が、本作の語り部である。

 影山は言う。精神鑑定は割に合わない仕事だと。報酬の少なさ以上に、何よりも過酷で、鑑定医自身のメンタルが削られる。触法精神障害者の心の闇をのぞこうというのである。時には遺族が納得できない鑑定結果を下すだろう。決して私情を挟んではならない。なぜ凛は、精神鑑定医を志したのか?

 自分は精神鑑定の現場を知らない。現実に、詐病によって罪を免れようとするケースはあると聞くが、本作にそんな単純なケースはない。全5話、毎回毎回これほどの頭脳戦を強いられるのか。裏の裏のさらに裏を読まなければならない精神鑑定医。それぞれ同情すべき事情もあるのだ。これはしんどい。

 120pと最も長い最後の第5話。凛の目的が果たされるときが来たのは偶然すぎるが、影山でも手を焼くほど相手は強力だった。境遇はあまりに過酷でおぞましいが、だから罪に問われなくていいのか? 凛の疑問はそのまま一般人の疑問だろう。影山に精神鑑定医失格の烙印を押される凛。

 そんな凛が、捨て身で暴いた闇と事件の構図とは。現実にこんな手段はあり得るのか? 治療目的ではない精神鑑定は、相手が救われるわけではない。精神鑑定医がやりがいや達成感を感じるとしたら、どんなときだろう。読み終えて、正直疲れた。でも、読んでよかった。

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Posted by ブクログ 2020年05月18日

深い深い、一冊。

五話からなる、いわゆる人の心を相手にした精神鑑定ミステリ。

メスや薬ではなく、会話だけで心の闇を探り当てていく精神鑑定医。

心の深い深い場所、見落とされがちな真の闇の場所を炙り出していく過程は一種の頭脳戦を思わせ緊張感と共にひきこまれた。

こんなにも心って深いのか…驚きと共...続きを読むに影山医師の言葉の一つ一つが深く刺さり、ふと立ち止まされることもしばしば。

容易に判定することの危険さ、心の真の闇を炙り出すことの大切さを実感。

真の鑑定が、少しでも関係する人たちの心の軽減に、背負った十字架の軽減に繋がれば良いな。

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Posted by ブクログ 2020年05月10日

心神喪失者が犯した罪は罰せられない、というのは個人的には納得できないんだよな。そのときのことは覚えてない、って言われても被害者のことを考えるとどうしても。
罰せられないから被害者の周りの人達が後悔して十字架を背負ってるんじゃないかな。
ただ心神喪失者に対する偏見があるのはたしかにそうだな。それで罪を...続きを読む犯したのであれば社会の問題であるともいえるな。
精神鑑定医の影山は感情に流されることなく判断を下す。
「母の罪」「時の浸食」では流されてほしいとも思ったけど無理だよな。そんな影山の「傷の証言」での提案はホロリときた。粋な計らいは『オリエント急行の殺人』を思い出した。

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Posted by ブクログ 2020年05月06日

容疑者の精神鑑定を行う精神鑑定医の助手を務める凛。かつて友人を殺され、犯人は精神鑑定に掛けられ無罪となった。それを確かめるべくその道へ進むが…一言で精神鑑定と言っても色々あるんだなぁ、と。どの話にも言えるのが精神の闇が深い。何故犯行に及んだのかって言うのも勿論だけど、心の闇が深ければ深いほどやるせな...続きを読むい気持ちになった。

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Posted by ブクログ 2020年04月27日

精神鑑定医の助手の新人医師が
犯罪者の心の闇に挑んでで行く

犯罪犯すこと事態普通の
精神状態ではない
精神が病んでいたら
罰する事は出来ない
しかし本当に犯罪を犯した時
その精神状態が本当に
病んでいるものか
虚偽なのか作られたものなのか
それを鑑定する事に
そこに正義があるのかと
考えさせる

...続きを読む興味深い物語でした


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Posted by ブクログ 2020年04月16日

精神鑑定をテーマにした連作ミステリ。「心の闇」などと言って片付けてしまうのは容易いけれど、人の心ほどわからないものはないはず。それをどうやって、誰が裁けばいいのか。この問題に対する誰もが満足できる答えというのはないのかもしれませんが。真摯に向き合おうとする精神鑑定医たちの姿にはぐっと来ます。
お気に...続きを読む入りは第三話「傷の証言」。これが一番予想外な真相でした。精神障害に対する偏見というものはたしかにあるだろうけれど、なるほどこういう問題も憂慮されますね……。
そしてやはり、第五話「闇の貌」が凄い。事件そのものに潜む謎の魅力と、凜が自分自身の問題にも向き合う姿が読みどころでした。そしてこれで終わりだと気を抜いたところでまさかあんなことが! これにはやられたなあ。

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Posted by ブクログ 2020年04月15日

知念実希人さんのお馴染み医療ミステリー。
今回は、犯人が精神疾患を患っているのか、それとも罪を逃れるために詐病しているのかを見極める精神鑑定が題材。
章ごとに一つの事件が完結しているが、どの話も精神疾患か詐病か、という単純な結末ではなく、読むたびに驚かされた。

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Posted by ブクログ 2020年04月13日

精神鑑定医を目指す女医の成長ミステリー。

第一話「闇を覗く」
第二話「母の罪」
第三話「傷の証言」
第四話「時の浸蝕」
第五話「闇の貌」
の5編及びプロローグとエピローグ収録。
難しそうな精神鑑定医の世界を助手となった新人女医の目線で描くことで分かりやすかったです。
俊の著者だけあって、詐病など各...続きを読む話いろんなパターンで飽きさせないストーリーテラーぶりです。
自分としては第三話「傷の証言」が一番泣けて、第五話「闇の貌」のどんでん返しに震撼しました。
続編があると良いと思う作品でした。

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Posted by ブクログ 2020年04月12日

‪人気医療ミステリー作家の新作は精神鑑定医の世界が舞台。主人公がアスペルガー症候群という設定の天久鷹央シリーズでは描けないタイプの事件が新鮮で面白かった。影山のキャラクターもハードボイルドでカッコいい。精神疾患に関する社会の理解不足や司法の在り方に関する言及が再三出てくるのは著者の問題意識の表れなん...続きを読むだろうか?‬

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Posted by ブクログ 2020年03月28日

普段減刑の手段としか考えていなかった精神鑑定の現場がリアルに描かれて興味深く、色々考えさせられた。新しいパターンのミステリとしても良く出来ていると思う。

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Posted by ブクログ 2020年03月27日

知念実希人さんの最新小説は著者得意の医療ミステリー。過去のある「事件」がきっかけで精神科医を目指す新人医師・弓削凛と精神鑑定医の影山司のコンビで、犯罪者の「嘘」を見抜いていく。連作短編的な5話で構成される、1〜4話は前振り的な感じでプロローグから繋がる5話で最高潮に。今作は人の精神周りの話なので、犯...続きを読む罪者との激しい頭脳戦は見モノ。最初は頼りないがストーリーが進むごとに成長していく新人女性医師・凛の成長物語としても読むことができる。読ませる力が異常に強い作品なので、あっというまに読めるはず。

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Posted by ブクログ 2020年03月17日

犯人が精神疾患を患っていたからといって、罪が消えるわけではない。しかし、刑法39条には心神喪失状態の者は罪には問えないと明記してある。
ならば、その罪はどこに行ってしまうのだろう。
ならば、誰がその十字架を背負うべきなのだろう。

【P146より】

知念さんの作品には、魅力たっぷりな女医さんが多く...続きを読む出てくるのも好きなポイントのひとつ。

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Posted by ブクログ 2020年03月14日

最新作ということで購入。

てっきり長編かと思っていたのですが、連作短編集でした。
犯罪者の精神状態・責任能力の有無を調べるためにいる精神鑑定医。帯では、影山司が活躍すると紹介していますが、実際は、その助手・弓削凛が主人公で活躍する物語。

全5章で、各章ごとに対象者がいて、鑑定していくことで事件の...続きを読む真相がわかっていきます。特に最後の章では、大ボス登場!と思うくらい、読み応えのある話でした。
作者が医者ということで、医療用語が豊富に書かれていますが、わかりやすく書かれているので、違和感なく読めました。
対象者との面接の場面は、読み手にまで張りつめた空気が伝わるようで、いつのまにか夢中で読んでいました。そのぐらい、心理戦は引きこまれます。
安定感がありながらも、シンプルに終わるのではなく、一捻りあるので、とても楽しめました。
最後の章では、さらに隠された真実があったので、最後の最後まで飽きさせませんでした。

あまり知ることのなかった精神鑑定医ですが、印象に残ったのは、精神鑑定をする意味です。それは社会のため。なぜ犯罪が起きたのか。原因は何なのか。それを解明することで、同じような犯罪が起きるのを防ぐ足掛かりにするということです。被害者から見れば、責任能力の有無によって、有罪か無罪が決定されます。どちらにせよ、心の傷は癒せません。
第三者としては、このような犯罪を起こさないためにも、過去のケースを知ることで、対策を練らなければいけないなと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年04月22日

優秀な精神科医の影山の助手になった凛は、親友を殺された過去をもつ。精神という病巣の不確かな、詐病なのかもしれないものがテーマで、しかも謎解きとしても読み応えあり。面白かった

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Posted by ブクログ 2020年04月18日

精神鑑定医が心の闇を暴く、社会派医療ミステリー。表紙買いだったので、本格よりのミステリーを期待していたけれど、良い意味で裏切られました。どの話も考えさせられるし、驚きの展開もあるので読み応えがありました。

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