【感想・ネタバレ】まほりのレビュー

値引き価格 1,155円 (税込) 9月24日まで
通常価格 2,310円 (税込)

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年08月10日

SL 2020.8.5-2020.8.10

高田大介さんにしか書けないような、この文献調査満載の作品。さすがとしか言えん。
民俗学や文献調査にほんの少しだけど、元々興味があったから尚更惹きつけられた。
言語学の講師、桐生朗は絶対モデルがいると見た。

『霆ける塔』待ってますよ。

このレビューは参考になりましたか?
購入済み

圧倒的

直樹 2020年04月21日

謎自体はそんなに凝ったものでは無いし、難解な古文書も盛り沢山だが、この圧倒的なリーダビリティは何なのだろう?

正直、オチも途中で解ってしまうが、それでも、ラストまで目を離せなくなってしまう。本当に凄い作家さんだ。

図書館の魔女の続編が待ち遠しい。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月09日

王道のストーリーに加えて,史学,遺された資料に向かう時の研究者の矜持に感銘を受けた.前半はかなり学術的な要素が占め,後半になって正義感に燃える淳くんの少し無謀な毛利宮への侵入などドキドキハラハラさせられる場面が増え,調べ物も核心に迫り雷雨の景色も手伝って最後の場面になだれ込む.圧巻の面白さ.裕の母の...続きを読む謎もわかって良かった.それにしても言語学者の桐生先生の存在感,すごいです.彼女なくして解決はなかった.

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年11月08日

すごかった…
とにかくすごかった…。
わたしは多分この話の七割くらいは理解できてないんだろうなという気がする。でも、すごかった。引き込まれた。なにもかもがわからない中で、ひとつひとつ、ときに迂回して答えに近づいていくたびにぞくぞくした。とにかくすごかった。

序盤すごく怖かったのもなんか、すごい。
...続きを読む高田先生…これからもついていきます…

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年10月26日

1度目に“まほり”という言葉が出てきた時に何となくゾワリとして、2度目の“まほり”で恐怖を覚える。意味を知ったら、このタイトルは恐怖に変わる。

なんとなくずっと怖いですが、読み応えが凄い。
民俗学ミステリ、良いですね。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年10月04日

大学生四年の夏、勝山裕は故郷に近い上州の村に見られる“二重丸”の話を聞く。
都市伝説、体験談、事実、記録、秘匿ー…史料をひもとき、過去と現在が繋がる瞬間に鳥肌が立った。
伝奇のように魅入る闇、歴史小説のような出来事の欠片、不気味さ募るミステリ。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年07月01日

久々に面白い日本の小説だった。田舎の神社にまつわる謎を探る男の子と男女学生。主役の三人の誰もが聡明で気持ちが良い。男子たちはまあありがちなキャラクターだが、さばさばした女性キャラが大層魅力的である。
その一方で、いかにも、な和装の「馬鹿」の美少女はまったく個性がないのは役柄上仕方がないか。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年05月13日

民俗学ミステリ。「二重丸の都市伝説」から始まった調査はさまざまな文献を渉猟しながら、どんどん深く不可解な方向へ突き進んでいきます。一方で、少年が心惹かれた謎の少女と閉鎖的な地域にまつわるとんでもない秘密。調査する中で登場する「まほり」という言葉の意味は何なのか。さまざまな道具立ては、とんでもないホラ...続きを読むーになってもおかしくないのですが。読み心地はいたって地味。決してホラーではないはずなのだけれど、読み進むごとにじわじわとした恐怖、というか不気味さをそこはかとなく感じさせられる作品です。
登場する文献などがなかなかに難しそうなので、とっつきづらそうにも思えたのですが。読み進むごとにどんどんはまりこみます。なるほど、こうして思いがけないところから思いがけないものが繋がってくる発見が楽しいんだよなあ。
そして終盤の展開にはもうはらはらどきどきでした。うわー、そういう展開になっちゃうか。そしてそこで明かされる秘密と「まほり」の意味にはぞくりとさせられること請け合いです。さらに最後の最後まで、不気味さが付きまとっていました。こういうのが決して絵空事ではなく、現実にあったかもしれないと思わされるのがまた怖い。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年04月26日

ぱっと見た目、その分厚さに躊躇するかも知れません。「民俗学ミステリ」と銘打つだけあって中身は非常に専門的な用語が多用されています。大半の用語は読み飛ばしてしまっても意味は通じますが、興味のある人はじっくりと調べながら腰を据えて読んでみるのもいいかも。「蛇の目紋」を軸に展開される物語は陰鬱で、その中に...続きを読む差し込まれる若い男女のやりとりにホッとさせられます。読み終わってから「民俗学、面白そうじゃん」と思ったなら…それは作者の思うツボかも。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月29日

国文学科出身で、民俗学や歴史が好きな私にはドンピシャでした。
土着的なおどろおどろしい風習に、背筋がぞっ…。ホラーとはまた違う、人間の恐ろしさを感じます。
なんとなく手にとった本でしたが、夢中で1冊読み終わってしまいました。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月10日

群馬県が舞台の民俗学ミステリー。

初めての感覚でした。
フィクションなのか実際にあったことなのか、わからなくなってしまうくらい、歴史書を紐解いているような気分でとても興味深かった。

主人公が大学生とそのガールフレンドというキャスティングが物語を柔らかくしてくれてはいたけれど、内容としてはかなりハ...続きを読むード。
話のスタートが都市伝説から始まり、ぞわぞわ感満載だったけれど、話が進むにつれホラーやオカルトというよりも、片田舎の閉鎖的な村の人間たちが古くからの儀式を盲目的に信じていることが一番恐ろしかった。

古文書のパートはほとんど読み飛ばしていたので、解説する箇所でやっと内容を把握してましたが、それでもとても楽しめました。

ただひとつだけ。。
上州っこの人間から言わせると、主人公ふたりの上州弁には待ったをかけたい。
若者どころか、今時のじじばばだってあんな方言使いません。
所々自然な方言もあっただけに残念でした。


このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月10日

民俗学×ミステリーの組合せが好きなら読んで間違いはない。物語の中で語られる民俗学/史学の方法論はかなりのページが割かれていることもあって、作者の件の学問に懸ける並々ならぬ知識量と熱量が感じられる。

最後の謎については真相を示唆する情報だけが与えられ、そこから先は読者の想像に委ねられるが、つまりはそ...続きを読むういうことなんだろう。事件は解決したはずだが、何ともいえぬ後味の悪さ。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月05日

謎を解き明かしていく手法のひとつとして、文献史料からの分析解析がたいへん詳細。一読者であるこっちまでいっしょに調べている気分になる。

自分はもともと神社由緒や民俗は好きなほうなのでおもしろいと思ったが、そのあたりにこの本の好き嫌いが出るような気がする。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年02月23日

二重丸だけが黒々描かれたお札。その縁起を探るうち歴史に埋もれた忌事へと足を踏み入れてしまい、という民俗学サスペンス。二重丸という、無機質でいて不穏を孕んだ図像の不気味さが秀逸。文体は息苦しいほどに偏執的で細ですが、その分描かれる世界は濃密。引き摺り込まれます。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月06日

脳内は熱く、背筋はゾクッとくる。

都市伝説に興味を持った主人公 裕と、村の少女に興味惹かれた少年 淳が出会い、蛇の目紋、まほりに迫る民俗学ミステリ。
じっくり読みたい気分なのに一気に読まずにはいられない、そんな面白さだった。

史料から村の歴史を紐解いていく過程は興奮と、理解処理する作業で脳内は熱...続きを読むを帯びてくる。
なのに所々に散りばめられた負の歴史、キーワードに背筋がゾクッとくる。
この温度差を楽しめた。
主人公 裕のキャラも惹かれる。村での対峙する姿はキュンときた。
そんな気分からのラスト…すごいものを読んだ感に一気に襲われた。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年10月26日

前半は古文書か論文を読まされてるみたいだが、裕と香織が少しずつ進展していくのが癒し。
16章からいつもの流麗な文章に戻るのでファンの方安心して読んでください。
うっかり先に最後のページを読んでしまったのをとても後悔している。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月09日

何度か挫折しそうになったのに、面白かった。挫折しそうになるところも、つまらないんじゃなくて、私の頭には難しくて。実写化はないかな?するとしても、イケメンでホラーづくりはやめてほしい。と思いました。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月06日

2つの軸が合わさった頃から話に疾走感が出て読むスピードがあがった。文献を調べていく工程がこちらも一緒に調べているようでよかった。
ただ村ぐるみの狂気は、漫画の読みすぎか、そんな刑罰の匂わせで簡単にひくものかな、と弱い印象を受けた。
最後の落としどころは、予想通りだった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年07月02日

初 高田大介作品

本の厚みに なかなか手を出しにくかったのだ、やっと読破。

山の中で 不思議な少女と出会った 都会から引っ越してきた 淳少年
東京の大学で社会学を専攻している 勝山裕が ゼミのグループから聞いた都市伝説
2つの場所で それぞれが気になって調べ出したのは 「◎の蛇の目の謎」

冒頭...続きを読むからラストのギリギリまで、民族史 古文書 言語学の漢文や方言 言い回しの歴史がず~っと続いて、登場人物たちと謎解きをしているかのように 頭を抱える。(最後までたどり着けるのか・・・)と不安になったほど。
中盤を過ぎると うすうす気づきはじめる核心部分だが、一緒に悩んだだけ 達成感がある。

また 出だし、主人公 裕が母親の出自が気になって、謎を解き出したので、淳少年との時代差があって、淳少年が お父さんなのかと思ったのだが・・・。

神社仏閣が好きな方 郷土の歴史が好きな方
結構面白く読める1冊だと思う。
私は・・・なんとなく 祖母たちの訛りに似てたので、楽しんで読めた1冊だ。

 

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月12日

社会学を学ぶ大学院生が自分の出身地に近い村の奇妙な風習を知って興味を惹かれ、夏休みを利用して調べることに。現地で出会った少年に少女が監禁されているのではないかと聞かされて、閉鎖的な集落の隠された因習に迫ってゆく。
歴史資料の読み解き方の解説が難しいけど面白かった。そのせいで物語の勢いは削がれているか...続きを読むもしれないが、タイトルの意味がわかるあたりではゾッとする。読み応えのある民俗学ホラーミステリ。

このレビューは参考になりましたか?