【感想・ネタバレ】恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ―のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年04月05日

恐竜学者として恐竜研究学で世界で問題になっていることをシェアしていた。今の時代においてサイエンスとはバイオロジーやテック関係が話のタネになっていくなかで、恐竜学はどこか端に据え置きされている。というのも、恐竜学の発見として今後の私たちの未来を大きく変えることが期待できないということ。
だが、小林博士...続きを読むは恐竜が生きていた痕跡を調べることで未来の生命の維持を研究できること、今世界に出ている私たちの知りえている恐竜の事実がほんの数パーセントであり、化石を見つけることでもっともっと知れることを訴えかけていた。ロマンだなと思った。

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Posted by ブクログ 2020年03月29日

この本を読んで、国立科学博物館の恐竜博2019楽しめました。
恐竜が栄えた時代が数千万年もあって、人間の文明はここ数千年。
そう思うと、宗教って人が作ったもので、人を助けてくれるような便利な神様は絶対にいないなと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年02月21日

むかわ竜を発掘した小林先生の著作。
恐竜を研究する人のフィールドワークが…つうか、いきなり命がけ!!!
そして、恐竜博で見たむかわ竜全身骨格発掘の経緯や、これも恐竜博で見たデイノケイルスの全身骨格に至る「本当かよ!!」ッという数奇な本当の話。

フィールドワークの実像のみならず、第一線の研究者の、な...続きを読むらではの、所感はとても興味深く、そして、時に厳しく。

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Posted by ブクログ 2019年11月21日

子供科学電話相談でおなじみの、小林先生の発掘現場の様子を垣間見えるエッセイ。探検家のように歩き回り化石を探し、出てきた化石を膨大な脳内メモリからどんな恐竜かどこの部位かを想像する。簡単に無邪気に語られているが、恐竜だけじゃなくかなり幅広く様々な知識を持っておられるのがわかる。

こんなに楽しく、研究...続きを読む(仕事)をしてる大人がいるのか!と、感激させられる。

先生と町の人たちの協力で発掘した全身骨格のカムイサウルス(むかわ竜)の話、謎の手をもつデイノケイルスの奇跡など、夢のような話にワクワクする。

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Posted by ブクログ 2019年10月07日

上野国立科学博物館
特別展 恐竜博2019 に行く直前(前日)に。

語彙力なんてものはすべてどこかに消え去った。
音声ガイドを聞きながら回ったが、
これ、本に書いてあった~~~!とか。
小林先生の本では想像するしかできない感動や興奮が、
音声ガイドの声で伝わってくるかんじ!
恐竜博から帰ってきて当...続きを読む然もう一回読むよね……。

僕は恐竜探検家!も読んだけど、
それよりさらに詳しくいろいろなことが書かれていて、
この順番でよんでよかったーーー!!とおもう。
恐竜探検家で純粋に好奇心や熱を上げて、
恐竜まみれでさらに深いところに落とされ、
ついでに恐竜博で実物と照らし合わせて感動がさらなるものに!
っていう感じでした。

総じて最高かよ……!の一言しか出てこなかった。

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Posted by ブクログ 2019年08月18日

著者の研究人生が生き生きと書かれておりすぐに読んでしまった。こういう情熱の塊みたいな人の文書は読む側に活力を与えてくれると思う。それにしても発掘作業でグリズリーを警戒しないといけないとか、サバイバルスキルが必要とされることは意外だった。

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Posted by ブクログ 2019年07月22日

恐竜学者の日々の研究生活がおもしろく読める。かなり肉体的にハードな生活を送る研究だとよくわかる。
この本では、むかわ竜発見の経緯や恐竜のたまごの密集地を発見したこと、恐竜の中には石を胃袋に溜め込んで消化に使っていたものがいたことの発見とネイチャー誌への掲載などが書かれておりおもしろい。

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Posted by ブクログ 2020年10月07日

息子が恐竜好きであることから小林先生の存在を知り、この本に出会いました。想像以上に過酷な発掘現場。知力と同様に体力、人脈、大胆さ、運…そして何よりやっぱり恐竜に「取り憑かれている」マインドが全ての原動力であることを実感しました。きっと小林先生は楽しくて仕方ないんだろうなぁと羨ましく思います。古生物学...続きを読むに詳しくなくても読みやすいです。息子にももう少し大きくなったら読ませたいです。

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Posted by ブクログ 2020年09月12日

ポップな表紙ですが、副題通り命がけでした…。ちょけてるのかと思いきや、ちょけてる場合ではないのですね。

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Posted by ブクログ 2020年09月09日

日本で今恐竜研究で一番有名な著者。恐竜関係の本の8割位に小林快次の名前がある感じがする。
様々な恐竜の本を監修も含め出しているが、この本はある意味、恐竜ファンが最も読みたかった本ではないか。
どうして恐竜研究者になったのか、発掘の現場の様子、大物を発掘したときのエピソードなどである。
これを読んで、...続きを読む私レベルの恐竜ファンなら、すごく面白いが、くーっ自分もこんな人生歩みたかったなあ!と臍を噛む人もいるだろう。それくらい、驚きと喜びと冒険に満ちた話満載なのである。
もちろんこれは1年のうち3か月で、インディ・ジョーンズじゃないんだから、あとは大学で研究したり講義したり学生を指導したりしているのだろうが、この3か月が、外に出ないで研究している学者との大きな違いになっているのだと思う。
グリズリーに襲われそうになったり、ゴビ砂漠で突然激しい雷雨にあい、濁流に呑み込まれそうになったり、いつ落ちてもおかしくないヘリコプターで移動したり、と言った話も探検家の体験記みたいで読み応えがあるし、むかわ竜はじめ恐竜の全体骨格を発掘する話もワクワクするが、一番心に刺さったのは、盗掘に関すること。
古生物好きは、素人にたくさんおり、都会のあちこちに小さめの化石を売っている店がある。もっと大規模なミネラルショーに行くと恐竜の爪や牙が(更には頭骨まで)売られているという。それらは皆盗掘。もっと大きな化石があっても、素人が買いたがるのは(値段的にも)小さいもので、肉食恐竜の牙や爪は特にわかりやすいので人気。そこで盗掘するヤツらは化石から牙や爪だけ切り取って、あとは捨てていく。全体があれば、研究に大きく貢献するような化石の一部だけが切り取られて、残りの化石もバラバラになってしまう。割れたものは接着剤でチャチャッとくっつけて、台無しにする。
古生物好き、化石好きで、買いたいなと思っている人こそ、読んで欲しい。
モンゴル、アメリカ、カナダに小林さんはじめ様々な国の恐竜の研究者が発掘に行く。その結果、素晴らしい化石が出てくる。それは誰の物なのか?
「様々な考え方があるが、恐竜の化石は基本的に文化財であり、その国のものになる。だが、それがすべてではない。「自分が見つけてやった」と考える研究者もいれば、各国独自のルールもある。例えばアメリカなどでは、私有地から出た化石は、その、所有者のものになる。そういう判例がある以上、それを悪用する人が出てくる。
だが、それらはすべて違うと思えてならない。「その国から出た化石は、その国の宝」以外のロジックで行くと。限りある宝が、失われてしまうのだ。」(P94)
だから、何年もかけて大変な苦労をして発掘しても、小林さんは決して持ち帰らない。現地の国が保管するからこそ、その国で新たな研究者が生まれるのだ、と。研究者と素人(あるいは商売人)の違いはここにある。立派だ。
恐竜ファンの子供たちにも読んで欲しいな。恐竜好きで、読む力がある子どもなら、小学校高学年から。

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購入済み

恐竜博士の飽くなき探求

のれん 2020年06月13日

恐竜研究は科学系列でも少し不思議な立ち位置だ。
考古学のようなフィールドワークが主な立ち位置となり、研究室内で実験をあまりしない。もちろん調査や分析、比較はするが絶滅した細胞も残ってない生物を試験管にいれて実験はできない。
そして著者も述べているが、学術界をひっくり返す論文を書いたとしても、それ...続きを読むが一般の実生活に直接結びつかないということだ。生物の体系や進化を調べたければ、現存している動物とか氷付けになっているマンモスのほうがまだ調べられる。

恐竜という今はいない超巨大生物の謎を追う、知的好奇心こそが恐竜博士の原動力なのだろう。著者を含め登場する恐竜研究者たちは全員フットワークが軽い。砂漠も冷寒地もお構いなく、数トンある化石から足跡の化石まで掘っていく。
2019年にあった恐竜博で公開された日本初の全身骨格恐竜とデイノケイルスの発掘にどちらも関わっている、まさに日本を代表する恐竜博士たる著者だが、その行動原理は小学生が思い描く恐竜博士像そのままだ。

ロマンだけでは論文は書けないが、ロマンこそが科学の原動力。特に恐竜研究はプロもアマチュアもその熱で動いていることがよく分かる本。実に元・恐竜博士たちには心躍らせるのではないだろうか。

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Posted by ブクログ 2019年12月26日

むかわ竜を見てみたい。
あと、
ギリシャ語で「恐ろしい手」を意味するデイノケイルス。
学名デイノケイルス・ミリフィクス
(Deinocheirus mirificus、「尋常ではない恐ろしい手」)。
約7000万年前の中生代白亜紀後期、
モンゴルのゴビ砂漠に生息していたらしい。
特に2.4メートルも...続きを読むある腕と、鉤爪が見たーい。

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Posted by ブクログ 2019年10月30日

筆者と同じくアンモナイト少年だった自分としては、発掘のプロは羨ましい。 フィールドワークがかなり肉体的にもハードなものだとは想像していたが、具体的な話しを聞けて良かった。 化石を専門とするには留学に行く資金だけでなく頭脳と情熱も必要だと思った。 欧州海岸でしか化石探索したことがないので、是非日本で...続きを読むも探してみたい。
そして筆者の他の書物も読んでみたいと思わせる内容だった

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Posted by ブクログ 2019年09月23日

化石を国外へ持ち出さないこと、売買しないこと。

恐竜博2019のお土産として歯やアンモナイトが売られていたのは、小林先生にとっては忸怩たる思いなのでは。

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Posted by ブクログ 2019年08月30日

夏休み子ども科学電話相談でお馴染みのダイナソー小林先生の発掘愛エッセイ。知ってはいたけどすごく苛酷で地味な作業だよな。でも一つ発掘したら歴史がひっくり返るのを体感できるのは、すごい醍醐味でもあるだろうな。これからも熊とかに気をつけて、ますます頑張って欲しい。

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Posted by ブクログ 2019年07月15日

冒険記として面白い。
また、ある意味、宝探し系サイエンス(理論や実験と比べ、という意味で)の極意が語られている。

探すコツ
人が歩かないところを歩く。
往復で同じ道を通らない。
たまには、ハイエナ作戦も有効
→ 40年前の写真を持って、再度現場へ
発掘に6000万円。出る...続きを読む自信はある。
そんなときは、やってみる。


論理の組み立て方のコツ
一見はずれと思われる事項も、その意味が重要
→ 卵の化石に赤ちゃんがいない
→ 孵化率が高い。not 赤ちゃんがいないはずれ化石

一見どうでもいいものが、実は重要
→ 胃石の発見
→ 定説では肉食恐竜だか、
胃石が必要な動物は、歯がなく、かつ
胃ですりつぶす必要あるものを食べる
→ つまり、草食
この理屈の組み立てのためには、先行研究を
丹念に論文で追っている。


発掘調査には、現地の許可が必要で、
そのため、仮に最終日に何かでても、また来年に
しなければならない。その際、盗掘者にみつからないよう
埋めてくるっていう話も面白い。
化石売買には反対、ってのも頷ける。

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Posted by ブクログ 2020年03月12日

久々の科学系ですが、恐竜がテーマで、しかも読みやすそうな見た目からすると、
これは読まないと…ということで、読んでみました。

多くの人が子供の頃に一度は恐竜や化石に興味を持ったはず。
自分も子供の頃、化石を探しに出かけたものです(全然見つからなかったけど。)
何かの古生物の小さな化石も買ってもらっ...続きを読むた記憶があります。
そんな遠い記憶を思い出しながら読むと、とても楽しめます。

恐竜の化石発掘がどんなに過酷でスリリングなのか、
北海道で見つかったむかわ竜の全身骨格の化石発見がどれだけすごいことなのか、
著者が大学院生の頃に発表した論文がネイチャーに掲載されたことのエピソード(これはマジでスゴイ)など、
色んな聞いたこともないような恐竜の名前が出てきて、全然分からなくても、それでも面白い!

恐竜好きな中高生に是非読んでもらいたい本。

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Posted by ブクログ 2020年03月06日

子ども科学電話相談室でも大人気の小林快次先生の研究エッセイ。
サイエンスの探求も未知の世界を切り拓く冒険なら、その題材を得るためのフィールドワークもまた物理的な冒険。
グリズリーに遭遇する緊迫感溢れるシーンから始まる研究者の物語はそうは無い。
そして化石の売買、盗品、アマチュア研究者との協力に悩む姿...続きを読むや、予算に苦しむ研究者の姿も垣間見える…
恐竜研究のフィールドワーク最前線と、冒険・探検の楽しさも同時に楽しめる一冊

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Posted by ブクログ 2020年01月16日

博物館などで誰もが一度は見たことがある恐竜たちがどうやって発掘されるのかが描かれたノンフィクションです。
一般的に研究者というと白衣を着ていて、研究所でスマートに研究しているようなイメージがありますが、恐竜を研究する著者は、探検家のように過酷な環境に身をおいて発掘作業をされています。
恐竜の化石の発...続きを読む見の裏側はなかなか知る機会がないのでとても興味深かったです。

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Posted by ブクログ 2019年12月29日

 この本を手に取る人は、恐竜にとても関心があり、すなわち著者の小林快次先生のこともよく知っているに違いない。そういう人たちでも、今までの小林先生の恐竜本と違う観点でおもしろく読める内容である。
 これに書かれているのは、恐竜研究の現場での発掘作業の有様を描いたものである。アラスカ、モンゴルなどの恐竜...続きを読むが出る地層は辺鄙なところにあり、行くことも、現地でのキャンプ生活も、それだけでも大変である。
 恐竜研究者を目指す人には必読ともいえる本だが、軽妙な語り口で気楽に読めるので、中学生など科学に興味を持ち始めた若い人にも勧めたいと思う。科学に真剣に取り組むことは、おもしろいことだということが伝わるに違いない。
 

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