【感想・ネタバレ】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月15日

p.31
その先に進むこと。その先まで理解してもらうこと。そんな変化は、確かにこちらが求めなければ起こるはずもない。
p.57
多様性のある場所は揉めるし、分断も起こるが、それがある現場には補強し合って回っていく強さがある。
p.77
教育とは、教え導くことではなく授けることであり、授けられ、そして...続きを読む委ねられることなのかもしれないと思った。
p.203
どっちが正しかったのかはわからないよ。僕の身に起きることは毎日変わるし、僕の気持ちも毎日変わるーー
ーーでも、ライフって、そんなものでしょ。後悔する日もあったり、後悔しない日もあったり、その繰り返しが続いていくことじゃないの?

前作同様、息子君が素敵ですね。思いやりと優しさ、それを素直に表現できる強さも持ち合わせている。そんな印象を受けます。
でも、息子君も13歳。自分の世界や母ちゃんの知り得ない秘密も当然持ち合わせていくでしょう。
続編を期待してしまいますが、これから大人になっていく息子君のことを思うと、ここでお終いがいいのかな?
いろいろ変なことを考えてしまいました。
追記
作品紹介を見たらこれで完結なんですね。もしかしたら、続編があるのかもと思っていました。納得しつつ、少し残念な気持ちにもなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月05日

本当の意味での「多様性」や「社会性」「共生」などについて具体的に考えるテーマをいただいた気がする。
日本で暮らしていると、どうしても、多様な文化、人種、宗教などの中にいないので、かなり広く広げているつもりでも視野は狭窄しがち。まだまだ修行が足りないな、と思うが、周囲にもそういった視野を持たない人が多...続きを読むいため、一人で闘うのには困難が伴う気がして、気が引けてしまう。それではいけないのだけれど。

いざ、自分の隣人たち・知人たちが差別や迫害の対象に入ったら、どうするだろうな、と考える。自分ではなくても、自分ではないからこそ、どうするかな、と思う。
そう考えることが、すでに一つの視野の拡がりなのかもしれない、とも思う。
他人を理解しようとする努力。まさに、エンパシー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月27日



続編も良かった


息子さんは一段と成長されて 
子供にとって1年というのは、本当に貴重なんだなと感じた


本の中で息子さんがテストで失敗し悪い点数をとってしまった
それに対し、珍しく著者の夫が息子さんを怒った
「俺みたいになるな」

息子さんは涙 
そういうことを子供に言わなくちゃいけないお...続きを読む父さんの気持ちを考えると涙がでてきたそう
やっぱり優しい子だな


労働者階級の父親が子供を説教するときの決まり文句だと書いてあったが、
実際私も父親から聞いた覚えがあるセリフでまさにそうだと思った



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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月17日

1に続き2も即読破。

読みやすいし、惹きつけられる素敵な言葉がたくさん使われているし、相変わらず息子は感受性豊かだし、面白い。

そして1と同様、日常よりもニュースで聞くような事柄がリアルに描かれていて、自然と考え込んでしまう。

特に印象的だったのは、貧困+家庭の問題。
シングルマザーで子育てを...続きを読むしている家庭において、母が鬱になると家族への悪影響も大きい。
こんなことは言葉にすると当たり前のことだが、この本の中では「その息子は進学しない」「母は家にずっと引きこもっている」「引っ越した後も前の家の近くをうろついている」といった具体的な描写があり、もし自分の身の回りでこんなことがあると…と思うと、思わず考え込んでしまった。

まずは世界を知ることが第一歩なんだと思う。
この本を通して、世界のリアルに目を向けることができた。というか、少しだけリアルを知ることができた。

ノンフィクションというジャンルの魅力をひしひしと感じたので、今後も読んでいきたい。

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