【感想・ネタバレ】白昼夢の森の少女のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年12月29日

コンティニューの話と相性が悪くて途中で放りだそうかと思ったが最後まで読んで良かった。緑禍された人は税金を払ってないとか難癖つけてくる人がいるとか、皮肉がきいてて面白い。

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Posted by ブクログ 2019年05月05日

待ってました!!
【古入道きたりて】と【銀の船】はアンソロジーに入ってたやつ。久々に読んだけど忘れてるところもあって新鮮に読めた。
和菓子がテーマなだけに夜船(おはぎ)とお婆さんの語り口が古入道よりも強烈に印象に残る【古入道きたりて】
【銀の船】恒川さんらしくていちばん好きです。目眩のするような不可...続きを読む思議な世界の中の少しの誘惑。なぜか懐かしさと美しさ。身も蓋も無いネタばらしも素敵。
印象的な話ばかりですがあとは【布団窟】と【夕闇地蔵】が好みです。【夕闇】、独特の設定を短い文章の中すっと受け入れて夢中で読む、さらになぜだか身近に感じてしまう。流石です。
埋もれていた作品もまとめたとの事で、テーマはバラバラ。長編や連続短編とかに比べるとライトですが読みやすく楽しめる一冊でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月08日

平成最後のおとしあな…シュールである意味怖かった。恒川さんっぽくないような、あるような。

久しぶりに恒川さんの世界を堪能しました。でもできれば長編が読みたいです。

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Posted by ブクログ 2020年01月01日

軽めのホラー&不思議な話の短編集。
世にも気妙な物語の大人向け版、という印象をもった。エログロではないのだが、子どもの頃に読んでいたら、ちょっと暫く引きずりそう(褒め言葉)。奇妙さが一段のフェーズでは完結せずに、もう数段下まで進んでいくというか。。
空飛ぶ船上の町が出てくる「銀の船」、人の行動を操る...続きを読む“ドールジェンヌ”が出てくる「傀儡(くぐつ)の路地」が好き。

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Posted by ブクログ 2019年11月09日

ダークファンタジー短編集で、全編面白かった。「夜市」のような、一昔前の日本独特のじめっとした世界観から、「スタープレイヤー」のようなRPGゲームのような世界観まで、さまざまなテイストの物語に引き込まれた。表題作の「白昼夢の森の少女」は、植物がネット社会のメタファーのような、また新しい不思議な世界観を...続きを読む見せてくれた。この短編集で、恒川さんの引き出しの多さに、改めて感服です。

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Posted by ブクログ 2019年07月28日

植物に侵されたもの同士で共通意識を持つようになった人々の穏やかで奇妙な生活を描いた表題作ほか、年を取ることなく永遠に生きられる船での人間模様を描く「銀の船」、人形を持った女の言葉に逆らえなくなる「傀儡の路地」など、いずれも不可思議さと独創性ある設定が魅力的な短編が揃った一冊です。

作者といえばやは...続きを読むりホラー、心理的にじわっとひたひたと迫ってくる恐ろしさを描くという印象が強いのですが、今作は恐ろしさよりも、人の脆さや哀しさという「サガ」を、彩りの違う舞台に載せて描いている、という感じがしました。

表題作と「銀の船」は、人ならざるものの力で人の力ではたどり着けない安寧を得つつも、そこから逃れざるを得ない人という器の限界を淡々と描きます。「夕闇地蔵」では己でも制御できないタガの外れた人間の業と怪異を相対させ、やはり人の愚かさがあらわにされます。

これらでは、人間とはこういうものだという限界と、人ではないモノどもの途方もない存在の対比が鮮やかに描かれています。そうして、人はヒトでないものにはけっして敵わない弱い存在だと思わされつつも、それでも、負けていてさえも、間違っていても、人間たちをいとしく、応援したくも感じるのです。

そう感じたのはなぜか。
それは、泥臭くも愚かしくも、人は人として生きるしかなく、手の届く範囲でしか行動できない。そう理解しているからこそ、世界を自在に蹂躙する存在を恐れ、敬う。その「力関係」こそ、科学万能なこの時代にこそ意識しないといけないのかな、などと(これはちょっと飛んだ感想ですが)思ったからかな、などと考えたのでした。

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Posted by ブクログ 2019年07月25日

久しぶりにこの作者の本を読んだけど、
あいかわらずすぐに物語へと引き込む力を持っていて
毎回ハズレがないなと思った。

以前の幻想的な作品と比べると
少々奇想天外な感じのものが増えた気がする。
それでも違和感なく着地するのは
やっぱり読んでいて楽しい。

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Posted by ブクログ 2019年07月13日

面白かった。未収録の話をまとめたようで、いろんなテイスト・長さの話が混在していたけど、どれも恒川さんらしいリアルな非現実を堪能できた。
特に銀の船が好き。永遠に生きるっていうのは、楽しいもんではないのかもしれないね。

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Posted by ブクログ 2019年06月22日

短編集10編
ふと気づくとそこに広がる異世界,その何気なさが怖い.
蔦と同化してしまう人々を描いた「白日夢の森の少女」ヤハタさんお帰りくださいと言って難を逃れないとダメな「傀儡の路地」,ホラーではないが「平成最後のおとしあな」が良かった.

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Posted by ブクログ 2019年06月21日

怪談にファンタジーに都市伝説に戦争小説といろいろあって、全部好みだった。変わり種で『平成最後のおとしあな』が印象的。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年06月11日

短編集だと思わずに読んでいたので、それぞれの物語に出てくる事物がいつか回収される伏線だと信じ、心に留めていました。例えば、四角いコンクリートの建物、20万円、シーサーの置物などなど。
どの物語も幻想的で面白く、これらが回収されるラストにはさぞかし凄まじい傑作になるに違いない!これは間違いなく星5つ!...続きを読むと思っていましたが、あらあら短編集でした。
そんなわけで自分勝手な期待の妄想の喪失により、星4つ。
でも本当に面白かったです。
さすが恒川ワールド、いつも楽しませてくれます。
「古入道きたりて」は既読でした。

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Posted by ブクログ 2019年06月08日

アンソロジーで既読のものもあったけど、こうしてまとめて読み返すと、また違った感じがして面白い。

SFチックだったり、ホラーだったり、ダークファンタジーだったり…今回は珍しく実話系w

様々作品だけど、どれも恒川さんらしくて素敵。

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Posted by ブクログ 2019年06月05日

幻想・ホラー小説短編集。恐ろしさも感じますが、どこかしら夢の世界のような柔らかな雰囲気を感じられる作品が多いです。じっくりと世界観に浸りたい一冊。
お気に入りは「傀儡の路地」。一番ホラーらしい作品で、実際これが一番怖いと思いました。都市伝説的な存在がメインになっているのも好みの一環です。
「白昼夢の...続きを読む森の少女」「銀の船」も大好き。状況だけならホラーのようでもあるけれど、どこかしら理想郷のようにも思える世界を描いた不可思議な物語。ある意味、これらの世界で生きることはとても幸せなのかもしれません。行きたいかどうかと聞かれたら……悩みますけれど。

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Posted by ブクログ 2019年05月20日

短編集。それこそ数ページで終わる短いものから、中編くらいのそれなりの分量のものまで。どの作品も恒川印がくっきりしていて、ベースはファンタジー寄りのホラー。表題作とかが結構好きだった。急繁殖した植物に取り込まれた人々の話。でもやっぱり、中長編が好きかな。

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Posted by ブクログ 2019年05月08日

この作者では珍しい実話系怪談やSFモノも収録されているが、やはり白眉は作者お得意の「ここではないどこか」への憧憬を描いた作品。

もっと世界観に浸りたいため、中編〜長編で読みたいと思ってしまう作品多し。
そりゃ短編だったらここで終わっちゃうよね…という結び方がちと残念。

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Posted by ブクログ 2019年12月28日

人間の身体を侵食していく植物。それが町を覆い尽くしたその先とは…。美しくも残酷、自由にして哀しい白昼夢。彩りに満ちた10の短編を収録する。作品解説として作者のコメントも掲載。

さすがに10篇もあると玉石混交感は否めなかった。ただ巻末の各作品に関する作者のコメントの中で「ホラー作家という立ち位置でい...続きを読むつもの雰囲気、展開をくり返していると割に早い段階で袋小路にはまることが予測できる」と記しているのが興味深かった。確かに最近はあの作風の作品が鳴りを潜めている。わたしはあの雰囲気が好きだったのだけれど。
(Ⅽ)


2019年の読書はこれで終了。120冊読んでA評価は8冊(前年比+1)、B評価で☆5つが9冊(前年比-14)でした。

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Posted by ブクログ 2019年10月14日

読後、ちょっと途方に暮れたような不思議な気分になった。これはどういうお話だったんだろう。面白かったねぇというカタルシスはない。でも、なんか最後まで読んでしまったというような、ここが良かったなんてうまく言えないんだけど、不思議な魅力があったのだと思う。いや、これはなあに?というクエスチョンが、最後のペ...続きを読むージまで運んでくれた、という感じかなぁ。

『古入道来りて』
 読後、目次を見返して、あぁこの話あったなぁ、と。本で最初の作品で、なんかずいぶん前に読んだ話なんだけど、でも強い印象を残しているというか。こういう話とはやっぱり言いづらいんだけど、一番魅力がわかりやすくもあったかな。

『焼け野原コンティニュー』
 なるほどこういうのがパニックSFというのか。なんかアイアムアヒーローとか、そういう系統を思い出した。ぜんぜんちがうといえば、ちがうけど。

『白昼夢の森の少女』
 SFだなぁ、という話だね。自意識が集団と不分明になっていくあたりを物語として描いてくれるような。

『銀の船』
 けっこう、えー?と思いつつ、最後まで行ったような。永遠の命を与えられるというのは、こういうことなのかもしれない。

『海辺の別荘で』
 ショートショート感が、けっこうあるね。ショートショートではないのかもしれないけど。このあとどうなったんだろう、実際のところ、彼と彼女はどういう人で、暗示されているようなつながりがあったんだろうか、という奥行きを感じさせてくれる話、かな。

『オレンジボール』
 うーん。よくわかんないけど、なんだろうね。

『傀儡の路地』
 いやぁ、なんかイヤな怖さだったな。こういうのには会いたくない。

『平成最後のおとしあな』
 あぁ、落とし穴ねぇ。奇妙な話ではあったけど、読後なんかシュールな絶望感を感じたな。

『布団窟』
 実話なんだ。これもまた、奇妙な、シュールなイメージを喚起させてくれる話ではあったかなぁ。年を取った自分が、なんて奥行きがこの人の魅力なのかもしれない。

『夕闇地蔵』
 最後の作品を読んで、ふと思った。『古入道きたりて』とこの作品。本書の最後と最後の話が、『夜市』とかこの著者の本を始めて読んだときの感覚を思い起こさせる作品だったのかもしんないなぁ、と。こういう話とはいえないんだけど、妙に引き込んでくれるというのが魅力なんだろうね。

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Posted by ブクログ 2019年07月24日

あとがきによると『本には収まらずに埋もれていた作品と、アンソロジーに収録された作品をあわせてまとめた』作品集らしい。
なのでページ数もテイストも様々。
個人的には初期作品のような、怖いけれどどこか切なく物悲しいようなテイストが好きなのだけど、パニックSFやブラックな話、ナンセンスなものが多かった。
...続きを読む
印象的だったのは表題作。
突然伸びてきた植物の蔓に体を貫かれて繋がった人々。繋がったのは体だけでなく意識まで。
大変な事態の筈なのに、人々の意識は静かで穏やかで夢のような世界。

他に永遠に旅をする「銀の船」や、人と違う景色を見る「夕闇地蔵」も良かった。

「和菓子のアンソロジー」は読んだはずなのに「古入道きたりて」はすっかり忘れている。和菓子がテーマだったとは。

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Posted by ブクログ 2019年07月01日

短編10作。
10年間に放った様々な作品たち。
それぞれにそれぞれ。
「銀の船」にような作品が読みたいなあ。

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Posted by ブクログ 2019年06月25日

待ちに待った恒川光太郎の最新作。いろんな媒体に載ったものを集めた短編集です。媒体によってページ数が違うので残りページで展開を想像しづらいという、わたくし好みのニッチな嬉しさもあります。
さらにいつものふんわりと幻想的なタッチの作品もあれば、なかなかのダークファンタジーっぽいものもあり。バラエティに富...続きを読むんでおります。
ただまあ「これが面白かった!!」という強く印象に残ったお話も残念ながらなかったかな、と。。。やっぱり恒川ワールドは長編のがっつりと楽しみたいかなーと。

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