【感想・ネタバレ】圓朝のレビュー

ユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ 2019年03月25日

江戸の終わりから明治時代に活躍した落語「中興の祖」と呼ばれる三遊亭圓朝。新しい噺を考えたり、弟子について考えたり、金銭面で悩んだりする伝記的小説。

なかなか面白かった。

「真景累ヶ淵」や「塩原多助」の誕生秘話的な話あり、幕末、維新の大激変の時代の雰囲気あり、当時の風俗もあり。

落語を知らなくて...続きを読むもほとんど関係ないように書かれてるし、とても読みやすい。圓朝については興味があったので、なおさら良かった。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月17日

大圓朝 三遊亭円朝の一代記。奥山さんらしい語り口で、どんどんお話が進む。江戸から明治へと激動する時代のなかで、近代落語の礎を築いていく。次々と話を拵えていく姿、素噺に転向後の高座での姿、女性に苦労する姿、などなど、生身の圓朝を実際に見ているようだった。

名人芸、見てみたいですね。寄席に行きたくなる...続きを読む一作。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年07月23日

最近、某公共放送のBS歴史番組で三遊亭圓朝を取り上げていたので何気なく見ていたら、なかなか興味深いテーマだった。
歌舞伎もそうだが、落語も江戸時代と明治維新後とではガラッと変わってしまったらしい。

この作品を読むと、明治新政府が出張ってくるまでの落語はなんと自由だったことか。
高座の背景に書き割り...続きを読むを置いたり道具を使ったり、文楽の人形まで登場させたり。

幽霊モノ、怪談モノを得意としていた圓朝が、道具仕立てを得意としていた圓朝がその芸風を変えざるを得なかったのは明治新政府による締め付けだったわけだが、その締め付けの中で面白いものを、自分らしいものをと模索していく。
人気が出るにつれ増えていく弟子たち。その弟子たちを育て見届けるのも師匠である圓朝の役目なのだが、その難しいこと。

何となくこういう噺家というのは破天荒な人生を送っているイメージなのだが、ちょっとつまみ食いのつもりの女との間に子供が出来た…という以外は割ときちんとしている。
自分に嫌がらせをした上に疎遠になってしまった師匠の晩年も面倒を見たり、羽目を外しては迷惑をかける弟子たちの尻拭いをしたり、危うい息子に翻弄されたり。

名人と言われ未だに誰も名跡を継いだ者のない(幻の二代目はいたらしいが)圓朝の人生を辿るにはわかりやすい一冊。
だが他のレビュアーさんも書かれているように、かなり淡々としていてせっかくのドラマチックになりそうな場面の幾つかもサラッと流されているのが残念。
小説というよりは圓朝の人生の概要を辿ったような内容。

個人的に好きだったのは弟子のぽん太。社会人としては行き辛い人間だったかも知れないが、圓朝のような理解ある保護者がいれば上手く生きられる。
それから一度は圓朝の元を去りながら戻ってきた新朝も印象的だった。

ちなみに現在放送中の某大河ドラマに登場した橘家圓喬(松尾スズキが演じていた)も一時圓朝の元にいたらしい。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年06月03日

圓朝のドキュメンタリー的な読物。
淡々と圓朝の経歴やら人間関係が語られ、少し盛り上がりに欠ける感じがした。
小説なのでもう少し娯楽性に振っても良かったのでは。

でも圓朝の人となりを知るキッカケになった。

このレビューは参考になりましたか?