【感想・ネタバレ】懲役マイナス(1) のレビュー

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「毒を以て毒を制する」
犯罪者には犯罪者を以て。

米国警察機関から派遣されてきた特別捜査官・三上ゼン。彼は特捜であると同時に犯罪者である。懲役52418年の。
その類稀なる頭脳を活かしありとあらゆる実刑犯罪者を検挙していく。全ては自分の懲役を”マイナス”させるために…。

自由な国・アメリカを思わせるスケールの大きなストーリー展開であるものの、推理要素は緻密である。
なにより面白いのは、懲役マイナスの考え故、三上の捜査中に犯す犯罪は、その後検挙される犯罪の刑によって帳消しされる点である。大なる勝利に小なる犠牲は伴わない。今までここまで大胆な正義があっただろうか…。

話が進むごとに減っていく三上の懲役刑だが、果たして解放される日は来るのか。そもそも5万年を超える懲役刑とは一体どんな犯罪を犯したのか。この先の展開も非常に興味深い。

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