【感想・ネタバレ】歪んだ波紋のレビュー

ユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ 2019年12月25日

「罪の声」を書いた作家さんだと、後から気付きました
普段から疑問に思っていた、報道の誤報に関する小説です

アメリカドラマ「ニュースルーム」をみたとき、調査報道の難しさを感じ、日本はどうなのかと思っていました

表現の自由を盾にされることが多いと感じますが、誤報への対応は十分なのだろうかと思うことも...続きを読む多いです
そこへ切り込んだ話です

ラストはちょっとどうなのかなと思いましたが、現代的なテーマで共感できる内容も多かったです

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年07月07日

報道は正しくあるべきもの。当たり前の社会常識だが、それは人間のやっていることだ。時に誤報だってある。問題は、誤報を発信した側のリアクションだ。隠すのか、気づかぬふりをするのか、謝罪するのか。そんな決断を迫られた報道人たちの苦悩を描いた連作短編集。

今のネット時代、紙やテレビ媒体での報道について、一...続きを読む般視聴者からの訂正や批判が即座に拡がってしまう。報道人はそのスピードに圧倒されるが、その対応に遅れ、適切な処理ができなければ、さらなる批判を受けて「炎上」してしまう。

著者はそんな現在からさらに進んだ時代を本作で提示している。それは誤報、炎上さえも武器にして、社会を変革しようとする新しいマスコミの姿。

エンタメ小説としても、様々なタイプの報道人、報道による被害者と加害者が入り交じる短編が最終話で一気に収束される展開も見事。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2018年12月10日

誤報。報道マンであるならば、まず第一に避けなければならないこと。その誤報をテーマとした連作短編集。誤報が起こったとき、人々が失うものとは。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年10月16日

新聞、テレビ、ネット…様々な媒体による報道の誤報事故。それらの波紋が複雑に絡み合うとき、昭和末期から平成の世をかけぬけた、バブルの象徴ともいうべき大きな黒幕が浮かび上がってくる…
という、壮大な構成を目指したんだろうけど、構想に物語が乗り切れてない感じがした。

あれも誤報、これもフェイク、嘘にま...続きを読むみれて結局全部ウソ。その刹那感を描きたかったのかもしれないが、フィクションの中とはいえ、ウソばっかり読まされてたら辟易してしまって、なんだか物語に入り込めなかった。残念ながら小説としては決して読ませるものではない。

ただし、この小説が伝えたい現状と言うのは非常に共感が持てた。政治や大企業など大きな権力影響力をもつ連中が、我々市民の影で悪だくみや陰謀やらを勝手に行わせないように、行えばそれを情報共有できるために、安全装置として報道機関必というものは絶対必要なはず。
だが、現実のマスコミってのは、そんな上等なものではない。

ワイドショー(そもそもこのネーミングセンス自体が笑える)、民放のニュース番組、ヤフーニュースのコメント欄…報道の自由を無駄使いし、報道の権利を意図的に誤用している類のいかに多いことか。
マスコミ業界の劣化も嘆かわしいが、これがニーズとなる我々ユーザー側の劣化もどれだけひどいことか。

俺なんかは、もういい加減辟易しているので、ニュースはNHKしか見ないし、新聞は会社で日経新聞を回し読みしてるだけ。それで十分生きていける。それでもクズニュースは入ってくるのだからネットってのは恐ろしいものではあるが。

必ずしも事実が報道されるわけでない…のであれば、報道を見聞する必要性はない。最低限の情報をできるだけくだらなさの少ない媒体から入手して、あとの時間はもっと有意義なことに使った方がいい。

そういう風潮の危険性が分からないわけではないが、ずっとウンコの臭いかがされて「それでもこれも事実の一面だ」とか言われたら、ウンコから遠ざかるのが本能ってもんやろ、って開き直るしかない。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年08月18日

面白かった。短編の連作ながら、一気通貫で読まないと見落としてしまう。現代のメディアの恐ろしさを感じる。同じ記者出身の横山さんのティストにも通じる書き方が嬉しい。罪の声から読み出したがハマりそうである。続編の予感あり。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月23日

ドラマを観て、原作が気になり手にした。

P272
〈情報の広がりが規則正しい波紋を描いていた時代は、完全に幕を下ろした〉
情報が溢れる中、虚報に呑み込まれ踊らされる自分もいる。

ドラマは、組織を描き
原作は、個を描いている気がした。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月18日

NHKでドラマ化された作品。筆者の記者としての経験が存分にいかされたテーマで、まさにニュースを作りげてしまう社会の恐ろしさ、メイクニュースを巡る人々の人生に焦点を当てている。誤報として報じられたことによって、一生をねじ曲げられた未亡人に、お詫びを掲載し謝罪するも、人生はもう戻ってこない。メディアの怖...続きを読むさと、そして一般社会でも、会社でも言える風評が、人生を大きく歪ませてしまうことへの恐ろしさを常に根底に持っていて良い作品。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年12月05日

NHK連続ドラマの原作。

ドラマとは構成も展開も異なるが、ジャーナリズムのあり方が問われる現代において、記者とはいかにあるべきかを厳しい目線で示している。

ドラマはどう結末するか、興味深い。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年06月03日

この本を読み始めてから、テレビや新聞で流れるニュースの何を信じていいのか解らなくて怖い。
でも一方で、ここで描かれていることはマスメディアの世界だけで起こってることなのかという自問。
コンプライアンスが根本的に問われるような事件は、あちこちて起こってるんじゃないのか?
自分の仕事がどこに届くのかが見...続きを読むえにくくなっていることや、そもそも自分自身の生活にまつわる不安や、そんなことが積み重なって、今の状況があるんじゃないのか。
そんなことを考え始めると八方塞がりのような気持ちになるけれど、だからこそ今、現場がそこにあるなら浅瀬に留まらず、深みに足を踏み出す覚悟と勇気を持ち続けていたいと思った。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年05月02日

自分の仕事においても、広告ではポスターやフライヤーといったレガシー・アドよりも、ネットの比重が高まるばかり。即時性、柔軟性が高く、モバイル・デバイスで時と場所に縛られず観てもらえる。まあ、効果は発信力次第だけれど、少なくとも効果の有無が定量的に示される。分かってたこととはいえ、マス・メディアではさら...続きを読むにシビアだ。新聞、ラジオはさておき、テレビまで廃れた。廃れりゃ焦りから「やらせ」につながり、さらに廃れる悪循環。ここでは「誤報」をテーマに構成されるが、今のところネットでのフェイクニュースは、受け手も覚悟をしている。いずれにせよ、著者の申すとおりこの先もおそらく、「マス・メデァアは虚像である」はたまた「虚像にするべく行動する」か。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年03月29日

暇な時につい開いてしまうネットニュース。
話半分に読んでいるつもりでも、
無意識のうちに脳にすりこまれていき、
何が正しいのか分からなくなる。
一方で、そこに対抗しようとする
レガシーメディアの焦り、そこから来る暴走。

あくまでも小説の世界の話だ。
そう信じないと、怖くて何も見れないし、読めなくな...続きを読むる。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月04日

終盤での伏線回収は本作でも祭り状態!
最後の最後は「ひゃーっ」と思わず声が出たほど。
ただ、ちょっと登場人物がごちゃついてわかりづらくなった印象も。

りく君は健やかに育ってほしいなぁ…

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年01月05日

元々新聞記者の経歴を持つ著者によるフィクション。実際の時事ネタが入り混じっていて、リアル感満載の一冊。
昨今のマスメディアvsネットメディア、虚構、ねつ造、やらせ、売名、印象操作、、etc 現実なのかフィクションか分からなくなるほどに精巧によく出来た内容。ストーリーとしてはやや理解が及ばず物足りなさ...続きを読むがあったが、業界の闇を暴き、問題提起している点で面白かった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2018年11月09日

星4は多すぎかも。三反園が園に駆け出したのは何のための行動だったのか、そこで終わられては困る。早く終わりたかったのかと思う尻切れ感。パスポート?よくわからん。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年04月02日

予想の斜め上を行かれかつ苦い展開に,巧いなぁ面白いなぁと思いながら読んだけど,後半はものすごく怖い重い気持ちになった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年10月08日

2020.10.08

長編かと思ってたので短編でびっくり。

人物関係が複雑で微妙に絡み合ってるから、あれ?この人誰だっけ?て前の話に戻ることも多々。

結局よくわからないまま読み終えてしまった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月14日

誤報と虚報。フェイクニュース。そしてニュース自体を作り上げてしまうメイクニュース。意思と信念のもとに翻弄される人々。ネットニュースに踊らされる現代の闇を見ているような作品だっま。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年03月04日

さすが
元新聞記者であった
塩田武士さん
そこでの経験が
さすがにリアルですね

ネットニュースの「これから」を
予感させてもらえる作品でした
「書籍」の場合は
「紙」媒体と「電子書籍」媒体との
住み分けがますます出てくるような
気がするのですが
「新聞」の場合は
どうなっていくのでしょう…

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年06月29日

新聞、週刊誌、テレビ、ネット。
新旧入り乱れるが、結局、「売上第一主義」。
結果、虚報と誤報が乱発。
報道する側、される側、そして知る側。
全てが翻弄されていく。

「正しく、人に役に立つニュースが前提やと思ってきたけど、
正しいより面白い、人の役より自分の役にたつ。
そんな情報が飛び交う世の中...続きを読むになっても不思議じゃない。」

タイトルを見ていて、ふと気づく。
「歪む」という字は「不正」という文字で出来ている。

沢村政彦    近畿新報 記者
安大成     戦後最大級の経済事件を引き起した。
桐野弘     近畿日報全国版から地方版へ移籍
森本道夫    ひき逃げ事件で死亡
森本美咲    道夫の妻
丸岡      ファクトジャーナルの記者

赤西峯子    アパート全焼火事で死亡
相賀正和    元大日新聞記者
能見健一    大日新聞記者

野村美沙    Kコミュニケーション講師
谷崎      美沙の受講生
谷崎新一    美沙の夫。大日新聞経済担当キャップ
正田昌司    飲食店経営
正田則夫    昌司の父 弁護士

吾妻裕樹    日報 上岡総局編集責任
谷垣徹     タレント
安田隆     近畿日報 定年間近
辻義昭     TV局プロデューサー
内田      お笑いコンビ「ドデスカン」ツッコミ役
香山久男    放送作家
和泉理     TV局ディレクター

三反園邦雄   ファクトジャーナル立上げ
三反園菊乃   邦雄の母
品川友彦    週刊文潮の編集長
徳田真司    ファクトジャーナルのカメラマン

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2019年05月01日

なんか若干物足りなさがありました。
どの人も自分の正義を振りかざして結局何が正しいのか、誰が正しいのかよくわからなくて、何を信じればいいの?っていう気持ちになりました。
世の中そういう情報がたくさんあるんだよ、ってことですねぇ。

2019.5.1
69

このレビューは参考になりましたか?