【感想・ネタバレ】春と盆暗のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年06月23日

少し変な女の子と盆暗な男の子。
帯に「ぼんくら男子と不思議女子」って書いてあったけど、十分男の子も不思議系だったと思う
4編とも全員が、ちょっと変わってて可愛くて素敵な世界観だなって思った。
リアルが前提の世界線で、自分と相手にしかわからない共通の世界があるってワクワクするよね
恋愛漫画ではあるんだ...続きを読むけど、恋人とかそーゆーのじゃなくて、「ちょっと変な気になるあの子」っていう距離感が良かったと思う
答えを求められない、何も考えずに気軽に読めるお話


第4話『甘党たちの荒野』が特に好き

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Posted by ブクログ 2021年03月14日

短編4つ+おまけの後日譚1つ。結論に導いてくれるわけではなく、フッと手を放されるように終わるけど、でもなんだかまだそばに居るようなお話しで、どれも読後感がとてもいい。
『ブランクスペース』から遡ってきたけど、この作家さんすごく好き。

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購入済み

引き込まれる作品

2020年12月05日

試し読みしたら無性に引き込まれて購入しましたが、とても良かった。

空気感というか、世界観というか、落ち着いた雰囲気から出るテンポの良い会話や、キャラの心情がとても心に染みました。

直接的な表現や衝撃的な展開が無くても、心に残る短編集です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月06日

2年前に購入せずに読んで、こう書いた。

「月面と眼窩」
バイト先のにこやかな女性は、手をぐーぱーぐーぱー。もやもやしたときは月面を思い浮かべて思い切り道路標識を投げる想像をしている。そこにクリームパンを。

「水中都市と中央線」
ネカフェにいつも別の男連れでくる女性は、名前が中央線からとられている...続きを読む。金魚みたいに息をぱくぱく。

「仙人掌使いの弟子」
憧れのお姉さんは恐竜好き、仙人掌好き。ティラノと呼ばれいじめられているクラスメイトの絵を、アロサウルスじゃんと気づいてあげられる。ツツジって首ちょんぱすると七味唐辛子の味がすんだよね。

「甘党たちの荒野」
目の前の風景が時間を早送りすることで荒廃するのが見える、という話を聞いて、じゃあ巻き戻しできないんですかね、と声をかけてきた女性。好きなお菓子の原材料が知りたい、と。お菓子作りを教えてもらう。少年漫画好きで、嬉しくなると殴ってしまう。

「二足獣」
自己紹介作文で突飛な内容を発表したクラスメイトを忘れられない。……かなり好きな世界観。いつか本を購入する。

読みながら、2年前の感想を思い返せるくらいに、憶えていた。
やはり傑作!
ただの薄い不思議ちゃんではなく、ほんとうにこういう人がいそうだと思わせてくれる。
要はこのいびつさがいいんだな、そして男女が凸凹コンビになるという優しさ。

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Posted by ブクログ 2019年05月07日

いやー。 

この短編集もとても良かった。
どのストーリーも最&高!だったのですが・・・特に第1話”月面と眼窩”と第4話”甘党たちの荒野”が大好き。

このじっくりと心に沁み込むような恋模様がなんだかLove Itなんだよなー。


 明日、また読み返して読んでみよう。

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Posted by ブクログ 2017年02月20日

何だろうな、この漫画は・・・
笑える訳でもない、泣けるわけでもない、イライラさせられる訳でもない、シュールやチープでもない
でも、不思議と印象に残る
あくまで、私個人の印象だけど、『アフタヌーン』らしい漫画だな、と思った
漫画読みの「受け取る」能力を計られているような気はした、もちろん、気のせいに過...続きを読むぎないんだろうけど
面白いか、つまらないか、って評価は下せないけど、私は好きだな、うん。でなきゃ、レビューは書かない
正直なトコをバラすと、てっきり、人間の男と人じゃないヒロインの恋愛モノだと思って買った、この『春と盆暗』は。恐らく、その勘違いがあったから、予想が裏切られた事で、より強く印象に残るんだろう
ありふれた日常を、ちょっとズレた視点から、しっかり描いているな、熊倉先生
恋愛のように思えるし、男と女の友情のようにも感じる、いうなれば、シャボン玉に反射する光のような作品だ
うわー、久しぶりに、自分でも「拙い」と恥ずかしくなるレビューを書いちまった。これ、熊倉先生の目に留まりでもしたら、切腹もんだわ
けど、誰かに「気になるな」と思わせて、書店で買って貰えれば、感想書きとしちゃ嬉しい限りだし、熊倉先生にも顔向けできるかねぇ
どの話も予想外の方向から衝撃が来るものばかりだが、個人的にオススメしたいのは、|第4話|甘党たちの荒野、だ
ホシノの「早送り」衝動は、何となく理解できる。命も物も全てが滅亡し、更地になった世界に、自分だけがポツンと独りだけ、って想像は誰でもしたことがあるだろう。楽しい、とかではなく、心の安らぎにはなる、凄ぇ寂しいけど
そんな現実逃避に終止符を打つのではなく、新たな変化を齎したのは、一人の女性との出会いと、お菓子作り
ストレートではなく、カーブ、いや、シュート気味なラブコメだった
この台詞を引用に選んだのは、熊倉献って漫画家を感じ取ったので。しみじみ、キャラってのは漫画家の分身、台詞は魂の叫びだな、と思った。モヤモヤした時の解消法は人それぞれ。標識を月面にブン投げるのもアリだし、自転車でぶっ倒れるほどキツい坂を3連続で登るのも、漫画を一気に読むのもアリ。ナシなのは、モヤモヤを他人へぶつけて傷つける事だけだ

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