【感想・ネタバレ】続 横道世之介のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年05月04日

読みたかった横道世之介の続編。

ああ、どこまでいっても世之介は善良なヤツなのだ。

留年せずにそのまま行けば、最後のバブル就職に間に合ったのに、どこまでもタイミングの悪い世之介。
パチンコとバイトで食いつないでいるのだが、風に吹かれるまま気の向くままといった感じで、出会う人びととの縁にからめとられ...続きを読むながら楽しそうに生きている。
どう見ても世間的には「負け組」なのだろうけれど、「勝ち組」より幸せに見える世之介。

バブル期を多少なりとも知っている世代には、懐かしい時代の色が浮かび上がる。

2020東京オリンピックにまつわる話が物語の一部をになっているのだが、この本は2019年に出版されたのだった…そこだけパラレルワールドの話のように感じられる。
2021.3.30

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Posted by ブクログ 2021年02月27日

前作と同じく過去と現在を交互に描きながら、世之介という男を鮮明に描いた作品。
読者はまるで登場人物の一部となったような感覚で、世之介と世之介が関わった人物を温かく見守るような気持ちになると思う。

作品だとはわかってはいるけど、世之介がまだ40ぐらいで亡くなったのがひどく悲しい。

隼人の最後の手紙...続きを読むの一節にあった
善良であることの奇跡
世之介のようには誰も生きられないが、昨日より今日は少し善良に生きようと思えた作品。
読んでよかった。

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Posted by ブクログ 2021年02月11日

『世界中を船で回っていると、本当にこの世界は色んな国があります。そして色んな問題があります。目を覆いたくなるようなこと。〜中略〜世の中がどんなに理不尽でも、自分がどんなに悔しい思いをしても、やっぱり善良であることを諦めちゃいけない。そう強く思うんです。』



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Posted by ブクログ 2020年11月25日

前作が大好き過ぎて読むのを後回しにしていたらパラレルワールドの話になってしまっていた!
早く読めば良かったなー

「そんなことあるわけないじゃん」って言って世之介の人生が変わってくれないかなぁと思いながら読んでました

やっぱ世之介大好きだ
これからまた前作を読み返すのだ

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Posted by ブクログ 2020年10月19日

 無駄というのは失礼ならば、余裕と言う方が良いのか?
 とても良い意味での「どうでも良さ」に溢れていて、とても愛しい作品になっている。
 これとこれかこうつながるのかという驚きとともに。

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Posted by ブクログ 2020年09月11日

表紙に子供がいたので、えっ、世之介に子供ができたのか?と思いましたが、本を読んで、そういう事かぁと、なっとく。

24歳の世之介の話で、間に未来の話が入ります。

その間の話が2020の東京オリンピックの時の事で、この本が書かれた時は、オリンピックをやった今があったんだなぁと思ってしまった。

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Posted by ブクログ 2020年07月19日

1993年の4月から1994年の3月までの横道世之介、24歳から25歳にかけての物語プラスアルファです。
プラスアルファというのは、この物語独特の視点で、登場人物の数年から数十年後が時おり入るからです。

前作により、横道世之介は、亡くなる時期やその理由がすでに明らかになっています。

以下完全にネ...続きを読むタバレになりますので、これから読まれる方はご注意ください。



世之介は、40歳の時に線路に落ちた女性を助けようとして、飛び降り、間に合わずに電車の事故で、カメラマンとして亡くなります。

世之介の24歳から、25歳の時期は
「一応大学は卒業したものの一年留年したせいで、バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコでどうにか食い繋ぎながら始まった一年であり、世之介のこの一年が、決して最高の時期ではなかったのは間違いない。ただ、ダメな時期はダメな時期だったからこそ、出会える人たちというのもいるのかもしれない」-本文より。

世之介は、この時期に大学の同級生のコモロン、パチンコ屋で知り合った女性で、後に、銀座で鮨屋を開く、浜ちゃん、そして二度のプロポーズをする元ヤンキーで彼女になる日吉桜子と息子の亮太、桜子の父、兄の隼人らと出会っています。
世之介の全人生が、どんなものだったかは、わかりませんが、桜子の家の自動車工場で働いている世之介はもの凄く幸せそうにみえました。
後にカメラマンになるらしいので、その後の人生はどうだったのかわかりませんが、決してバイト暮らしの悪い事のみの時期ではなかったと思います。

世之介は、桜子の兄の隼人にも「ただ善良であることの奇跡を感じます」後に言わしめさせて、完全に認められていました。
だけど、桜子との結婚がなかったのはちょっと、淋しくもありました。
桜子と別れてから、世之介はまた、恋すること、愛することがあったのでしょうか。

亮太が世之介のことをいつも強く思い出すというのが、本当によかったね。世之介の人生、きっといい人生だったんだねと言ってあげたくなる最大の出来事かもしれないと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年05月19日

前作とても好き過ぎて、避けていた映画版を先日やっと観たら世界観そのままでこれまた好き過ぎて、続編。
いまのご時世にはまり過ぎて、今後の自分が生きていく上でのテーマを再確認。

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Posted by ブクログ 2020年05月14日

横道ワールド全開。まだまだ続いてほしい。

「世の中がどんなに理不尽でも、自分がどんなに悔しい想いをしても、やっぱり善良であることを諦めちゃいけない」

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Posted by ブクログ 2020年04月17日

横道世之介の続編。
彼が大学を卒業し、ニートとして過ごす1年とその27年後が描かれている。

書きっぷりは「横道世之介」と変わらない。
世之介の日常を描き、各章毎に世之介と関わっていた人の27年後が描かれる。

世之介の堕落した日々は刺激的な人々との出会いに満ちており、どのキャラクターもキャラが立っ...続きを読むていた。
前作以上に世之介に影響を受けた人々が描かれていたように思う。

家族同然のように過ごしていたヤンママとその息子との日々は世之介にとって幸せに満ちていたようで、ヤンママにとってもかけがえのない存在だったのだろうが、それでも運命の人ではなかったらしい。
運命の人と、一緒にいて気を遣わずに過ごせる人はあくまでも別物なのだろう。

世之介は誰に対しても優しく誰の心にも残る善良な人だったのだろうが、だからこそ少し軽い印象もあり、時として中身が無いようにも映るのかもしれない。

しかし彼に助けられた人々は多いわけで、その人の人生の0の部分を1にしてあげるような、そんなきっかけを他人に多く与えてきた人だったのではないか。

私の中では前作「横道世之介」と同じく既にキャストも含めて情景が浮かんでおり、早く映画化しないかなと思う日々である。

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Posted by ブクログ 2020年02月19日

前作を読んだのはだいぶ前だけど、とても面白かったことは覚えていて、わくわくしながら続編を読んだ。
期待どおり、世之助の世界に引き込まれ、サクと亮太との関係もほのぼのとしてて、誰からも好かれる世之助を頼りなく思いながらもやっぱり好きになり、ラストは悲しくて、もう会えないの?
ってなる。
でも亮太や隼人...続きを読むさんがたくさん思い出してくれるのが嬉しくて、切ない。
善良な写真を撮る善良な世之助、のんびり、ひょうひょうとしていて、優しく、お金も仕事もないんだけど、なんというかこの愛すべきキャラの続々横道世之助はもう読めないのかと思うととにかく残念でならない!!

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Posted by ブクログ 2020年02月15日

大好きな世之介にまた会えた。大切なものって人によって違うと思うけど、やっぱり俺は金とか名誉ではないなって。

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Posted by ブクログ 2020年02月07日

横道世之介。吉田修一の人の善にかける思いが言葉の端々に描写される。世之介のフィルターを通した時だけ、決してストレートではないが善を露呈する様は、ある種鬱積されたそれまで作品の葛藤を精算してるように感じてしまう。また10年後…人は善である事をこれからも信じたいと思わせてくれる最高の一冊。

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Posted by ブクログ 2020年02月07日

再び、横道世之介が登場。前作では大学生だった世之介は数年後、大学を卒業し、就職活動に失敗、フリーターとしてモラトリアムな生活を送る。絶望しそうな人生のダメな時期だが、彼のマイペースで善良でぼんやりと他人のことを考える性格は変わらない。

前作と変わらない世之介に安心。そして、世之介は多くの人と出会う...続きを読む。彼の影響によって、劇的に人生が変わった、新しい道を見つけたなんて人はいない。が、頭の隅で考えていたことを世之介は無意識にちょっとだけ押してやる。押された人は数10年後、2020年東京オリンピック開催中、なぜか彼のことをふと思い出すのだが、なぜ思い出すのかはわからない。

人生の谷間に世之介に出会えた人は幸せだ。

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Posted by ブクログ 2019年11月07日

パチンコ屋でヤンキー女性との台の取り合いから始まる続編。
世之介の最期は変わらないが、世之介が24歳の頃に出会った人たちと、その人たちの2020年の話。
アルバイトとパチンコで食いつなぐ生活を送り、バイト先が潰れた後はシングルマザーの彼女の実家の自動車整備工場で働き、2度のプロポーズも断られるという...続きを読む、傍から見たらパッとしない人生。
世之介自身も情けないとわかっているが、人生には何をやってもダメなときもあると思い、ジタバタしない。心配して上京してきた父親に言われた「あとはここから浮かび上がるだけ」を心に刻みながらも、やっぱりジタバタせず、ひょうひょうと生きている。
周りの人は世之介と自分を比べて自分の頑張る姿にホッとしたり、世之介の真っ直ぐで自由な生き方に嫉妬してみたりする。
前作もそうだったけど、世之介の周りの人が個性的で、みんな一生懸命で魅力的。鮨職人を目指す浜ちゃん、友人のコモロン、シングルマザーの日吉桜子とその息子・亮太、兄の隼人、1つ1つのエピソードや何気ない会話に人間性やユーモア、自由さ、苦しさ、色んなものがにじみ出ている。
今まで読んだどの小説とも違うタイプの主人公だし、作り方だなと感銘を受ける。
またいつか、続々編が出たら本当に嬉しい。
ただ、世之介の周りの人たちが再び繋がる本作の肝である、日吉亮太が出場する2020年の東京オリンピックのマラソン競技、現実世界では、つい先日会場が札幌市に変更が決定した。著者の吉田さんもまさかの展開に、きっとやるせない想いだろう・・・残念すぎる。

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Posted by ブクログ 2021年05月13日

前回の内容を忘れてしまったので、両方読んだ。
続編だけど、関わる人物は全く変わっていた。
世之介の生活は劇的な何かが起こるわけではなくて、
私達と同じ様な日常。
でも物語になる。

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Posted by ブクログ 2021年04月25日

前作を5年以上前に読んで
それきりだったので
読み返してからこちらを読みました


読み始めた時
少し歳をとって
素朴さが無くなった世之介に
なんとなく慣れずにいました


でも読み進めていくと
やはり世之介は世之介でした


25歳の世之介の一年の話


変わらず軽快な語り口調で
読んでいて楽しい...続きを読むです


そしてどこにでもいそうで
なかなかいない世之介に
会いたくなったらまた読もうと思います

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Posted by ブクログ 2020年09月30日

このシリーズ、本当に好きだ。
前作で大学生だった世之介は、本作では24歳。
就職せず、アルバイトとパチンコで暮らしている。
大学時代の青春を描いた前作と比べて、本作はだらだらと日常が続いていく感じ。でもこれが人生だよなと思う。大学を卒業したら、変化を望まない限り同じような毎日が続いていくものだ。
...続きを読むんな中で世之介はある家族と出会い、気づけば家族同然の暮らしをするようになる。この、人の懐にスルッと入り込むところが世之介のすごいところだと思う。
「ただ善良であることの奇跡」という隼人の言葉が心を熱くした。世之介の最期を知っているからこそ、何気ない日常が輝きを増して見える。
ここから写真家になる世之介、さらなる続編に期待したい。

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Posted by ブクログ 2020年08月23日

世之介は大学卒業したものの、就職浪人し、バイトとパチンコの日々。
そんな中で出会った人々との何気ない日々がほっこりする。
前作で世之介が既に故人となっていることはわかっているので、時間を前後することで世之介と出会った人々のその後が描かれている。
本作と亡くなるまでにまだ時があるので、30代の世之介の...続きを読む姿も読んでみたくなる。

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Posted by ブクログ 2020年08月22日

バイトとパチンコでなんとか生活している世之介。特になにかがあるわけでもない日々のなかで出会う人たち。世之介の中でなにか変わったのか、もとから持っていたものなのか他人に与えるもの。一緒にいるときよりいないときにふと思い出すような存在感。世之介が世之介であるという安心感。どこにでもいそうな世之介のどこに...続きを読むもいない不思議な感覚。懐かしく心地よい物語。

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