【感想・ネタバレ】ペンギンは空を見上げるのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月26日

ハルくんの事情は、途中でなんとなく想像ついてしまうものの、それは全く問題にはならない。素晴らしい青春小説を読みたい方はぜひ。

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Posted by ブクログ 2018年07月08日

何かできないことがある人は、あらん限りの力で他の人にはできないことを成し遂げる。
人は自分の思いが強ければ強いほど、人の心を見失いがちになる。挫折は、自分を振り返り冷静に見つめ直すための貴重な時間を与えてくれるだろう。

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Posted by ブクログ 2020年10月07日

私と同じ北海道札幌市出身の作家。
メディアワークス文庫のライトノベル『終わりの志穂さんは優しすぎるから』を読んだことがある。
最近のライトノベルというと、いわゆる「なろう系」の異世界転生モノが乱発されているが、著者の作品は一昔前の独特なのんびりとした雰囲気を持ったライトノベルに近い。

本作は北海道...続きを読むの札幌近郊を舞台にしており、北海道らしいやはりのんびりとした空気が漂っている。
地名をぼかしているが実在する公園や施設も出てくるので、それらを知っている人はより作品に入り込むことができる。
もちろん知らなくても十分に伝わる魅力を持っている。

ストーリーは上記の内容紹介の通りでよくあるボーイミーツガールに見えるが、以前読んだストーリーの似ている『ひとりぼっちのソユーズ 君と月と恋、ときどき猫のお話』より遥かに面白いし伝わるものがある。

実際のところ、イリスと出会う前と後で、ハルの目指すものはそう変わらない。
たとえイリスがいなかったとしてもエンジニアを目指し続けていただろう。
でも、以前のハルには半ば自暴自棄になっているところがあった。
そのまま道を進んでいたら、たとえ心に決めたものがあっても途中で辛くなっていたと思う。
それがイリスとの交流によって、彼の中で納得したものができて、目標はより強固なものになった。

夢を持つこと、それに向かって努力すること。
それにまつわる爽やかさを持ったいい作品だった。

ただ、良くも悪くもライトノベルっぽいところがあって、イリスは小学6年生にしては幼すぎるし、ハルは同年齢にしては大人すぎる。
それがキャラクターとしての良さでもあるのだが、物語の力というかメッセージ性のある本なのでもう少しリアルにしてもよかったと思う。

また、東京創元社のミステリ・フロンティアというレーベルで発行されているが、次の展開を期待するようなミステリを想像すると肩透かしを食らうことになると思う。
ミステリ好きというよりは、良作のライトノベルを読みたいという人にお勧めしたい。

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購入済み

殺人事件はおきません。

脳プロブレム 2020年04月13日

版元は東京創元社ですが、殺人事件はおきません。 小学6年生の「Boy meets Gir」(相手は金髪・ハーフの転入生)に、風船ロケット打ち上げ話を絡ませ、ミステリー風の香辛料をまぶした小説です。この「ミステリー風香辛料」がポイントで、私は「やられた!」と思いました。(この手の小説に、よくやられるの...続きを読むですが…)少し小生意気な主人公ですが最後には愛おしくなる、読後感爽やかな小説。お薦めです。

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Posted by ブクログ 2019年03月30日

NASAやJAXAのエンジニアを目指す小学6年生の佐倉ハル。風船ロケットで地球の撮影に挑んでいるハルの小学校に金髪の転校生の女の子が現れる。心の琴線に触れるいい作品さと思う。

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Posted by ブクログ 2019年02月08日

読後非常に爽やかな気持ちにさせてくれて、読んで良かったと思える本。

読んでる最中は、会話のやり取りの表現にクセがあると感じ、それが執拗なので「これ、筆者の表現の仕方なんだろうけどちょっと鬱陶しいなあ」なんて思いながら読み進めいたが、途中で、あ、なるほど・・そういう事だったわけね?!と、許せる展開に...続きを読む

ちょっと生意気だけど賢く、一途な主人公と家族・友達との丁寧な描写のお陰で、小説の世界に入り込める。非現実的な所も少しあるかなー、と思っても、まあ、小説なのでそれもよし。少年が抱える葛藤、母親との軋轢、救いとなってくれる祖父の暖かさ。空への憧れ。涙が出てしまう場面も多々あった。

ミステリの要素もある。そして全てが分かった時に感じる題名の真意の切なさ。

子供が少し大きくなったら読んで欲しいな。

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Posted by ブクログ 2018年11月18日

読後感のさわやかさ!!!
そして良いミステリだった。序盤で「ん?」ってできたので、にまにましてしまった。

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

徐々に謎が解けていく。
その度に周囲との関係も変化していく。
固まった心が解けていく。
優しい話だった。
疲れている時読んだので、なんか泣ける。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月06日

 小学生の主人公ハルのモノローグで物語は進む。
 『ワンダー』(R・Jパラシオ著)や『14歳、ぼくらの疾走: マイクとチック』(ヴォルフガング・ヘルンドルフ著)じゃないけど、子供が語るには妙に表現が大人っぽくて(実際語っているのは大人の著者だからね)、この手の本はいつもとっつきにくい。
 小学6年生...続きを読むが「損害賠償責任が・・・」云々なんて言葉を駆使していると、現代っ子と自分の小六の頃との比較以前に、保険をかける等々の発想が小学生にあるのか?!と引いてしまう(今どきの子はあるの?)。
 なんて序盤ではあったが、主人公佐倉ハルのモノローグには意味があった。その小説的仕掛けが明かされていく過程と、彼が夢に向かって努力する様、家族との絆、幼馴染との友情、転校生との出会いと別れが、北海道を舞台に瑞々しく描かれる。
 
 小学生のハルくんは、将来、NASAのエンジニアになりたい。ひとりで風船ロケットの開発にいそしみ、幼馴染の三好をのぞいてはクラス中で孤立している。それには、そのオタクな性格だけではない事情があるのだけど、終盤になるまでそれは明かされない。そこへ金髪の女の子鳴沢イリスが転向してきて、彼女も同様に自分の周りに壁を作ったままクラスに溶け込もうとしない。
 そんな三人が、ふとしたことから友情をはぐくみ、風船ロケットを宇宙に飛ばそうとする。ハルの願い、イリスの夢、三好の思いを乗せて、北海道の大空に風船ロケットは浮かびあがっていく。
 物語のあと、大人になった彼らの姿をつい想像したくなる。
 それが本書の紹介文の結び「この少年を、きっと応援したくなるはずです――読み終えたあとは、もっと。」ってことなんだろうね。

 実写化などしちゃうとバレちゃう仕掛けがある。なので、本で読めてよかった。
 一緒に暮らす祖父からハルは、
「もう一年になるんだぞ、ハル」
「いつまでも引きずるんじゃない。」
 と声を掛けられる。なので、1年前になにかあったかは解き明かされる伏線なのだろうなと予想が付いた。
 ハルのモノローグでの展開は、ひょっとして…くらいの漠然とした予感はあったが、変った書き方をする作者だなくらいの思いで読み進んでいた(はじめての作者だったし)。おもしろく仕掛けてあって、なかなか良かった(ネタバレになるので、あまり詳しくは書かないでおく)。

 いろんな経験を経てハルは成長していく。そして自分の運命を呪って否定していた神の存在についても寛容になってゆく。

「おれは宇宙飛行士になれないから、エンジニアになるんじゃない。神様という存在を頑なに否定したいがために、ロケットを飛ばすわけではない。きっと神様だって、ペンギンから空を奪ってやろうとしたわけではないはずだ。」

 最後のほうに、やっと「ペンギン」が出て来た(この1回きりだ)。あぁ、だからこのタイトルかあ。ずいぶん遠かったなぁ。てなことで、意図はわからんでもないけど、別のタイトルのほうが、より響いたのかもしれない。

 甥っ子どもが小学生の高学年になったら奨めてみようかな。いい作品でした。

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Posted by ブクログ 2018年08月16日

内容(「BOOK」データベースより)
将来、NASAのエンジニアになりたい小学六年生の佐倉ハルくんは、風船宇宙撮影を目指しています。できる限り大人の力を借りず、自分だけの力で。そんなことくらいできないようでは、NASAのエンジニアになんて到底なれないから、と。意地っ張りな性格もあってクラスでは孤立、...続きを読む家に帰っても両親とぎくしゃくし、それでもひたすらひとりで壮大な目標と向き合い続けるハルくんの前にある日、金髪の転校生の女の子が現れて…。ハルくんの、夢と努力の物語。奮闘するこの少年を、きっと応援したくなるはずです―読み終えたあとは、もっと。

なんでミステリーのカテゴリーから出ているのか謎でしたが、読めば分かるからとりあえず読みたまえというものでした。
宇宙を夢見る少年ハルがとにかく強靭でゆるぎない精神の持ち主で、おまえ本当に小学生なのか?と問いかけたい気持ちで一杯ですが、将来世に出るような強い心を持った人達、また名を成した人の子供の頃って案外こういう感じなのかもしれないなあ。
頑固で融通効かないけれど、信じた道を真っ直ぐ努力して、窮鳥が飛び込んで来ればこれを守るような男の子っていうのは現実的には相当なレアキャラですが、小説の世界では主人公中の主人公として古今東西人気が有ります。この本の中では上手く生きられないハル君も本を通して読むとみんな応援してしまう魅力満載な男の子です。宮部みゆきさんが読んだら胸キュンなんじゃないか?あの方相当な少年フェチですから。

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Posted by ブクログ 2018年07月04日

何か問題を抱えて孤立している小学生と、ハーフの転校生との物語。NASAのエンジニアを目指して英語をはじめ勉強を厭わないハル。周囲との距離を感じる理由が終盤で明らかになるとタイトルの意味もわかる。素敵な話だった。

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Posted by ブクログ 2020年07月20日

6年生のハルはNASAのエンジニアを目指し、今は風船ロケットをあげることに熱心。
友達はいないけど、三好くんから好かれている。
昨年、何かがあったらしい。そのため親ともうまくいってない。
アメリカきら金髪の女の子が転校してくる。
この子も友だちはいらないと言う。
などなどの伏線があり、回収されていく...続きを読む
切ないけど、前向きな。
これは児童書ではない?まぁ中学生には読めるから是非読んでほしいかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月22日

なぜハルが孤立を選んだのか、その頑固さに胸が痛くなる。むしろ親に肩入れしたくもなるが、ハルは小学生なのだ。行き違いは当たり前。担任教師はいまひとつ頼りにならないが、悪いわけでもなく、むしろ周りの大人はちゃんと「大人」であることが心地よい読後感につながる。こんなにうまくいかないよと皮肉るより、大人のあ...続きを読むるべき姿だととらえたい。

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

タイトルと、表紙の写真に惹かれて。「小学六年生、風船で宇宙撮影に挑む」という帯から、少年が宇宙目指して頑張る話かと思って読み始めたけど、小学校でのイジメとか、友達関係とかの方がメインでがっかり。物語の進め方は好きではなかったけど、主人公やその友だちは応援したくなる子たちだった。

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Posted by ブクログ 2018年07月21日

小学6年生が風船ロケットを飛ばす,それだけでも何やらワクワクする上に,金髪の転校生との淡い恋以上の仲間意識,幼馴染の三好の友情も含めて,おれことハルの世界は狭いながらも濃く強く明日に向かって広がっている.北海道の自然の中でのびのびと展開する様子が素晴らしい.3号の発射に向けてみんなが結束していくとこ...続きを読むろ,思わずホロリとした.

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Posted by ブクログ 2018年07月05日

風船での宇宙撮影を目指す少年の青春小説、的な。
元々がライトノベル畑の作者さんなんですかね。なんとなくそんな感じだな、と思って読みました。平易な文章で読みやすく、舞台設定は若干ありがちで、読み応えにちょっと乏しい。陰キャと美少女という組み合わせでちょっと食傷な気分に。
内容は・・まあほどほどでした。...続きを読む青春小説で「ほどほど」以外の作品に出会うほうがとにかく稀だと思ってはいるんですけども。
主人公ハルくんの秘密についても序盤からなんというかあからさまな感があってかなりはっきりと気付けるようなレベルだし。。。

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Posted by ブクログ 2018年06月19日

風船ロケットを自作して宇宙撮影を目指す小学六年のハルくんの奮闘を描く物語。これ、何故「ミステリ・フロンティア」から出たのだろう? ミステリの要素が殆ど無い。ハルくんの過去に何かがあったと匂わせているが、その真相は大した事が無かったし。終盤ちょっとしたサプライズがあるが、これもミステリの範疇では無いだ...続きを読むろう。
大人びている小学生の描写が巧く、文章も澱みが無くサラッと読めたので、青春小説としてなら高評価が出来る。 

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