【感想・ネタバレ】人口減少社会の未来学のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年12月31日

2020/12/31内田樹☆☆☆人口減少社会の未来学
独自の哲学を持ち、「人間尊重」のもと、
日本を多様な社会にと目指している志を感じる

1.スケールが大きい!
人口減少問題もこれぐらい大局から捉えてみることも大事
狩猟時代ー農耕時代 豊かになるほど争いが増える
奪えるモノが豊かになり、収奪の仕組...続きを読むみも複雑になる
帝国主義・植民地拡大より金融帝国主義による搾取・収奪

2.日本人は撤退戦が出来ない 大東亜戦争と人口減少
リスクを直視し、マネジメントすることが出来ない
負の状況に脳死
exコロナ禍で国のリーダーは為す術を知らない
安倍・菅政権と東條政権は似ている
日本人の宿痾を感じる
→待っているのは「敗戦の焼け野原」

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Posted by ブクログ 2020年04月03日

藻谷浩介さん

東京の人口増加は、高齢者の増加(引退せずに居座り続ける)
それを補うために若者世代が地方から流入
ただし、東京の次世代再生産比率は全国最低であるため、子どもの数は減り、国全体で人口減少。
日本でよくあるマジョリティによる周辺部の搾取構造。

対策。国策として、東京に若者を送り込まない...続きを読むでよいようにする。
分散型社会にする。

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Posted by ブクログ 2018年07月13日

個人的には池田清彦氏の生物学的見地からの分析と、井上智洋氏の経済学的見地(といってもこのままじゃ経済が行き詰るっていうのじゃもちろんなくて、AI社会が到来する中での社会分析)の2本が抜群に面白かったです。

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Posted by ブクログ 2018年06月06日

池内了の記事がいちばんストンと落ちた。高齢化は、いずれそれらの人々が他界する中で落ち着いてき、いずれは日本人全体が縮小する中で人口ピラミッドはいまほどいびつではなくなる。問題は高齢化ではなく少子化だという。そこまでも射程に入れた議論が大切とのこと。

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Posted by ブクログ 2018年05月19日

現実に起こっていることを、正しく把握することは難しい。
人口減少は、今の日本で確かに起こっています。
しかし、自分達はまるで台風の目にいるかのように感じます。
実際、中心以外の外は、凄まじい混乱と今までと違う異質な問題が、
火山が噴火したかのように、日本のあちこちで発生しています。

現に、今日も、...続きを読むどこかで起こっている、もしくは、起こり続けている重大な問題は、
もしかしたら人口減少によるものかもしれません。
しかし、○○なのは、○○だと考えること自体が、
人口減少を考える上で大きな障壁かもしれません。

以前とは、違う質の問題が、今、日本で確実に起こっていることは、
少なくない人が感じているはずです。

いったい、何が起こっているんだ?
以前とは違う、何かおかしいと?

しかし、問題の中心にいる私たちには、いったい何が一体起こっているのか、
また、起こるであろうか、よくわかっていません。
私たちは、問題に対して、知っていることや、わかることしか、認識できず、
そして、対応できないからです。

この著作では、人口減少社会をキーワードに、日本を代表する識者が、
学際的見方、俯瞰的見方、経済的見方、統計的見方、文化人類学的見方、
生物学的見方、ポスト近代的見方、国際比較的見方、建築都市的見方など、
様々な見地から、この人類があまり経験したことのないこれからの社会を考察していっています。
今まで、ありそうでなかった著作です。

問題は、基本はないことになっている国、日本、
そして、問題が発生・発覚したら、対応するのに莫大な時間がかかる国、日本
問題が起こる前に、防止策をこうじたり、変化をする動きが全くない国、日本

現状では、人口減少の問題に関して、
今残されている貴重な資源、人、モノ、金を有効利用するという動きや、
また、優先順位をつけて、問題を解決していこうという社会的雰囲気もなく、
ただただ、「こんな社会に誰がした!その敵を見つける」ことに、
多大なる資源を投入していっています。
これからも、この行為が日本の「問題解決」の王道として、破滅するまで、行われるはずです。

日本は、もう政治的には国際的に没落しています。
また、この20年で経済的にも没落していっています。
多くの人は、その原因を社会の誰かやシステムに求めますが、
それは、あまりにも幼稚なやり方です。

答えがない問題に対して、誰も動こうとしないのは、今の社会の病気です。
また、動いたとしても、その理由は、全て自己利益になるかどうかになっています。
いくら嘆いても、批判しても、怒っても、現実は全く変わりません。
また、行動を起こしても、私たちは、もはや、自己利益を感じことができないと、
物事を続けられなくなっています。
畢竟、日本は、これから、ほぼ確実に、この30年と同様に、
衰退、没落していきます。

残念ながら、今現在、すがるものが、多くの日本人には、ありません。
今も進行している社会変化に対して、
多くの人は、不安と怒りしかありません。
どこまで衰退するかわかりませんが、その衰退をどう受け止めるのかは、
個人、個人の、これからの生き方に強く反映されると思います。

もし、国、企業、組織に対して、これまで同様に期待と安定を求めるなら、
恐らくは、手痛いしっぺ返しをうけるかもしれません。
また、それらを自己利益のためだけに利用しても、同じことになるかもしれません。

日本は、今もなお、経済成長を追い求めています。
企業でいうならば、企業利益の増大、
個人でいうならば、賃金の増加です。
ただ、この数十年の日本を見ても、全体として、
それらが、実現できていないことは明白です。

経済成長の因子は無数にあります。
その中で労働者数(正確には労働生産人口)と
その増加率は一国の経済成長を決める上できわめて強く影響します。

日本は今も毎年80万人ほど労働者の数が減少しています。
この数は愛知県の人口に匹敵しています。
日本は経済成長を決定する上での絶対数のプレイヤーが、
この先半世紀に渡り減り続けていきます。
日本は戦後40年で4000万人生産性人口が増えましたが、
今後、日本は3000万に減ります。

その状況下で、生産性向上に期待する動きがあります。
しかし、この20年、私が知る限り日本企業は、
労働者の生産性を上昇させるために、
多くの改革を国や企業は率先して、労働者に対して行ってきました。
海外のマネジメントも多く取り入れました。
人事制度も大幅に、生産性が向上するように変更されました。

また、容赦ないリストラを行い、正規・非正規社員と分けたり、
制度的にも、労働者に対して発破を与え続けてきました。
結果は、残念ながら、先進国で最も低い生産性の成長となっています。

AI等の先端技術に生産性向上を期待する動きがありますが、
IT技術も他の先進国と比べて、現在の労働生産性向上には寄与されていません。
いまだにFAXとメール、膨大な紙資料を使用している国は日本ぐらいでしょう。
またIT産業ひとつとっても、世界的な企業は、アメリカ、中国、韓国になっています。
20年前とフォーブスの世界500企業と今の企業を比べてみるとはっきりします。
ランクを維持している企業の方が圧倒的に少ないか、以前、更盛を極めていた企業がなくなっています。

日本は既に先進国の中で、「マイナス成長国」になっていると考えます。
マイナス成長国とは、経済成長に絡む付加価値の増大を行えば行うほど、
既存の制度・社会システムが機能不全に追われ、結果、経済が停滞する国のことをいいます。
言い換えれば、今までの価値観で、ことを進めると、
すべて、マイナスに寄与してしまう国になってしまっているということです。

これは、悲劇だろうと思います。
なぜなら、既存の多くの価値観で、付加価値の増大に励んだとしても、
もう二度と日本は豊かになれません。
多くの人は、もう知っているはずです。
「あんなに、働いたのに、なんで、豊かさや余裕を、あまり感じられないんだろうと」。

そんなことを思っても、頑張ろうとします。
しかし、その努力や頑張りが、さらなる悲劇を生みます。
また、経済成長を重視する価値観が、まだあるのなら、
そして、企業規模の拡大と利益の増大も同一の価値観として、
多くの日本人の行動様式に今もなお「当たり前なモノ」としてあるならば、
これから、多くの混乱をさらに引き起こし、
日本全体を今以上の閉塞感、混乱に陥るだろうと思います。

今も、そしてこの先も、国民に待っている事態は、
この20年(バブル崩壊後なら約30年)と比べて比較にならないほど、深刻・複雑化します。
当たり前だとされていたことが、当たり前ではなくなり、
また、当たり前として考えられ、良しとされていたことが、
全く通用しなくなるからです。

こういった状況化で、今更ながら、現実を受け入れ、自己利益と他者利益をバランスよく考えて、
それを超越するような、個人の行動や思考が求められています。
しかし、それが本当の意味で、それらが本格化するのは、まだまだ先になるでしょう。
その時までに、果たして、どれぐらいの犠牲が出ているのか、
今はまだ、全然わかりません。

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Posted by ブクログ 2018年05月17日

人口減少することはわかってる。でもその対策が子供を作る環境っていうのも芸がない。
むしろ何かを手放し諦めるべきなんだろうと思う

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Posted by ブクログ 2019年09月07日

☆☆☆2019年9月☆☆☆


『人口減少社会』を、経済成長や人口のV字回復で乗り切るのでなく、人口減少を受け入れつつ、いかに豊かに暮らしていくかに焦点を当てた本だと思う。僕は藻谷浩介氏の著作に感銘を受けることが多く、この本でも藻谷氏の論が気になった。東京都が人口のブラックホールだというのは、自ら東...続きを読む京にいて実感できるところだ。地方にこそ生き残りの道があるというのも理解できる。
高橋博之氏の『都市の地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する』という論にも勇気づけられた。必ずしも都会か、地方かみたいな100か0かみたいな話でもないんだ、と思った。

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Posted by ブクログ 2019年07月17日

あまり書かれたものを読んだことがないブレンディみかこさん、隈研吾さん、平田オリザさんの論考が新鮮だった。

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Posted by ブクログ 2019年03月22日

 内田樹 池田清彦 井上智洋 内田樹 小田嶋隆 姜尚中 隈研吾 高橋博之 平川克美 平田オリザ ブレイディみかこ 藻谷浩介、これが著者一覧。
 初めて文章を読む人が4人。井上智洋、小田嶋隆、藻谷浩介、高橋博之。中の高橋博之という人の「関係人口」というのが初耳。書かれていることをネットで調べると、うー...続きを読むんそういうことか。
 この時点で、「少子化」について疑ってたことを、スパッと言ってたのは小田嶋隆。この人の物言いは嫌いじゃないかも、少々回りくどいけど、コラムを売るっていうのはそういうことかも。
 ぼくにとって、未来はそんなにあるわけじゃないから、どうでもいいかと思っていたけど、書いている人もそう若いわけではないことに笑った。まあ、笑ってる場合じゃないかもしれないけど。
 高度経済成長なんて、そんなに良かったと思わないし、小さな国で、貧しく暮らす平和っていうのはダメなのかな?

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Posted by ブクログ 2019年02月19日

人口減少社会の未来について、さまざまな分野の知識人がいろいろな視点からの知見をまとめたオムニバス形式の本。

編者である内田さんの序論のキレ味が鋭い。

人口減少は天変地異ではなく自然過程であり、何十年も前から高い確率で予測されてきた危機である。

その危機に対して何の策も講じてこなかった今の状況と...続きを読む、戦時中に破局に向かって突き進んだ史実を照らし合わせて、今も昔も変わらない日本人の「国民性格」を浮き彫りにする。

つまり、
最悪の事態を想定すると絶望のあまりフリーズしてしまう国民性格、
ひたすら天変地異的な破局が天から降って来るまで待ってしまう国民性格だ。

しかしこの国民性格を悪いと言うのではなく、日本人であるというリスクファクターを勘定に入れて適切なリスク管理をしよう!と主張している。そのために非情緒的で計量的な知性を持とうよと。

それに続く知識人たちの主張は玉石混交。
データに基づくもの、直感的に終始するもの、ナルホドと思うもの、本書のテーマからズレてるもの。

以下は中でも「オモシロかった」主張。
井上智洋さんの、第四次産業革命に乗り遅れるな!という主張。
平川克美さんの、政治権力で結婚年齢を下げようとしても的外れ!それより婚外子を手広く受け入れるべきだ!という主張。
ブレイディみかこさんの、縮小社会なんて楽しくなんかない!というアケスケな主張。
素晴らしい公共建築を多数手掛けているのに、公共建築に頼ってきた建設産業を批判しちゃう隈研吾さんのズルさ笑

編者が言うように、この本に決定的な提言がある訳ではなく、人口減少社会の当事者として自ら考える契機になる本だった。

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Posted by ブクログ 2019年01月22日

さまざまな畑の人が、独自の視点で「人口減少社会」について述べているのを纏めている。

共通しているのは、必要なのは目先の対策(不必要というわけではないが)ではなく、「人口減少社会」が訪れることを前提として、社会をデザインしていく必要があること(と、解釈している)。

そのデザインの方法がまさに十人十...続きを読む色。

パネルディスカッションの場があればぜひ行ってみたい。

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Posted by ブクログ 2018年10月01日

 人口減少について議論する際には、従来の発想を捨てる必要がある。でも、メディアや行政における人口減少問題の取り上げられ方や論調そのものが、すでにマンネリ化し凝り固まってはいないだろうか?

 本書の内容は玉石混交というか、正直眉唾な話も含まれている。でも、いずれのエッセイもとにかく柔軟な発想で書かれ...続きを読むていて、人口減少について頭を柔らかくして考え直すには格好の材料を提供しているように思う。
 
 個人的には、特に後半の平田オリザさん、小田嶋隆さん、姜尚中さんの議論が「そういう切り口もあるのか」と面白く感じた。
 
 「人口減少」とは検討の対象ではなく、社会を把捉し構想するフレーム事態の転換であり、素人・玄人問わずありとあらゆる領域の論者が参加したほうがよい(というか、しなければならない?)。本書はその起爆剤の一つになるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2018年09月17日

以外に少ない、異なった価値観と視点、アプローチで寄稿された人口減少社会(といっても日本の話で世界的には人口増)についての書籍。選者もなかなか良いです。
部分最適であることも意に介さず偏った主張を展開するものが多い中で、1冊で俯瞰して読むことができることは貴重です。(勿論、中にはう~んという内容のもの...続きを読むも・・・汗)
総花的になりがちではあってもSDGsのように多様な視点と価値観を尊重しがらバランスを意識できる良書だと思います。

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Posted by ブクログ 2018年08月01日

さまざまな分野の方が人口減少を迎えるにあたっての考え方について述べている。
人口減少で財政悪化のために緊縮財政にしても、財政状況は良くならない。
東京の人口増加は高齢者の増加。
晩婚化、未婚化が少子化の原因。
若い女性に好まれない地域は滅びる。

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Posted by ブクログ 2018年07月30日

一言に「少子高齢化」「人口減少」といっても様々な捉え方があるし、価値観も違えば評価も異なる。そのうえで満場一致の正解はないとしても、各界の見識者たちがそれぞれの視点と切り口でこの問題について分析し考察している内容はとても視野と見聞が拡がった。
自分の考えに近かったり、興味を持った著者の関連本を読んで...続きを読むみるとさらに面白くなりそう。

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Posted by ブクログ 2018年07月14日

日本の将来として、人口が減少する社会が
どのようなことになるのか?
どうすればいいのか?
どうとらえればいいのかについて
11名の提言。
それぞれ賛同できるもの、くびをかしげるものが
ありましたが。総じて面白く読みました。

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Posted by ブクログ 2018年06月08日

5分くらいしか時間がないので、再読の助けとなるようメモだけ。
●序論文明史的スケールの問題を前にした未来予測(内田樹)
「後退戦」では、戦い方を根本的に変えなければなりません。
あるいは戦うことからも降りなければならないかも。
●ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略(池田清彦)
本書の...続きを読む中では最も興味深く、面白かったです。
ホモ・サピエンス史という大きな時間軸の中でとらえると、人口減少の見え方が違ってきます。
●頭脳資本主義の到来―AI時代における少子化よりも深刻な問題(井上智洋)
AIに代表される第4次産業革命に乗り遅れるな、と筆者。
「知力を軽視する国に未来はない」はその通りかと。
●日本の〝人口減少〟の実相と、その先の希望―シンプルな統計学数字により、「空気」の支配を脱する(藻谷浩介)
ご存知、「ミスター人口減少」(と呼ばれているかどうかは不明)
世に蔓延する人口減少の誤解を、統計を駆使して解いています。
●人口減少がもたらすモラル大転換の時代(平川克美)
法律婚でなく事実婚を認めている欧州諸国では出生率が改善しています。
日本はそれができるでしょうか。
●縮小社会は楽しくなんかない(ブレイディみかこ)
英国在住の筆者。
縮こまるのではなく、未来のために積極的に投資していこうという提言には一理。
●武士よさらば―あったかくてぐちゃぐちゃに、街をイジル(隈研吾)
建設業を武士になぞらえる視点は新鮮。
旧来の考え方から脱しないと。
●若い女性に好まれない自治体は滅びる―「文化による社会包摂」のすすめ(平田オリザ)
平田さんの同趣旨の本は以前に読んだ。
タイトルが全て、この国の首長の半分がこれを理解して施策を考えたら、日本は変わります。
●都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する(高橋博之)
生産者と消費者を結びつける情報誌を発行する筆者。
この「関係人口」をいかに増やすかがカギと提言。
●少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」(小田嶋隆)
当代きってのコラムニストが斬る人口減少問題。
笑って読ませます。
●「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン(姜尚中)
ちょっと何言ってるかよく分かりませんでした。
すみません。

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Posted by ブクログ 2018年06月07日

明治以降の日本の国家ヴィジョンの転換が求められている。どのような国にして行くのか。ヴィジョンなしには経済力も軍事力も機能しない。
 地域コミュニティーの創生が新しい社会のベースとなる。
どうやら日本は、社会を1に近いところから作り変えるプロセスに入っているのではないか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年05月31日

<目次>
序論   文明史的スケールの問題を前にした未来予測
第1章  ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略
第2章  頭脳資本主義の到来~AIじだいにおける少子化よりも深刻な問題
第3章  日本の”人口減少”の実相と、その先の希望~シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する
...続きを読む4章  人口減少がもたらすモラル大転換の時代
第5章  縮小社会は楽しくなんかない
第6章  武士よさらば~あったかくてぐちゃぐちゃに、街をいじる
第7章  若い女性に好まれない自治体は滅びる~「文化による社会包摂」のすすめ
第8章  都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する
第9章  少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」
第10章  「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン

<内容>
人口減少の社会をどう生きていくのか?欧米はどこもそういう流れが訪れている(東アジアでは韓国も)。それは悲惨なことなのではなく、人類の必然であり、それに対処することが必要。それは「拡大志向」や「経営者目線」ではなく、地域に根付き、自分の身の程だけ稼ぎ、楽しく生きていくことが必要なようだ。日本社会が栄えたのは、戦後のしばらくだけなのだから(それもアメリカの保護のもとで)、その夢はもう忘れる必要があることを教えてくれる本。

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Posted by ブクログ 2020年09月03日

 以前、「未来の年表」という本を読んでみたのですが、その流れで手に取ってみました。
 内田樹さんをはじめとして、バラエティに富んだ方々が寄稿されているのですが、本書の体裁は、各論客の主張をそれぞれの個性の任せるのままに“ただ1冊にした”との様相です。
 それ故か、最後の章を受け持った姜尚中教授のパー...続きを読むトは行きがかり上「最後のまとめ」を引き受けたかのようで、この論考の掲載順序も内田さんの判断だとすると流石としか言いようがありませんね。

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