【感想・ネタバレ】最低。のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月31日

芸能人(作家が本業でない人)が書いた小説を読むのは初めてだったけど、叙情的でのめり込んでしまった。どんどん読み進めて最後のほうは終わるのが惜しくてペースダウンしてちょっとずつ読んでた。
北海道や石川県の景色も想像しやすかった。
もっとたくさんの作品を読みたい。

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

AV女優を主役というか主軸にした作品。
他の人も述べたように「あとがき」も含めて一つの作品と思いました。

親ばれしても続けるAV女優、AV女優のプロデュースをするプロデューサー、AV女優を母に持つ女性など、いたるところにav女優の生き様が見られて、普段は知られないことが知れたいい作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月15日

なかなか文章が面白く、実際にAVをやっていないと書けないものだと思う。そういう意味では唯一無二でとてもよかった。形容詞に小文字ぁみたいなのを使うのがなんかすごい違和感があったけど、らしさが出てて楽しく読めた

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Posted by ブクログ 2023年04月05日

面白い。
オムニバス形式で4つの短編に1人ずつ主人公がいる。
4人の主人公が合う描写はないが、同じ世界の違う時系列の話となっている。主人公以外の登場人物は複数の短編にまたがって出てくることもある。

短編なのでそれぞれの話は少しあっさりしている。
そのため、この後どうなるの?彼女たちの続きの人生も気...続きを読むになる!ってところで終わる。
それだけ面白いということだと感じた。

AV、SEX、不倫、ワンナイトラブなどが絡むので、清純な人生を望む自分には時折り胸が辛くなる…

お話自体は面白いので、紗倉まなの、エロや不貞が絡まない小説も読んでみたいと思った(あるのか知らないが…)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月23日

AV女優の方の小説ということで気になって購入。とても読みやすくておもしろかったです。

この作品を通じてAV女優になる方の心理的部分がなんとなくわかった。

あとがきの内容も紗倉まなさんの想いが詰まってて知性的な方だなと感じた。


好きな部分抜粋
・大変なときこそ誰よりも余裕をもつべきだと思うの。...続きを読む美味しいもの食べて、ゆっくり考えればいいじゃない。
・新婚旅行までが、幸せの絶頂だった。
・どこまでも駆け抜けていきそうなほどパワフルだった母の、今では目に見えて弱くなってしまった姿。ずっと、強くいてほしかった。いつまでも。……
・まだ十八だった娘が。かわいくて繊細なものを扱うように、たいせつに、丁寧に磨いて育てたというのに。あっけなく、行ってしまうのね。
・人は働くことをやめた途端に何かに憑かれたかのように萎えていく
・わたしじゃなくて、おばあちゃんにとって、かわいいのは、ママ。
・書きたいことをただ書くだけなら、それはただのオナニーです。それならネットに掲載でいいんです

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Posted by ブクログ 2017年10月06日

AV女優の方が書いた小説ですが、あとがきを読んでいて、彼女の凛とした人柄に惹かれました。

あとがきのなかで、“桜庭一樹さんという存在は、(中略)私にとってそんな神様になった(p261)”と書いてあり、なるほどと思いました。
この作品は、彩乃、桃子、美穂、あやこという4章から成り立っていますが、どの...続きを読む女性、女の子も、何かに苦しんで、何かと戦っているように感じました。

“ポルノ女優だって、スターになれるんだ(p108)”と、応援したい気持ちになりました。

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Posted by ブクログ 2023年03月31日

この作品が処女作とは思えないほどの完成度でした。
最新作『春、死なん』が好評との事で本業より作家に専念したほうがいいのでは?
映画もあるとの事なのでぜひ見てみたいです。

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Posted by ブクログ 2022年10月23日

全体を通してどこか物悲しさややるせなさみたいなものが漂う。
決して明るくない。
けどそれがなんともいえず良い雰囲気を出してると思う。

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Posted by ブクログ 2021年01月11日

AV女優紗倉まなの小説デビュー作。
AVに関わる4人の女性を主人公にした連作短編小説。

地に足がついていないような、だけどしっかり両足で地面を踏みしめて歩いているような。そんな印象。

4章「あやこ」がよかった。
惨めにはなりたくない。母のようになってしまうのか、祖母のようになれるのか。不安は消え...続きを読むないけれど、お互いの嘘に目を瞑って、進まなくちゃいけない。

あとがき。「これさ、すごくあなたらしいと思ったんだよね。」と友人から渡された本は、桜庭一樹の『少女七竈と七人の可愛そうな大人』だった。

辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月31日

AV女優、紗倉まなさんによる短編小説集。タレント本だと思って軽い気持ちで読み始めたが、テーマ設定やストーリー展開など、小説として不自然に感じることは特になく面白かった。AV監督、AV女優を母に持つ娘など主人公の境遇も興味深く、この小説は紗倉まなさんではないと書けなかった文章なのだろうと感じた。

...続きを読む情の形というのに定型はなく、自分がそれぞれ倫理や本能、衝動といった欲望に苛まれながら、それでも自分を見つめて生きていかないといけない、そういったことがテーマかなと思った。

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Posted by ブクログ 2020年07月10日

作者はAV女優でこれが小説デビュー作。
デビュー作とは思えないほど、良くできている印象。
4人のAV女優からなる4編の短編小説。
感受性豊かな文章で、人物の気持ちの傾きや動きを描くのが、上手い。
作者の気持ちや本との出会いを描いてある、あとがきが良かった。

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Posted by ブクログ 2020年05月07日

セクシー女優である紗倉まなの小説デヴュー作で、短編四編を収録しています。

第一話は、AV出演が家族にバレてしまった彩乃の物語。第二話は、福平という男にそそのかされるまま事務所を立ち上げた石村という男と、彼がデヴューさせた桃子の関係をえがいています。第三話は、夫との冷めた結婚生活をつづけている美穂が...続きを読むAVに出演することを決意する話。第四話は、かつてAVに出演した過去をもつ孝子とその娘のあやこ、そして祖母の知恵の物語です。

小説家をめざすひとの習作といった印象を受ける表現がちらほら目につきますが、いずれも整った構成になっており、おもしろく読みました。「円空の木喰地蔵」はご愛敬です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月01日

AV女優な女性たちをとりまく短編小説集。
作品というよりも、著者のあとがきの方が真実味があっておもしろかった。表紙ほど、エロ描写はなかった。あえてはぶかれているのだろうか。むしろそういうときの思考回路とかをのぞいてみたい気がした。意外と、ふつうの人たちの普通の小説なのだなあという感じだった。それぞれ...続きを読むは短くて、読みやすい。

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Posted by ブクログ 2019年01月17日

現在、所属している団体が人身売買被害者の雇用促進を行なっている(強制的にさせられている人に対して、これ以上セックスワークをしなくていいように支援しているということ)ので、日本の生産業状態の一つの見方を知りたく読んだ。期待した通り、ポジティブな考え方を含め様々な見方がかかれていたので、読めてよかったな...続きを読む、という作品。
ただ、おそらく著者の「AV業界に対しての偏見を解く」というメッセージが強いがために、マイナスな見方が少なく、多様性という面では視点に書いているように思えた(もちろん一冊に全て含めるのは無理だと思いますが・・・)
闇がある一方、全てが鬱憤としている訳ではないことについて学ぶきっかけにはなった。

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Posted by ブクログ 2018年12月22日

一度に読み切れるぐらいのライトなストーリーで面白かったけれど、紗倉まな、というブランドから生み出された点が無ければ、特に面白いとは感じなかったと思う。文章はまぁ普通。

ただ、この作品で描かれた女性たちをまた別の視点から描くと面白いと思う。シーンの切り出し、表現がもっと洗練されればより面白い作品にな...続きを読むるのでは?

紗倉まながオスカーワイルドのような表現をして書いた小説はとっても面白いと思うな。

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Posted by ブクログ 2018年01月28日

病みそうな人は読まない方がいいw
生々しくて、でもこういう人は絶対身近にいそうだなっていう短編小説。

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