【感想・ネタバレ】ニュータウンクロニクルのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年08月09日

1971年から10年ごと、2021年までの6つのお話。

地方とはいえ73年生まれのせいか懐かしさも。
ニュータウンとはほど遠い実家の周囲は団地が建ち並んでいる。
ここ10年くらいで、ほぼリニューアル。
新しい世代が暮らしはじめ、高齢者サービスセンターも創られた。

当時の小学校は、おそらく7割が団...続きを読む地から通う子どもだった。(現在は少子化で廃校)
転校生も毎年、数人あった。たまに中国出身の子も。
本に描かれた住民活動や、馴染みにくい転校生は記憶にないが
仲良しグループの焼きもちなんかは懐かしい。
校舎に忍びこんだ最後は、高校生だったような?笑

好きな章は『工房』。
引きこもり君をじょうずに巻きこんでいく手腕が鮮やかで爽やか♪
染めと織というのも魅力。

さまざまなことで苦悩したり、一時的な感情で不本意な言動をしてしまったり。
イヤだし情けないし怖いことも結構あるけど(笑)
ささえたい相手とタッグを組んで生きていけたらいい。

だれかを想う、いたわる、つながりに心がぬくもる。

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Posted by ブクログ 2017年09月15日

昭和のニュータウンを舞台に、1971年から2021年までを、10年ごとのエピソードで綴る連作短編。

著者とまんま同世代。団地住まいの経験もあり。
各物語の中のどこかに自分がいてもおかしくないなと思いながら読みました。

読み始めは、なるほどね~と軽めの印象でしたが、なんの、話が進むにつれ、それぞれ...続きを読むが重く大切なことを語る物語で、すっかり魅了されてしまいました。

最終話はこれからのニュータウンへの期待を込めた話。
実際にこういうことは進んでいるのでしょうか。
理想的な街づくり、高齢化社会に向けて、いろいろ考えながら読み終えました。
おすすめです。

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Posted by ブクログ 2018年02月06日

ニュータウンで暮らした人々の群像を、1971年から10年ごとに6編の短編で構成している。かつてニュータウンと呼ばれていた町は、いまはどこもかしこもオールドタウンになってしまっているが・・・

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月27日

1970年代、高度成長期に造られ始めたニュータウン。

団地で暮らしていた画一的に見える家庭、それぞれの家族一人一人の想いや暮らし、その後の生活。

前半は懐古的な感じで星3つって印象でしたが、中盤から後半にかけて、かつては同じように暮らしていた親、子供、孫の世代まで人や町の歴史が続いていき、印象は...続きを読む星5に変わりました。

50年経ち、高齢化と過疎が進む町は、そこから新たな未来へと続いて行くはず…というラストは良かったです。

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Posted by ブクログ 2017年09月28日

郊外に建設された大規模なニュータウン。バブルのころに最大の住民を抱えてにぎわったものの、時の経過とともに廃れていく。数十年のそのニュータウンのうつろいと、住まう人たちの絆を描いた物語。

郊外の団地の高齢化問題、入居者減少、という話題は耳にしたことがありますが、その容赦ない移ろいを描きつつ、そこに住...続きを読むまうしかない、または選んで住んでいる人たちの悲喜こもごもな人間模様が温かな視線で豊かに描かれていてます。

密やかな想いを秘めた純粋な青年、少女同士のつかの間のふれあい、激情に流されゆく主婦、引きこもりの少年と真逆の明るさを持つ少女…、団地を舞台にさまざまな年代のさまざまな想いを抱える人びとが交差してゆきます。

多くの人々のそれらの感情の激動を飲み込んだ団地は、少し形を変えつつもこれからもまだ、存在しつづけるのでしょう。人々の無数の物語を内包しながら…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月03日

1960~70年台にかけて造成されたニュータウンが抱える問題を、それぞれの年代で群像劇として描いた作品。
近所にもありますが、当時建てられた団地は問題山積ですね。
うまく後世につないでいくためには、官だけでも民だけでも難しいでしょう。小説のようにうまくバトンがつながればよいのですが。

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

一九七一年から二〇二一年までの十年毎、六編の連作群像劇。団地群というより落ち着いたニュータウン的イメージ。浮いた転校生との小学生女子の話やその同級生男子が同窓会後母校に忍び込む話が特に印象に残った。バブル等も知らないなりに寄り添えた。他の著作では感じなかった途中でリズムの狂う文体に度々引っ掛かった。

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Posted by ブクログ 2017年11月07日

新興住宅地って出来始めに一時輝いて、やがて住民の高齢化と一緒に静かに老いていく宿命なんだよね。どの団地もニュータウンもそうなんだと思う。
そこらへんを舞台にした連作短編集。

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Posted by ブクログ 2017年09月17日

1970年代〜
子どもだったけど、自分の親も自営業立ち上げて
そこそこやって
バブルとともに廃業したことを重ねると、
あー時代なのか…
いい時代だったのか…
どっちかわかんないけど、それはそれでありかなーとか。
今よりはいいのか、
ニュータウンというひとつの時代の象徴を通していろいろ考えれる本。
...続きを読む児の人生をたどる構成もよかった。

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Posted by ブクログ 2017年08月19日

んー。まあまあ。おもしろかったけど、すごくよかった
とも言えなくて、まあまあ。不可はまったくないです。本をかたっぱしから読んでた頃ならよかったけど、本にかけられる時間が限られている今、どうしても読みたい本ではなかった。

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Posted by ブクログ 2017年08月09日

1971年から10年ごと2021年までのニュータウンの物語。
このくらいの時代にあちこちで団地が建設されたのね。
あたしは、子供の頃に一時住んだ社宅を思い浮かべてしまうけど。多分、その頃の団地と間取り、雰囲気はほぼ同じじゃないのかと思う。
ニュータウンに限らず、今はどこも高齢化が進んでいる。若い頃に...続きを読むは気づかなかったことが、その年齢になって不便だなと思うようになったり。
そうだね、誰しもそんなに先のことまで考えてないもんね。その時々で対応できる余力を残しておきたい。

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