感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年07月25日
やっぱり,エッセイは今読まなければ~~「書くのをやめたら,死にます」と言われ,本当かどうか,女性セブンの連載をやめると言っているが,本当にやめただろうか?
Posted by ブクログ 2023年02月05日
しかし面白い!活力を貰いました。『九十歳〜』から更にパワーアップしています!結びに、筆を置くとありましたので、心配になって調べたところ、執筆再開していらっしゃるとのこと!ああよかった。いつまでもお元気で、これからも先生が日々感じたことを、お裾分けしてもらいたいです。
Posted by ブクログ 2022年08月13日
軽ーく読めて、爆笑する軽快、痛快エッセイ。98歳で今作を最後に書くのをやめられたのが惜しくて惜しくてたまらない。ここまで軽やかなエッセイは名人芸!ぜひ99歳のエッセイも読みたい!爆笑の中に、ご自身と周りの方のリアルな戦争体験、戦争で追い立てられるように結婚せねばならなかった女学生の悲哀も綴られており...続きを読む、終戦記念日を前に考えさせられる事も多い。
Posted by ブクログ 2022年08月01日
最初の方は愛子節に大笑いしながら読み進めました。
特にお上品なk子さんとのやりとりはお腹を抱えて。
しかし戦争中についての記述あたりは胸をつかれました。
戦時中を生きた、生の声が聞ける貴重な作家ですね。
これで本当に断筆されるとは寂しいです。
過去の作品も色々読んでみたいと思いました。
老いるー心身劣化を自ら痛感する私は、日々の生活状況の変化の場面に、ただただ頷くばかりで、一人暮らしでなく娘さんとの同居らしいので、ほっと安堵した。
思えば‘戦いすんで日が暮れて’以来、折に触れ、いろいろな作品を購入してきた。どんな苦境でも果敢にも生き抜いている様子に、いつも感服していた。颯爽と...続きを読むしていて、逞しいーそれでいてどこか愛らしい。当時は多忙を極めていたらしい。和服姿で足早に移動、さもありなん、と思った。テレビで今は亡き中山あい子さんとの気心の合う丁々発止の会話にどんな状況でも心のゆとり、を感じ微笑ましく座興として楽しめた。懐かしいシーンがボケ加速中の私にも甦ってくる。北海道別荘の件の書籍でもその潔さ豪胆ぶりに「いかにも」と肯く。
断筆宣言?・・・良寛和尚の名言「~の時節には~~するがよく候」・・さすが佐藤藍子さん!
年齢を感じさせないエッセイに只々、感心しながら笑いあり、寂寥感ありで一気に最後まで読みました。コロナ禍でマスク生活が長い中、飛行機内ということもあり、読みながら笑いを堪えるのに、初めてマスクをしていて良かったと思いました。今はほぼ戦争を体験していない世代の人が多い中、戦時下の苦労さえも笑いを誘うのは...続きを読む平和な今だからこそできることであり、その時代を想像するには十分でした。アベノマスクの話や断筆するに至る話などなるほどなあと思うことばかりでしたが、98才だろうと100才だろうとこの先も元気に生きて、書きたいことを書いてほしいです。
雑文学、大いに結構です。口だけは、達者と仰ってますがそれなら口述筆記もまた楽しいのではないでしょうか・・・。マグロと言われてここまで来たなら最後までまでマグロのように生きてほしいです。
Posted by ブクログ 2021年10月24日
私が初めて佐藤愛子さんの本を読んだのは中一、「娘と私の時間」というエッセイでした。とにかく面白くて、すぐに「娘と私のアホ旅行」を買いました。
それから40年近い月日が流れ、久しぶりに先生の本を読んで、まず感じたのは「愛子節健在!」
まどろっこしい事が大嫌い、一刀両断に切り捨てる物言いがスッキリ爽快で...続きを読む面白い!(特にP189~190さようならみなさん の保険外交員のくだり)
他には、思い出考、ブルンブルン体操、小さなマスク、釈然としない話 が特に印象に残りました。
戦争時の悲惨な話が、今の世代には笑い話にしか聴こえない‥当事者としてはさぞ辛かろうと思われます。
読み終えた感想
貴方は最後までブレることのない、立派な女性です!
長い間本当にお疲れさまでした。
どうか安らかな余生を過ごされます様に。
全文を読み終わって佐藤さんの頭の回転が速くて驚いた。羨ましかった。難しい字句は一切使わず、平易な作文で、ためらわずに読み切ることができた。
Posted by ブクログ 2022年09月21日
「九十歳。何がめでたい」に続き、佐藤愛子さんのエッセイは2冊目。
今回もガハハと笑わせてもらった。佐藤愛子さんの、スパっ、ズバっ!とした文章は読んでいて本当にスカっとする。戦中、戦後のお話でさえ、陰気臭くなく、それでいて真実を隠すことなく伝えてくれてるような気がしてとても好ましく思う。
社会でち...続きを読むょっと話題になっていることなども、佐藤愛子視点ではまた違う見方ができるのもおもしろい。
例えば、本書では、政治家森喜朗氏の「女性が多いと会議の進行に時間がかかる」発言が、女性蔑視だ!と叩かれた社会現象を、佐藤愛子さんは「これのどこが女性蔑視なん?ただ、「思ったこと」を口にしただけやん」と言い切る。
そこで、はたと私も思った。私も、報道を見た時点で、「森喜朗氏が、女性蔑視ともとれる発言をした」とすでに、「女性蔑視をしたこと」が既成事実として報道されていたから、そう思っただけで、これが、森喜朗氏が、「女性が多いと会議の進行に時間がかかる」と発言した場面だけを見聞きしただけだったら、果たして「女性蔑視だ!」と思ったかどうか。う~ん、自分の頭で考えていなかったことが佐藤愛子視点によって明るみに出た。
また、数年前の虐待事件にも触れていた。私自身、この事件は目黒区の事件と並んでたぶんこの先もずっと忘れられなくて、今でも思い出すと息苦しくなるほど辛かった事件なのだが、この事件を機に「しつけという名の体罰」に対する世間の目が厳しくなったことに対して、佐藤愛子氏は「その通りだ」とせず、「この親は変態だ。イジメ中毒だ。しつけと言い訳したことを真に受けて、そっちへ議論を持っていくな」と仰っておられる(私の解釈では)。私は、体罰禁止には賛成で、これは広まって欲しい認識だと思っているけれど、この佐藤愛子氏のバサッと加害者を切る物言いにスカっとした。
老いも若きも、ぜひ、佐藤愛子さんの文章にスカっとして欲しい(笑)
Posted by ブクログ 2022年01月10日
最近エッセイを読むのが楽しくて、本屋で手に取り読みました。
ちょうど12月、1月ごろが天中殺で、調子が良くない、ペースが掴めないことが多くてモヤモヤしていたが、毎日が天中殺だと思えば気が楽だという気持ちの持ちようにだいぶ救われた。
そのときそのときで救ってくれる言葉と出会える読書を大切にしたいと...続きを読む思う。
Posted by ブクログ 2021年11月18日
本当に書くのをやめてしまったのだなと思うと、なんだか寂しい。
瀬戸内寂聴さんが亡くなって、お気を落としなんじゃないかと思いを馳せる。
ひと時の、怒り満載な感じはなくなっているけれど、
少しでも長生きしていただきたい。
本の感想じゃないけど。
Posted by ブクログ 2021年09月25日
何がめでたい程の勢いと面白さはなかったがちょいちょい笑えるエッセイ。
最後の年表だけでも波乱万丈の人生。
そして97歳まで書き続けてこられたとてつもない作家さん。
最後の作品ということで少し寂しいが、お疲れ様でした。
Posted by ブクログ 2022年03月06日
最後の著書ということで少し悲しい。
本の中でも自身の老いへ抗ったり、受け入れたり。佐藤さんの人柄が本から滲み出てて好きな本。
笑って笑って泣ける。
Posted by ブクログ 2023年07月02日
書くのをやめたら死にますと、占い師や医師に告げられた。
「佐藤先生はだめだと思っていても私は毎回、ワクワクしながら読んでます」
と伝えたい。
断筆されたのだろうか・・・
同じものを見ても、どんなときも前向きにまっすぐ捉えられる心息が好きです。
つらいことがあったときに読みたい一冊です。
戦時中の、一...続きを読む瞬先は闇というか、切迫感と命を大切にしないといけないことが分かっていても、それができないむごさが伝わります。
戦争はしないで欲しい。
Posted by ブクログ 2022年06月25日
前著「九十歳。何がめでたい」に続くエッセイ集。
本書をもって、断筆との事。
内容は前著同様、基本的にはぼやきや愚痴が多いので、読んでいるとちょっとしんどい。それでも、90歳後半でこれだけの文章がかけるのはさすが、と感心もした。
著者の小説は未読なので、それらについての内容はわからないが、エッセイ...続きを読むとしては老後シリーズよりも、自身の超常現象体験を綴った、「冥途のお客」、「冥界からの電話」、や「私の遺言」の方が読みごたえがあった。
本書内では、著者は書かないと死ぬ、と医者に言われたらしく、本人もある程度それを自覚しているとの事なので、今回断筆宣言をしたが、100歳超えたらまたあたらしいエッセイが発表されるような気がする。
Posted by ブクログ 2022年02月13日
今年80歳になる祖母に薦められて、読んだ。「あっ、自分はこうやって捉えてしまうけど、佐藤愛子さんはそうやって捉えるんだ」、と感じる瞬間が何度か訪れた。
こんな風に、価値観が揺らいで視野が広がっていくのは楽しい。
Posted by ブクログ 2021年10月01日
「これでおしまい 我が老後」を67歳の時に書いてから、
「なんでこうなるの」
「だからこうなるの」
77歳「そして、こうなった」で、終わりにするつもりだったが、
「それからどうなる」
82歳「まだ生きている」と、続く。
ここで随分と長い老後だと感じ、もうやめるはずが85歳でまた書き出し、
「九...続きを読む十歳。何がめでたい」がベストセラーになる。
この「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」で断筆する決心をした。
断筆するにも、もっともらしい理由付けをしており、佐藤愛子さんらしさは最後まで失われていない。
老いてからの長い歳月を前向きに過ごすにはどうすればいいか。
そのコツをという質問のコメントを求められた佐藤愛子さん。
「前向きもヘッタクレもあるか!」というのが本音だがそうは答えられない。
目も耳も心臓も悪いし、血圧は高いし腰はヘナヘナ。
ただ声は大きくよくしゃべる「口だけ達者」なので元気そうに見えるだけだ。
老後のありようは「前向き」などではない。
成り行きにまかせ、死ぬ時がくるのを「待つともなしに待っている」という境地が理想である。
という佐藤愛子さんの最後のエッセイに本当になりそうです。