感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年03月21日
男が主夫として家庭を守り、主に子どもを育てることの楽しさと苦労が手に取るようによく伝わってくる。思わず吹き出してしまうようなところもあり、また、親子関係の複雑さも伝わってくる。楽しい1冊だ。
Posted by ブクログ 2016年07月28日
突然の倒産により失業するトモロー。そんなトモローに二人なら暮らせると結婚を迫るミッチャン。めでたく結婚した二人は、「夫が家を守り」「妻が外で稼ぐ」スタイルを出産後も貫いていく。世の中の多くの家庭の逆を行くトモロー一家には、様々な壁にぶつかり時に悩み落ち込んだりもするのだが、「いひっひっ」を合言葉に明...続きを読むるく過ごしていく。そんなトモロー一家の生き様に心がなんともホッコリと温かくなる、そんなお話でした。
親は「人生を楽しんで生きている己の姿」を子供に見せることが、何よりも大切ではないだろうか?っという考え方には非常に共感!我が家の子供達も、人生は楽しむものなのだ、という考えを自然と身に付けてくれたらいいなーと思う。あと、主夫もいいなー、やってみたいなーとも思ったり。。。
Posted by ブクログ 2016年07月20日
いかに主夫であっても、ママ友は嫁さんに嫌がられる。
よく分かります。
普通に子どもの親同氏の付き合いなだけなのに。
きっと保護者会の役員にも推薦されるだろうし、もうちょっと続けて欲しかった!
Posted by ブクログ 2016年07月06日
これはぜひドラマにしてほしい。
トモローの父親ぶりがいい感じだが、それよりなにより、夫婦の関係が素敵。
ありがちな問題でも、当事者の気持ちを丁寧に描いていて、
忘れていた子育ての日々をいろいろと思い出させてもらえた。
平成のホームドラマ!という感じ。
Posted by ブクログ 2023年02月11日
素敵な夫婦の話。
お互いに思うことをきちんと伝えて一緒に悩んでいく姿勢が大事なんだろうなと思った。
人の生き方に口を出すこと自体が変だって思われるような世の中になったらいいのにと思う。
Posted by ブクログ 2020年12月09日
主夫でなく主婦のじぶんも、何度となく「わかる、わかるよーー」と言いたくなる、等身大エピソード満載のおはなしでした。朱川さんの作品は、時にドキッとぞくっとさせてくれるものが多い印象だったのですが、こういう身近なお話もまたいいなぁ、と感じました。続編期待したいです!
こどもから広がる人間関係には面倒な...続きを読むことやガックリくることもあるけれど、それでもやはり、思いがけない出会いや一歩ふみだしてみることを過度におそれずにいたいなと感じました。トモローさんのオープンさ、フラットさ、あこがれます・・^^
Posted by ブクログ 2020年06月11日
会社の倒産から、彼女と結婚して主夫となったトモロー。
妻の美智子をはじめ、その両親や、トモローの兄さんなどとの関係が温かい。
周囲には、理解されないこともあるけれど、基本は温かく見てくれる。
特に、妻美智子のキャラがすごく好き。かっこいい!おっとこまえ♪
家事に育児に習熟していくトモロー。
生まれた...続きを読む娘チーコへのみんなの愛情の深さにほんわかした気持ちになる。
4年前の作品だけど、今はもうちょっとは夫が家事を分担することも普通となったかというと微妙な気はするけど、みんなの意識が変わっていけるといいと思う。
頑張れトモロー。
Posted by ブクログ 2020年01月14日
星4.5
とっても爽やか!な読後感です。
ばりばりのキャリアガールのみっちゃんと結婚したトモロー。プロポーズのきっかけは、トモローが働く出版社が廃業したことで、普通とは違った主夫が誕生するところから、2人の間に生まれたチーコが2歳過ぎるまでの、トモロー主夫業のあれこれ。
世間の目、子育て中の赤ち...続きを読むゃんのかわいさ!パパ友やママ友、幼い頃に自分置いて出て行った母親との関係などなど。
日常の家族の出来事があったかく、時にはシビアに書かれていて読んで楽しかったです。
人生の美味しいとこ取りをして、何もかもうまくいって二人でイッヒッヒって笑おう、と目指す夫婦。良いですねぇ。
Posted by ブクログ 2017年07月02日
タイトルを見れば、何について書かれているかすぐ分かる。
手を繋いでいる表紙の絵も、読み終えてみれば重要なポイントを突いている。
トモローって良い名前だな~
男の子がいたらつけたかったな。
小説家志望の斉藤知朗。
編集に携わっていた美術誌が突然廃刊となり…実質クビ?
そんなタイミングで、恋人の美智子...続きを読むは「結婚しよう!」と言った。
美智子の夢はインテリアデザイナーとして独立すること。
彼女の両親も進んだ考え方の人たちで、愛娘が好きな仕事を思いっきりできるよう、トモローくん、主夫よろしく頼む!
と背中を押す。
そんなこんなで、“世間の常識”的には男女逆転、トモローと美智子的には、やりたいこと全部やって、人生いいとこ取りしちゃおうよ!という生活が始まった。
やがて子供も生まれて…
美智子も産休後の会社などではかなりいろいろあったとは思うが、ここは「主夫」をするトモローの子育ての悩みと周囲の状況に的を絞って書かれていてスッキリ読みやすい。
予想される出来事が続くが、「絵にかいたようなヤンキー」的風貌の武井さんの登場のあたりから、がぜん面白くなった。
トモローは、小さい時に母親が家を出て行ってしまったという過去を持つ。
自分が子供を育ててみて、母親への思いも変って行くところも見どころだ。
母親の育児ものと違ってドロドロ感が少なく、問題が起きても主人公たちがあくまで明るく前向きなので読後感がよい。
Posted by ブクログ 2016年08月28日
私もきっとこんな風に見てしまうのかも知れない。
パパが毎日娘を公園に連れてくるのを見たら
眉をひそめてしまうのかもしれない。
事情も知らないのに、奥さんを働かせてと
無責任な噂にのっかってしまうのかもしれない。
後に奥さんになる美智子さんと
人生のいいとこ取りをして、イッヒッヒと笑いあうために...続きを読む
大奮闘するトモローさんのお話。
自分で保守的だなぁ、と思ってしまいました。
知ってみればこんなに素敵で、こんなに幸せな家族は
そうそうないんじゃないかと思います。
温かかったですね。間違っていないことなら
頑張っていれば必ず道がつながっていく。
風当たりが強くとも家族を第一に考えていれば
必ず追い風が吹くときがある。
チーコちゃんは絶対いい子に育つぞと
頷く一冊です。
トモローさんの何事も楽しんでしまうところ
見習いたいです。
楽しい気持ちはきっと家族に伝わりますからね。
Posted by ブクログ 2016年08月21日
失業してしまったことをきっかけに
専業主夫の道を選ぶことになった25歳のトモロー。
男の人が家事・育児に専念するなんて・・・という好奇の眼差しの中
子どもと共にしなやかに成長していく男子の物語です。
25歳の男に成長という言葉は似合わないのかもしれないけれど、
子育てって、自分の成長過程を追体験する...続きを読むことができる
絶好の機会なのだ。
忘れていた子どもの頃の気持ちを思い出したり、
反感を持っていた親へのわだかまりが消えたり。
こんな機会を女性が独り占めしてしまうというのは
なんとももったいないことなんじゃなかろうか。
とはいえ、子育て中に感じる
孤独感や閉塞感、公園デビューやママ(パパ)友との軋轢も
相当なものなのである。
『実際のストレスはこんなもんじゃないわ!』という
子育て真っ最中のママさんたちの声が聞こえてくるかもしれないけれど、
とりあえず、世の中のお父さんたちよ
男性が体験した貴重な子育て日記としてぜひ手に取ってみて下さい。
Posted by ブクログ 2016年08月05日
朱川さんは短編しか読んだことが無かったので、長編だとこうなるのか。。
あっと驚くオチは無いけれど、あれやこれやとどんどん問題が起こって、でもさらりさらりと纏められていて読みやすい。
指南書、とまではいかなくても 子育てに行き詰っていたら、読むとほっこりしたり安心したりすると思う。
Posted by ブクログ 2021年08月21日
子育て小説は「対岸の彼女」以来。この小説は実体験でなく90%以上は創作だと思われるが、朱川さんの「主夫期間」が礎となり、数々の僕を夢中にさせてくれる小説が生まれたのだと思うと感慨深い。個人的にはファンタジー系の朱川作品が好みだが、本作はぜひ読みたいと思っていたので一読できて良かった。
Posted by ブクログ 2019年06月27日
男性目線で描かれた育児の様子は新鮮。
この著者の本はまた是非読んでみたい。
色んな親がいて、バックグラウンドだって様々。
否定して排除するのではなく、理解して受け入れようとすればいいのかもしれない。
Posted by ブクログ 2016年10月23日
働く妻を支え、家事と育児をこなす“主夫”斉藤知朗(トモロー)。自らも作家を志し、日々奮闘するトモローに、主夫に対する社会の壁が立ちはだかり…。胸を打つ新たな家族小説。
作者の自伝的小説らしいと聞くと、なるほどそれで…と思えるシーンがいくつかあった。驚くような展開はなく、淡々と進み、引っ掛かりはない...続きを読む。もしドラマ化するとすればあと数ヒネリ必要では?
(C)
Posted by ブクログ 2016年08月28日
一流のインテリアデザイナーを目指す先輩との結婚を機会に、専業主夫となったトモローくん。
子供ができて、ママ友ができ、様々な生活の変化を乗り越えながら、主夫の生活は続いていくのだという、まあ、普通の物語。
Posted by ブクログ 2016年07月24日
とても読みやすいのだが、これから先、日本のみんなが考えていかなければならない事をやんわり提示してくれた。事情があって、主夫になったトモロー。妻のミッちゃんが一家の大黒柱だ。やがて父親になったトモロー。男女が逆になっただけで、世間とはこんなにも生きていきにくいものなのか。悪戦苦闘しながらも「わはは」と...続きを読む笑える子育てを目指すトモローとミッちゃん。トモローは気付く「肌で親子になる部分がある」と。人にはみんなそれぞれの生き方がある。それを受け入れる理解が必要だ。トモローには希望がある。ぜひ男性にも読んで欲しい本。
Posted by ブクログ 2016年07月11日
出世した妻を応援するため主夫となった小説家志望のトモローの奮闘記。主夫には主婦とは違った悩みがあると言うことには非常に納得させられるのですが、これって朱川が書くようなお話ですか?と言う気がしなくもないです
Posted by ブクログ 2016年06月21日
主夫となったトモロー。男は仕事、女は家事という概念がずっとあるが、今は女も働けという世の中だし、逆に主婦だけしていたら見下すような空気も感じる。確固たる気持ちで毎日に向き合えば人の視線なんか気にならないだろうが、多数派の世間体というのは厄介だと思う。トモローは強い方だと思う。
Posted by ブクログ 2016年06月16日
妻でも夫でもどちらが子供の世話をしたっていいじゃないか。
やりたい人、適した人がその役割を受け持てばいい話だと思う。あ、それは子供がいないから、そう言えるのか?
確かに、性別による適性というものはあるのだろうけど、それほどこだわらなくてもね〜。
しかし、母親であれ父親であれ、子供たちの親との付き合い...続きを読むというものはなかなかに大変そう。
人が集まれば、グループができるのは仕方がないことなのだろうか?