【感想・ネタバレ】警視庁極秘捜査班のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年04月17日

極秘捜査班の紅一点雨宮梨乃は武道もこなす企業犯罪のスペシャリストで犯罪心理学にも長けている。
スリ捜査ひと筋の徳丸や組対のベテラン城戸、チームの主任は捜査一課で辣腕をふるっていた剣持。
彼らには極秘任務が与えられ、身分を隠しての捜査活動や潜入捜査なども許されている。
梨乃の理想とする漢像が、剣持とか...続きを読むぶる部分があることが面白かった。
初めて南さんの作品を読んだけれど、思いのほかエロティックな場面が多くて驚いた。
普段ほとんどそれ系の場面が出てくる物語は読まないので、読みながらたじろいでしまった。
たぶん慣れなのだろうけれど、そういった場面が苦手な人はある程度覚悟して読んだほうがいいかもしれない。
正攻法ではない捜査は、ときにスリリングだ。
あるときは記者と名乗り、あるときは実業家を名乗る。
集められた情報を分析し、事件の概要を推理し、それに基づいて捜査を進めていく。
個性的なメンバーがそれぞれの得意分野をいかし、事件を解決へと導いていく過程が描かれている。
極秘捜査班のメンバーが丁寧に描かれているのに対し、事件関係者の描き方は淡々としている。
そのおかげで捜査班のメンバー側にたって読み進むことができた。
シリーズものなので続きを読みたいような気もするけれど、苦手な場面があることを思うとためらいもある。

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