【感想・ネタバレ】ごんぎつね (小学館文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

収録作品 

◎●おじいさんのランプ
感想:あたたかな光をともすランプの映像が頭の中に浮かぶ浮かぶ。巳之助がランプの商売を辞めるシーンも。すごい。頭の中に美しく、切なく、情景が浮かぶ。それが読んでいて嬉しかった。巳之助がランプを照らしながら自分の村に帰るシーンがとても好き。好き、美しい、もっと読んで...続きを読むいたい、読解力も何もない感想だけども、そんな体験が出来たから読んでよかった。

●うた時計
●おしどり
●花のき村と盗人たち
●ごんぎつね
●十三の詩

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

新美南吉は子どもの頃から好きだったけど、大きくなってから読むとなぜ好きだったのか、どういうところが好きなのか、それが分かって切ない。優しさ、寂しさ、孤独感、喪失感、絶望感・・・。すべて南吉が感じていたものだと思う。描写のやわらかさ、美しさも秀逸。

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Posted by ブクログ 2023年10月15日

 小学生何年生の時以来の邂逅である「ごんぎつね」。嗚呼こんな話しであったと懐かしく思うと同時に、当時の記憶が結構残っているものだと驚きをもたらされた。
 何故かと考えたところ、この優しく明瞭な、子供にも分かりやすい文体にあり、それが子供ながらも何処か日本の原風景に結びつき、心の琴線に触れるからではな...続きを読むかろうか。
 しかしユーモラスなごんぎつねというキャラクターと反比例するが如くに分かり合えないもの同士の悲哀が込められている。ただごんぎつねの死をもって最後には分かり合えることに繋がるところに何処か作者本人の希望のようなところがあるのかもしれない。
 そのほかには「おじいさんのランプ」「うた時計」「おしどり」「花のき村と盗人たち」「十三の詩」を収録。
 新美南吉は29歳で夭折したとは知らなかったが、本当に残念であり、児童文学といって馬鹿にするものではないと再認識した。

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