【感想・ネタバレ】寒紅梅 髪ゆい猫字屋繁盛記のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年04月08日

猫字屋の周りの人々の思いが交錯する。決して一人ではないんだよと。
孤児になってしまった3人の兄弟、長男の本当の父親は犯罪者。それも、そこまで死が近づいている。
そんな男に一眼長男の姿をと佐吉は思う。

長女が嫁いで出産、通いで髪ゆいの仕事ができなくなった。
組合から紹介された髪ゆいは腕利きだが40過...続きを読むぎ。訳ありの人らしい。それでもいつものように、暖かくうけいれるおたみの愛情に包まれ心癒される職人。

おたみの師匠が死に、残されたおたみと同い年の娘は、肝臓を煩い余命いくばくもない。
妹の忘れ形見に一目会いたいと願う。

照降町〜シリーズと話が繋がり、登場人物も同じこのシリーズのうれしいところ。

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Posted by ブクログ 2015年11月07日

以前のシリーズから時間もたち
書き役さんも魚屋に婿入りしてます
舞台は髪結い処で、江戸中の噂話を
登場人物が落語の世界のように話し
ていて、事件もそこで語られる!

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Posted by ブクログ 2015年12月29日

髪ゆい猫字屋繁盛記第二弾。
猫字屋の新しい雇い人、鹿一がこれまた訳ありのようで、
今後の展開に期待したいところ。

それにしても、猫字屋シリーズとその前作、自身番書役シリーズをすでに読んでいる人には、
過去の経緯の振返り部分がちょっと長すぎる。
もうちょっとさっくり、
でもこの本から読んだ人にもわか...続きを読むるようにポイントをおさえて、書いてもらえないだろうか。

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Posted by ブクログ 2022年03月11日

髪結猫字屋繁盛記 シリーズ2

髪結「猫字屋」の主人・おたみは、岡っ引をしていた嘉平に先立たれ、血縁関係のない、およし・佐吉・おけいの三人の子供を、実の親以上に厳しく、優しく育てた。

およしは、嫁に行き、佐吉は、南町奉行所・定町廻り同心・佐伯隼太の小者として働き、おけいが見世を手伝っている。

...続きを読むよしが見世に出られなくなったので、
腕も確かで、男振りも良い、鹿一を雇うことにした。
どうやら、彼は他人には言えない何かを抱えているらしい。

おたみの姉妹弟子のおしんが、吉原にいる姪に一目逢いたいと言う。余命わずかなおしんの願いを叶えようと思案する。

美人画を得意とする下絵師の菱川瑞泉は、居酒屋「お多福」の女将・おてるに、恋心を抱くが、おてるは、醜女であった。

親分の情婦・お多津に唆されて、親分を殺し、お多津に裏切られて、島流しになったサブが、島抜けをして、密かに江戸に戻って来た。

「照降町自身番書役日誌」の姉妹編なので、先に、そちらを、読んだ方が良かったか。

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Posted by ブクログ 2014年09月02日

人を雇い、増えたような減ったような髪ゆい屋。
その増えた人は、なんだかわけありのようで。

困っている時には手をさしのべ、こちらが困っていれば
手をさしだしてくれる。
小さくても幸せがある、というのは
見ているだけでもほんわりします。
と思いきや、自分の人生をきれいに
突っ走っている人もいるわけで。...続きを読む
これはこれで、ものすごく未練がなさそうです。

血がつながらなくとも、大事にしてくれる。
無条件に信じられる、帰れる場所があるのは
すごく幸せな事です。
それを知っているか知らないか、でも。

最終的に、新入りさんが最初に濁していた
言葉の意味が分かるようにはなっています。
そうだろうか、とはうすうす察していましたが。
前回の話も引っ張ってきているので
そちらを読んでいた方が分かりやすい内容に。

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Posted by ブクログ 2014年08月04日

巻末の解説を読んで、「照降町 自身番書役日誌」は完結していたのか!と、知りました。何気にまだ続きそうな印象だったので、「“照降町~”の続きがまだなのに、姉妹編が出ているのか・・」と勝手に思っていたので(恥)。
今後はこちら(髪ゆい猫字屋繁盛記 )の続きを楽しみにする所存です~。

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