【感想・ネタバレ】ボクの彼女は発達障害のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年12月16日

このように発達障害を わかりやすく障害者カップルのドタバタを絡めて書いてあり読みやすかった まずは相手を理解して 一緒に考えていくことが大事だと思います

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Posted by ブクログ 2016年10月13日

マンガや文章で発達障害を面白おかしく且つわかりやすく解説している。
様々な生活の工夫についても書かれているし、キャラも良い。
オススメ。

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Posted by ブクログ 2013年12月09日

この本はとーってもおススメです!

近年、コミックエッセイが大流行でたくさん出版されてますし、発達障害を扱ったものも多いのでワンノブゼムとして流されがちかもしれませんが、この本はぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

私は、心身障害や発達障害をテーマにした漫画、コミックエッセイを何冊も読んできまし...続きを読むたが、この本は本当に本当にいい本だと思います。

障害をテーマに扱った場合、マンガやコミックエッセイの方が伝わりやすいような気がします。臨場感というか、作者の方が感じたことや登場人物の心が手に取るように理解できる気がします。

著者(原作者?)の「くらげ」さんの彼女である「あお」さんは広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)の診断を受けた方だそうですが、大人になって出会った著者から、医師に相談することを勧められるまでは、生活上の不都合は多少感じながらも、自分が発達障害とは全く思ってなかったそうです。

例えば、
・熱がりながら5月中旬までは冬服を着続け、寒がりながら11月中旬までは夏服を着続ける。
・特定のいくつかのお店で特定のものを食事にとりがち。
・一度覚えた道を最短距離かどうかに関わらずずーっと使う傾向にある。
・買い替え時に同じタイプの服や靴を選び着用し続ける・触感に非常に敏感で、化粧だろうがリップクリームだろうが肌に塗るものはダメ。また特定の肌触りのものしか着られない。
・視覚過敏や聴覚過敏があり、強い光や大きな音、ひどい雑音に弱い。
・あいまいな表現が理解しづらい。具体的に言われれれば理解できる。
・オブラートに包んだ物言いができない。全てストレートに話してしまう。
・他人から言われたことを頑なに守ることがある。また他人の言ったことを疑えない。
・他人の顔の認識が下手。
・他人の言ったことは、一度頭の中で文字化しないとうまく理解できない。字幕などはとても分かり易い。

彼女が単に気づかなかっただけと言えるかもしれません。アドバイスをしてくれる人が周囲にいなかっただけとも言えるかもしれません。でも、あおさんが他人に言われて診断を受けるまで特に支援を受けずに生きてきていたということは、発達障害というのは、いわゆる「定型発達」と言われる発達障害の診断が出ない多くの人と少し違うだけなのであり、何ら特別なことではないということではないでしょうか。

私も、大きな音が苦手(自分の声は大きい癖に(笑))、暗算が苦手、寝具や衣類の肌触りがとても気になる、日焼け止めやリップクリームは無理、(あおさんとは逆に)毎日違うものを食べたがる・違う道を通りたがる、結構ストレートにものを言ってしまう。。。などいろいろな特徴があります。

程度は違えども、誰しもクセや変わったところはあるでしょう。その特徴が強く出てしまう時に、生きづらさにつながったり、他人から見て変わってると映ってしまうだけなのだと思います。

前からいつも言ってますが、「発達障害」というものの考え方は、ある人の特性や困りごとをよりよく理解して、他からの支援が必要なのか、どのような支援が必要なのかを見出す手段にすぎないのであって、社会から排除したり、遠ざけたりするためのレッテルでは決してありません。

また、あおさんが診断が出たことについて、脳の働きからできないことがあるだけで、努力不足ということではない、開放された、と言っているように、他人から怠けとか努力不足だと言われてきた人の気持ちを楽にしてくれるものでもあります。

もちろんできるのにやらない、努力しないという人や場合もあるかもしれませんが、少なくとも他人を良く見もせずに、頭から、努力が足りない奴だ、又はKYだなどと決めつけるのは良くないということでしょうね。

私は「みんな違って、みんないい」はあまりにも安易すぎて好きになれませんが、お互いがもっとお互いをよく見て、良いところも悪いところも得意なことも不得手なこともある、という前提で補完し合う社会を目指したいですし、そこにおいて教育はさらに何を改善し、工夫すべきかをもっと勉強せねばと思います。

ちなみに本書のところどころに出てくる、監修者である宇都宮大学の梅永雄二先生が書かれたコラムも、大事なことが簡潔に書かれていてとても参考になります。

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Posted by ブクログ 2020年04月21日

くらげさんと、あおさんのラブラブ日記。

聴覚障害のあるくらげさんと、発達障害のあるあおさん、ふたりの日常がマンガとエッセイで描かれています。
ふたりとも、お互いのことが本当に大好きなんだな、と感じました。

言葉によるコミュニケーションが、キャッチボールではなくドッチボール、というのは言い得ている...続きを読むなと思いました。

障害云々、ではなく、相手のことを大切に思うこととか、愛おしく思う気持ちとかがあたたかさとともに伝わってくる作品でした。

お2人が末長く幸せでありますように。

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Posted by ブクログ 2018年01月26日

発達障害の育児漫画はよくあるが、障害を持った同士の恋愛漫画って意外と今までなかったからこれは新しい。ぜひ他の当事者の作品も読んでみたい。
一般の人はもちろん、生きにくさを感じている人が発達障害を理解する手助けになる作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2013年11月12日

楽しい内容でマンガも可愛かった。
著者のクラゲさんが発達障害の彼女を理解しようという努力や理解がすごいのはご自身も障害があるからというのが大きい?そのおかげで面白い彼女(と言っては失礼か…)が出来る=人間関係が広がったというところが素敵です。

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Posted by ブクログ 2013年09月29日

ツイッターで知って、楽しみにしていた本。
大人になってから広汎性発達障害と診断をうけたあおさんと、彼氏で人工内耳装着中のくらげさんの日常のお話。
あおさんの日常は本当に困難なこと多くて、子どものころから大人になるまで、よくがんばってきたなと思った。

耳が聞こえない人に、「子どもの声を『しっかり聞い...続きを読むて』愛情を持って」というのは難しいでしょ? というふうに、くらげさんの聴覚障害を例にあげて、発達障害での困難さを言いかえているのが分かりやすかったです。

発達障害の人の困難さって、本当に人それぞれで、その人の困っているところが何なのかを知るのって、本当に難しい。
学校でも、発達障害の子の困っているところを知るには、とても注意深い観察がいります。難しいです。

今年度の中学校区の教育相談のテーマが、「発達のグレーゾーンの子の早期発見早期対応」です。小中学校で発達障害を見過ごされてきた子が、高校・大学で不適応を起こすケースが多いそうです。
あおさんも、大変な学校生活を送ってきたのだろうなと思う。
小学校でも、「なんか特性がありそう」というのは分かるのだけど、それをきちんと見極め、個別の支援にまでつなげていくのは簡単じゃない。
だからこそ、教育相談の体制を整えて、特別支援にもしっかりとつなげる。ちゃんと学校がシステムを作って、困っている子たちの力になれるようにしたいです。

ということで、隣の小学校の養護教諭の先生の分と2冊買いました。

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Posted by ブクログ 2013年09月28日

ツイッターで以前から興味深くフォローしていたくらげさんの、「彼女の普通」と、「彼女との普通」をまとめたコミックエッセイ。
冒頭で述べられている通り、発達障害を網羅しているわけではなく、またそれが目的でもなく、かといって絵でも綺麗事でもごまかさず、自分の好きな人とどう向き合うか、を真摯に書いているなと...続きを読む思いました。
向き合う姿勢の入門書として最適だと思います。

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Posted by ブクログ 2019年10月11日

障害者カップルというちょっと自分とは違う観点からの発達障害者へのアプローチ。
すごく参考になった。
著者が世間に知られるきっかけ、本を出すことになったきっかけがツイッターというのも時代だなぁ。

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Posted by ブクログ 2016年03月15日

非常に読みやすい。
そして、パニックになる仕組みがよくわかる。手に取るようにわかる。身近な人が浮かんだ。
難しいのは、集団の中でこうした人が安心できる環境をどう提供するか。要はマンツーマンでくらげさんという彼氏がついてるから突発的な変化もなんとかなっている。
が、集団生活だと、どうしても重度の人に対...続きを読む応が向きがちで、ある程度コミュニケーションが取れてしまう発達の人が後手後手になってしまう。しかも、本人のパーソナリティーと相まってまるでワガママを云っているように聞こえてしまう。中には誤解している人も多い。同じ状況で同じことを性格の穏やかな人が云えばどう感じるか、いつも置き換える。使う言葉はかなりキツくても、SOSだと受け止める。話をちゃんと聞くのが大切だと思う。謎の本人だけのローカルルールも、集団のルールとバッティングしないような工夫を模索中。。。

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Posted by ブクログ 2013年11月15日

実は、最近まで、発達障がいについて知らないことばかりでした...。知るきっかけは、2012年10月のFuture Innovation Cafe #43「相互理解カフェ」、そして、2013年8月のムサコ大学「認知特性と相互理解」。

発達障がいの一つである自閉症スペクトラム(ASD)。
これまで2回...続きを読むのイベント、そして、今回の「相互理解カフェ Vol.2」を通じて、発達障がいの方々と、僕らは変わらないのだと感じるキモチが強くなりました。強いて違いを言えば、感度の差。発達障がいの特徴である「感覚刺激の敏感さ」や「こだわり」などが起因していると思うのですが、これは、僕自身もそうだし、身近な方々にも見られる違い。
実際に、発達障がいの方々と接している方々は、僕が想像する以上に苦労もあるとも認識しているのですが、少なくとも、僕自身が、発達障がいを特別なことでなく、普通なこととして理解することができたのは、大きな学びでした。

そして、最も大きな学びは「相互理解のしかた」。

日本では、聖徳太子が一度に10人の話を聞き取ることができたのが逸話として残っているように、自分自身も「聞く側」の能力が問われる、別の言い方をすれば、理解できないのは聞く側に責任があると思い込んでいました。これは、東洋の思想。
しかし、実際には、理解のしかたにも個性があります。「視覚優位者」「言語優位者」「聴覚音優位者」「身体感覚優位者」。さらに言語優位者も「言語映像タイプ」「言語中傷タイプ」「聴覚言語タイプ」に分かれます。
画一的な説明では、相手に理解されない。相手の個性に合わせて発信することが大切。相手が理解できないのは、発信者の説明力不足。これが、西洋の思想。
「(受け手の)理解力」より、「(送り手の)説明力」が大切。

「何度言っても、なんで、アイツは理解しないんだ!」と相手の責任にしてイライラするのではなく、「アイツには、どのように伝えればいいんだろう?」と自分を問うようにする。

2012年10月の「相互理解カフェ」をきっかけに、コミュニケーション方法を再考し始めている僕です。40歳を過ぎて学んだ「相互理解」。大きな学び。

あっ、最後に、この本で新たに知った言葉「定型発達」。「発達障がい」の対となる言葉。「定型発達」って、画一的でつまらないイメージが湧くのは僕だけでしょうか?

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