【感想・ネタバレ】山内一豊の妻の推理帖のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年02月09日

有名な一豊の妻、短編七話構成で夫の出世に纏わる推理物
秀吉の妻でさえはっきりとした名前は?、まして一豊の妻の名は?
今回は千枝(知恵)になっている
土佐の一国の主になるのも自助里(逆読みトサ)にひっかけている

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Posted by ブクログ 2014年06月22日

山内一豊の妻は言わずと知れた賢妻ですが、千枝ではなく千枝じゃなかったか。パロディとして割り切って名前も変えたのかな?
司馬遼太郎の作品ては随分趣が異なるものの、軽く読む作家なのでまあよしとしよう。
こんなきっかけで知恵が浮かぶなんて、真面目な作家ならとても書けませんよね。

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Posted by ブクログ 2012年11月21日

鯨氏お得意の「歴史上の人物が探偵役になる」
ミステリのひとつ。

一応「ミステリ」にカテゴライズしてみましたが、
歴史物であり、パロディ成分もあり、
ジャンル分けが難しい(^ ^;

タイトルにある通り、山内一豊とその妻が主人公。
一豊の出世に合わせて起きる様々な事件を、
妻の千枝が「安楽椅子探偵」...続きを読むとなって解決する。

...というより、事件の解決をきっかけに、
その褒美として一豊が出世していくという図式。

登場人物は、信長、秀吉、家康などをはじめ
歴史上の実在の人物がぞろぞろ。
要所要所に出てくるトピックも史実が多いので、
歴史の勉強にもなる...と思う(^ ^;

何せ作者はあの奇書「邪馬台国はどこですか」
でデビューした鯨 統一郎氏である(^ ^;
しれっとした顔でとんでもない引っかけを
盛り込んでいるかも知れません(^ ^;

足軽からスタートした一豊が、徐々に出世し
ついには一国一城の主になるまでを、
時間軸を追って七つの作品でたどる連作集。

これまた鯨氏お得意の「パターンの美学」で
色々な事件が起こるのを「おなじみの展開」で解決。
テレビの水戸黄門のように、慣れるとハマる(^ ^

一つ一つの作品が短いためか、人物描写が
やや「分かりやす過ぎる」きらいはあるが、
描かれている全ての出来事が伏線になっている
アイディアと構成の緻密さはお見事(^ ^

エンタテインメントとして
気軽に楽しめる作品です(^ ^

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Posted by ブクログ 2012年10月14日

ちょっと疲れ気味で、軽い読み物として選択。
7話からなる短編。一豊と千枝との結婚の顛末から、その出世とその局面で起こる事件を千枝が解決するという話。
閨の夫婦の間で、解決の啓示に至ると云うパターンは要らないような気もする。青少年の読者を敬遠させるんじゃないかな。
馬揃えの逸話の前に泥棒が千枝の嫁入り...続きを読む道具の手鏡の裏表を外している。あれ、どうなっちゃうのかな、というチョッとしたヒネリがある。
あっさりと読み終えた。

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