【感想・ネタバレ】世界平和はナマコとともにのレビュー

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Posted by ブクログ 2014年03月28日

実は再読した本。
とても面白いしためになる。ある種の哲学書と言って良い。ナマコの生態についての話から、生物の時間についての見解に自らの経験をもとにした教育論と、すばらしい展開を見せている良書。
文章も平易でわかりやすいので一読の価値あり。

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Posted by ブクログ 2010年07月14日

◆ナマコの特徴
 目もなく、耳も鼻も舌もない、心臓もない、脳もない。
 皮は、硬さが自由に変わる。

◆ヒトの時間
 ・人間の心臓 1秒間に約1回。
 ・ネズミの心臓 1秒間に10回。
 ・ゾウの心臓 3秒間で1回。

 一拍の時間は体重の4分の一乗に比例する。

 子を宿してから産むまで
  ネズ...続きを読むミ⇒20日 ゾウ⇒600日。
 どちらも2300万回、親の心臓が打つと産まれ出る。
 そして15億回心臓が打つと皆、死を迎える。
 懐胎期間も成獣に達する時間も寿命も、みな体重の4分の一乗に比例する。

 ネズミもゾウも15億回心臓を打つ。ネズミはゾウと同じことをすべて
 さっさとやってしまう。生きていくペースが早い、すなわち時間が早く
 進む。人間は例外。心臓が15億回打った時点では、まだ40歳そこそこ。
 江戸時代以前には寿命はそのくらいだった。

 子供の心臓は早い。
 心理的な時間の長さは、年齢の逆数に比例する。
 70歳では7歳の時に比べて時間が10倍速いと感じる。
 たくさんエネルギーを使うほど、時間の速度が早い⇒代謝時間。

 老いを老いとして受け止め、若い時とは質的に違うと割り切って、老いを
 幸せに生きる。
 老いと付き合っていけるのは人間だけ。

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Posted by ブクログ 2009年11月13日

南国沖縄の生活やナマコの生態に触発される様にして生まれた「生物学的な時間」という考え方に「ふむふむ」と納得するところ多し。プラナリアもマリモも可愛いけど、ナマコも負けずに可愛いと思う今日この頃。

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