【感想・ネタバレ】たまゆらにのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2018年10月06日

山本一力の江戸深川人情話長編作品でした。鼈甲大店に嫁いだ母の1人娘である朋乃を主人公に、大店から離縁され、深川でひっそりと慎ましく暮らし成長し青菜の棒手振りへと成長したある日、50両の大金が入った財布を発見し、自身番へと届けると、なんとその財布がかつて離縁を言い渡された大店のものだと判明し、財布騒動...続きを読むが過去の因縁にも繋がるという話ですが、過去の因縁をうっちゃって最後に朋乃が啖呵をきって落としどころをつけるやり取りが最高で、その後の顛末も粋な恩返しで良かったです!

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Posted by ブクログ 2014年01月28日

昨年はオススメされた本を読むと決めていたので、山本一力を一冊も読んでいなかった! 読み始めたら、飢えていたかのようにガツガツ進んでしまいました。人となりは、あらゆるところに現れることを改めて知れて、愚直に生きようと思わせてくれました。後半の義母の話はいいなぁ。目に見えることはほんのわずか。目に見えな...続きを読むいことを大切にしようとまた、思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月29日

山本一力はいい。強く美しい女性がいい。かつてのマドンナ旋風のような、押し付けがましい強さではない。芯の通った、勇気と賢さのある、しなやかな強さだ。
トラブルに立ち向かい、解決するのは仕事人でも、大岡越前でも、お忍びでめ組にやってくる上様でもない。まわりの助力を得ながら、自分で乗り越える。
最後はすっ...続きを読むとする。無欠な善ってわけでもなく、なんだかそれも気持ちがいいんだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月08日

温水ゆかりの解説「現代への処方箋」が良い 小説とは、始まりと終わりで主人公が何らかの変化を遂げているもの、という言い方がある 山本一力作品のヒロインは、けなげで頑張り屋で、浅知恵の自己主張などせず、筋の通らないことに対しては一歩も引かない芯の強さを秘めている 

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Posted by ブクログ 2014年04月05日

最近、江戸の庶民をテーマにした小説に興味があります。
なかなか面白かった。ドラマ化するなら朋乃は榮倉奈々かな?

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Posted by ブクログ 2014年02月08日

2時間ドラマに仕立てあげたらよさそうな話だね。裁判物に近いような。どう始末をつけるのか知りたくてぐんぐん読む手が早くなった。落ちのよしあしはともかく。そうそう、やたらにお茶の入れ方だのなんだのと繰り返しでてくるけど、庶民がそうそうよいお茶ばかり飲んでいるとは思えないのだ。お茶って贅沢品でもあったと思...続きを読むうんだけど。

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Posted by ブクログ 2014年01月21日

棒手振を生業とする娘が、大枚の入った財布をひろい、行きがかり上自身番小屋に届けることに。そこで、得体のしれない大金の取り調べから、いつのまにやら身の上話の茶飲み話に。

大店の矜持と、おいしいお茶の入れ方、ですか。
ザックリいうと。

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Posted by ブクログ 2019年03月02日

“財布を拾っただけなのに”という台詞を言いたくなる内容。

青物の担ぎ売りをしている朋乃が、仕入れに向かう途中で大金入りの財布を拾った事から、長い一日が始まります。
財布の落とし主の大店と、朋乃との意外な関係が明らかになり、過去の回顧を挟みつつ、都度都度お茶を飲みつつ展開していきます。(本当に、どん...続きを読むだけお茶を飲むのか?という程お茶を入れるシーンが多いのです。)
清々しい朋乃と、大店の若旦那のクズっぷりが対照的で、終盤の朋乃の啖呵は、クズ息子にイラっとしていた私もスッキリしました。

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Posted by ブクログ 2014年08月17日

江戸庶民の日常のひとこまが丁寧に描かれた一冊。
その空気感がいいんだけど、拾った財布一個に時間がかかりすぎなような…。

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