【感想・ネタバレ】フィルムのレビュー

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Posted by ブクログ 2017年04月13日

短編集。
フィルム。
なんだか切ないような寂しいような。
セレンディップの奇跡。
学生の頃住んでたとこのすぐそばが舞台。
なんだか懐かしかった。
主人公達の年齢が近いせいか、どことなくしみる本。

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Posted by ブクログ 2013年09月21日

小山さんはインタビューや対談を通して、以前から興味をもっていた人。
といっても小説も書かれているとは知らなくて、書店で見かけて即買い。
そう分厚くもない1冊に10の短編。
もっともっといろんなタイプの人物像も、読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2014年02月23日

"お気に入りの喫茶店で、煙草とハンカチを用意してゆっくりゆっくり読んでください"と書かれた本屋のポップに惹かれ購入。
短編集はあまり好きではないのだけど、これは読後感がどれも良くって気持ちよくページがめくれた。
セレンディップの奇跡とタワシタが個人的に好きだなー

心が温かくなる...続きを読む一冊。

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Posted by ブクログ 2013年02月19日

断絶状態にあった父の遺品に未現像のフィルムが見つかり、現像するかどうか悩む主人公とその結末を描く表題作『フィルム』をはじめ、10編の話が収められた短編集。

全体的に男のロマン(?)的な雰囲気がにじみ出る。
女性が読むと「男って馬鹿だね」みたいな感想をいただけそうな気がするし、男性が読むと「あぁ、こ...続きを読むういうこと考えるよね」と苦笑しながらも、共感するところがあると思う。

最先端を取り入れてきたレストランプロデューサーが自分のやり方に壁を感じて思い悩む中、「最先端」を意味する『アウトポスト・タヴァーン』という酒場に訪れる話、都心のタクシー運転手が鎌倉までの客を乗せる『鎌倉の午後三時』あたりが好み。

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Posted by ブクログ 2012年08月06日

小山薫堂さんの文章が好きだったので、手に取った。短編はあまり好きではないのだけれど、『フィルム』に収められたストーリーはどれも素敵だった。短編もいいな、と思えた。

全体に、過去にしがみつく男性の弱さと未来を見つめる女性の強さが描かれている。

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Posted by ブクログ 2012年05月20日

どことなくオシャレでテンポのよい短編集。各主人公の気持ちの描写が丁寧で、その言葉の選び方がいい感じなのかな。その点はさすがに放送作家的なセンスかもと思いました。ただ、驚くような感動はなく、星4つです。

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Posted by ブクログ 2011年12月12日

実家に置いてあったので暇潰しに手に取った割には、当たりな本でした。
さらっと読みやすくて、べたつくこともなく、ちょっと幸せな気持ちになれるような小説が続く。
出てくる料理がことごとく美味しそうで、気になるところでしたが。あ、あと酒が出てくる率も高かったかな?(笑)
作者のことも何も知らない本を手に取...続きを読むって、十分に楽しめる良い出会いでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月09日

ひとつひとつの小説が心温まるやさしいお話で
気持ちが暖色系の毛糸で包まれるよう
短編じゃなくって、もう少し長いお話にしたらいいのではと
思えるものばかりなんだけど、それがまたいいのかもしれない

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Posted by ブクログ 2011年07月15日

放送作家の方らしい、映像が鮮やかに思い浮かぶ短編集だった。上品なTVドラマを見ている感覚かな。いずれもさりげなく食べ物の話題が盛り込まれているのもわたし好み*初めての著者だったけど、他の作品も読んでみたい、と思った。

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Posted by ブクログ 2010年04月10日

三十年も音信不通だった父親の訃報が山梨の老人ホームから届き、遺品の整理に出かける。
父親は居ないものとして顔も忘れて育った主人公だったが、遺品にあった一本のフィルムが父親との関係を考えるきっかけになる。

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Posted by ブクログ 2010年03月28日

最近読んだ作品の中でほっこりと温かくなりました。
脚本家の作品だけあって、映像が目に浮かぶ…これは誰に演じてほしい、なんてことも思わず思う私でした。

こんなの物語の中だけだよ、っていう偶然の積み重ねも、もしかすると東京のどこかにあるのかもしれない。と、いうか、自分も案外こんな風に一日の中のどこかの...続きを読む物語の中に組み込まれているのかなぁなんて思わせてくれる軽快な物語。

「セレンディップの奇跡」は是非映像で観たいなぁ。
それから「青山クロッシング」の若い恋人たちの気まずさに共感して、「アウトポスト・タヴァーン」と「パイナップルラプソディ」「スプーン」の男と女のもめごとはにどきりとする。

きっと日常にもこんなできすぎないい話があるはず。
そんな風に元気づけられた一冊でした。

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Posted by ブクログ 2010年02月13日

普通の人々の、色んな感情が丁寧に描かれた短編集。
「鎌倉の午後三時」では、仕事に疲弊してた時に読んだから、励まされたし、少し背中を押してもらった。
「セレンディップの奇跡」には、人の繋がりが生み出す素敵な一面をみて、ほっこりした。

何となく購入した割に、良い登場人物に出会えて、良い時間でした。

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Posted by ブクログ 2010年01月07日

映画「おくりびと」の脚本家の短編集。仕事をし恋をする人々の切なさや喜びをを描いている。
普段の何気ないこと。偶然に起こることをもっと大切にしていこうと思った。

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Posted by ブクログ 2012年10月11日

タイトルで手にとった一冊。薫 堂さんらしいおしゃれなエピソード満載。個人的にはやっぱり"フィルム"がお気に入りですかね~ :)

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Posted by ブクログ 2012年08月17日

帯タイトルは、
「まじめに働き、真剣に恋をする。
 だけど、
 うまく行かないときだってある――。」

帯タイトルと装丁に魅かれて購入しました。
10の短編集。
『おくりびと』の脚本を書いている放送作家さんでもあるんですね。
知らなかったー。苦笑


短編ですが、
登場する人はほと...続きを読むんどが40代以降の男性。
仕事で成功してる人や、失敗してる人。

だけど、
何かが足りなくて
過去にそれを探しにいくお話。

「男の仕事にとって、
 女の涙ほど鬱陶しいものはない。」

なんて言葉が登場すれば、

「男は過去のいい時間にすがって生きる。
 女は未来のいい時間を求めて生きる。」

「あの頃は全てが新鮮だった。
 前に進むことも、後ろにさがることも、
 生きている喜びにつながった。」

なんて言葉も登場したりして。

個人的には、
『セレンディップの奇跡』が好き。
これは、私の中でこの作品中で抜群にロマンチック。
下がってから上がる感じがグッドです。

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Posted by ブクログ 2012年06月30日

短編集です。

その中でも、「タワシタ」が一番、素直に読めて、面白かったです。
会話も混じる日記が淡々と書かれているのだけれど、仲間とワイワイしている様子が本当に楽しそうで夢が溢れていて、気づいたら笑顔にさせられちゃう、そんなお話です。

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Posted by ブクログ 2011年08月01日

都会に生きる人々を切り取る短編集。男性の書く文章だなあという感じがする。放送作家だったというのを見て、成る程と合点がいったのは、毎話ストンと話が終わるようになっていたのと同時に、映像が何となく目に浮かぶから。なんか抑圧的というか、都会という街に押し込まれているような感じがちょっとしたり。

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Posted by ブクログ 2012年03月23日

うーむ、都会的だ。
街の風景や飲食店がたびたび登場するので、田舎者の私にはうらやましい限り。
終わりに、小さな幸せを感じられるようなお話が多かったです。
表紙オサレ。

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Posted by ブクログ 2011年06月28日

帯の“まじめに働き、真剣に恋をする。だけど、うまく行かないときだってある。”っていう言葉どおり、
歯痒さを感じさせるお話ばかり。
中でも「青山クロッシング」っていう話はぐっとくる内容で印象的だった。

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Posted by ブクログ 2011年03月28日

粒揃いの短編集。
もし物語になんらかの観点で点数や価格をつけるとしたら、この十の物語はきっと同じ値になる。
登場人物や設定、展開は勿論異なるんだけど、均質。

綺麗に綺麗にまとまる。
なるほど、という感じ。
わたしは「青山クロッシング」が一番好きかな。これが一番劇的じゃないから。

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Posted by ブクログ 2010年05月21日

「おくりびと」の脚本でも知られる著者による短編集。社会的には成功している男性が主役の話が多い。表題作や「セレンディップの奇跡」は素敵な話。よくも悪くも洒落ているので、人間臭さがもう少し欲しかった。

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Posted by ブクログ 2010年05月16日

さすが「おくりびと」の薫堂さん。
よく聞くFMラジオのあの軽妙なおしゃべりのDJさんとは思えず…
でも、おしゃべりも楽しいから、やはり人の心をつかむのがうまいってことか。

とにかく、よくできた短編ばかり。
私は最近「おくりびと」のDVDを観たので、あ、このエピソードは
「おくりびと」と一緒…
うま...続きを読むく使っていますね、薫堂さん。

妙に親近感を抱きながら、読んだ一冊。

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Posted by ブクログ 2010年05月08日

あまり万人受けは、しないだろうけど。
読みやすく、ひとつひとつが終わった後に心が暖かくなる短編集だった。
ゆっくりカフェオレでも飲みながら、読んで欲しいです。

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Posted by ブクログ 2010年02月07日

★3.5という感じです。ほんとは。
それでも★3評価にしたのは、ずっと忘れられない強烈なインパクトのあるような作品がなかったから、かなぁ。

どれも軽くてすごく読みやすいのはいいんだけども。
だけど、(だからこそ?)少ししたら忘れてしまうような感じ。

そのなかで、「フィルム」と「ラブ・イズ…」は好...続きを読むきかな。

表題作の「フィルム」は
親と子だからこそ、
自分の愛を表現することも、受け取ることも難しい。
封じ込めてきた気持ちが強ければ強いほど。
自分の境遇と重なって、けっこうズシンときました。

あとは、うーん。
出てくる女が嫌いなタイプが多かったなぁ・・・
オトコも仕事における成功者ばっかっていうのも・・・。

ただ
「タワシタ」に実際にあるバーとビストロには行ってみたい。

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Posted by ブクログ 2010年01月12日

さりげない日常の中にあるちょっとしたドラマを描いた短編集。やわらかなトーンで心地いい空間になっているし、面白かったけど、基本男性目線なので、ふーんと客観的に読んでしまうカンジ。

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