【感想・ネタバレ】奥様はネットワーカのレビュー

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Posted by ブクログ 2010年07月20日

例によって森氏の「シリーズ外作品」。

もの凄く複雑な構成の「実験的小説」。
登場人物6人の、モノローグだったり
客観だったりの短い章が積み重なり、
一つの「本筋」ストーリーが進んでいく。

またコジマケン氏のイラストがふんだんに入り、
何というか絵本のようなマンガのような
不思議な読書感。物語を読...続きを読むむときに、
かなりこのイラストに引っぱられて
キャラクターを理解しようとしてしまう。

舞台は、とある大学。
そこの教職員たちの中で、ナイショだが
実は夫婦だ、という人が一組いる。

その中で起きる連続殴打事件。
最初はケガをする程度だったが、
とうとう死者まで出る。

警察が介入してくる中で、
徐々に浮かび上がる複雑な人間関係。

事件の流れだけ追うと深刻そうだし、
とにかく時間軸も視点もくるくる変わり、
決して「読みやすい本」ではない。

これを、軽妙な文体とコミカルなイラストで
ぐいぐいと読み進めさせるのが凄い(^ ^;

途中で、もしやこの人が犯人だ、という
「意外性」を狙ってるな、というのは読める。
が、最後に森氏ならではのどんでん返し。
久々に「あ、そう来たか」感を味わえた(^ ^

とにかく不思議で面白い作品。
一読の価値はありますぜ(^ ^

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Posted by ブクログ 2010年01月16日

タイトルが本質を表しています。
詩的な作品ですね。先入観にとらわれていたのでしょう。予想外でした。
人物以外の目線も素敵です。それに加えて読み終えた後、ゾクゾクした怖さもありました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

6人+犯人X視点で進むミステリ。裏表紙のあらすじには‘ホラーな新感覚ミステリ’とあるけど、ホラー・・・うーん、サイコホラーな感はあるかも。トリックは判りやすくて気付いちゃうんだけど、ちゃんと意外な部分もある。面白いけど、読後感が爽やかとは云えない(^^;

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Posted by ブクログ 2014年11月19日

まぁいつものことなんですが、完全に騙されました。
次々と視点が変わるので気をつけないと、とは思っていたんですが。

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Posted by ブクログ 2013年06月29日

最後のどんでんがえしでは「まじか。」と
声をあげてしまいました。

でもどこか矛盾があるような気がするんだよなぁ・・

人物意外にフォーカスをあてている部分では、
つらつらと言葉がつづられており
これが森さんかと感じた

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年05月16日

懐かしい。
まだ森博嗣さんのファンになる前に、雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されていた作品。
あの時はあまり興味を感じていなかった…私が『ダ・ヴィンチ』を毎月読む習慣がつき始めた頃で、物語も途中だったから読まなかった…まさかこんなにはまる作家さんになるだなんて想像もしておらず。

コジマケンさんのイラス...続きを読むトが可愛くて、お話の合間に出てくるイラストに和みつつ読む読む。
6人の登場人物の視点でお話が交互に(順番不同)進む。
視点が変わるたびに語り手の名前と併せてコジマケンさんによるキャラクタのイラストが。
それも毎回違うイラスト、素晴らしい。
イラストも一緒にストーリーを紡いでいて、和むだけでなく、ドキドキもさせられる。

さてさて、“ちょっとホラーなミステリィ”。
ほんとに、怖い。
油断していたら、怖い。

一体、誰の思考についていったらいいの??
あっちについていったりこっちについていったり…そうこうしていたら謎の正体に驚き。
全然ついていっていない自分に気づく、と…いつものパターン??

しかし、洋侑さん!
爽やかだなーとただ思っていたのに、ちょっと裏切られた感ですっ。
謎とは関係ないところで、ヤキモキ。

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Posted by ブクログ 2010年08月29日

久々の森さん!

かなーり読みやすい。
登場人物ごとに章?が細かく別れているので
ちょっとした合間に読むのにいいし
読書慣れしてない人でも読みやすいのでは。
イラストが可愛いし。
もちろん一気に読むも良し。

内容は、森手法とでもいいましょうか…笑。
6人中の誰だ誰だ?と思い、犯人の...続きを読む目安をつけるものの
内心間違っているだろうなぁ~と思っていたら、
やっぱり間違っていて。笑
勢いよく最後まで騙されきりました、わたしは。
全員を疑ってかかりましょう。笑

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

表紙に惹かれて手に取った作品。まだ読み始めたばっかりだったかな・・・。
読んで雰囲気に惹かれたのを覚えています。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

6人の心情が描かれながら進んでいくストーリィ。トリックは最後まで気付きませんでした。ホラー調のミステリィ、随所に出てくる詩的な文章が雰囲気を出していて良かった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

トリックは6人が一巡したところでわかってしまったけど、
それでも最後まで楽しく読めた。
軽いのはダヴィンチ向けだからかな。
ときどきはこういうのもいい。
最近は全体的に軽めになっていくようだけど。。。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

それぞれ思惑と秘密をもった6人が、連続暴行殺人事件に巻き込まれる。
キャラクターも、話の進み方も可愛い。
が、やはりミステリー。

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Posted by ブクログ 2013年10月05日

前に超再現ミステリーという番組でこの『奥様はネットワーカ』が再現ドラマ化されてました。
私はそれを見てたので話しの流れとか、真相とか知ってました。
なのでサラッと読めて驚きはなかったです。
もし真相を知らないで読んでたら絶対騙されてたと思います。
かなり読みやすいと思ったんですが、途中に何か所かある...続きを読む人物視点じゃなくて詩みたいになってるところはちょっとよく分からなかったです。

表紙がすごくかわいらしいなと思ったんですが、表紙だけでなく本編中にも挿絵とかがいっぱいあったので読んでて楽しかったです。
視点が変わるごとにあるちっちゃい人物絵が好きです。
私的にスージィがすごくかわいい!
あと解説もおもしろかったです。
これは解説と言っていいのかなって感じだったけど。

話的には森氏にしてはライトな印象でした(途中ちょっとホラーっぽい怖さもありましたが)。
話に物足りない感はありましたが、絵も楽しみつつ読めたのでよかったです。

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Posted by ブクログ 2013年05月26日

登場人物6人の視点でめまぐるしく舞台転換が行われる。犯人のターゲットもめまぐるしく変わる。見事に嵌められてしまった。冴えわたるドンデンはいつもながらお見事。可愛いいイラストも全体を盛り上げるのに一役買っている。アクセントとしてなかなか侮りがたい。結構見入ってしまった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

見事に騙された。登場人物一覧の並びにも意味があったことに気付く。ホラーなミステリィ、の意味が分かったのも読み終わってから。多分、怖いのは読み返したとき。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

森博嗣先生らしいポエティック満載のスタイル。装丁や押絵が惜しげもなく入っていて可愛くって、小説として、というよりも、本として完成度が高い。気がします。

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Posted by ブクログ 2010年02月22日

装丁が出てないのが非常に残念。

内容も良いですが、なにより挿絵が全てカラーですし、紙質もかなり良いです。

複数人の視点から物語が進行して行く形式。
言葉の表現は相変わらずの切れ味ですなー。

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