【感想・ネタバレ】変身 Metamorphosis メルトダウン後の世界のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2014年12月16日

NHK退職の経緯、アメリカスリーマイル事故後の様子と今後も福島を「忘れないために」何ができるか考えさせられる。ツイッター発信、自分ごととして捉え原発作業員にはいっていった長野の男性、すごい、

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Posted by ブクログ 2013年12月23日

堀潤さん(@8bit_HORIJUN)さんの新刊。
スリーマイルや福島第一原発を取材したドキュメンタリー映画『変身 Metamorphosis』にプラスアルファした書籍版。印象的な台詞、シーンに溢れていて風化させてはいけないということを改めて思った。原発の賛否に関係なく読んで欲しい一冊。

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Posted by ブクログ 2014年04月29日

元NHKキャスターの著者が、自身が制作した日米の原発事故を追ったドキュメンタリー映画を書籍化したもの。
この映画が、著者がNHKを去るきっかけとなったというのも、この事故の象徴的な側面かもしれない。

放射能や原発について、専門的なこと、化学的データの意味などは私にはわからない。だが、チェルノブイリ...続きを読むやスリーマイル島も含め、原発事故関連の話を見聞きすればするほど、原子力など、人間の能力を超えた恐るべきシステムであるとしか思えない。
国家の機能停止さえ危ぶまれるほどの危機が予測できるというのに、なぜ原発でなければならないのか?
人間のすることに絶対などありえないのに、なぜ安全だと言って譲らないのか?
ひとたび何かが起きてしまったら、結局は誰かが人柱にならなければ決して収束できないというのに、しかも数十年という月日が間違いなくかかるというのに、なぜこの方法に固執するのか。
人々の犠牲が前提のシステムが、なぜ許されてしまうのか。
よもや、今後は二度と原発の事故は起こらないと、本気で考えているわけではあるまい。

事故の収束のために原発に入った作業員の言葉が重い。
「自分らはあと40年も50年も生きられないので、そうすると今日とか、明日生まれてくる誰かが行かないとどうにもならないんじゃないか(中略)今日生まれてくる誰かが放射能浴びに行かなくちゃ収束しない。」
「1ワットの電気も生み出さない原子炉のために、誰かが犠牲にならなければならない」

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Posted by ブクログ 2014年04月22日

原発災害時ツイッターで貴重な情報を流しつづけた堀潤氏。
NHKを退局後 8Bit newsを立ち上げ自由に発信を続けておられます。この本ではNHK在職中での出来事や退職後スリーマイルを取材した話、さらにスリーマイル以前にメルトダウンした原子炉の話など知らないことがいろいろ書かれていました。このような...続きを読む本はできるだけ多くの人に読んでもらいたいと思います。

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Posted by ブクログ 2014年04月16日

映画を見てみたい。

本のボリュームから仕方ないのですが,
もっともっとたくさんの内容が読みたい。

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Posted by ブクログ 2014年01月13日

東京電力福島第一原発の事故報道やツイートに関してNHK上層部と噛み合わず、アメリカへ留学。その際にスリーマイル島原発、約50年前にメルトダウンを起こしていたサンタスザーナ野外実験所、三菱重工製の装置で放射能漏れを起こしたサンオノフレ原発などを取材。
記録に残し、記憶を薄れさせないため、映画を作成。本...続きを読む作はそのノベライズ。

80年代の宮内勝典氏のノンフィクションを連想させる。
感情を抑えた文章、残酷な現実、ケロリと明るいアメリカ人・・・。

なぜタイトルが「変身」なのだろうと疑問だったが、福島のおかれた「不条理」がカフカの「変身」と重なったとのこと。
やりきれない切なさが残る。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月19日

NHK元アナウンサーの堀潤が同タイトルの映画を作るに至った経緯と取材記録を綴ったルポ作品。映画の補完作品となっている。

マスコミは組織の方針に従って報道をしているというのがよくわかった。またマスコミから提供される情報を自分でよく吟味する必要があることを説いている。

印象的だったのは、アメリカで多...続きを読むくの核実験場や原発跡地が理由もなしに立ち入り禁止になっているということだ。またサンタスザーナ野外実験場にある原子炉がメルトダウンしていたにもかかわらず、2007年になるまで誰にも知られてこなかったことには驚いた。

この地域ではがん発生率が高いようだ。放射能が原因だと考えられるが、因果関係が明確でないとの理由から、政府から補償を受けることができないでいるようだ。

因果関係が明確でないとの理由から、政府から補償を受けることができなかった事例が日本にもある。水俣病の補償では、典型症状が出ていない患者の多くは補償を受けることが出来なかった。今後、福島第一原発事故の補償問題が浮上してくるかもしれない。そのときに同じことが起きないことを願うばかりだ。

本作は映画を観ていなくても十分内容を理解できる。むしろ、本作を読んでから映画を観るとより一層、理解が深まるだろう。マスコミやメディアに興味のある人には、ぜひ読んでほしい作品である。

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Posted by ブクログ 2014年02月08日

福島の記憶を薄れさせないために、反原発ではなく原発事故のありのままを描いた映画『変身』を作ったことへのあれこれ。NHKだけではないけれど、報道のあり方にも問題が大有りだ!何より映画を見てみたい。

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