【感想・ネタバレ】音に色が見える世界 「共感覚」とは何かのレビュー

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Posted by ブクログ 2014年08月29日

授業中に声に色がついているという学生がいたときに買った本。共感覚者の日常面白話ではなく,数少ないという男性共感覚者が成長してきた過程,言語と共感覚の関係,ヒトという種の機能としての共感覚が述べられている。

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Posted by ブクログ 2011年11月14日

著者は共感覚保持者の一人。
それも音や文字に色が見えるどころか、女性を見ると黄朽葉色の帯をまとったようなもの見えたりと、あらゆるものにそれぞれの色を感じるといいます。

「感じる」といっても、例えば同じ重さの白と黒のボールを持ったとき、なんとなく黒のほうが重く感じる「異種感覚連合」や、女性の甲高い声...続きを読むを「黄色い声」というなどの比喩的表現とは異なるそうです。

不思議に思ったのは、文字や数字に色がついて見えるというものの、文字自体の形が違っていても読みが同じであればほぼ同じ色に見えるということ。
例えば「あいうえお」にそれぞれ青、黄色、黒などの色がついて見えたとすると、形が全く違っても「アイウエオ」といった同じ読みの文字には同じ色が着くという。

ということは色を感じているのは、文字の「形」ではなく「音」なのか?
だとすると、例えばピアノの「ド」の音が黄色で、「あ」が青だった場合、ドの音で「あ〜」と歌ったときはどんな色が見えるのか?

まだ解っていない事が多い共感覚ですが、実際に多くの具体的な事例が確認されているのは確かです。その1例として著者の感覚が図で細かく解説されているなど、脳科学に興味がある人は面白い本かと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月12日

共感覚をもっとしりたくて、題名が良かったので読みました。
共感覚者が書いた本なので、解りやすい面もあった。(世界がどのように見えているかなど)
著者が伝えたい事と私が知りたい事が一致しなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月21日

[ 内容 ]
一般の人々にとって「ミカンが黄色い」のと同じように、E音は青緑色に、F音は紅色に、著者には感覚される。
単音だけでなく、和音や音楽全体にも、色や形を感覚している。
比喩や連想ではない。
五感が混じりあった、未分化の世界。このような感覚世界を「共感覚」と呼ぶ。
本書では、当事者の視点から...続きを読む、共感覚とは何なのかを解説。
さらに、日本文化の原風景が共感覚的であったことを明らかにする。

[ 目次 ]
第1章 共感覚とは何か(共感覚とは何か 共感覚ではない感覚 私の感覚世界の模式図 ほか)
第2章 日本文化の原風景としての共感覚(私の前言語的記憶 文字の創作 日本語への確信 ほか)
第3章 共感覚者男性として(共感覚の共時的考察 共感覚者に女性が多い理由 共感覚は障害ではない ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年02月04日

共感覚というものを知って興味を持って読んだ本。
「音に色が見える」、「文字に色が見える」という感覚は、非共感覚者の自分にも比較的理解しやすい気がした。
古語や他外国語にも言及している点が興味深いと思った。

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