【感想・ネタバレ】女子会2.0のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年07月04日

20代後半にさしかかり仕事とか結婚とかに対してもやもやし始めたお年頃にちょうどよい本だった。
女子がもっと生きやすい国になればいいのに。

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Posted by ブクログ 2014年01月31日

ただの女子会トークかと思ったらとんでもない!
女性の仕事、結婚、出産に関して歴史的な変移から知ることができてすごく面白かった。

みんな思うことは同じなんだなと。
すべて欲張りたい!
もっと気楽に生きれるようになればいいのに!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年06月19日

ページを開くと、一番最初に「この恐ろしい本ができるまで」というタイトルが出てくる。
この本を読んでいると、まさに「恐ろしい」という感想を持つ。なぜかと言うと、「現実はそんなに甘くない!」という事を統計やアンケートからまざまざと見せ付けられた気分になるから。
この本が一番言いたいところは、「現代女性は...続きを読む自分の将来像を自分の母親と重ねてはいけない」というところだと思う。
高度経済成長期に結婚した夫婦モデルは、父親は外で働き生活費を稼ぐ、母親は就職した会社で結婚相手を見つけ、職場結婚をしたら専業主婦になり、子どもがある程度大きくなったらパートに出る。というものだった。日本の会社も今ほど不安定ではなく、一度社員になったら年功序列制で給料は上がり、終身雇用で将来も安泰だった。だからほぼ父親の収入だけで一家が十分暮らせていた。
でも今の時代、このモデルは通用しなくなってきてる。現代男性が結婚相手に選ぶのは、共に生活費を稼いでくれる女性。更に、結婚する時点で、自分と同水準の収入がある女性。
そんな男性達の希望とは逆に、現代の女性は、正規雇用社員になれずに派遣社員やアルバイト生活をしている人も多く、思ったような収入を得られていない人が増えている。そして生活水準の高い男性と結婚して、自分の生活水準を向上させる事を望んでいる。
この男女間の考え方の差は、これからますます未婚率を上げていくと本では語られる。
この本でモヤモヤ女子と名づけられる、現代女子の6割は、モヤモヤのまま、「稼げず」「産めず」にいる。
最終的にこの本に出てくるアラフォー女子達から、現代を生きるモヤモヤ女子に対してのアドバイスは、結婚してもしていなくても「自活力」を付けなさいという事だ。まずは稼げる女子が増える事で、社会も潤い、女性の社会的地位も今より高くなり、何より結婚を女性が自分で選べる時代になるという。
現代に生きる女性ならみな、興味を持つ内容だと思う。
男性もこれを読んでみたら、現代女性の持つ悩み、考えが分かるのではないかな。

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Posted by ブクログ 2013年12月27日

これから社会に出ようとする若い女性に有用であることは言うまでもないけれど、それ以上に懐古的に過去を賛美する高齢層(あるいは社会的強者)にぜひ読んでもらいたい本。あなた方の言う家族観は戦後のごく短い時期にたまたま誕生したものであって、別に日本人の正義などとは関係のない概念だと悟って欲しいよ、もういい加...続きを読む減、この本読んで。

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Posted by ブクログ 2013年10月28日

フェミ系というか、社会における現代女子の生き方をめぐる考察本。いや、鋭いところをズバズバ切り込んでいて面白かった。ぬるくない議論は読んでて気持ちいい。
今の日本社会のしくみでは女子は仕事しようが結婚しようが出産しようが幸せに人生を歩める道筋がまったくない。それは事実だし、読んでると不幸な時代に生まれ...続きを読むたかのような気もしてくるが、それって言葉のあやで、それ言ったらじゃあ幸せが保証されてる時代なんかかつて一度でもあったのか?と思ってしまう。
昔の価値観と次の価値観はいつのときも同じ時代の中でぶつかり合っていて、結局どっちも同じくらいハイリスクなら早めに次の価値観っぽいほうに移行してたほうがお得そう。なんとなくね。

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Posted by ブクログ 2013年08月18日

一見、女子の苦悩によりそうような構成だけど、その実、「それなりの大学いって、それなりの企業の正社員にならないと」男の選択肢なんてないんじゃん?w みたいな、意地悪さをかんじましたけど、ひがみかもしれません。

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Posted by ブクログ 2013年05月30日

”磨き過ぎた『女子力』はもはや妖刀である。”
この半期の個人的ベスト帯コピー!

唯一の男性にして女子会のオブザーバー、社会学者の古市憲寿氏の前書き「この恐ろしい本ができるまで」がこの一見恐ろしげな女子会を更にスパイシィなものに仕上げている。

過去をふまえて女子は今後をどう生きるべきか。
育児と仕...続きを読む事の両立もしんどければ、専業主婦もしんどい。独身でいてもそれはそれで何かとしんどい。
どの道を選択したところで女子にモヤモヤはつきまとう。

結婚して子供を産み育てることが最大の存在意義とされたひと昔前に比べれば、今は結婚するしない、子供を産む産まない、を自身で選択できるようにみえる。

しかし選択肢が多いイコール自由かと思いきや、選択肢が多いと逆に選びきれない不自由さに見舞われる。
過度な自由はもはや自由でなく、目の前に一見広がる、でも重いコールタールのような海をえっちらおっちら泳ぐしかないのだろうか。

とかく渡世とはしんどきもの。

女子会とはこのしんどさをデトックスする場であり、知らず「同志」が集まる場でもあり。

そしてモヤモヤを浄化すべく今宵も女子は、パンケーキやシャンパン片手にサバトを繰り広げるのだ。

男子にこそ読んで欲しい1冊。女子のすべてが詰まっています。

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Posted by ブクログ 2018年12月24日

社会はどんどん変化している。私たちも一所懸命に生きている。さまざまな意識が追いつかないまま。
水無田さんのコラム部分にしごく納得。「妻は子どもが生まれれば、少なからず「撮影時の松田優作」となる。優作は子どもという「作品」製作に夢中になるあまり、周囲が見えなくなりがちである。・・・」

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Posted by ブクログ 2014年10月25日

闇を覗いた感じ。
男性である私が何の壁も感じることなく生活できていること自体が、男性に都合の良い社会構造でることの証拠なのだろう。
男子会では、結婚や、仕事と子育てとの両立がこれほどまでに最優先事項の話題にはならない。

現在の社会に壁を感じている女性だからこそ、社会の変化に敏感になれるのだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月15日

本の内容と主旨は、すでに皆さんがかなり正確にまとめているので、あまり指摘されていない点について感想を述べる(タダ乗りは失礼?)。
この本は、「女子会」という名目でおこなわれた、現代女性という広いテーマを扱ったディスカッションの内容をまとめたものだ。付録として、後日、参加者がめいめいの論考を寄稿してい...続きを読むる。
付録の方はまだしも、ディスカッションの部分では、肉声ならではの「思いつき」「首尾の非一貫性」「不用意な言葉」が飛び交い、論題はあちこちに飛ぶうえ、各議論の結論が示されていない。
これは本紙の美点であるが、汚点ともなる。多彩な考えを知ることができる半面、その正誤を判断するのも、論者の意図を掴むのも、我々読者に任されているからだ。
「不用意な言葉」の一例として、文中に示されていた「ホモソーシャル」という言葉を挙げる。
私はこの言葉を知らなかった。こうした難解語に対して、本紙ではきちんと注釈をつけている。その点は素晴らしい。
しかし、最近、海外小説の「ミレニアム」を読んでいた私は、その説明を読んで「つまり、マチズモのことじゃないの?」と考えた。wikipediaで両者を比較すると、ほぼ同じ意味で、マチズモの社会学的用法がホモソーシャルであるようだ。
ならば、より社会で通用する言葉を使うべきだと思う。
両者はカタカナ語であることから、本来の形である英語を含めて用例を比較すべきと考えて、Googleの検索エンジンで「ホモソーシャル」「homosocial」「マチズモ」「machismo」をそれぞれ検索し、ヒット数を比較した。この結果、投稿時点では「machismo」(約196万件)>>「ホモソーシャル」(約88万7000件)>「homosocial」(約19万件)>>「マチズモ」(約1万9000件)であり、カタカナ語としては「ホモソーシャル」の方が多用されているが、英語を含めれば、「machismo」の方が桁違いに通用していることがわかった。
であれば、本紙も「machismo」のカタカナ語である「マチズモ」を正式表記とする方が正確ではないか、と指摘するのは、恐らく私だけではないと思う。
(注記:「machismo」のヒット数は、同じGoogleの検索エンジンであっても、Google日本とGoogleUKの場合でさえヒット数が違う。上記の数値はGoogleUKの場合。Google日本のヒット数は約43万5000件。「homosocial」は両者相違なし)
このように、指摘しようと考えれば多方面から指摘できる程度の内容を、ほとんど校正せずに、女子会の雰囲気を活かしてそのまま載せたのが、本書だ。
繰り返すが、これは本書の美点であり、汚点でもある。
私は、本書で示されている多彩なアイデアを買った。そして、本書が間違いのない事実を記載した学術書ではないという点は重々承知している。
これから本書を手に取る読者諸氏にも、斯様であられたしと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月18日

フェミニスト中核女性論客+新進気鋭の社会学者の女のなかに黒一点という奇妙な対話本。

古市は年上女に合わせるのがうまい。
けれど、他の男性との対談本を見るに、かなり知性を抑えているんだろうな、馬鹿でかわいいふりをしているな、と感じる。つまり最近の草食男子は、おばさんたちの前で女の子ぶっているのだろう...続きを読む、と。

大学教授の千田の論考はデータが緻密に提出されており、さすがと感じるのだが。いかんせん、他の女性陣は自分がたりが酷かったり(水無田)、韓国押しがうっとおしかったり(西森)、女性雑誌の歴史をぺらぺら述べている(石森)が、実際のそのときの女性からインタビューしかたわけでもなく、実態に乏しい。西森はだらだら、海外ドラマや映画に関しての自分のバブル脳っぷりとオタクぶりを披露しているが、はっきりいってどうでもいい。頁の無駄。
こういう意識の高い女性フェミニストたちは、実際のところ、「誰にも語りかけないし、誰とも対話しようとしていない」のだ。

本書で価値があるのが、婚活ジャーナリストの白河の寄稿文。女性に自活せよ、専業主夫の母親をモデルにするな、妊娠から逆算した結婚のタイムリミットとライフデザインを説く。男が、女が、とぐちゃぐちゃ論点をまぜっかえしてなにも解答が得られないフェミニストの発言とは大違い。

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Posted by ブクログ 2014年06月15日

現代の女性がおかれている状況や問題について、オピニオンリーダーの女性たちが座談会形式で議論している。仕事、結婚、出産、恋愛などについて、価値観の変化や経済的な弱体化が大きく影響しており、もやもや感のある女性が増えているとしている。それに対する処方箋も紹介されている。

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Posted by ブクログ 2013年08月28日

こゆい女子による座談会。生む私と働く私を同一線上に考えられたことがなかった自分にハタと気づかされる。

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Posted by ブクログ 2013年08月05日

残念ながら未だ女子会なるものに参加したことがない。この女子会には古市憲寿さんがオブザーバー参加しているが、参加者もいうような彼の持つ女子っぽさは僕にもあるので、入れてもらえないかのう…。
というのはさておき、女子会の、というか現代女子の恐るべき実態、というか可哀想な現実がつづられていきます。キーワー...続きを読むドは「恥」かなあ。みんな恥をかきたくなくて女子力の切れ味を磨きすぎて妖刀化させ、そして自分をも騙すのが女子力の高さ、と。女子の慣れ合いにそまらないことがモテと非モテの境界なのでは、みたいな話です。いろいろデータなんかも引っ張りだされていて、思ったよりもなかなかに重苦しい本。ともあれ、女子のみなさん、悩み過ぎじゃないの? 男子よ、妖刀にビビっていないで、これを読んで女子を少しでも楽にしてやれ。

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