【感想・ネタバレ】小説 小栗上野介 日本の近代化を仕掛けた男のレビュー

あらすじ

幕末に勘定奉行や外国奉行、軍艦奉行などの要職を歴任し、遣米使節としてアメリカと通貨・為替交渉をし、横須賀製鉄所の建設や日本初の株式会社の設立、郡県制など、卓越した先見性で様々な新日本構想を描いていた小栗上野介。しかし新しい日本の姿を見ることなく、領地上州権田村で悲劇的な最期を迎える。日本の近代化を仕掛けた幕末の名奉行の功績と、その儚い運命を綴った歴史長編。

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Posted by ブクログ

 沈み行く船と知りながら、それでも幕府を再興させるべく非凡な先見性で次々に打開策を打ち出す小栗上野介だが、無能な閣僚達と徳川慶喜の腰抜けに、言わば後ろから撃たれた形で非業の、しかし従容として、最期を遂げる。
 幕末の流れを俯瞰するのにこれほど最適な本もない。ビジネス指南書にもなり得る。

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2018年11月04日

Posted by ブクログ

小栗上野介の幕末から上州での最期までの話
勘定奉行、外国奉行などの要職を歴任し、アメリカに渡って通貨交渉をするなど最後まで幕府の立て直しに奔走した名奉行。
大政奉還後も日本の行く末を案じ、江戸を離れて隠居するつもりだったが、反対勢力に目をつけられていたばかりに志半ばで斬首された
この話を信ずれば「埋蔵金」はなかったはず。

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2012年04月11日

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