【感想・ネタバレ】SOUL CATCHER(S) 1のレビュー

心が見える能力を持った指揮者が主役の吹奏楽マンガ!

他人の心を見ることが出来るという特殊な能力を持っている主人公の神峰翔太(かみねしょうた)は、吹奏楽部の演奏会で、奏者である刻阪響(ときさかひびき)のサックスの音色が人の心を掴んで動かしているのを目撃する。
過去の経験から他人の心を変える事は出来ないと考えていた神峰だったが、刻阪と知り合い、音楽によって共に人の心を救った経験を経て、指揮者を目指すことになる。
しかし、音楽未経験の神峰は顧問や部員達から認められず、指揮者としての能力を示すために様々な課題に直面することになる…!

音楽をテーマとした本作ですが、全国のライバル達との演奏でのぶつかり合いを、観客の心を奪い合うレースや刀での斬り合いといった様々な表現で描いており、これまで見たことの無い新しい形で音楽に触れることが出来ます。
また、主人公の神峰は指揮者として認められる為に、各楽器のパートリーダー達と真正面から向き合っていきます。一筋縄ではいかない困難にぶつかりながらも諦めない姿は、他人とは関わらないと考えていた頃と比べ、作中での神峰の大きな成長を感じ取れ、今作の魅力のひとつになっています。

とにかく熱いマンガが読みたい方にオススメの作品です!

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感情タグBEST3

購入済み

熱い音楽漫画!面白かった!

2021年01月31日

心が視える主人公が吹奏楽部の指揮者になる、という設定が独特だけど中身はとても王道で熱い!それぞれのキャラが抱える悩みがリアルで解決に導く姿にグッとくる。音楽が分からなくても読み進められるし、キャラのプロフィールも細かくて良い。7巻と8巻は込み上げるものがあった。ラストの風呂敷の畳み方も綺麗で、やや早...続きを読むいテンポではあったけど無事完結してて面白かった。作風で作家の色が出るタイプだと思うので、次回作も楽しみです。

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ネタバレ購入済み

濃厚少年漫画

ka
2019年11月14日

神海英雄先生の超濃厚吹奏楽バトル少年漫画です。
非常にテンションが高いため人を選びますが、刺さる人にはとことん刺さると思います。
これがきっかけで今まで聞いたことがなかった吹奏楽を聞き始めました。影響力のある作品です。

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購入済み

音楽をつくる少年少女たち

2020年11月26日

素晴らしい音楽ってどうして心を揺さぶられるんでしょうか。
それはきっと、音を作る人達の心が込められているからだと思います。

この漫画は人の心が見えてしまう体質の主人公・神峰が、人の心を掴むほどの凄腕のサックス演奏者・刻坂と出会い、吹奏楽の指揮者を目指すようになって、自分自身を含めた人の心と向...続きを読むき合う青春スポ根ストーリーです。
作中では実在の楽曲名が使われており、物語を色付けています。
同じ曲でも指揮者や演奏者が違えば音色どころか曲が別物にさえ感じてしまう。
それほどまでに音楽とは奥深いと思います。
この漫画に興味を持ったことをきっかけに、その登場曲を聴きながらこの漫画を読んでみるとまた違った感想が生まれるかもしれません。
私は2話で泣きました。

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Posted by ブクログ 2014年04月06日

とにかくアツい吹奏楽漫画。

人の心が見える神峰翔太と心をつかむサックス奏者の刻坂響。
心が見えても何も出来ないと諦めて生きてきた神峰が、音を幼馴染みの心に届けたい刻坂と出会う。お互いの心を引き上げていく様子は「アツい」としか言いようが無い。

大げさなまでの人の心の表現と画面から出てきそうなほどの...続きを読む演奏シーン。
「体育会系文化部」吹奏楽部だけど、ここまで熱気あふれる作品になるとは思いもよらなかった。このアツさをぜひ持続させていって欲しい。

1巻の後半は神峰が吹奏楽部に入部、指揮者となれるかどうかのテスト開始。パーカッション・パートリーダー打樋、トランペット・パートリーダー音羽と向かい合う。

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Posted by ブクログ 2013年12月12日

ライトウィングのあの人が久しぶりに、週刊少年ジャンプ本誌連載だ‼

他者の心の様子が文字通り見える神峰翔太は、人間不信に陥っていた。そんな折、彼の心にまっすぐ届く音が見えた。音の主は刻阪響、天才サックス奏者である。運命的な出会いを経た二人は、長い夢路へと歩むのであった――。

要するに、実におジャン...続きを読むプな友情・努力・勝利漫画で、特異な要素はそれを吹奏楽で取り扱うということでしょう。ライトウイングでもこういった斜め50度くらいを飛んでいく神海先生だったが、今回も斜め52度くらい飛んでいる。
漫画では難しい音を書くために、主人公神峰の能力があるといっても過言では無かろう。というか、単に神海先生がどうしても漫画で吹奏楽描きたいがために、神峰は心や音が見える超能力者となったのではないかと……。まあ、いちおう共感覚として説明を落ち着かせているが、あんだけのキャラクター数でどんだけ共感覚の人がいるんだとツッコんだら負けだ。

しかし、これがどうしてなかなか面白い。絵柄はお世辞にもうまいと言えないし、テーマも地味になりがち。それでも妙に引き込まれる魅力を持っている。おそらくその引力は、キャラクターたちが個性的で設定がしっかりして(いない可能性もプロフィールを見るにあるが)いるからだろう。テンポもライトウイングで反省(?)したのかかなりハイテンポである。ただ、神峰を主人公としたギャルゲーや乙女ゲーだと仮定するならば、順当なテンポ。どんどん攻略対象キャラを攻めて行って、最終的にはアメリカの大統領を攻略することになるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2013年12月04日

ゲームのような音楽表現が面白い。
ジャンプで音楽ものって大丈夫だろうかと思ったけれど、なるほどこういうアプローチなら少年漫画として成立しますね。

のだめや青空エールのような作品とはまた一味違って、これから大化けするんじゃないかと期待。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月06日

「モテないなら戦え」と言わんばかりに、ラブコメ以外どうあってもバトルを求められる週刊少年ジャンプにおいては、たとえ舞台が吹奏楽部であろうと戦います。

作者は、前作「LIGHT WING」でジャンプ打ち切り漫画史上に残る伝説を打ち立てた鬼才、新海英雄先生。
主人公の神峰翔太は人の心が見えてしまうとい...続きを読むう特殊能力を持っていますが、それは、「心」という本来目に見えないはずのものを視認できるだけで、他人の考えてることが具体的に全て分かるわけではありません。能力というより共感覚に近いかも。
神峰が戦うのは部活の先輩でも他校のライバルでもなく、目の前にいる人の「心の闇」。目に見える「心」の姿から、その人の感じている悩みを突き止め解決していく流れは、古屋兎丸先生の名作「幻覚ピカソ」のようです。
神峰の力で自分でも気付かなかった心の問題を解決した吹奏楽部の部員たちは、格段に素晴らしい音を奏で、徐々に神峰を指揮者として認めるようになります。この展開も超アツイ!1話が読み切り並に綺麗にまとまりすぎていたので、2話以降大丈夫か?と逆に心配しましたが、杞憂に終わりました。

そもそも、「音楽」が漫画という媒体で表現するのに難しいテーマであることは、改めて言うまでもなく当然のことです。音は見えないのですから。
その見えないはずの「音の善し悪し」を、「演奏者の心」「観客の心」という観点から神峰が「見て判断できる」という設定は、お見事!の一言です。
思えば前作「LIGHT WING」において、サッカーの試合中、主人公の凄さを示すマンガ表現として描かれていたはずの背中に生えた翼をライバルキャラが物理的に引き裂き、しかも主人公も「ぐああああ」とか言って物理的にダメージを受ける・・・という光景は、「えっ翼ほんとにあったの!?」という衝撃を全国の読者に与えたものでした。
今作に見る神峰の能力、心理表現を視覚化し、物理的にそれと戦っているかのような描写、それらの特色が前作からのものであったことは間違いなく、新海先生の漫画表現への飽くなき挑戦は衰えを知りません。
本当に毎週楽しみにしているので、頑張って連載続いて欲しいです。

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Posted by ブクログ 2013年10月06日

よくわからない熱気みたいなものに追われて最後まで読んだ。おもしろかった。主人公の異能のせいもあるかもだけど、いまはやりの熱血系文化部マンガの枠からもちょっと外れていて。(そしてその手のマンガには食傷気味なところもあったので)新鮮な感じ。
吹奏楽漫画はいくつか読んだけど、なかなか長続きしないよね。私は...続きを読む放課後ウインド・オーケストラがすごく好きで、それ以来の吹奏楽マンガ。しかもジャンプだしまた打ち切られるのでは…という不安もあるので、応援の意味も込めて☆5個。ぜひ続いてください。お願いします。

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Posted by ブクログ 2013年09月27日

熱血吹奏楽漫画。素直に面白かった。
正直にいうと,作者が「LIGHT WING 」の神海英雄だから,多少ネタ的に見ていたところがあった。
しかし,間違っていた。この作品は良い。
とにかくキャラクターが魅力的。
「LIGHT WING 」では,サブキャラが魅力を発揮する前に打ち切りになってしまった反省...続きを読むを踏まえてか,今回はどんどんサブキャラの魅力を掘り下げている。
…とは思うものの,何故か今は打ち切りの危機。
支援のため1冊購入。ぜひ頑張って長期連載してほしい作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月08日

連載初期からずっと読んでる作品
音羽先輩の話が1番好きなので2巻が待ち遠しい!
キャラ個人では打樋先輩が好き

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Posted by ブクログ 2016年11月09日

最初ちょっと読みづらいなぁと思ったけど、慣れれば面白くて面白くてビックリ☆
人の心が目に見える主人公
友達が出来、指揮者になる為に頑張る姿が応援したくなる
新しい友達や仲間やライバルのキャラも素敵で
絶対全巻読破する!

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Posted by ブクログ 2015年10月16日

とても良い。ジャンププラスで途中から何話か読んだところ面白そうだったので購入してみた

「音楽」というのはまあ漫画にするのが難しいジャンルだと思う。当たり前だけど音を出すのは無理だからストーリーや登場人物、絵でそれを表現するしかない。例えばこれまでにも「のだめ」「BECK」「マエストロ」「ピアノの森...続きを読む」と様々な作品があってそれぞれで異なった見せ方をしていた。

そこでこの作品は、音楽で動かされた「心の動き」と音そのものを主人公神峰の目を通してビジュアル化している。その表現がまた非常にストレートでわかりやすく、熱い。人の心を怖がって遠ざけていた神峰が、刻坂との出会いを通じて頑なな吹奏楽部のリーダー達に向かっていっていくのも少年漫画っぽくて燃える。仲間を増やしてく王道展開も熱い。

絵的にも題材的にもメジャーになりにくいところかもしれないが頑張って欲しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月15日

新感覚で斬新な作品。心の声を感じ取り、指揮者として吹奏楽を導くというアイディアは、どうやったら思いつくのだろう。これまで無縁だと思われた吹奏楽の世界へ、初心者の私も一緒に引っ張っていってくれるような、とてつもない引力を感じる。

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Posted by ブクログ 2013年09月08日

ジャンプ本誌で見たときは、1話で話が完結しすぎてるじゃないですかーーと思ったけど、いまだに面白い。
各プロフェッショナルの問題を解決しつつ認められていく初心者、というのは王道も王道だけど、楽しいです。

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Posted by ブクログ 2013年11月13日

ジャンプでまさかの吹奏楽マンガ。

しかしさすがにフツーでない☆

…とりあえず面白く読んでるから
3巻くらいで打ち切りとかやめてね(笑)

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Posted by ブクログ 2013年09月06日

実に荒削りだが、熱く、奇妙な魅力を持つ作品。

吹奏楽がテーマだが、ジャンプ作品なんでどうしてもバトルになる。そのバトルというのが、"音楽"と"心"、そのせめぎあいを視覚で描いた奇妙なもの。ジャンプ漫画でありながら、今後どんな戦いが描かれていくのか、全く想像で...続きを読むきない。前作『LIGHT WING』で見せた想像力の飛躍を、どうしても期待したくなるものだ。

そして、(連載は途中から追っかけていたので)今回初めて冒頭を読んだわけだが、タイトルにある『SOUL CATCHER(魂を掴む)』のは、どちらかと言えば刻坂の音楽のほうだったのね。複数形のSがカッコで括られているあたりにどういう意味があるのか、今後を楽しみに見ていきたい。

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