【感想・ネタバレ】交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場からのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年04月02日

交渉というのは、まず真剣に相手の話を受けとめること、こちらの考えを誤解を受けない明瞭なことばでゆっくりとお伝えすることから始まると思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年05月12日

メモ
◆交渉では勝つことではなく、互いに一緒に結論を導いたという達成感を共有することが大事。
◆そのために、信頼関係の醸成と構築が必要
◇エレベータープレゼンテーション
30秒~1分で案件の進捗状況報告、問題点とその対策を提案し、承認してもらう「じゃやってみろ」というところまでもっていく。

相手...続きを読むを予備知識ゼロだと思って、誰にでもわかるように説明と情報を過不足なく与える

毎日やって半年かかる
②A4一枚にまとめる技術→半年かかる
※センテンスを短めに切って問題点や解決策を明確に伝える
◇アイスブレイク(相手の緊張をとく)
◇相手が突然強靭な態度になったり、突拍子もない主張をしてきたら、答の出ない他の話題を話して時間を稼ぎ、考えをまとめる(上級テク)
◇相手が得意げに過剰にしゃべる場合、黙って聞いておいて、相手が「どうだー!!わかったか!」としゃべり終えたら、「いや、全然わかりませんでした」と答えてボディブロー
◇相手の情報で必要なもの
誇りとしていること、タブー、独特の発想、考えの道筋、思想・信条
相手の文化を理解し、敬意を示すこと
◆what(何が欲しいのですか。何が目的ですか。何が問題ですか)why(どうして提案をのめないのですが。どうしてこのようなことになってしまったのですか。どうしてそのような主張をされるのですか)について相手の話をじっくり聞く

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Posted by ブクログ 2014年09月02日

交渉では「勝つ」ことを目標にしてはいけない。
メディエーターは、訳せば「調停官」である。
ごめんなさい、お願いします、と言えるように。
エレベーター・プレゼンと、A41枚に主張をまとめるすきる。
リーダーシップとは任せること。相手に、センス・オブ・オーナーシップをもたせること。
まず聞くこと。そして...続きを読むおうむ返しすること。しかしこのオウム返しの際に徐々に自分の意見を加えつつ返していくことで、じぶんの主張を導きやすくする。
相手がワーグナーが好きならワーグナーの勉強をしてからいく。
なにが問題ですか、だけじゃなくて、なぜ受け入れてくれないのですか、など本音を引き出す質問をすること。
最初からパーフェクトな提案をしない。

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Posted by ブクログ 2014年07月23日

国際紛争や 環境交渉に国際ネゴシエーターとして関わる著者の軌跡を活写するもの。大変、興味深く、参考になります。交渉のあり方のヒントも満載。

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Posted by ブクログ 2014年03月12日

”国際ネゴシエーター”なる謎の職業についている島田久仁彦氏の半生を振り返りつつ、国際交渉官の職業内容・そこに伴う責任感や緊張感を詳しく解説している。

傭兵みたいな生きかたもいいかもなぁ

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Posted by ブクログ 2013年11月27日

交渉のプロが自身の経験を通して、失敗談を交えながら交渉の成功方法を伝授してくれる1冊。
最初から完璧な提案資料を出してはいけない。や、
双方の折り合いのちょうど良い所を分かっていても、まずは互いに意見を言わせる。など、平和的交渉に向けてのアドバイスが盛りだくさん。
著者は国際交渉のプロなので、扱う案...続きを読む件も大きく、責任重大な交渉を沢山してきた人だけれど、交渉って家族とか夫婦の間の小さな世界にも起こることだよな~と思いました。
相手がちゃんと納得した上で、自分の提案をいかに多く通すことができるか。
ただの言い合いで終わることなく、後から不平不満が出ることもない平和な交渉術を少しでも身につけられたらいいな~と思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月05日

国際ネゴシエーターというなかなか普段耳にしない仕事をされている方のエピソード。紛争解決のための交渉や環境問題のための国際会議などで活躍されている。環境問題に関して自分も興味がありNGOの立場から問題に取り組んでいるがやっぱりそのNGOでの思惑とかが入った視点となってしまう。そのあたりにもコメントがあ...続きを読むり自分がふだんから悩んでいることに対しての解決の糸口になるのではないかと感じた。

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Posted by ブクログ 2018年11月25日

COPや国際会議のファシリテーターを務めるわけでないにしても、会議のまとめ方とか、交渉技術について、リアルな教訓が詰まっている。

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Posted by ブクログ 2018年11月11日

国際会議などの舞台で活躍する著者の交渉のノウハウや経験談が書かれている。さすがというまでもなく、読みやすくわかりやすい文章でどんどん読んでいける。
口下手でプレゼンもうまくないと自認している身としては、何かヒントになることが書いてあればという思いで読んだのだけど、わりと知識としてはわかっていたり腑に...続きを読む落ちやすいところだった。あとは場数と、持っている知識・技術を使い尽くそうとする熱意と緻密さかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年02月18日

本書は、国連紛争調停官・日本政府交渉官を務めた筆者が、国際交渉の舞台裏を紹介するもの。そこで重要なのは、場にとけ込み、相手と心を通わせ、そのためにも相手のこと・自分のことをよく知ること、これらは普段の仕事や人付き合いにも当てはまる本質だと感じました。
それにしても本書で紹介される交渉のプロ達の生き様...続きを読むには熱く感動します。文章も流れるように一気に読めて、オススメです。

【ポイント】
・”交渉においては「勝つこと」を目標にしてはいけない”-一緒に結果を出したという達成感を共有する
・”プロフェッショナルはためらわずに頭を下げる”-「ごめんなさい」と「教えてください」
・”リーダーシップとは「任せきる勇気」”-悪い報告ほど積極的に、何かあれば責任を取る
・”あえてスキをつくる交渉術”-最初から完璧な案を提案しない
・”センス・オブ・オーナ-シップ”-参加している、自分の考えも反映されているという感覚を持たせる

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Posted by ブクログ 2014年01月22日

チームの代表として社内折衝や事前交渉が必要とされる機会が増え、交渉力を身につけたいと思っていた時に出会った本。正に交渉のプロが自分の経験を記した一冊。
印象的だったのは次の2点。
•初めから100%の回答は示さない
•大事なのは、相手に「自分が参加した、一緒に作り上げた」と当事者意識=sense o...続きを読むf ownershipを持たせること

これって仕事だけじゃなく、あらゆる人間関係において大切なこと。

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Posted by ブクログ 2014年01月03日

国際会議の時に時々聞こえてくる「事務方」とはどういう存在か。
マスコミでは語られない交渉の裏側で動く「調停人」から見た合意の現場を垣間見せてくれる。

泥沼の民族紛争の国で独裁者と渡り合うコソボでの停戦調停、環境をテーマに各国の利害がぶつかる名古屋議定書など、筆者の実体験を取り上げ、ニュースで報じら...続きを読むれる会議や採択の部分は交渉全体のごく一部であって、現場では各国の調停人が文言一個の世界で奔走しながら合意の設計図を作り上げている姿が語られる。

「双方が納得した合意でなければ『長続き』しない」の一文が、どれだけ緻密に作り上げてた合意も、「なんとか長続きさせる」ことしかできず、永遠に続くものでも、「勝った負けた」でスッキリ解決するものでもないという、人間同士の交渉の「リアルの重さ」を感じさせる。

新書のコンパクトさを感じさせない、ガッツリとした読み応えがある1冊。

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Posted by ブクログ 2013年11月25日

「国際ネゴシエーター」、日本人でもこんな人がいるのかと驚き。そもそもネゴシエーターとは何なのか、国際会議などの場でのネゴシエーターの活躍、日本の交渉団が、意外に上手くやっていることを説く。ここに登場するいくつかの交渉テクニックは仕事でも、活かせると思うし、それっぽいことをしていたりもする。

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Posted by ブクログ 2013年10月26日

国際紛争や環境問題などの交渉ごとにあたってる人のエピソード集敵な。普通に面白かったが、特にかの松本ドラゴン大臣との話は… 真面目に読んでもちと打算的だし手の内明かしすぎではと思わなくもないけど結構読み入る。自己顕示欲が強くてはいけないと何度も触れられていたが、この本を読む限りこの人は強そう。

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Posted by ブクログ 2014年03月27日

国際調停官という存在がなぜ必要なのか。またはそのスキルがなぜ必要なのかということを理解しなければ意味がない。

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Posted by ブクログ 2014年01月17日

恥ずかしながら、セルジオ・デメロ氏のことをこの本で初めて知った。
その優れたリーダーであるセルジオの下で交渉を学んだ島田氏のこれまでの数々の取組を紹介する一冊。

交渉に臨むとき、情報は徹底的に調べるが、それは出さずに、紛争当事者が自らその合意にたどり着いたと思わせることが重要であることや、What...続きを読む(何が欲しいのか)ではなく、Why(なぜそういう主張をするのか)に焦点を当てないと話が整わないといったことは自分の仕事のやり方としても大いに参考になる。
後半の温暖化交渉、生物多様性条約名古屋会議での生々しいやり取りは、当時議論の流れを追っかけていた一人として、とっても興味深かった。

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