図書館である書物を手にとったことがきっかけで、異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文の活躍、もとい“成り上がり”を描く人気ファンタジーノベル。
王道の異世界転生モノですが、主人公が人間不信からのマイナススタートという点がなんとも斬新な作品です。
尚文が召喚されたのは、「メルロマルク」という国。その世界には終末の予言というものが存在し、龍刻の砂時計が落ちはじめたとき、ひと月ごとに訪れる「波」が振りまく災厄を跳ねのけなければ世界は滅ぶ――という不吉な伝承がありました。
それが現実となった今、対処する最終兵器として異世界(=日本)から召喚されたのが、尚文はじめ4人の勇者たち。
しかし、他の3人が、剣・槍・弓という華やかな伝説の武器の属性である一方、尚文の武器は「盾」。なんか地味。そこはかとなく漂う負け組感。
しかし物語はここからが本題です!
なんと他の勇者3人の姦計にはまり、婦女暴行の冤罪を着せられた尚文は、右も左もわからない異世界で、いきなり放逐されてしまうことに……。
現実世界ではオタクで引きこもり気味の大学生、さらに異世界ですら輝けない。
一時は完全に自暴自棄になる尚文でしたが、そのゴ●ブリ並みの生命力で、マイナスの境地から世界を救う本物の勇者になるべく、試行錯誤の旅がはじまります。
もちろん、そんな尚文に同行したり、味方になったりするお約束の美少女たちも、本作の見どころです。
亜人の少女ラフタリア、鳥型の魔物でありながら人型に変形する幼女フィーロ、ツンデレ王女メルティ、これまた亜人のアトラなど、各種美少女しっかりととりそろえ。
本編は現在22巻まで刊行中。さらに漫画版『盾の勇者の成り上がり』、スピンオフ『槍の勇者のやり直し』『盾の勇者のとある一日』『盾の勇者のおしながき』(すべてKADOKAWA)と、関連作も大充実しています。
まずはぜひ、原点である本作から入ってみてください!
感情タグBEST3
理不尽な状況から始まる異世界での勇者生活から徐々に、成り上る様がいいね。軽く読めるので、「なろう」の時から読んでるけど、「なろう」の時と小説版と微妙に違うので楽しんで読める。違いを見つけるのが好きなので。さてそろそろクライマックスか、と思いきやまだ続くのかしら。早く結末が知りたいから終わってほしいよ...続きを読むうな、でもまだ続きが読みたいので終わって欲しくない・・・。主人公も好きだけど、モフモフのラフちゃんが好きだぁ!
勇者として召喚された尚文が、裏切られ傷づきながらも苦難を乗り越えていく姿はカッコよかった。
ラフタリアに対する接し方も根底にある優しさが伝わってきて良かった。
Posted by ブクログ 2021年07月10日
Audibleで。
2019年にアニメ化もされたファンタジー作品。(しかも今人気の「鬼滅の刃」と同時期に放送!)
盾の勇者として異世界に召喚された男子大学生が、様々な災難に合いながらも異世界を襲う"波"に立ち向かっていく物語。
尚文はどうなっちゃうんだろう??とハラハラドキドキし...続きを読むながら聴いていました!
矢尾幸子さんのナレーションも本当に素晴らしかったです!
続きも楽しみ!
はっきり言って文章はものすごく下手です。
時系列がめちゃくちゃになる不要な表現も辻褄が合わなくなる場面も言葉遣いのおかしい部分も間違っているところも多い、というより始終そんな文章で書かれています。とつぜん視点がとんだり、表現の稚拙さのために違和感のあるキャラクター描写も多数存在します。しかもそ...続きを読むれが一巻だけではなく二巻、三巻、四巻……と、巻数を重ねても改善されません。
それを我慢して根気強く読めるなら、お話はおもしろいです。
ただ、タイトルの通り主人公がどん底から成り上がる話しなので、なんでこんなに?と、主人公が些か理不尽過ぎる境遇にあるのが苦手な方は読み進めるのが厳しいかもしれません。
勇者は、すごい怪物を倒すとばかり想像していましたが、なんだか人間関係に恵まれない不遇な環境での活躍が、今後の展開がどうなるのか、気になります。
他のレビュー通り
文章が下手ですが、内容は嫌いじゃないですね。
一番気になるのは句読点が多すぎることかな。
微妙なのはレベルの概念かな。
せっかく盾の成長があるのにレベルの概念が邪魔してるような・・・