【感想・ネタバレ】ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月23日

ノンフィクションなのに小説を読んでるように細やかな心情が伝わってくる。自分にも同じくらいの子供がいるので、子供の気持ちを思うと苦しくなる。そしてそれ以上に親の状況▪葛藤に自分を重ねてしまう。

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Posted by ブクログ 2023年02月06日

以前から『生まれか育ちか』『血か情か』といったテーマには興味があったが、自分自身が子どもを授かったことで改めて向き合ってみたいと思い、読んでみた。厳密に言うと『そして父になる』を見返そうかと思っていたところ、この本の存在を知って思わず購入したもの。

このタイミングでこの本と出会えて本当によかった。...続きを読む
と強く思うほどに感銘を受けた。

実話であることに驚くほどの展開ですぐに読み切ってしまったが、とにかく智子さんの子どもを想う気持ちに圧倒されるし、親を冷静に見る子ども側の意見からは感じることが多かった。
親の教育の一貫性と教養、さらには親が自分自身をコントロールして、子どもから尊敬に値する人間で居ることこそが何より大事なのだと感じた。

ここに出てくる両家はあまりにも対照的だと感じるが、自分自身も親の言うことの矛盾は敏感に察知していたことを思い出した。
親も人間である以上、完璧で居ることは難しいが、それでもこうしたことは常に心に留めて、子どもの幸せを願える親でありたいと思う。

エピローグでそれぞれが今を力強く生きる姿には勇気をもらいました。
過去は変えられないから、起きたことを踏まえてどうあるべきか、きちんと考えて、真摯に向き合っていける人間でありたい。

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Posted by ブクログ 2020年12月24日

映画 『そして父になる』が参考にしたという、赤ちゃん取り違え事件を17年追ったノンフィクション。作者は『心にナイフをしのばせて』 『密貿易の女王ナツコ』など面白い本を沢山書いてる奥野修司さん。

映画がかなり面白かったので読んでみたのだが、そしたら映画の10倍くらいこっちの方が面白かった。映画は子供...続きを読むを交換して上手くいかず、元に戻すのかどうなのか・・・というところで終わっていたが、この本では子供が30歳になるまでを書いているので、様々なドラマがある。

取り違えられた二人の女の子の葛藤はもちろん、その二組の親のなれ初めから浮気、酒浸りでネグレクトな母親、そんな嫁の姉とくっついちゃう夫など、取り違えがなくても十二分に問題あるだろうってところがやはりノンフィクション。

片方のお母さんが誠実な人格者で、それによって取り違えられた2人の女の子がどちらも救われたような展開。ホントにいいお母さんです。娘に「お母さんみたいな子育てして温かい家庭を作りたい」って言われるって、至福じゃないでしょうか。

人生について色々大切な事を教えてくれる、素晴らしい本でした。

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購入済み

考えさせられます

2017年09月23日

「そして父になる」の映画が良かったので、原作が気になり購入しました。持って生まれた性格はあるにせよ、育った環境がその人の人格にも人生にも大きく影響するんですね。産みの親と育ての親、とても難しい問題だと思います。なかなか考えさせられます。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年12月09日

もっと早く読めたんだけど読み終わってしまうのが惜しくって
城間家は複雑すぎ夏子も照光も親より♂♀が強かっったのかな…
美津子ちゃんも真知子ちゃんも親から離れてからの人生のほうがずーと長いからこれからやでーこれからやー
まだまだ色々あるからー

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Posted by ブクログ 2014年12月19日

テーマが重くて読んでて辛かったが、間違いなく珠玉のノンフィクション。
赤ちゃん取り違えから6年経っての交換、分かれる明暗、それぞれの家族模様、、、
残酷な運命を受け入れそれぞれに必死に生きようとしたり、はたまた運命に耐え切れず自堕落になっていく関係者達の姿に読んでて釘付けになった。
終章で2人の成長...続きを読むした姿が見られて少しは救われた気分。
普通に親に育てられ、自分も普通に子育てできることは幸せなんだと気づかされる。

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Posted by ブクログ 2014年05月26日

映画の原案にもなったノンフィクション。
取り違えられた子供とその家族の苦悩が描かれる。
最も心を通わせるはずの親と子がそれを断たれ、再生しようともがく姿は切ない。
ノンフィクションを読んで泣きそうになったのは、これが初めて。

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Posted by ブクログ 2014年05月12日

「そして父になる」の原作本として紹介されていたので読み始めたが、設定・結末ともに全然違うものとして描かれている。「取り違え」の根深さを知る1冊。

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Posted by ブクログ 2014年01月05日

沖縄県で発生した赤ちゃんの取り違えて事件をはじめとする17年(文庫本用の新章を含めると24年)にも渡って追いつづけた著者によるルポルタージュ。

奥野さんの本は以前に『心にナイフをしのばせて』で衝撃を受けていたのだけど、こちらも本当に衝撃的。こんな困難な状況であっても、前を向いて子供と向き合い、立派...続きを読むに育て上げた両親の愛情に心を打たれる。

読んで良かったと心から思える一冊。

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Posted by ブクログ 2013年12月22日

 いわゆる「取り違え」の家族にインタビューをした作品。
 自分の育てた子は、血縁的には他人の子どもだった。では、どうするのだ?

 読み進めてみると、最初予想のしていた展開とは全く異なる。たぶん、これを読むだれもが想像する「取り違えの物語」ではない。
 これは、家族の話であり、一人の人間がどう生きる...続きを読むかという戦いの物語でもある。

 読んでいてぞわぞわした。
 いや、もう、すごいものを読んだ。
 生まれは選べないけど、どう生きていくかは選べるのだな、と感じた。

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Posted by ブクログ 2013年11月21日

「そして父になる」観賞後に読みました。重夫と智子の子、美津子。照光と夏子の子、初子(後に真知子)。取り違えという悲劇にあってから後の15年以上を取材した奥野氏による渾身のドキュメンタリー。実話であるだけに、映画以上に重苦しく、読み進めるのが苦しいほど。美津子と真知子、それぞれが成人し、自立していく頃...続きを読むになってようやく、気持ちが晴れていく。それぞれがこの事件を消化したかのように見えた終盤。書き下ろしの新章こそがとても印象に残った。実の子である美津子に懐かれることのなかった、実の父、照光。彼が奥野氏に送った手紙で美津子への執着をのぞかせる。この章こそが、「そして父になる」の原案であり、父であるが故に最も胸に迫る章でした。

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Posted by ブクログ 2013年11月11日

沖縄の2家族に起きた1971年(昭和46年)に生まれた赤ちゃん取り違え事件。25年の取材に及ぶドキュメンタリー。
読み進めるペースが遅いのは、噛みしめたいからあもるけれど、かなりの衝撃を受けました。

女の子2人の取り違え。
幼少期、思春期、そして30歳。

家族の関係だけではなく、夫婦の関係につい...続きを読むてなど。
娘を持つお父さんは、娘との関係をどのように築いていたらいいのか。
様々な思いを巡らせるのではないでしょうか。
ステップファミリーへの理解は、これからの時代において必要と感じます。

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Posted by ブクログ 2013年10月21日

40年前の沖縄での嬰児取り違え事件をその後25年に渡って追いかけたノンフィクション。自分は親でもあるのでこの本を取り違えられた親子両方の視点で読んだ。血の濃さはは情を超えるけども、情の濃さは血の繋がりすらも凌駕する。一見パラドックスのようだけども、結局どこまで親が愛情を注いだかの一点に尽きるのだなと...続きを読むいうのが大まかな感想。両家の両親の姿があまりにも対称的なために、どちらの子も片方の母親を慕うといったくっきりとした実験結果のような結論になったのが皮肉だなと思う。実際自分の子が取り違えられていたら、と想像するとその葛藤は想像するに余る。久々に素晴らしいノンフィクションを読んだ。取材者の姿勢に脱帽。

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Posted by ブクログ 2013年10月10日

これは実際に沖縄県で起きた赤ちゃん取り違え事件の家族の話。

赤ちゃんが取り違えていたことが発覚して、その赤ちゃんたちが成人するまでを見守り続けた著者の記録でもある。
この事件は、子どもが6歳になるまで発覚しなかった上、その後子どもたちを交換してからも、様々な出来事が子どもや両親たちに巻き起こる。
...続きを読む事件が発覚してからそれぞれの両親は交換するべきか迷い、その後交換してからも自問自答を繰り返す日々。事実だからこそ、この家族の葛藤、苦悩、そして、嘆き苦しむ姿に、胸がつまりそうになる。
血のつながりのない子を6年間育ててきたことは、母親にとっては、かけがえのないものであり、育ての子、産んだ子のどちらも大切にしたいという気持ちが切々と伝わってくる。ただ、それは両方の母親ではなく、片方の母親だけだったことが、その後の家族、子どもたちとの関係に大きくかかわってくることが分かる。

複雑な家庭になりながらも、二人の少女がたくましく生きていく姿に救われる気持ちと、その少女たちをまさしく全身全霊で支え続けた家族の姿に感動させれた。

家族の愛情とは、血のつながりとは何なのかと深く考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2020年03月17日

昭和40年代に起きた事件のノンフィクション作品。前半は取り違え発覚後から交換、裁判の行方がメイン。中盤は取り違えの起きる構造的な背景・状況の開示。後半は交換後の当事者心理状況を明らかにしていく。血か情か?親とは?子を育てるとは?昔ほどではないにしろ、日本はまだまだ血縁関係を重んじる社会であること、そ...続きを読むれが里親の委託率の低さにも影響しているように思う。正解は出ないだろうが、自分が当事者だったらどうしただろう...。

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Posted by ブクログ 2018年08月16日

これぞノンフィクション言いたくなる作品。いったいどれほどの取材を行ったのか、時間も手間も相当にかけていることは想像に難くない。「ライターの仕事は調べること」と言った人がいたが、自称「ライター志望者」はぜひ本書を読んで、「調べること」とはどういうことかを知るべきだろう。

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Posted by ブクログ 2017年10月04日

なんとも数奇な運命に見舞われた二家族、筆舌に尽くし難い苦労があったことでしょう。正解が無いだけに赤の他人が意見することは憚られますが、病院の対応だけは憤りを覚えます。二度と繰り返されることが無いよう願うばかりです。

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Posted by ブクログ 2014年07月21日

沖縄で起こった乳幼児取り違え事件を題材にしたノンフィックション。
取り違えに気付いた5歳時から、子どもの交換を行った6歳時、成人時、そして大人になった後まで、当事者2名とその両家族を長期間取材したレポートである。子供の取り違えという病院を恨んだところで決してやり直しのきかない慄然とした事実に対し、人...続きを読むがどのように対峙していったのかが描かれている。

本書を読んで感じたことは、家族の形というのは本当に一つ一つ異なっており、「こういうことが起こったらこうなるということは決して言えない」という当たり前のこと。
そして同時に、そうは言っても、「家族や子供にとって絶対に重要なこと、絶対に欠かしてはいけないこと」はやはり存在するということ。

子供が取り違えられてしまった2家族の結末は対照的であった。
一方の家族では、当初は様々な葛藤があったものの戻ってきた子供が徐々に家族に馴染んでいき、最終的には育ての親の元に戻らなくなった。
しかしもう一家族においては、子供は決して本当の親に馴染まず、大人になって家を出たあと沖縄に戻ってきても、育ての親の家にだけ顔を出し、決して本当の親の家を訪れなかった。経済的には両方恵まれているとは言えず大した差はなかった。
何がこんな決定的な差を生んだのか。

一言でいえば、親としての愛、そして責任であろう。
子供に捨てられた両親も「自分たちは確かにあの子を心底愛している。」と言うだろう。
でも彼らは「愛は責任を伴って初めて一人前のモノになる。」ということを知らなかったのかもしれない。

この本に一番読むべきなのは、私と同じく幼い子供を持つ親であろう。
どんな学校に行かせてやるべきか、どんな習い事を習わせるべきか、等を考える前に、自分が自分の子供に対して「全責任を持って」接しているかを考える良い機会になると思う。

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Posted by ブクログ 2020年07月27日

取り違えというのは、本当に難しい問題だ。◆沖縄医師会が、圧力をかけていたのか…◆◆情と血、どちらがどうというのは結論は出ないな。

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Posted by ブクログ 2014年01月11日

「そして父になる」の元本。沖縄で昭和50年代に起きた「赤ちゃん取り違え事件」を追ったノンフィクション。沖縄のある二つの家族に降りかかった運命。看護婦の手違いで2人の女の子は生物学的に親子ではない両親の元で6年間育てられた。結局2組の両親は6年間愛情を注いだ娘同士を交換する。その後、数十年に渡る2つ家...続きを読む族の苦悩の日々は想像するに難くない。血の繋がりか親子の情や絆なのか、この家族と取り違えられた女の子の半生を追体験することで、深く考えたい作品。

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Posted by ブクログ 2013年11月20日

昭和46年の沖縄で実際に起こった赤ちゃん取り違え事件、小学校入学前6才時の血液検査で発覚してから17年後まで追ったルポ。
絶対に子供を手放さないと思っても、実の子がいると言われれば一目会ってみたいと思う親心。育ててきた子と似ている相手家族に会い、自分たちに似ているのに他人を家族と慕う実子を見て、親た...続きを読むちの気持ちは揺れます。そして、いつもとは違う何かを感じ情緒不安になる子供たち。
子供への愛情はあれど子育ての考え方や優先順位の違い、子供同士のライバル意識、と何年たっても解決することができない家族関係は、読んでいて悲しくなりました。
そもそも正解のない事件に巻き込まれ苦しむ家族に付き添い、長く取材を続けた筆者は、よほど信頼されていたのだな、と。
物語のように簡単には解決できないですよね。

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Posted by ブクログ 2013年10月27日

色々考えさせられた。
夏子さんに個人的には同情する
駄目な人とは思うけど
物悲しくなる
哀れだ。

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Posted by ブクログ 2013年10月09日

「そして父になる」の映画を見た後だったので、読んでみました。
少し…かなり重い。現実はたやすくない。

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Posted by ブクログ 2013年10月05日

子ども取り違えの本。
取り違えられた子は今40代。そんなに昔のことじゃないということが怖い。

だいじに、だいじに育てよう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年09月30日

「そして父になった」の福山さんの映画の原作の原作と聞いている。
本当に沖縄で起きた赤ちゃん取り違え事件を取材したノンフィクション。
6歳になった少女二人とその家族は、病院の取り違えから大きく揺らいでいく。ごく普通の家族に起きた事件は、全員に、これからの生き方と、家族のありかたをつきつける。途中読んで...続きを読むいてつらいことが多かったが、乗り越えていく人間の強さ、弱さに引き付けられた。特に智子さんというお母さんの娘たちへの思い、それを受け止めて成長した美津子さんには本当に感動させられた。柳田さんもあとがきで書いているが、程よい距離で、冷静に書かれた内容に、最後にはすがすがしさが残って良かった。

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Posted by ブクログ 2020年04月28日

やはり、産みの親も育ての親も、正しく愛情をもって育てなくてはいけない。そうすればいつからでも、母親、になれる。

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Posted by ブクログ 2013年11月09日

ドラマを見て興味を持ち、購入。映画「そして父になる」の参考図書でもある本書。実在の家族からは、映画に対して「内容が違う」という趣旨の物言いがついたというワイドショー的な好奇心もあって、読み始めた。


内容は、赤ちゃん取り違え事件を記者の立場から書いたノンフィクション作品。

取材を重ね、年齢を経て...続きを読む取り違えられた家族の姿を描いている。

ドラマでは、それぞれの家族が抱える苦しみやせつない心情が伝わってきたが、この本では記者がたんたんと事実を書き記していく。

小説的な展開や登場人物の心情に深く入り込むことを望む方にとっては、少し物足りないかもしれない。

けれど、客観的な視点で描かれているがゆえに、この事件の悲しさが伝わってくる部分もあるかと思う。

なにより、ドラマで描かれていない、より詳細な事実と、せつない現実にやりきれない気持ちになる。

読んでいくうちに「もし、取り違えられなかったら、この家族たちの人生は違っていたのだろうか」という疑問は、きっと多くの人が感じるだろう。

「子を育てる親の愛」「血のつながり」など、家族という深いテーマについて考えさせられた一冊。

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Posted by ブクログ 2013年10月28日

沖縄で実際に起こった赤ちゃん取り違え事件。
今話題の映画「そして父になる」の参考書籍だそうです。

取り違えが発覚したのが、子供が6歳の時です。
うちの娘がちょうど今6歳なんですが、どうしても自分ならどうか?と考えてしまいました。

子育てにおける6年ってすごく長いですよね。
しかも0歳~6歳って、...続きを読むすごく大変で、子供はすごく可愛い時期。
それを急に「その子はあなたの産んだ子じゃないですよ。あなたの
産んだ子はこっちですよ。」って見ず知らずの子に会わされたら・・・

そんなの「交換なんてできるわけない!」って私は思いますが、それも今育てている子が自分の産んだ子だって確信があるのでそう思うだけかもしれないし。

実際、本書に出てくる伊佐・城間2家族の両親は最初は「交換なんてできない」と思っていましたが、実際自分達の実の子を見た時に「血の繋がり」を強烈に感じています。まず単純に顔が似ているという事。やっぱりそれは衝撃でしょうね。

結局子供たちは交換され、実の親の元に帰るのですが、もう子供たちの気持ちを考えると胸が締め付けられました。
もちろん親の葛藤にも・・・
特に美津子が痛々しくて見ていられない気分でした。

そして読み進むにつれて、この2家族の特殊な事情も浮き彫りになってきました。特に城間家は色々ありすぎて、これは取り違え事件の中でも特殊な事例だったのでは?と思いました。

6歳まで城間家で育ち、伊佐家の実の子であった真知子はそれなりに段々馴染んでいきます。

6歳まで伊佐家で育ち、城間家の実の子であった美津子は全く城間家に馴染もうとせず、隙あらば(次第に隙なんてなくても)伊佐家に戻って来ています。

「血」か「情」か?なんて書かれ方をしていますが、結局は親の愛情ではないかなと、本書を読んで思いました。
結局どちらの子供も伊佐家の方へ行ってしまうのですから。

そして親の愛情以外にも、「ある程度の経済力」・「親の教養」。
これはものすごく大事だと改めて気付きました。
総合して子育てにおいて「家庭環境」と言うものは非常に大事だなと思いました。
「血」とか「情」とかじゃない大事な物が確かにあるんだと思います。

今回、この2家族には、片方には健全な家庭環境があり、もう一方にはなかった。それが事態をより複雑にさせた気がします。

文庫化の際には、美津子・真知子が30歳になった近況も綴られています。これを読むと、少しは救われる思いがしましたが、それにしても根の深い問題で、本当に答えも解決策も何もない。
ただ当事者達は乗り越えて前に進むしかないんだなと思います。

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Posted by ブクログ 2013年10月27日

そして父になる、の原案的なノンフィクションですが…一方の家族に、取り違え以前の重大な家族の問題があって、取り違えどころではなくなったのは私だけ…?ご本人たちが出版を許可したのが謎。

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Posted by ブクログ 2013年10月17日

ドラマを見ました。映画とは異なり子どもは娘。生活水準学力水準が低下する家への交換はつらい。映画はかなりソフトに描いていたんだな。「血か情か、正解なんてあるわけがない」と親が言っていた。そう思う。

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Posted by ブクログ 2013年12月15日

S46沖縄の女児取り違え、6歳で交換、その後17年24歳までのドキュメンタリー。

生まれて6年間を育てる重み。沖縄の血縁優先社会。嫁にでる女の子。育て方の違い。家風の違い。夫婦の事情。

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