【感想・ネタバレ】鎮魂歌 不夜城IIのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年03月31日

不夜城シリーズⅡも凄かった。前作の一人称一視点の主人公だった劉健一は背後に回り、殺し屋秋生と元刑事滝沢の三人称二視点が節ごとに交替する構成。表だってぶつかるのが、上海の流氓、北京の流氓、日本のやくざ、そして秋生、滝沢なので物語がより複雑。初読の時にはちゃんと摑めていなかった模様。きちんとノートを取っ...続きを読むて読み進めると、面白い面白い。それにしても背後に回ったせいで、余計に劉健一の悪魔性、楊偉民の魔神性が怖い。そして、今回も哀切な純愛の物語であった。さあ、三作目読むぞ!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月29日

前作主人公が復讐を遂げる話を駒の視点から描く物語。相変わらず全員救いがないし暴力描写はさらに濃くなっている。
道化として最後まで踊らされ続けた滝沢の視点から陰謀のカラクリが見えてくるのがとてもGOOD。ミステリーというか膨大な人数を口八丁で動かして狙い通りの絵を描く凄さを体感できる。

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購入済み

苦い読み終わり

2021年04月20日

物語の進むスピード感に息を詰まらせながら一気に読んでしまった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月01日

「10ページに一度脳漿が飛び散り、主要人物にゲイ含有率が異常に高く、ラストシーンまでにほとんど全ての登場人物がお亡くなりになる」でお馴染み、馳作品の最高傑作。

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Posted by ブクログ 2011年09月04日

推理小説大賞はだてではない。次から次へと展開が早く進み大変面白い。中国人マフィアとやくざ及び元刑事を手玉にとり自分の描いたシナリオ通りにストーリーを進める。ハードボイルドかつ推理小説か。この作家はよくこんな作品がかけるな。感心。完結作品も是非読もう!

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Posted by ブクログ 2011年03月26日

誰も救われない。主人公に都合のいい展開にならないのがいい。皆ただそこで生きようと足掻いているだけ。滝沢→秋生に萌えた。

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Posted by ブクログ 2010年02月07日

不夜城シリーズ三部作での最高傑作!
ふつうシリーズものって1が結局一番面白いって思うんだけど、これは違ったなー。
ぐじゃぐじゃのどろどろで、わけわかんなくなってしまいそうなどす黒さ。
空洞と悲しみと憎しみと、まぜまぜになって真っ黒な新宿。
すばらしかったです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

名作・不夜城の続編。
前作を遥かに凌ぐ極悪なストーリー。
個人的には、馳作品の中でも屈指の完成度だとおもた。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

不夜城の続編。本作では前作の主人公である健一は主演ではなく助演といった役どころである。しかし話はやはり健一を中心に回る。歌舞伎町の暗部を描いた第二作目。

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Posted by ブクログ 2024年03月31日

エグい。
新宿こえー(フィクションだけど)

今回は、健一が中心じゃない。
殺し屋と元警官の2人が主人公。
それぞれの視点を行ったり、来たり。

歌舞伎町 上海系のボスの情夫がキーなんだが、まあ彼女に振り回される。一作目と同じような展開。ただ、この2人、考えて動いてるつもりだけど…あれなんだよね、、...続きを読む
下っ端のつらみ。
なんかツイフーいまいち奮ってないけど、最後まで目まぐるしく変わる状況と緊迫感、やっぱりたまらんね。

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Posted by ブクログ 2019年03月12日

前作以上にノワールな作品。特に中盤まではただひたすら悪辣で悪行、悪夢のような展開。終盤、全ての謎につながる物事がはまりはじめると、ミステリーとしての味わいが楽しめます。そこまでの辛抱かも。

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Posted by ブクログ 2018年01月02日

主人公2人仕立ては前作より凝ってて中々良かったけども、蓋開けて見ると殺戮の嵐で派手さは前作以上。そして核心となるのはBL。みんな死ぬほど身勝手なんだけど、そこそこ切なかった。前作の主人公がクソ野郎すぎて痛快だった。

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Posted by ブクログ 2015年06月18日

襞に突き刺して気持ちいい。
あれから健一は強くなった。
やたらとちんこばかり攻撃するのは反則。

ああ、だから鎮魂歌なのよね。

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Posted by ブクログ 2014年10月05日

面白かった。
今回の主人公は秋夫と滝沢だと思うのだが、2人とも最後には死んでしまう。
やん爺と健一の2人が狂言回しみたいな立ち位置か。
話にどこまでも裏があって面白い。

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Posted by ブクログ 2013年01月14日

中国マフィアの抗争から2年経過した、新宿歌舞伎町が舞台。

謎のイケメン殺し屋“秋生”と元刑事の変態“滝沢”が、それぞれの人生の歯車をギィーギィーきしませながら、話しは進んでいく。

北京と上海、劉健一と楊偉民、それぞれの思惑と裏切りと愛憎が複雑に絡まりあいながら、究極のラストに突き進む迫力...続きを読むに圧倒された。

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Posted by ブクログ 2011年09月24日

前作を上回るエログロに吐き気がするが、そこがたまらない。ミステリ、アクション風味が増強され、前作より楽しめる。

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Posted by ブクログ 2011年07月28日

描写はドライに、物語はスピーディーに進化した不夜城第二幕。秋生と滝沢、2人のアウトローが破滅への道を疾走する。

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Posted by ブクログ 2011年03月29日

読み終わって何か残るか、と聞かれたら、
何も残らない、としかいえない。

前作、『不夜城』の二年後。
とはいえ、『不夜城』を読んだのは何年も前なので
内容なんてまったくもって覚えてない。

舞台は前作と同じく歌舞伎町の中国マフィア社会。
当然のことながら未知の世界だけれど、
細かい描写とテンポのよさ...続きを読むで、まるで映像を見ている感覚。

別世界のようで、自分のすぐ隣にある世界のようで
現実離れしているようで、妙にリアル。

裏切りだらけの毎日。
自分の味方は自分だけ。
殺伐とした社会。
生と死の重さと軽さ。

裏社会といわれる場所のほうが
生を意識する場面は多いのかもしれない。

読み終わって残るもの、それは喪失感と虚無感。
静けさが広がる。

すでに内容が記憶からこぼれ落ちてる。

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Posted by ブクログ 2011年02月17日

劉健一の変貌に驚きます。ろくでもない人間達が血まみれで足掻くのを横でほくそ笑みながら見る男。そして暗転という言葉にふさわしいラスト。面白いですがしんどかった;…というか今回ホモ多いな…;

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Posted by ブクログ 2010年08月08日

 ヒロインの一人「家麗」の悪女っぷり、その末期に惚れる。なので秋生にとても感情移入。
 暴力と欺瞞、愛情と見栄とプライドが激しく展開する。そしてそれら全てをコントロールした者が生き延びる、無味乾燥な生でも。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ハイ≧▽≦☆出ました!ろくでなしのパラダイスシリーズ第2章。

変態オンパレード!人でなしオンパレードの
ノンストップ犯罪話(゚Д゚)

不夜城のその後なだけに、そのまんまクソッたれの巣窟。でもなんかドンドン読んでしまう。
最低の話なのに面白い。登場人物も多くて、中国人も多くて訳わかんないの...続きを読むに面白い。

ナンなんでしょうこの人の作品は?

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Posted by ブクログ 2022年01月14日

あらすじ
中国人マフィア同士の大抗争から2年が経過した。歌舞伎町の裏社会は香港マフィアの襲撃の痛手から立ち直った崔虎を中心にした北京マフィアと、トップ二人を同時に失いながらもNo.3の朱宏を中心にまとまった上海マフィアが縄張りを分け合う危ういバランスを保っていた。そんな中、崔虎のもっとも信頼する部下...続きを読むである「四大天王」の一人、張 道明が兇手(殺し屋)の襲撃を受け部下もろとも殺害される。北京マフィアのボスである崔虎は張のアジトは「四大天王」以外には知りえないとして、裏切り者の洗い出しと下手人の捜索を元悪徳警官で現在は崔虎の使い走りをしている滝沢に命じた。滝沢はジャーナリストの遠沢に張り込みと盗聴を依頼する一方、警官時代にも尻尾をつかませなかった劉 健一から情報を得ようとする。一方で張を殺害した郭 秋生は、通常なら仕事を終えた後はすぐに帰国するところを朱宏の愛人である楽 家麗のボディーガードに充てられたことで、雇い主の楊 偉民の真意を訝しみ始める。 暗殺以外の権謀術数に疎い秋生もまた、情報を得るために劉 健一のもとを訪れるが。

感想 ノワール作家ここにありって感じ。

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Posted by ブクログ 2021年10月25日



歌舞伎町を震撼させたチャイニーズマフィアの銃撃事件から二年。
北京、上海、台湾、福建、均衡が取れていた思われた歌舞伎町だったが、北京の大幹部が射殺され、再び街が震撼する。
人が次々に死んでゆく。
時代設定は天安門事件よりやや後の歌舞伎町。
前作に続き、ノワール感は素晴らしい。
そして、最後もひた...続きを読むすらに暗い。が、そこはかとない哀愁と、静かな寂寥感が微かに煙る。

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Posted by ブクログ 2017年06月23日

不夜城よりグロい&救いがない感じで辛い。
美男子、秋生に心奪われます。
キーワードはホモ。

まだ続編があるらしいのには驚き
読みたいです

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年02月04日

でてくる人物はどういつもこいつも自分勝手なのは変わらず。ただ、人間味が薄れたような。やはり続編ものは落ちるかなー。

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Posted by ブクログ 2011年10月16日

刺激はやや足りず。
二人の局面でストーリーが展開されるのは見ごたえがあった。すこし話を二転三転複雑にしすぎた感はあり。

興味本意で歌舞伎町に行ってみたくなる作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月14日

誰も彼も悪人。
私、この輪に入ったら一番に死ぬ自信がある。

ただなにに惹かれるのか。
ふとしたときにまた読みたくなったりする。

なんでだろ。

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Posted by ブクログ 2016年09月29日

歌舞伎町の黒社会を二分する北京系大物が惨殺された。新宿に再び不穏な空気が立ち篭め、裏切りと陰謀が渦巻く中、男たちは生き残りをかけた戦いを仕掛け始める。
驚異のデビュー作「不夜城」の2年後を綴る待望の第2弾。


第51回日本推理作家協会賞長篇部門

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

不夜城の映画を見たのはどのくらい前だったか思い出せないが内容は何となく覚えていた 続きの話なのだが、映像よりも文章の方が激しい事が分かった 誰も幸せにはならない物語 ハードボイルドなのだけれど呼んだ後とても寂しい気持ちになった

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

あれ?続編出しちゃったの?といやな予感がありましたが、読んでみると割りとオモシロかったから良かった。ちょこちょこと登場する健一がアクセントになっている。

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